起業アイデア10選を一挙公開!見つけ方や成功ポイントなども要チェック!

最終更新日:2021年01月15日

事業を成功させるには、収益につながる起業アイデアを考える必要があります。しかし、起業アイデアは簡単に思いつくものではないため、この工程でつまずく人は珍しくありません。

そこで今回は、起業アイデアの見つけ方や成功のポイントをまとめました。具体的な起業アイデアも紹介しているので、ヒントを得たい方はぜひ最後まで読み進めていきましょう。

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目次

そもそも起業とは?

起業アイデアの見つけ方

起業アイデア10選

成功する起業アイデアのポイント

起業アイデアは視野を広げて考えよう

そもそも起業とは?

一般的に起業とは、新規にビジネスを立ち上げることを指します。本業となる新たなビジネスを立ち上げることはもちろん、サラリーマンが副業として事業を始める場合にも、「起業」という言葉が用いられます。

起業と聞くと会社の設立をイメージするかもしれませんが、個人事業主として新たな事業を始めるケースも起業に該当します。ただし、シーンによっては以下のように起業・開業が使い分けられることもあります。

  • 起業…法人として新たな事業を立ち上げること。
  • 開業…個人事業主として新たな事業を立ち上げること。

本記事では割愛しますが、法人と個人事業主にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、起業の際には各ケースに適した起業スタイルを選ぶことが重要です。

起業のメリット・デメリット

次は、起業のメリット・デメリットを見ていきましょう。起業するとさまざまなメリットを実感できますが、その一方で起業にはリスクにつながるデメリットも潜んでいるため、以下のメリット・デメリットはしっかりと見比べることが大切です。

メリット

まずは、起業の主なメリットから紹介していきます。

  • 自由な働き方を実現できる
  • 成功すれば高収入を得られる
  • 定年を迎えても退職をする必要がない
  • さまざまなノウハウやスキルを身につけられる

起業すると、会社や事業の方向性を自分で決められるため、自由な働き方を実現できます。さらに、一般的な働き方では習得できないノウハウやスキルも身につけられるので、「自己実現の手段」として起業を選ぶ方も少なくありません。

また、成功することを前提に考えれば、収入の上限や定年がない点も起業のメリットになります。

デメリット

起業のデメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。

  • 収入が安定しなくなる
  • 経営に失敗すると、多額の借金を抱える恐れがある
  • 心身に大きな負担がかかることも

立ち上げた事業が失敗すると、収入が安定しなくなるどころか、最終的には大きな借金を抱えるリスクがあります。また、常に財務状況や経営方針を意識する必要があるので、人によっては心身の負担が増大する可能性もあるでしょう。

起業までの流れ

起業を成功させるには、事業を立ち上げる流れを理解しておく必要があります。実際の進め方はケースによって多少異なりますが、以下では確実に必要となる3つのステップをまとめました。

1. 目的を明確にする

まずは、事業の方向性や経営方針の根幹となる部分を作るために、「起業の目的」を明確にしていきます。目的を明確にしておくと、何かを達成したときに充実感や達成感を得やすくなるので、事業を長続きさせるためにも目的の設定は重要です。

また、起業アイデアを考えるときや、事業計画の作成時にも目的は意識することになるので、最初の段階で分かりやすい目的を設定しておきましょう。

2. 起業アイデアを考える

目的を設定したら、次はその目的を達成できる「起業アイデア」を考えます。起業アイデアは簡単に思いつくものではないため、世の中のさまざまなビジネスに目を通しながら少しずつイメージを膨らませましょう。

後述しますが、起業アイデアにはさまざまな見つけ方があります。視野を広げると、思わぬタイミングで魅力的なビジネスプランがぱっと思い浮かぶこともあるので、起業アイデアはじっくりと時間をかけて探しましょう。

3. 起業資金を把握する

どのようなビジネスであっても、起業には資金が必要です。仮に資金が足りない場合は、不足分を融資などによって調達する必要があるので、起業資金は細かく把握しなければなりません。

ちなみに、法人を新たに設立すると、設立費用として最低でも約25万円の費用がかかります(※株式会社の場合)。そのほか、実印作成代や印鑑証明の取得費など、会社設立では細々とした費用がいくつか発生するため、起業資金は項目に分けて書き出しておきましょう。

起業アイデアの見つけ方

上記で紹介したなかでも、起業アイデアを考えるステップは特に手間がかかります。そこで以下では、起業アイデアのさまざまな見つけ方をまとめました。

なかなかアイデアが浮かばずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

趣味や特技を深く突き詰める

自分の好きなことをそのままビジネスにできれば、同じ事業に長年取り組んでも飽きずに続けられます。また、得意分野で起業するとスキル面でアドバンテージを築けるため、まずは趣味や特技を突き詰めることから考えてみましょう。

例えば、料理が好きであれば飲食店、ネットサーフィンが好きであればWeb制作のように、一見すると起業と関係がなさそうな趣味・特技であっても、突き詰めると立派なビジネスになることがあります。

自分が「不便だ」と感じていることにフォーカスする

日常生活で生じる「不便だ」「困ったな」などの感情は、起業のヒントになり得ます。これらの悩みを解消できるビジネスを立ち上げれば、思わぬ高収益を得られるかもしれません。

そのため、起業を思い立ったらアンテナを張り、日常生活に潜む不便や不満を探してみましょう。これまで特に不便を感じていなかった方も、毎日を意識して過ごすと何かしらの不便・不満を発見できるはずです。

「他人が抱えている悩み」を考える

家族や友人など、「他人が抱えている悩み」に目を向ける方法も一つの手です。他人が抱えている悩みは、そのまま商品・サービスのニーズにつながる情報なので、アイデアが行き詰まったら積極的に周りの人を頼ってみましょう。

また、その際に「誰から聞いたか?」をデータ化しておけば、将来的に商品・サービスのターゲット層を見極める際にも役立ちます。

成功しているビジネスを真似する

すでに成功しているビジネスを真似する方法も、立派な起業の形です。ただし、単にビジネスモデルを真似するのではなく、そのビジネスが成功した理由はきちんと分析しなくてはなりません。

成功の要因を把握しておかないと、必要な経営資源を過不足なく揃えることが難しくなるので、調査や分析は欠かさないようにしましょう。

既存ビジネスの改善点を考えてみる

既存のビジネスを参考にする場合は、そのビジネスの改善点を考えるとブラッシュアップできる可能性があります。また、最新の技術をとり入れたり、他分野のビジネスと組み合わせたりすれば、これまでにない斬新なビジネスモデルが誕生するかもしれません。

そのため、世の中の商品やサービスに目を通すときには、常に「改善できるポイントはないか?」という視点をもつことが大切です。

フランチャイズに加盟するという選択肢も

起業アイデアがなかなか思いつかない方には、「フランチャイズへの加盟」もおすすめの選択肢。フランチャイズにはすでにビジネスモデルが存在するため、起業アイデアを生み出す必要がありません。

そのほか、一般的な起業よりトータルコストを抑えられる点、必要な知識・スキルを研修で習得できる点などもフランチャイズの魅力です。フランチャイズは起業の手間を大きく省ける選択肢なので、スピーディーな起業を目指している方はぜひ検討してみてください。

起業アイデア10選

自分にぴったりな起業アイデアを見極めるには、実在する起業アイデアに目を通すことも重要です。そこで以下では、低コストや低リスクを実現しやすい起業アイデアを10個まとめました。

すでにビジネスモデルを思いついている方も、何かしらのヒントを得られる可能性があるので、ぜひ最後までチェックしていきましょう。

移動販売

飲食店経営に興味をもっている方には、移動販売形式での起業がおすすめです。起業前から顧客のニーズを明確につかむことは難しいため、店舗を構えるのは事業が軌道に乗ってからでも遅くはありません。

また、キッチンカーなどで頻繁にエリアを変えながら販売すると、高い宣伝効果も期待できます。顧客のニーズをつかみ、かつ認知度をある程度高めてから店舗を構えれば、より軌道に乗った状態で飲食店を始められるでしょう。

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ネット通販

低コストでの起業を目指している方は、インターネットの活用を考えてみましょう。なかでも、オンライン上に店舗を構えるネット通販は、物件取得費や設備費を抑えるビジネスとして人気を集めています。

また、ネット通販ビジネスは受注してから商品を用意することになるので、大量の在庫を抱えるリスクもありません。初期費用や経営リスクを抑えやすいことから、最近ではフランチャイズにもネット通販型の開業プランが多く見られます。

各種スクールビジネス

料理教室やヨガ教室などのスクールビジネスは、スキルとスペースさえあればすぐにでも始められます。レンタルスペースを活用すれば物件を取得する必要がありませんし、小規模なスクールは自宅でも開講できるでしょう。

また、プログラミングなどの知識を教えるスクールであれば、オンライン上でスクールを開講できます。

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結婚相談所

結婚相談所とは、結婚を希望する独身の男女をマッチングさせるサービスのこと。ある程度のコミュニケーション能力は求められるものの、特別な資格やスキルを必要としないビジネスなので、結婚相談所の運営は未経験からでも十分にチャレンジできます。

個人の場合は人脈が必要になりますが、フランチャイズに加盟すれば本部のデータベースを活用できるので、人脈が少ない方でも問題ありません。フランチャイズに加盟すると、ほかにもさまざまな運用面をサポートしてもらえます。

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スマートフォンなどの修理ビジネス

手先が器用な方には、スマートフォンをはじめとした修理ビジネスがおすすめです。修理ビジネスは種類が多く、ほかにも家具や自動車、革製品、パソコンなど、さまざまなタイプのビジネスが存在します。

また、オンライン上で受注したり、自宅の空いたスペースを使って修理したりなど、修理ビジネスは工夫次第で起業コストを大きく抑えられます。ただし、修理するモノによっては高いリペア技術が求められるので、起業する店舗の種類は慎重に検討しましょう。

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家事代行・ハウスクリーニング

普段から自宅で過ごすことが好きな方は、家事代行やハウスクリーニングが適している可能性があります。多少のスキルや機材に関する知識は必要になるものの、家事代行・ハウスクリーニングは誰でも手軽に始められるビジネスです。

テレワークが推進されている日本では、将来的にこれらのサービスの需要が伸びるかもしれません。また、実務で習得したスキルを日常生活に活かせる点も、家事代行・ハウスクリーニングの魅力と言えるでしょう。

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インテリアショップ

テレワークの影響で自宅で過ごすことが増えた現代では、インテリアショップも高い需要につながる可能性があります。インテリアショップと聞くと広い店舗をイメージするかもしれませんが、最近ではオンライン上でインテリアショップを開設する企業も増えてきました。

また、技術やデザインに自信があれば、ハンドメイド家具を販売する方法も考えられます。一口にインテリアショップとは言っても、工夫次第で経営スタイルの幅はぐっと広がるため、興味のある方は柔軟にビジネスプランを考えてみましょう。

オンライン型のコンサルタント

オンライン型のコンサルタントも、インターネットをうまく活用したビジネスです。専門的な知識は必要になるものの、広い物件や設備がなくても起業できるため、オンライン型のコンサルタントは低コスト・低リスクで始められます。

ただし、コンサルタントはジャンルによって需要が大きく変わるので、「何を専門にするか?」は慎重に検討しなければなりません。

アプリ開発などのITビジネス

優れたIT技術をもっている方には、アプリ開発などのITビジネスがおすすめです。現代社会においてITビジネスは多方面から需要があるため、短期間で会社を急成長させた経営者も少なくありません。

また、Web開発やメディア事業、情報通信事業など、幅広いビジネスが存在する点もIT分野の大きな魅力。新たなビジネスが誕生することも十分に考えられるので、ITは将来性が明るい分野と言えるでしょう。

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買取販売ビジネス

シンプルなビジネスを希望している方は、買取販売ビジネスを検討してみましょう。ブランド物や貴金属をはじめ、書籍やインテリア、スマートフォンなど、買取販売にもさまざまな種類のビジネスが存在します。

安くて高品質な製品が求められる現代において、「コストパフォーマンスが高ければ中古でも良い」と考える消費者は少なくありません。ただし、中古品の需要や価値は時代とともに変わるので、買取販売ビジネスでは継続的な情報収集や市場調査が必要になります。

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成功する起業アイデアのポイント

最後に、起業アイデアを成功させる6つのポイントを紹介していきます。いずれのポイントも成功には欠かせない要素なので、起業アイデアやビジネスプランを考える際にはしっかりと意識しておきましょう。

明確な起業目的をもつ

前述の通り、起業において明確な目的を設定することは必須です。「何のために起業するのか?」が明確になっていないと、起業しただけで満足してしまう恐れがあるためです。

起業はビジネスを立ち上げた段階がスタートであり、常に現状を分析しながら、改善を繰り返すことが必要になります。起業の目的を意識しながら都度方向性を修正しなければ、競合がひしめくなかで成功を収めることは到底できません。

起業目的は経営の根幹になる部分なので、起業アイデアを考える前にきちんと設定しておきましょう。

市場・競合調査を徹底する

市場・競合調査を徹底することも、起業を成功させる重要なポイントです。では、具体的にどのような調査を行うのか、以下で一例を紹介していきましょう。

  • 思いついた起業アイデアを実現できるか
  • 商品・サービスにニーズはあるか
  • どのような層がターゲット層になるのか
  • 競合はどれくらい存在するか
  • 競合はどのようなビジネスモデルを構築しているか

上記のほか、店舗を構える場合は周辺環境や地域の世帯数なども調べる必要があります。市場・競合調査を怠ると、せっかく考えたビジネスプランに欠陥やズレが生じるため、調査はきちんと時間をかけて行いましょう。

お金がかからないものを考える

起業のリスクを抑えるには、「低コストのビジネスを選ぶこと」が重要になります。初期投資やランニングコストを減らせば、仮に失敗しても金銭的なダメージを最小限に抑えられるためです。

世の中には、起業で失敗した経験を次に活かし、大成功を収めた経営者が数多く存在します。しかし、一度の失敗で大きなダメージを被ると、そもそも再挑戦する機会を作り出すことができません。

また、初期費用やランニングコストの節約は、経営を安定させることにもつながります。そのため、特に初めての起業では、低コストのビジネスから検討を始めるようにしましょう。

インターネットを活用してみる

前述でも何回か触れたように、インターネットを活用して起業すると、物件取得費や設備費、在庫管理費などを抑えられます。また、ホームページやSNSを利用することで、高い集客効果を実現できる可能性もあるので、どのようなビジネスであってもインターネットは積極的に活用しましょう。

ちなみに、パソコンとインターネットのみで完結するようなビジネスを選べば、場所と時間を選ぶことなく事業に取り組めます。そのため、自由な働き方を目指している方は、「事業に使うツール」にも着目しながら起業アイデアを考えていきましょう。

収益を出せるビジネスモデルを構築する

一見すると優れた起業アイデアに見えても、いざ経営を始めるとうまくいかないケースはよくある失敗例です。実際の経営では想定外のトラブルが多々発生するため、どのような状況下でも期待した成果を出せるように準備しなくてはなりません。

そこで取り組んでおきたいものが、「収益を出せるビジネスモデルの構築」です。製品の作り方や提供方法、仕入ルートなどのビジネスモデルを明確にしておくと、事業に失敗するリスクをぐっと抑えられます。

手間はかかりますが、補助金や融資の申請時にもビジネスモデルは求められるので、事業を始める前には質の高いビジネスモデルを構築しておきましょう。

オリジナルのアイデアにこだわり過ぎない

オリジナルの起業アイデアにこだわりすぎると、かえってアイデアが行き詰まってしまうことも。また、斬新なアイデアは実現性が低いことが多いので、無理にオリジナリティを出す必要はありません。

そのため、起業では既存ビジネスを真似したり、フランチャイズに加盟したりする方法も積極的に考えることが大切です。これらの方法でも、経営方法を工夫すればオリジナリティを出すことは可能なので、オリジナリティにこだわって視野を狭めることは避けましょう。

起業アイデアは視野を広げて考えよう

起業アイデアのヒントはさまざまなところに転がっているため、優れたアイデアを生み出したい方は、普段からしっかりとアンテナを張ることが大切です。ただし、どんなに考えてもアイデアが浮かばないケースは決して珍しくないので、無理をして斬新なアイデアを考える必要はありません。

起業アイデアで悩んでいる方は視野を広げて、既存ビジネスの真似やフランチャイズへの加盟も積極的に検討してみましょう。

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公開日:2021年01月15日