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FC選びの成功法則(3)FC選びの3つの要諦
「失敗しないFC加盟」について、参入目的を明確にし、自社の経営資源を把握した上で加盟検討しましょう、とお伝えしてきました。
すべての事業においてそうでしょうが、目的・目標と、現実のギャップを埋めることが、目的達成への一番の近道です。それには「どうなりたいか」「現実は何が足りないか」を把握することから始めることが得策です。
すると「わが社は建設会社で、毎月の安定的なキャッシュフローが欲しい。それには店舗をやりたいが、ノウハウも、人材も全くいないため、フランチャイズ加盟したい。新規事業の店舗事業は、3年で年商5億、営業利益で5,000万円くらいの事業に育てたい。それには、年商8000万円クラスの店舗を6〜7店舗出店していきたい。自分は、居酒屋が好きなので、愛着もある。どうせやるなら好きな事業に取り組みたい・・」というような答えがでてきます。
さて、ここまできたら次は具体的な「業態、FC選び」に入っていきます。今回は、その合理的な方法をお伝えします。弊社が、FCビジネスの初心者の方に対し、ご提案するFC検討方法は次のとおりです。
記事提供:
フランチャイズタイムズジャパン
(1)成長分野の業態であること
当たり前ですが、新規事業で成熟もしくは衰退した産業にわざわざ入っていく人はいません。
誰しもが年10%も成長しているような業界への参入を目指しますし、そうすべきです。
成長分野への参入は「上りのエスカレーターにのっかって、経営するようなもの」
ですから、営業努力がそれ以上に成果に反映しやすくなります。
市場をみるときは、日本全体の大きさ、成長率で見るのはもちろんですが、地域密着型の店舗ビジネスの場合「その地域でも、その業態は成長可能性が高いか」を見極める必要があります。
外食市場は飽和した、といっても、その地域にない、新しい業態であるなら、近隣の競合店から顧客獲得していくことで事業成長できるからです。ですから
「マクロな視点」よりも「地域でみるミクロな視点」
のほうを重視して、動向を観察してみましょう。
また、成長分野の業態の場合、上る速度は速くても「鈍化しても成長し続けるか、急降下するか」を見極める必要があります。この判断基準が分かれば誰も苦労しないのですが、「絶対無くならないだろうと思われる業態」「なじみの業態を進化させた業態」などがポイントとしてあげられます。
しかし「早く投資回収して、早く撤退する」という考え方も一つですので、自社の志向性によるところでしょう。
(2)最大リターンを求めるのではなく、最小リスクをとることを優先
不測の事態への対応能力、危機を予測する能力がない状態では「落ちるとわかっていながら落とし穴に落ちる」ようなものです。けっきょくのところ「失敗」とは、これらの能力が備わっていない状態から引き起こされるものと思います。
「失敗を回避する方法」としてもっとも有効なのは、逆説的ですが「十分な経験値を積むこと」なのだと思います。例えば店舗ビジネスが全くない人と、飲食店の経験がありながら、塾に新規参入するような店舗ビジネス経験者では、その結果に大きな開きがあると思われます。また、フランチャイズ経験豊富な人が、アーリーステージのFCに加盟するのと、初めてのフランチャイズ加盟で、アーリーステージのFCに飛び込むのとでも、結果に大きな差がでるでしょう。
店舗ビジネス、フランチャイズビジネスの全くの素人の場合、経験値が無いわけですからとるべきリスクはできるだけ抑えることが懸命です。ここでいうリスクとは「初期投資」のことを指しています。
ビジネスですから、投資というリスクなしに大きなリターンを得ることはできません。逆に小さな投資=リスクなら、小さなリターンしか得られないというのが常ですが、小さなリスクの積み上げと、一発勝負の大きなリスクでは、安定感が違います。
つまり小額投資のFCを少しづつ多店舗展開したほうが得策
、ということです。
そして、十分な経験値とベース売上が出来上がったところで、次のステージとして、大きな投資、アーリーステージFCにチャレンジしていく、というような展開が望ましいと考えます。
(3)FC本部の考え方や、取り組み姿勢をみる
最後は、FC本部の考え方や、取り組み姿勢を十分に確認することをおススメします。
メガフランチャイジーのようなFC熟練者になれば、多少FC本部がもの足りなくても、自分達の力で課題解決することができますが、FC初心者の大半は、FC本部に頼る精神的比重は高くなるでしょう。
その場合、
最大限のサポートをしてもらえる本部かどうか?を見極めることが重要
です。
建前では、立派なことを言う本部でも、いざとなったら逃げ回る・・。そんなこともない話ではありません。お互い自立した事業体ではありますが、こちらが初心者となれば、どうしてもお世話になる部分が多くなってきますし、ロイヤリティという対価を継続的に支払っている以上、誠意あるサポートをするのがFC本部の仕事です。
「なぜFC展開を始めたのか」「FC本部のビジョンは?」「FC本部社長の人柄はどうか」などを十分に見聞きし、FC契約に挑みましょう。
FC契約は、5〜10年といった社長同士の長期的なパートナーシップの契約です。考えてみれば、普通の取引でも5年以上も長く付き合えるビジネスパートナーなんて、そういるものではありません。お金を払って契約関係を結ぶFC契約なら、なおさら
「組む相手」をお互いがしっかりと見定めるべき
なのです。
山口晃二(やまぐち・こうじ)
株式会社フランチャイズタイムズ・ジャパン代表取締役
アメリカ最大手のFC業界誌の日本版を展開。事業意欲ある経営者に対し、最適なFC情報の提供と出店サポートを行なうことで、加速的な事業成長戦略を提案、支援する。
※フランチャイズタイムズ
http://fctimes.jp
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