コメダ珈琲のフランチャイズ情報を徹底紹介!社員として働きながら開業を目指せます
最終更新日:2020年05月15日
名古屋を中心に全国各地に店舗を展開している老舗の喫茶店「珈琲所 コメダ珈琲店」。
コンビニコーヒーの定着やファストフード店でのコーヒー再復活、ペットボトルコーヒーの誕生など、競争の激しさが衰えることがないコーヒー市場の中で成長し続けている喫茶店です。
くつろぎ・おいしさ・サービス・コーヒーへの徹底したこだわりによって、これまでに多くの人々を魅了してきました。
喫茶店で独立開業したいと考えている方の中には、半世紀以上の経営実績とネームバリューのあるコメダ珈琲でのフランチャイズ開業を検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、コメダ珈琲のフランチャイズについて、本部の特徴や加盟条件、開業に必要な費用、資格や許可など、開業までの道のりが具体的にイメージできるようになる情報をお届けします。
目次
「コメダ珈琲」ってどんなフランチャイズなの?
コメダ珈琲がこれまで成長し続けられた理由として、「ターゲット戦略」や「商品戦略」など、コメダ珈琲独自の戦略が挙げられます。
コメダ珈琲は、今後も人口の増加が予想される高齢者を中心に、主婦やファミリー層など「時間消費を大切にする層」をターゲットとしています。
ターゲットを獲得しやすい郊外の住宅エリアで広い駐車場を備えた店舗を展開する立地戦略によって、店舗のスペースコストを抑えながら商圏を広く取ることに成功しました。
また、時間消費に不可欠な新聞・雑誌を店内にたくさん設置し、コーヒーの焙煎抽出は工場で行い、店内では加熱のみにすることで厨房を可能な限り狭くするなどして、よりくつろぎやすい広い店舗づくりを行っています。
そんなコメダ珈琲のフランチャイズには、オーナーの負担を減らして成功に導く仕組みがあります。
【幅広い年代が訪れる長期安定ビジネス】
くつろぎを提供することにこだわっているコメダ珈琲は、子どもから年配、1人からファミリーまで、男女問わず幅広い客層に支持されているのが特徴的です。
日常生活に溶け込むことによって、景気に左右されない長期安定ビジネスを確立しています。
【店舗の利益を守る定額ロイヤリティ制度】
コメダ珈琲のフランチャイズは、1席あたり月額1,500円という、席数に応じた定額のロイヤリティ制度を採用しています。
売り上げが増加してもロイヤリティの金額は変わらないので、努力した分だけ利益を上げることが可能です。
この仕組みによって、5~7年程で初期投資を回収したというオーナーもいます。
【適切なシフト管理ができる分散したピークタイム】
ランチとディナータイムに来客が集中する他の飲食店と違い、コメダ珈琲は一日を通して一定の来客がある点も特徴の一つです。
ピークタイムが分散しているので、人員配置や労働時間が想定しやすく、適切なシフトを組むことができます。
【徹底して効率化されたシンプルなオペレーション】
コメダ珈琲のオペレーションはとてもシンプルです。
工場で抽出するコーヒーを中心としたメニューのため調理も簡単で、メニューの改廃も少ないです。また、同一食材を複数のメニューに利用することによって、食材ロスの発生を抑えています。
食材は365日本部から供給されるので、在庫管理も適正に行えます。
【独立支援制度】
コメダ珈琲のフランチャイズには、社員として働きながら店舗運営や経営のノウハウを身につけてから開業することができる「独立支援制度」があります。
開業直前まで、給料をもらいながらしっかり経験を積み、自信をつけることが可能です。
資格取得や物件選定、工事など、あらゆる場面で本部のサポートを受けながら開業準備ができるので、飲食業や経営未経験者でも安心して独立を目指せます。
さらに、資金調達のサポートや加盟条件の一部免除(加盟金3,000,000円、研修費用500,000円)といった、資金面でのサポートも充実しています。
【開業前後の徹底した本部サポート】
コメダ珈琲のフランチャイズは、徹底してオーナーを支えるサポート体制が整っています。
開業前には、以下のような研修が約3ヵ月にわたって実施され、運営・経営のノウハウだけでなく自信までしっかり身につけることが可能です。
・センター研修(コメダ珈琲店についての基礎知識や行動指針、業務の基本を覚える)
・店舗研修(実際に営業している店舗で、フロア・ドリンク・スナックについての実地研修)
・マネジメント研修(発注・在庫管理、シフト作成・管理、クレームの処理方法、計数管理などを覚える)
また、開業後も本部スーパーバイザーによるフォローや食材の安定供給、システム化によるバックアップなど、安心して経営に専念できるサポートが充実しています。
このように他のカフェにはない戦略や制度、サポートなどで差別化を図ることによって、全国に835店舗展開するほどまでに成長しています。(2019年2月末時点)
コメダ珈琲のフランチャイズで開業するには
では、コメダ珈琲のフランチャイズで開業するには、どのような条件や費用が発生するのでしょうか。
加盟条件や開業資金を詳しく紹介します。
【加盟条件】
「くつろぐ、いちばんいいところ」を提供するというコメダ珈琲のチェーン理念に共感・賛同できること。
【開業資金】
■加盟金
3,000,000円
■加盟保証金(連帯保証人の人数)
3,000,000円(2名以上)、6,000,000円(1名)、9,000,000円(0名)
■研修費用:500,000円
■店舗施工指導料(デザイン監修、施工管理などのコンサル料)
独立店3,500,000円、ビルイン2,000,000円
■設計料
独立店1,300,000円、居抜き・ビルイン800,000円
■POSシステム初期設定費用
27,000円
上記の他に、建築工事費や内装工事費、専用看板の賃貸料、食器備品などがかかりますが、独立店の場合は11,327,000円~、居抜き・ビルインの場合は9,327,000円~でフランチャイズ開業できます。
中には、開業資金の調達に不安を感じてしまう方もいるかと思います。
ですが、コメダ珈琲には建物・内外装・設計など初期費用の大半を占める建築・内装工事費を本部が一時的に負担したり、厨房・イス・テーブルなどはリース契約を活用したりすることでフランチャイズ加盟希望者の初期投資負担を軽減する「建築支援制度」があるので、少しでも不安な方は制度の利用を検討してみると良いでしょう。
そして、開業資金の中で特に忘れてしまいがちなのが運転資金です。
家賃や人件費、材料費、水道光熱費など、店舗を経営していくための費用がそれにあたりますが、コメダ珈琲でフランチャイズ開業する場合には、以下の費用も毎月必要になります。
■ロイヤリティ
1,500円/1席
■付属契約に基づく費用
POSシステム利用料:62,800円
※その他、店内BGMの受信料や店内清掃費などが発生する。
一般的には、店舗の売り上げとは別に、開業後6ヵ月くらいの運転資金があれば良いと言われているので、毎月発生する費用をしっかり把握して必要な運転資金を算出しておきましょう。
開業までの道のり
最後に、コメダ珈琲店をフランチャイズ開業するまでの道のりを説明します。
開業までのスケジュールは、以下の通りです。
【1】フランチャイズ加盟に関する問い合わせ
【2】加盟相談
【3】加盟申込
【4】審査
【5】合意
【6】物件探し・立地調査
【7】事務計画の作成
【8】加盟契約
【9】設計打合せ
【10】研修(約3ヵ月)
【11】工事
【12】オープン
フランチャイズに加盟する前には、どのプランで開業するかを選ぶ必要があります。
コメダ珈琲は場所や土地に合わせた店舗形態を採用しており、
・独立型店舗
・ビルイン型店舗
・複合型店舗
の3つの開業プランから選択することができます。
コメダ珈琲店主流の独立型店舗の場合は規模が大きく事業性が高い、ビルイン型店舗の場合は独立型より投資額とリターンの両方が比較的抑えられる、ショッピングセンター内に出店する複合型の場合は商業施設の集客力を活用することが可能です。
このようにそれぞれに特徴やメリットがあり、プランによって開業資金などの金額も異なるので、より自分に合ったプランを選ぶように心がけましょう。
また、コメダ珈琲店をフランチャイズ開業するには、以下のような資格や許可を取得しておく必要があります。
【食品衛生責任者】
カフェを経営する上で、各店舗に1人は取得しておかなければいけない資格です。
開業場所の都道府県にある食品衛生協会で実施されている講習会を受講することで取得できます。
6時間の講習を1回受ければ良いので、1日で食品衛生責任者の資格取得が可能です。また、受講料は各都道府県や地域によって異なり、主要都市であれば3,200~12,000円かかります。
すでに栄養士や調理師、製菓衛生士などの資格を持っている場合や、他の都道府県で食品衛生責任者の資格を取得済みの場合は、講習会の受講は不要です。
【防火管理者】
30人以上収容できるカフェを開業する場合に必要な資格です。
日本防火・防災協会が実施している講習を受講することで取得できます。
「甲種防火管理新規講習」と「乙種防火管理講習」の2種類あり、甲種は2日で約10時間、乙種は1日約5時間の講習を受けます。受講料はそれぞれ7,500円、6,500円です。
【飲食店営業許可】
カフェなどの飲食店を開業するために必要な許可で、コメダ珈琲店を開業する地域の保健所で取得します。
保健所によって異なりますが、16,000~20,000円くらいの手数料がかかります。
工事が完了したタイミングで保健所の担当者に検査してもらうという流れが一般的ですが、すぐに来てもらえなかったり、営業許可証の交付までに時間がかかったりすることもあるので、営業を開始する2週間前くらいには手続きをしていると安心です。
まとめ
「将来自分のお店を落ちたい」という方にとって、飲食業の中でも喫茶店は人気が高いですが、実は「3年続くお店は半数」と言われるくらい厳しいビジネスでもあります。
コメダ珈琲のフランチャイズなら、景気に左右されない長期安定型のビジネスであることに加え、全国区のネームバリューを持っているので、開業直後でも安定した収入が見込めます。
また、定額制のロイヤリティや分散型のピークタイム、シンプルなオペレーション、独立支援制度、徹底した本部サポートなど、オーナーの負担軽減を一番に考慮したフランチャイズシステムなので安心して開業できるでしょう。
中でも独立支援制度は、社員として収入を得ながら、さらには本部のサポートを受けながら独立を目指すことができる魅力的な制度です。
特に、飲食業や経営が未経験という方は、コメダ珈琲のフランチャイズ開業を成功させるためにも、制度の利用を検討してみると良いでしょう。
今後も成長の勢いが止まらないコメダ珈琲のフランチャイズで、成功を掴んでみませんか?
このFC本部の詳しい情報
公開日:2019年08月19日
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予算 | 501~1,000万円 |
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