フランチャイジーとフランチャイザーの違いは?

最終更新日:2019年10月21日

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フランチャイズというビジネス方法がありますが、その仕組みを活用し、ビジネスを行う個人または法人のことを、フランチャイジーと呼びます。起業・独立をして経営をするためには、フランチャイズの仕組みやメリット、デメリット、フランチャイズとして成功するポイントなどについて知っておきましょう。

目次

フランチャイズを成り立たせるフランチャイジーとフランチャイザーとは?

 フランチャイズとは
 
 フランチャイジーとは
 
 メガフランチャイジーとは
 
 フランチャイザーとは

フランチャイジーとフランチャイザーの関係性

 フランチャイジーとフランチャイザーは対等な関係である

 成功するフランチャイズの鉄則

フランチャイズ経営を行うメリット・デメリット

 フランチャイジーのメリット・デメリット

 フランチャイザーのメリット・デメリット

フランチャイズと代理店の違い

 フランチャイズの特徴

 代理店の特徴

まとめ

フランチャイズを成り立たせるフランチャイジーとフランチャイザーとは?

同一のマークやイメージ、商品、サービス、運営方法といった形式で営業するフランチャイズは、レストランや掃除用具のレンタル、コンビニエンスストアなど全国においても非常に多いです。

ここでは、フランチャイズの説明をするにあたって必要な以下の項目を解説していきます。

・フランチャイズとは
・フランチャイジーとは
・メガフランチャイジーとは
・フランチャイザーとは
・フランチャイズと代理店の違い

ひとつずつ説明していきます。

フランチャイズとは

フランチャイズは、フランチャイザーとフランチャイジーの関係によって成り立ちます。
簡単に言うと、事業者であるフランチャイザーが定められた条件のもと、ほかの事業者であるフランチャイジーに営業の権利を与え、ロイヤリティを受け取るという仕組みです。
フランチャイジーに与えられる権利は主に以下のようなものがあります。

・フランチャイザーの商標
・サービスマークや名称
・フランチャイザーが開発した商品
・サービス・経営ノウハウ
・アドバイスやサポート

フランチャイジーはそれらの権利を得て営業をする代わりに、フランチャイザーへロイヤリティを支払うのです。

フランチャイジーとは

フランチャイジーとはフランチャイズの形態における加盟店のことです。
権利の提供元であるフランチャイザーの指定条件を満たせば、加盟店になれます。

先ほど説明したように、フランチャイジーはフランチャイザーにロイヤリティを支払います。 フランチャイザーの持つサービスや商品・運営ノウハウなどを利用して営業ができるので、フランチャイザーの知名度をそのまま利用した経営ができるのです。
言い換えれば、フランチャイジーは資金の投入を条件に時間をかけず比較的安定した運営を実現し収益を得ることができるとも言えます。
また、フランチャイジーの中でも「メガフランチャイジー」と呼ばれるフランチャイジーもあります。

メガフランチャイジーとは

加盟店であるフランチャイジーの中でも多くの店舗を持つ企業があります。
そのような多数店舗の運営をする企業をメガフランチャイジーと呼んでいるのです。
メガフランチャイジーと呼ばれる一般的な規模は「フランチャイズへの加盟が30店舗以上、もしくはフランチャイズ売上額20億円以上」です。
ただし、明確な定義はなく、上記の条件を両方とも満たした場合と言われることもあります。

また、国内には100を超えるメガフランチャイジーが存在しており、なかには株式を公開しているメガフランチャイジーも10社以上存在。
つまり、メガフランチャイジーとは、フランチャイジーに特化した運営を行う企業とも言え、その資金を活用し自社業態を開発・展開するといった企業も生まれています。

フランチャイザーとは?

ではフランチャイザーとは?、ここからは加盟店を募集する企業であり本部機能を持つフランチャイザーについて詳しく解説します。
先ほど説明したように、フランチャイザーは加盟店に対して、商標や開発した商品・経営ノウハウなどをフランチャイジーに提供しています。
フランチャイザーの中には私たちの生活に密着した企業も多く、利用している方も多いものです。
例として「小売」「外食」「サービス」の代表的な企業名を紹介していきます。

小売業界
小売業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

・セブンイレブンジャパン
・ローソン
・ ファミリーマート
・ブックオフコーポレーション
・カインズ

やはりフランチャイザーの代表格として、コンビニが挙げられます。
コンビニは年々店舗数が増えていると共に、フランチャイズの比率も同様に高くなっています。またカインズも、法人契約が前提となりますが小売業界の代表的フランチャイザーと言えるでしょう。

外食
外食業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

・壱番屋(CoCo壱番屋)
・大戸屋
・ドトールコーヒー
・スターバックス
・プロント
・日本KFCホールディングス(株)
・日本マクドナルド

代表的なものは、カフェやファーストフードチェーンです。
外食業界は事業の継続が困難なもののひとつで、1年後の事業継続率は30%程度とも言われています。
上記のような外食業界のフランチャイザーであれば、経営ノウハウを活用し事業の継続をしていくことも可能でしょう。

サービス
サービス業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

・センチュリー21・ジャパン
・日本さわやかグループ(ホワイト急便)
・明光ネットワークジャパン(明光義塾)

上記の他にも美容院や介護サービスなどもあります。
また、小児科ペット病院といったものから弁護士事務所のフランチャイザーも。
サービス業界と一言で言っても非常に幅広い範囲でのフランチャイズ展開をしているフランチャイザーが多くなっています。


##フランチャイジーとフランチャイザーの関係性

フランチャイジーとフランチャイザーの関係は、あくまで「契約」であって雇用関係ではありません。そこには力関係はなく、対等の関係として事業を展開していきます。
この対等な関係について、もう少し詳しく解説していきます。

フランチャイジーとフランチャイザーは対等な関係である

本部と加盟店の関係であるフランチャイザーとフランチャイジーは、雇用する企業と雇用される職員、といった関係性ではありません。ふたつの関係性は対等で、加盟店のオーナーも事業主であることに変わりはありません。
フランチャイズに加盟することで、本部が給与を支払うわけではありません。あくまでも事業者同士の契約となり、自立した関係と言えます。加盟するフランチャイジーも、本部であるフランチャイザーも、お互いの機能によって利益を出すものです。

成功するフランチャイズの鉄則

フランチャイズが成功する鉄則としては、フランチャイザーとフランチャイジーが良好な関係を保っていることです。
フランチャイザーは研修が充実し、優秀な人材を育成するとともに、加盟店のオーナー・スタッフに共通の価値観を提供するという役割を担っています。フランチャイジーは本部の理念や方針を理解し、事業目的や方法について理解することで、互いの利益を上げることにつながります。

このようにフランチャイザーとフランチャイジーは対等な関係であり、共同してお互いの利益を高めていくといったイメージです。

フランチャイズ経営を行うメリット・デメリット

経営の経験のない人がフランチャイズのオーナーになれば、経営ノウハウを学ぶことができ、商品やサービスもそろっているので、すぐにでも営業を始めることができます。フランチャイザーにしてみれば、加盟店が利益をあげればその分利益が増えるという仕組みです。お互いにメリットがありますが、デメリットもあることを理解しておきましょう。

フランチャイジーのメリット・デメリット

フランチャイジーのメリットは創業資金が少なくても開業できること、フランチャイズの本部が持つノウハウを利用して事業を行うので、個人で独立・開業するよりも成功する確率が高いのもメリットです。
また、本部による経営指導や新商品の開発、仕入れの確保、販売促進などをサポートしてもらえるので、営業に専念できるのも利点です。
デメリットとしては、チェーンの統一性が優先されるため、個人のアイデアなどによって自由に経営できない点でしょう。指定以外の商品の販売や金額に関する変更なども自由に行うことはできません。

全国には成功している多くのフランチャイズ店があります。そのひとつに、メガエフシーシステムがあります。牛丼の吉野家の加盟第一号店としても知られていて、7分野・26店舗を経営しています。外食店舗に関する運営ノウハウが充実していることが強みで、効率的な事業展開が可能です。現在では飲食にとどまらず、介護などのサービスフランチャイザーとしても展開をしています。

フランチャイザーのメリット・デメリット

フランチャイザーのメリットは、日本全国の消費者に均一の商品やサービスを提供できるとともに、短期間に規模を拡大することができる点です。店舗や事務所を抱えるよりもコストがかからず、加盟店が増えることで知名度を上げることができるのもメリットです。
デメリットとしては人材の育成と教育訓練に時間がかかることや、加盟店をコントロールすることは簡単ではありません。加盟店がトラブルを起こすと、ブランド全体のイメージに影響を与えてしまうというデメリットもあります。

フランチャイズと代理店の違い

ここからは、混同しやすいフランチャイズと代理店の違いについて解説します。この2つはその運営方法は異なりますが、正確に説明できる人が意外と少ないもの。
違いを明確にして、より希望に合った運営方法を選択しましょう。

フランチャイズの特徴

説明してきたように、フランチャイズは本部のフランチャイザーになり、売上金の一部を本部に納めながら商品やノウハウなどを利用する方式です。
言い換えればお互いにメリットがあるような仕組みと言えます。
最大のフランチャイズの特徴は本部の経験や実績を確認してから開業できる点。開業から運営までのホームの指導や将来の見通しが立てやすいことから、フランチャイザーとしては安心して参加できるシステムです。

代理店の特徴

代理店はフランチャイズとは違い、商品の販売や案内やアフターサービスを委託契約によって請け負います。
代理店はフランチャイズのような規則はなく、販売方法や経営形態も決定できます。
複数の代理店契約を結ぶことも可能で、同時にいくつかの会社の商品の販売ができるケースもあり、一定の売上金を納める必要もありません。

ただし、委託会社による経営ノウハウも伝授がなく、自社でそういった知識や経験を持っていない場合は運営が困難になるかもしれません

まとめ

今回はフランチャイズを始めるにあたって最初に知っておきたいことを解説してきました。

フランチャイジーとフランチャイザーとは切っても切れない関係にありますが、同じ事業者同士としてあくまで対等に付き合いつつ、良好な関係を保つことが重要です。

そして、フランチャイジーとフランチャイザーのそれぞれの立場からのメリット・デメリットについてお話ししました。
フランチャイジーとしてはブランドや経営ノウハウを活かすことができますし、フランチャイザーとしては短期間に規模を拡大することができるので、お互いのメリットが活かせるようwin-winの関係を作りたいものですね。

公開日:2019年10月21日