結婚相談所の開業準備が丸分かり!気になる資金や資格、年収も徹底解説

最終更新日:2024年05月02日

連盟や大手に加盟すれば個人でも始めやすい結婚相談所は、他業種と比較して開業のハードルが低く、独立を考えている方に人気のビジネスです。一方で、結婚相談所を開業したいと思っても、何から始めれば良いのか分からない、難しそうで不安と感じている方も多いことでしょう。

そこで今回は、結婚相談所の開業に必要な準備を詳しくご紹介!気になる資金や資格、年収、おすすめの結婚相談所連盟・フランチャイズ募集情報まで、開業前に知っておきたい情報をたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

独立・開業するのにおすすめな結婚相談所の加盟先リストはこちら

目次

結婚相談所の開業は難しい?経営者になる前に知っておきたいメリット・デメリット

結婚相談所の開業に必要な資格・向いている人

結婚相談所の開業に必要な費用

結婚相談所の開業に必要な準備と流れ

結婚相談所は儲かる?儲からない?気になる開業後の月収・年収目安

結婚相談所を開業する前に知っておきたい基礎知識

結婚相談所の経営に欠かせない集客のコツ

結婚相談所開業の成功・失敗のポイント3選

結婚相談所の開業に成功した事例

結婚相談所でおすすめのフランチャイズ3選

結婚相談所の開業で失敗したくないなら、フランチャイズを検討してみよう

結婚相談所の開業は難しい?経営者になる前に知っておきたいメリット・デメリット

結婚相談所の開業は難しい?経営者になる前に知っておきたいメリット・デメリット

結婚相談所の開業・経営は、「ノウハウや経験がないと難しい」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
そこでまずは、結婚相談所の開業の難易度や開業するメリット・デメリット、そして結婚相談所の廃業率と、結婚相談所の経営者になる前に知っておきたい情報をお伝えします。

結婚相談所の開業の難易度

結論から言うと、結婚相談所の開業の難易度は、ほかのビジネスと比較すると低めです。

なぜなら、専門的な知識や資格がなくても、少ない資金でも始められるから。
以下の比較表を見ていただければ、資格が不要な学習塾であっても開業資金が最大で約7倍、飲食店においては資格の取得が必要で開業資金が1,000万円前後かかるなど、結婚相談所の開業の難易度が低めであることがよく分かると思います。

業種 開業の難易度 必須の資格 開業資金の目安
結婚相談所 簡単(未経験者にもおすすめ) なし 約70~170万円
学習塾 中程度 なし 約500万円
飲食店 難しい ・食品衛生責任者
・防火管理者
1,000万円前後

ですが、結婚相談所の経営という点では、市場の動向や顧客ニーズを的確に把握するための情報収集・分析能力が求められます。
また、顧客一人ひとりの希望に合わせた質の高いサービスが提供できるよう、コミュニケーション能力や人間関係の構築力なども身につけておくことも大事です。

結婚相談所を開業するメリット

では具体的に結婚相談所の開業にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
結婚相談所を開業する主なメリットは、以下の3つです。

  • 未経験者でも始められる
  • 低資金で開業・経営できる
  • 客単価が高い

未経験者でも始められる

結婚相談所の開業には特別な資格は不要です。
また、結婚相談所連盟への加盟や大手結婚相談所と代理店契約を結ぶことで集客がしやすくなるので、未経験者でも独立開業がしやすいという特徴があります。

そして、空いた時間を利用して仕事ができるので、副業としても最適です。
開業のハードルが低めなので、副業から始めて軌道に乗ってきたら本業に切り替えるというパターンも多くあります。

フランチャイズの場合、結婚相談所運営のノウハウ提供や開業前の研修を受けることができるため、より安心して開業できるでしょう。

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低資金で開業・経営できる

低資金で開業・経営できることも、結婚相談所を開業するメリットです。

応接用のスペースと顧客管理用のパソコンがあれば始めることができるので、小スペースまたは自宅の一室でも開業できます。飲食業や小売業のように店舗や広いスペース、大規模な設備が必要な業種より、費用を大幅に抑えることが可能です。

また、月々の賃貸料も抑えられるほか、オーナー1人で始める場合は人件費もかかりません。低資金で開業できる上に低コストで運営できるため、利益も残しやすいです。

客単価が高い

結婚相談所の開業メリットとして、客単価が高いことも挙げられます。

各結婚相談所の料金表を見ていただければ分かりますが、入会金、月額利用料、成婚料など1人の利用者が結婚相談所に支払う金額は十数万~数十万円に及びます。

客単価が高くランニングコストが抑えらえるため、利益率も高めという特徴もあります。利用者が少数でも黒字化しやすいというのは、独立開業する上で最大のメリットと言えるでしょう。

結婚相談所を開業するデメリット

結婚相談所の開業にはメリットだけでなくデメリットもあるので、事前にしっかり理解しておくことが大事です。
結婚相談所を開業するデメリットを2つご紹介します。

  • 個人でゼロから始める場合、集客に苦戦することも
  • 連盟・フランチャイズに加盟すると費用が高額になることも

集客に苦戦することも

結婚相談所を開業するデメリットは、集客に苦戦することがあるということです。

個人でゼロから始める場合、会員数の確保・集客の面で躓きやすいという特徴があります。出会いの機会を提供するサービスですから、会員数が確保できないことにはなかなか軌道に乗りません。
また、出会いの質を重視する方は実績や経験がないと利用を躊躇する傾向にあります。資格不要の業種ではありますが、知名度や実績がない状態で始めても順調に会員数を増やすことは難しく、費用や労力をかけて集客施策を打ったとしても思うような効果が得られないことのほうが多いのが現実です。

フランチャイズであれば、大手の本部に加盟することで本部のネームバリューを利用できるので、開業直後でも安定した集客が期待できます。

加盟先によっては出費が高額になることも

連盟・フランチャイズに加盟すると集客がしやすく、未経験者でもはじめやすいというメリットがある一方で、加盟先によっては加盟金や研修費、システム利用料などの出費がかさみ、利益が少ないといった声が聞かれます。

各結婚相談所連盟、各フランチャイズ先、それぞれの特徴を十分に比較してから加入先を選ぶようにしましょう。

結婚相談所の廃業率

結婚相談所は、開業のメリットでもお伝えしたようにニーズが衰えないビジネスである一方、廃業率が年々上昇傾向にあるのも事実としてあります。

帝国データバンクの調査「結婚相談所の倒産・休廃業解散動向」によると、2023年には結婚相談所の倒産件数が11件に達し、年間としては過去最多を記録。さらに、同年には休廃業や解散となった結婚相談所も11件あり、合計で年間22件の結婚相談所が市場から撤退していることが分かりました。

廃業率の上昇は主にマッチングアプリの普及が大きく影響しており、結婚相談所においても他社との差別化が図りにくいことや入会金・登録料・成婚料などで価格競争が発生しやすいことなどが倒産につながった要因だと言われています。

ですが、フランチャイズ比較ネットの調査では、2019年から2023年にかけて結婚相談所の開業に興味を持つ人は約15倍に増加。
一定のデメリットやリスクはあってもビジネスとしてのメリットのほうが大きいと感じる人が多いこと、そして結婚相談所を開業する選択肢として、本部のノウハウや既存のビジネスモデルを活用してよりリスクを抑えられるフランチャイズでの開業を選ぶ方が多いことが伺えます。

参照:「結婚相談所」の倒産・休廃業解散動向 | 帝国データバンク

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結婚相談所の開業に必要な資格・向いている人

結婚相談所の開業には、特別な資格は不要です。
ですが、

  • 仲人士
  • カウンセラー
  • ファイナンシャル・プランナー

などの民間資格もあり、取得することで結婚相談所の強みにすることができます。
資格ではありませんが、第三者同士の結婚を取り持つ仕事なので、礼儀作法やコミュニケーション能力などのスキルも身につけておくと良いでしょう。

また、事業として稼ぐ場合は開業届の提出、法人になる場合は会社を設立すること必要があります。
その際はそれぞれ手続きが必要なので注意してください。

開業届はいつどのタイミングで出せばいい?届出の仕方と必要書類とは
副業でも開業届は必要?会社員の提出メリットとデメリットを紹介

結婚相談所は特別な資格が不要で誰でも開業しやすいことが分かりましたが、具体的にはどのような人に向いているのか、その特徴もあわせてご紹介します。

これらの特徴に加えて、結婚相談所などでの婚活経験がある方であると説得力が格段に増すので、婚活アドバイザーとして開業する場合の大きなアドバンテージになるでしょう。

結婚相談所の開業に必要な費用

結婚相談所の開業に必要な費用

次に結婚相談所の開業に必要な費用を、開業資金(初期費用)と運営資金に分けて紹介します。
開業資金の調達方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚相談所の開業に必要な開業資金(初期費用)

結婚相談所の開業に必要な初期費用は、約170万円です。
この費用は、10坪ほどの結婚相談所と仮定した金額で、あくまで目安の一つとして参考にしてください。

<初期費用の目安>

項目 金額
物件取得費 100万円
広告宣伝費 50万円
備品・消耗品費 20万円
合計 170万円

主な費用は、物件取得費や広告宣伝費、備品・消耗品費で、店舗の立地や規模などによって変動します。

結婚相談所は応接用のスペースがあれば開業でき、大がかりな設備投資も不要なので、店舗を構える場合でも開業時にまとまった費用が必要なのは物件取得費くらいです。自宅の一室やオンラインで始めることもでき、その場合はさらに費用を抑えることができます。

また、結婚相談所の存在を知って利用してもらえるよう、開業前にはホームページ制作やチラシ配布、Web広告配信などにかかる広告宣伝費も必要です。その他、顧客管理などを行うパソコン、テーブル、イス、入会案内、カウンセリングシートなどの備品・消耗品費もかかります。

結婚相談所をフランチャイズで開業する場合には、上記以外に加盟金や研修費、月会費など本部への支払いが発生します。なかには、所有する支店を無料で利用できる本部もあり、個人での開業より開業資金を抑えられるケースもあります。

結婚相談所の運営資金

結婚相談所の開業に必要な運営資金は、1ヵ月あたり約40万円です。
オーナー1人経営(専業)で、売上が月間120万円ほどの店舗と仮定し、各項目を計算しています。

<運営資金の目安>

項目 金額
賃貸料 12万円
水道光熱費 2.4万円
通信費 3.6万円
広告宣伝費 24万円
合計 42万円

主な費用は、賃貸料、水道光熱費、通信費、広告宣伝費などで、結婚相談所の規模や集客の状況などによって大きく変わります。

自宅で開業する場合は不要ですが、店舗を構える場合には1ヵ月あたり売上の10%程度の賃貸料が発生します。その他の店舗関連費用として、水道光熱費が売上の2%、通信費が売上の2~3%程度かかります。

開業後も継続的に集客を得るには、販促活動にも力を入れる必要があります。利用する媒体や頻度にもよりますが、1ヵ月あたり売上の10~20%の広告宣伝費がかかると考えておきましょう。

初期費用と同様に、個人とフランチャイズの開業では必要な運営資金が異なり、フランチャイズの場合は別途ロイヤリティやシステム利用料の支払いが発生します。ロイヤリティ0円の本部も多く見受けられるため、運営資金も抑えやすいと言えるでしょう。

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助成金・補助金などの活用も◎!結婚相談所の開業資金の調達方法

結婚相談所の開業は、専用の店舗や設備導入などが必要な飲食業と比べると低資金で開業できますが、とは言えどのように資金調達をすれば良いのか不安な方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、借入で開業資金の調達を検討してみてください。

主な借入先として、

  • 民間銀行
  • 日本政策金融公庫
  • 自治体の助成金・補助金

が挙げられます。

民間銀行の場合、高額な融資を受けられるケースもありますが、過去の実績や担保がない場合は審査を通ることが難しいため、個人で一から開業する場合は利用しづらいでしょう。

一方、日本政策金融公庫の場合、新規事業の立ち上げ時に利用できる新創業融資制度に関しては、創業資金総額の10分の1以上の自己資金があれば融資を受けられる可能性があるので、特にハードルが低めだと言えます。

また、自治体の助成金・補助金も利用しやすい借入先です。
商工会議所の「小規模事業者持続化補助金」は、販路開拓や生産性向上の取り組みを支援する制度。Webサイトの制作・運用費や広告費などの経費などが補助の対象となっているので、結婚相談所を開業するための資金に大いに活用できます。

ただし、助成金・補助金に関しては支給されるまでに時間がかかる場合もあるため注意が必要です。

結婚相談所の開業に必要な準備と流れ

結婚相談所の開業に必要な準備と流れ

結婚相談所を開業するには、計画的な準備が大事です。
そこでここからは、結婚相談所の開業に必要な準備を、以下の流れに沿って解説します。

1.結婚相談所の開業方法を決める
2.結婚相談所の開業場所を決める
3.結婚相談所連盟に加入する
4.開業する結婚相談所の事業計画を立てる
5.結婚相談所での集客方法を考え、体制を整える
6.結婚相談所の開業に必要な手続き・届出を完了させる

1.結婚相談所の開業方法を決める

結婚相談所を開業するには、まずは開業方法を決めることから始めます。

結婚相談所を開業する方法は主に下記の2種類。

  • 個人事業主として開業する
  • 法人として開業する

結婚相談所を初めて開業する場合や「副業」として始める場合には、個人事業主が選ばれることがほとんどです。
個人事業主の場合は、管轄の税務署に開業届を提出するだけで開業できるので、少ない負担で始めることができます。

結婚相談所を法人として開業する場合は、社会的な信用の面や節税面でのメリットがある一方で法人設立にはより多くの手続きとコストがかかるので、まずは個人事業主として開業してビジネスが軌道に乗ったら法人化するという流れが理想です。

個人事業主と法人の違いって?メリット、デメリットを紹介

2.結婚相談所の開業場所を決める

結婚相談所の開業場所は、

  • 自宅を事務所として使用する
  • 事務所を借りる

の2つが主な選択肢です。

自宅を使用する場合、専用の物件を借りる必要がないので初期費用を抑えることができます。また、通勤も不要になるのでその分時間を有効に活用することが可能です。

事務所を借りる場合は事務所内でカウンセリングや契約、お見合いなどが完結できる反面、敷金や礼金をはじめ、毎月の賃料や水道光熱費などのコストがかかります。

結婚相談所の開業はパソコンさえあれば始められる気軽さが大きなメリットでもあるので、まずは自宅で開業してレンタルスペースやカフェを活用しながらサービスを提供し、規模が大きくなって従業員を雇うようになったら事務所を借りることを検討するのも良いでしょう。

フランチャイズの場合、本部が所有する支店を無料で利用できるところもあるので、可能な限り費用を抑えたいという方におすすめです。

3.結婚相談所連盟に加入する

結婚相談所連盟に加入することは必須ではありませんが、加入することで得られるメリットのほうが大きいのでおすすめです。

結婚相談所連盟に加入することで、連盟が所有している会員データベースにアクセスすることができるので、開業直後でも多くの紹介が可能になります。

加入せずに開業すると紹介できるのが自社会員のみになってしまうので、ある程度会員が集められていなければマッチングを希望されても紹介できないという状況にもなりかねません。
自社会員数が数十人であっても、結婚相談所連盟に加入していることで何万人もの会員から紹介することができるようになるので、加入していたほうが断然有利です。

また、結婚相談所連盟は開業・経営に関する研修やサポートを提供しているところもあるので、初めての独立や未経験者にとっても安心でしょう。

結婚相談所連盟と言っても複数あるので、加入する際は加盟費用や条件、会員数などを事前に確認し、自身の理想とするビジネスモデルと連盟の提供するサービスなどが一致しているかを検討することが大事です。

4.開業する結婚相談所の事業計画を立てる

事業計画を立てる際は、まず自身が開業する結婚相談所のビジネスモデルを明確にします。

市場を分析して、提供するサービスの内容や料金などを詳細に記載することが大事です。
また、事業計画には予想収益や必要経費、資金調達の計画も含めて作成しましょう。

助成金や補助金、融資制度を利用する際に事業計画書の提出が求められるので、開業資金の調達で検討されている場合には制度ごとの要件にそって作成する必要があります。

5.結婚相談所での集客方法を考え、体制を整える

開業する結婚相談所の事業計画立てまで終わったら、集客方法を考えて体制を整えましょう。

集客方法としては、結婚相談所のホームページやSNSの作成、Web広告の配信、チラシの作成、婚活イベントの開催などが挙げられます。

実施する集客施策が多いほどより多くの会員を集められる可能性も高まりますが、大事なのは効果的な集客施策が打てるかどうかです。
そのためにも、ターゲットを具体的に設定し、そのターゲットに適した集客方法を見極める必要があります。

フランチャイズであれば集客方法がすでに確立されており、効果の高い集客ノウハウやツールを提供してもらえるので、集客面での準備の負担も減らすことが可能です。

6.結婚相談所の開業に必要な手続き・届出を完了させる

結婚相談所を個人事業主として開業する場合には、開業する地域を管轄する税務署への開業届の提出が必要です。
未提出でも罰則があるわけではありませんが、基本的に開業から1ヶ月以内に提出する決まりになっています。

また、法人の場合は管轄の法務局への法人登記の申請が必要です。
ゆくゆくは法人として結婚相談所を経営したいとお考えの方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

法人登記ってどうやってやるの!?初めての方に向けて詳しく説明!

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結婚相談所は儲かる?儲からない?気になる開業後の月収・年収目安

結婚相談所は儲かる?儲からない?気になる開業後の月収・年収目安

結婚相談所を開業するにあたって、果たして儲かるビジネスなのか気になりますよね。こちらでは、結婚相談所の収入について解説しましょう。

結婚相談所の主な収入源(売上)は以下の通りで、立地や規模のほかに会員数や会員の活動状況などが大きく影響します。

項目 内容
入会費用 入会金や活動初期費用など、入会のために必要な費用
月会費 システム利用料やカウンセリング料など、毎月の活動に伴う費用
お見合い料 お見合いする際の費用
成婚料 結婚が決まった際に成功報酬として発生する費用
パーティー・セミナー参加料 パーティーやセミナーへの参加に必要な費用
ブライダル関連費 結婚式場などブライダル関連事業者への紹介手数料

日本最大級の会員数を誇る結婚相談所フランチャイズ『IBJ』を例に挙げると、個人・本業で活動会員数が50人の場合の月収は約115万円、年収の目安は約1,380万円。法人・専業で活動会員数100人の場合は月収が約240万円、年収で言うと約2,880万円が目安となっています。

また、全国に展開する大手の結婚相談所フランチャイズ『Nozze(ノッツェ.)加盟店』の場合、年収2,380万円を達成した実績もあります(月収目安は約198万円)。

新規の会員を獲得するだけでなく会員を成婚に導くことで、より多くの収入が期待できるビジネスです。

結婚相談所を副業でおこなった場合の年収

では、副業として結婚相談所を開業・経営した場合はどのくらいの年収が得られるのでしょうか。

先ほどもご紹介した『IBJ』を例に挙げると、個人・副業で活動会員数が20人の場合の月収は約50万円、年収で計算すると約600万円が目安です。
また、創業35年以上の優良結婚相談所が多く加盟する『TMS 全国結婚相談事業者連盟』では、副業で会員数20人の場合の月収は約45万円、年収は約540万円が目安となっています。

週2日程度の稼働で月45~50万円、年間540~600万円も稼げるので、空いている時間に効率的に稼ぎたい方にとって非常にメリットの大きいビジネスだと言えるでしょう。

結婚相談所を開業する前に知っておきたい基礎知識

結婚相談所を開業する前に知っておきたい基礎知識

ここからは、結婚相談所を開業する事前知識として、結婚相談所のサービス内容や結婚相談所の料金相場について解説します。

結婚相談所のサービス内容

結婚相談所の主なサービス内容は、会員を成婚に導くための婚活サービスを提供することです。
副業型や専業型、法人型などの開業スタイルやオーナーの役割などにもよりますが、具体的には

  • 会員の紹介
  • お見合いのセッティング
  • 交際・プロポーズ・成婚のフォロー
  • 顧客管理
  • 売上管理
  • 集客

などの業務が発生します。

人気上昇の副業「婚活アドバイザー」とは?仕事内容や年収、始め方などを紹介!

結婚相談所の料金相場

結婚相談所の料金相場は、以下の通りです。

項目 料金相場
入会費用 3~40万円
月会費 0.5~2万円
お見合い料 0.5~1万円
成婚料 0~30万円
パーティー・セミナー参加料 0.5~1万円
ブライダル関連費 0円~

成婚料が0円のところもあれば30万円のところもあるなど、結婚相談所を運営する企業や規模、地域、サービス内容などによって異なります。

結婚相談所を開業するにあたり、料金設定はビジネスの成功に直結する重要な要素です。安すぎても高すぎても良くありません。
料金はコストや顧客価値、競合他社との競争などを考慮して設定していく必要がありますが、フランチャイズに加盟すれば本部の価格やアドバイスを参考に決めていけるので安心でしょう。

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結婚相談所の経営に欠かせない集客のコツ

結婚相談所の経営に欠かせない集客のコツ

結婚相談所を経営する上で「集客」は欠かせないものですが、開業するデメリットでもお伝えしたように、苦戦する方も少なくありません。
そこでこちらでは、集客のコツをご紹介します。

  • WebサイトやSNSを積極的に活用する
  • ほかの結婚相談所にはない強みをアピールする
  • 利用者の口コミや紹介を活用する

WebサイトやSNSを積極的に活用する

現代のマーケティングではオンラインの影響力がとても大きいので、結婚相談所の経営でも積極的に活用しましょう。

結婚相談所のWebサイトは潜在顧客にとっての最初の接点となるため、信頼感を与えるデザインが理想的です。SEO(検索エンジン最適化)対策を行い、潜在顧客が検索するキーワードで上位に表示されるようにすることも大事だと言えます。

また、SNSを活用してターゲットとなる顧客層にアプローチし、定期的な投稿で来店を促すことも集客効果が高いです。InstagramやFacebook、X(旧Twitter)での投稿を通じて、サービスの魅力や成功事例をシェアすることも大事でしょう。

ほかの結婚相談所にはない強みをアピールする

市場には多くの結婚相談所が存在しますが、自身のビジネスを際立たせて集客につなげるためには、競合と差別化してアピールすることが不可欠です。

結婚相談所の市場は現状、基本的なサービス内容では競合他社との差別化が図りにくく価格競争が起きやすくなっているので、特に注意して取り組むべきだと言えます。

たとえば、高収入専門職向けの高級結婚相談所や同じ趣味を持つ人々を対象としたマッチングサービスなど、特定のニーズを持つ顧客層をターゲットにした独自のサービスを開発することが考えられるでしょう。

利用者の口コミや紹介を活用する

口コミは新規顧客を獲得する上で強力なツールで、結婚相談所の集客においても有効です。

特に満足した顧客からのポジティブなフィードバックやおすすめは、新たな顧客の信頼を築くために役立ちます。実際にサービスを利用して幸せな結婚を実現した人々のストーリーをWebやSNSで共有することで、潜在顧客の関心を引き、信頼を構築することが可能です。

また、紹介プログラムを設けて既存の顧客に新規顧客を紹介してもらうことで、効率良く会員を増やすという方法もあります。

少ない負担で効果的に集客したいなら、サポートが受けられるフランチャイズがおすすめ

ご紹介した集客のコツを実践することで結婚相談所の経営の安定が期待できますが、個人で開業するとなるとできることに限界があるのが現実です。
フランチャイズで結婚相談所を開業すれば、以下のような理由で少ない負担かつ効果的に集客ができます。

  • 本部の知名度を活かした集客が可能
  • 本部の実績に基づく効果的な集客が可能
  • 集客ノウハウやツールの提供、アドバイスなどの支援を受けられる

フランチャイズは既に認知されている名前を使用できるので、個人で一から始めるより新規顧客の獲得が容易になります。広告やプロモーションを実施しても知名度の高いブランドであればあるほど注目を引きやすく、信頼を築く上での時間と労力を大幅に削減可能です。

また、フランチャイズ本部は結婚相談所の運営経験から得られる豊富なデータと実績に基づいた集客ノウハウを持っています。どのマーケティング活動が最も効果的か、どのターゲット市場が最も反応が良いかといった具体的な情報を提供してくれるので、集客に自信がない方でも安心です。

そして、本部からの集客サポートが受けられるのも結婚相談所の開業にフランチャイズをおすすめする理由の一つ。効果的な広告キャンペーンの作成、WebサイトやSNSの最適化、さらにはイベントの企画や実施に至るまで、具体的な集客ノウハウとツールを提供してもらえるほか、市場の変動や競争状況に応じたアドバイスも受けることができます。

結婚相談所を副業として始める場合にも運営する際にも、これらの本部サポートによって限られた時間のなかで最大の効果を発揮することができるでしょう。

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結婚相談所開業の成功・失敗のポイント3選

結婚相談所開業の成功・失敗のポイント3選

結婚相談所の開業における、成功・失敗のポイントを3つご紹介します。

1.開業・運営資金をできるだけ抑える

結婚相談所を成功させるためには、開業・運営資金をできるだけ抑えることがポイントです。

特に個人事業主として結婚相談所を開業する場合、最初からあまり費用をかけるのは得策ではありません。開業直後に多くの問い合わせや入会が発生するわけではないので、最も費用が抑えられる自宅の一室で始めるのがおすすめです。自宅に他人を入れることに抵抗があるという場合には、近隣のホテルやラウンジ、喫茶店を活用することもできます。

また、赤字を出してしまうと結婚相談所の経営を続けていくことができなくなるので、毎月の経費も抑えていく必要があります。

まずは開業・運営資金を抑えることに注力し、スキルを磨いてサービスの質を上げていきましょう。良い物件を借りたり、大々的に広告を打ったりするのは、高品質のサービスを提供できるようになって経営が安定してからでも遅くはありません。

2.効果的な集客

効果的な集客も、結婚相談所を成功させるために重要なポイントです。

Web集客やチラシ・情報誌への掲載、紹介・口コミなど結婚相談所の集客方法はさまざまですが、広告に費用をかけたからといって集客効果が得られるわけではありません。

結婚相談所の規模によっては、収支がマイナスになってしまうケースも。

サービス内容に見合った予算を設定し、効果を発揮できる媒体選びを心がけましょう。広告に頼り過ぎずに、会員の紹介や口コミで集客できるようになると、広告費用を抑えた集客が実現できます。

3.連盟やフランチャイズへの加盟も検討する

連盟やフランチャイズへの加盟を検討することも、結婚相談所を成功させるための一つの手段です。

連盟は、全国各地の結婚相談所を束ねている組織で、開業支援や結婚カウンセラー・仲人の活動サポートを行っています。結婚相談所運営のノウハウを提供してもらえるため、初めて独立する方でもしっかり活躍できます。
フランチャイズの場合も、本部のサポートを受けながら開業・運営できるので、個人で一から始めるより安心です。

また、連盟に関しては加盟している相談所の会員情報も蓄積・共有しており、フランチャイズの場合も大手の結婚相談所を選ぶことで本部が所有する会員情報を利用できるため、会員数が少ない結婚相談所でも多くの会員を紹介することが可能になります。

ただし、連盟・フランチャイズへの加盟には個人ではかからない、加盟金やシステム利用料などが発生するので注意が必要です。

ですが今回はおすすめの結婚相談所フランチャイズをピックアップしたので、フランチャイズでの開業を検討したい方は下記から資料請求してみてください。

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結婚相談所の開業に成功した事例

結婚相談所での独立・開業を決断する前には、実際に挑戦した方の事例を参考にしてみるのもおすすめです。今回は、結婚相談所をフランチャイズで開業して成功した方の事例をご紹介します。

「やりがい」と「収入」の両立で心豊かになれるお仕事です!

結婚相談所フランチャイズ事例1

結婚相談所の運営に興味を持ったのは、自分の経験がきっかけです。28歳で結婚するも、夫婦の人生ビジョンのずれによって38歳で離婚を選択。その後、40歳で再婚をして娘が生まれ、家族との幸せな日々の中で、「結婚で大切なのは互いの価値観をすり合わせること」というのを実感しました。

最初は、結婚相談所大手への転職を考えていましたが、詳しく話を聞くと、社員の仕事は「受付」や「面談」など細かく分業されていて、最初から最後まで結婚のお手伝いをすることはできません。それなら自分自身でビジネスをやろうと考え、会社の理解を得て、副業で開業することにしました。

結婚相談所は時間のコントロールができ、時間を費やした分、成果に繋がるお仕事だと思います。収入面においては、運営方針により個人差があると思いますが、3年目には本業の年収を大きく超えることができました。

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自分自身も笑顔になれる仕事です!

結婚相談所フランチャイズ事例2

もともとサラリーマンだったのですが、20年以上勤めてみていずれ定年のない仕事に就きたいと考えるようになりました。これは私がシングルマザーであることが大きかったと思います。

独立・開業を検討する中で、未経験でも参入しやすいフランチャイズを考えていました。

「在庫を持たない」「景気や国の制度に左右されない」「無くならない」「笑顔に触れることができる」という条件と、私の中に漠然とあった人に寄り添う「誕生」「結婚」「死」というテーマに沿って絞り込み、結婚相談所の開業を決めました。

事業説明会・開業初期研修をはじめ、経験豊富な先輩カウンセラーもいらっしゃったので安心でした。業界未経験の私でしたが、このようなサポートと一つひとつ丁寧に教えていただいたおかげで、5年目を迎えることができました。

人生の大きな節目である「結婚」のサポートができる結婚カウンセラーという職業に、大変魅力を感じています。ありがとうの笑顔と共に報酬を得ることができ、自分自身も笑顔になれる仕事だと思います。

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結婚相談所でおすすめのフランチャイズ3選

結婚相談所でおすすめのフランチャイズを3つ紹介します。
フランチャイズと言ってもたくさんあるので、どのフランチャイズで開業しようか迷ってしまう方はぜひ下記フランチャイズから選んでみてください。

結婚相談所フランチャイズ 1.IBJ

『IBJ』は、国内最大の約8.7万人以上の会員数を誇る結婚相談所フランチャイズです。

業務に関わる全てが網羅されている「お見合いセッティングシステム」を採用しており、お相手紹介からお見合い調整・交際管理までを一元管理できます。

無店舗で1人から、副業でも始められるうえに、ロイヤリティが0円。低資金開業でリスクが低く、粗利率90%以上の高利益が実現可能です。

結婚相談所フランチャイズ 2.Nozze加盟店

『Nozze 加盟店』は、創立30年の実績を持つ結婚相談所フランチャイズです。

最大の強みは、入会接客やお見合いのセッティングなどが全国のサロンでできること。サロン利用は無料で低コストで開業・運営でき、個人や副業での開業もしやすいです。

開業前には、ベテランの婚活カウンセラーによる初期研修を受けることが可能。システムの操作方法も詳しく学べるため、パソコンに不安のある方でも安心です。顧客対応やシステムの使い方など開業後のサポートも充実しています。

結婚相談所フランチャイズ 3.TMS 全国結婚相談事業者連盟

『TMS 全国結婚相談事業者連盟』は、近年業界内で成長著しい連盟として注目されている結婚相談所フランチャイズです。

業界トップクラスの集客力と運営システムを強みとしており、本部と全国の先輩オーナーのサポート体制が万全。事業継続率93%の実績を誇っています。

低価格なコスト体系で初期費用の負担がすくないため、副業としても始めやすいです。開業後も、相談所間の交流や無料のオンライン研修など継続的にサポートを受けることができます。

TMS 全国結婚相談事業者連盟の資料をもらう

結婚相談所の開業で失敗したくないなら、フランチャイズを検討してみよう

結婚相談所は失敗のリスクを抑えて開業でき、副業としても最適なビジネスですが、集客に挫折する方が多いのでフランチャイズでの開業がおすすめです。

フランチャイズでは確立されたビジネスモデルとブランドの知名度・信頼性を利用できるため、初心者でも比較的リスクが低く、かつ効率的に事業を開始できます。さらに、本部からの継続的なサポートによって経営をより安定させやすくなるでしょう。

結婚相談所の経営の難しさや失敗が不安な場合はぜひ、今回ご紹介したフランチャイズへの加盟を検討してみてください。

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公開日:2022年07月19日

よくある質問

Q 結婚相談所の開業に失敗しないために気をつけることは? 回答を見る
Q 婚活アドバイザーを自身でやる場合はどんなスキルが必要ですか。 回答を見る
Q 結婚相談所を開業するメリットは? 回答を見る
Q 結婚相談所を開業・起業するにはいくら必要? 回答を見る
Q 結婚相談所の開業・起業は難しい? 回答を見る
Q 結婚相談所の開業は個人と法人どちらがいい? 回答を見る
Q 結婚相談所は副業で始めてもいい? 回答を見る
Q 結婚相談所を開業するには連盟への加盟は必須? 回答を見る