2025年3月最新!美容室の人気フランチャイズランキング!

最終更新日:2025年03月28日

美容に関する調査機関「ホットペッパービューティーアカデミー」が2024年上半期に実施した調査によると、美容室利用者の1回あたりの利用金額の平均が、ここ5年間で最高額を記録したとのこと(※)。

エステサロンやネイルサロンなど、ほかの美容業と比べて美容室は市場規模が大きく「自分でサロンを始めるなら美容室に挑戦したい」と考える人も珍しくありません。

なかでもフランチャイズは、開業前から開業後まで本部のサポートが充実しており、成功率が個人で開業するよりも高まるのが魅力です。そこで本記事では、人気の美容室フランチャイズ、失敗しない本部の選び方、開業資金、年収目安などをまとめているので、本部選びの参考にしてみてください。

※(人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象)

引用:「(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ」

2025年3月最新!美容室で人気のフランチャイズランキングを資料請求数の多い順に発表!

はじめに、美容室フランチャイズの最新人気ランキングを紹介します。資料請求数が多い順に紹介しているので、自分に合った本部があるかぜひ探してみてください。

美容室フランチャイズ本部の失敗しない選び方

美容室フランチャイズの本部選びで失敗しないためには、同業界のフランチャイズの特徴を知ることがまずは大切です。

美容室フランチャイズの大きな特徴として、以下が挙げられます。

  • 本部によってコンセプトやターゲット層が大きく変わる
  • 顧客は今までの実績や口コミを評価する傾向が強い
  • 施術内容によって開業資金に大幅な差がある

美容室フランチャイズのなかには、10代~20代をターゲットにトレンドの施術を安く行う本部もあれば、40代以上をターゲットにエステなどの高級な施術を行う本部もあり、コンセプトやターゲット層はさまざまです。

また、美容室が提供するのは、顧客の見た目を大きく左右するサービスのため、ほかの業種と比べて今までの実績や口コミが重視されやすいのも特徴。そのほか、施術によって用意すべき機材が変わることから、本部によって開業資金が大きく変わる点も特徴です。

美容室フランチャイズ本部の選び方で失敗する人とは?

上記の美容室フランチャイズの特徴を踏まえたうえで、以下では本部の選び方で失敗する人の3つの特徴を紹介します。

自身の技術やニーズに合致していない本部を選んでいる人

美容室フランチャイズを開業する方のなかには、今までプロの美容師として経験を積んできて、開業後も現場に立ちたいという方が多くいます。

そういったケースにおいて、たとえば今までヘアカラーの分野で技術を磨いてきた方が、パーマやトリートメントを売りにしている本部を選んでしまえば、自身の技術を上手く活かせず不満が生まれる可能性があります。

また、技術面だけでなく、雰囲気やコンセプトが自身の理想とかけ離れた美容室フランチャイズを選んでしまえば、モチベーションの維持が難しくなり「本部選びに失敗した」と感じることもあります。

自身の技術やニーズに合わない本部を選んでしまった結果、開業後に後悔するケースも珍しくないため、注意が必要です。

予算を大幅に超える開業資金の本部を選んでいる人

開業資金が予算オーバーする美容室フランチャイズ本部を選び、開業後しばらく経ってから経営が苦しくなる人もいます。開業時に資金を使いすぎる理由の1つとして、店舗づくりへのこだわりが強すぎることが考えられます。

たとえば、郊外に省スペースな店舗を展開している本部を選べば物件取得費は安く済みますが「都心の一等地に出店できる本部が良い」「大型店を出店できる本部が良い」など、妥協できないこだわりが多いほど開業資金は高くなるでしょう。

開業後、顧客が集まり始めたタイミングで運営資金が足りなくなり、閉店しなければいけなくなるなど、悔しい思いをするケースもゼロではありません。

サポート内容をしっかりと確認せずに本部を選んでいる人

フランチャイズで店舗を開業する際は、商圏分析や物件選び、集客、経営アドバイスなど、本部からさまざまなサポートを受けることができます。

サポート項目は本部によって違い、また研修期間が数日で終わる本部もあれば、数カ月の長期にわたる本部もあるなど、サポートの手厚さも異なります。

サポート内容をしっかりと確認せずに本部を選んでしまえば、開業日直前に「スタッフの採用が上手くいかない」や「研修期間が短くて不安」といった問題が起こり、この問題が開業後も尾を引く可能性があります。

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フランチャイズ本部選びで失敗しない3つのポイント

上記のような失敗を避け、より良い美容室フランチャイズ本部を選ぶためにはどうしたら良いのでしょうか。以下では、失敗しない本部選びの3つのポイントを紹介します。

自分がどのような美容室を開業したいのか掘り下げる

美容室フランチャイズの本部を選ぶ前に、自分がどのようなコンセプトの店舗を開業し、どのようなサービスを提供したいのかを掘り下げることが大切です。

自身の理想を理解し、それを実現できそうな本部を選ぶことで、開業後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを避けることができます。

ただし、自身の理想をすべて叶えられる本部を見つけるのは、非常に難しいもの。そのため本部選びの際は「駅近への出店は譲れないけれど、物件の大きさは妥協しても良い」など、ある程度の妥協点を自分のなかで決めておくことも重要です。

予算内で開業できる本部の中から比較検討する

「せっかく開業するのだし、開業資金が多少オーバーするのは仕方ない」と考え、運営資金を開業資金に回す方も少なくありません。

しかし、実績や口コミの数を美容室選びの基準にする顧客は多く、開業後すぐの実績が浅い時期は、顧客がなかなか増えない可能性が高いです。

そのため、美容室フランチャイズの開業では、赤字がしばらく続くことを想定して、予算に合った本部を選ぶことが大切です。

本部のなかには、加盟金の無料・割引キャンペーンを実施していたり、開業資金の融資をサポートしていたりする本部もあるので、確認してみるのもおすすめです。

自分に足りない技術や知識を補える本部を選ぶ

美容室を開業するうえで自分には何が足りないのかを考え、その足りない部分をより効果的に補ってくれる本部を選ぶことも失敗しないポイントです。

たとえば「美容師としての経験は豊富だけれど、店舗運営の知識がない」という方は、美容室の全国展開に成功している実績豊富なフランチャイズを選ぶことで、自身には足りない経営の知識を補うことができます。

また、「店舗の経営については自信があるけれど、美容業界の知識が浅い」という方は、研修期間が長く教育に力を入れている本部を選ぶのも1つの選択肢です。

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美容室フランチャイズの開業資金は約1,750万円!

美容室フランチャイズの開業資金は約1,750万円!

美容室フランチャイズの開業資金は、以下の通り約1,750万円が目安です。

<初期費用の目安>

項目 金額
加盟金 約100万円
店舗関連費(内外装費・店舗取得費・店舗設計デザイン費など) 約1,500万円
保証金 約100万円
研修費 約50万円
合計 約2,510万円

※開業資金・運営資金ともに、上記の項目は本部によって変動があります。

美容室フランチャイズは本部によってサービス内容が異なり、スパやマッサージも行う本部もあれば、「1,000円カット」などカットしか行わない本部もあるため、一概に開業資金がいくらとは言えません。

またサービス内容だけでなく、どのエリアに出店するのか、どのくらいの物件規模なのか、スタッフは何人必要なのかによっても費用は変わりますので詳しい情報が知りたい方は資料請求をして確認してみてください。

美容室の開業資金は高い?コストを抑える方法も紹介

美容室フランチャイズの開業資金は、無店舗・仕入れ不要で始められる業種と比べれば、高いと言えるでしょう。

ただ、郊外に出店して住宅街の人々向けにサービスを提供する、カットに特化した店舗を開業するなど、費用を抑える選択肢が豊富にあるのが美容室フランチャイズの魅力です。

また、美容室を個人で開業する場合と比べて、フランチャイズに加盟したほうがトータルの費用が安く済む可能性は高いです。

フランチャイズ本部は、ほかの店舗の分と合わせて薬剤や備品を仕入れており、スケールメリットを活かすことで、個人で仕入れるより費用が安く済むことが多いです。

1,750万円の開業資金が必要と聞くと、美容室フランチャイズの開業資金は高いように思えるかもしれませんが、仕入れ価格が安いなど費用面のメリットも多くあります。

また、民間銀行や日本政策金融公庫、自治体の助成金・補助金で融資を受けることができるので、開業資金をなるべく抑えたい人には融資を検討することもおすすめです。

この業界がおすすめな人の特徴は?

開業資金を踏まえたうえで、美容室フランチャイズがおすすめの人の特徴は以下の通りです。

  • 開業準備や経営のサポートを受けたい人
  • 運営にかかる出費を抑えたい人
  • 採用や育成の手間を省きたい人

美容室フランチャイズに加盟して開業する大きなメリットは、本部から開業準備や経営のサポートを受けられることです。どのエリアに出店すれば集客が見込めるのか、利益を上げるためにはどうしたら良いのかなど、美容師の技術に留まらない幅広いサポートを受けることが可能です。

また、先述の通り美容室フランチャイズはスケールメリットを活かした仕入れを行っており、加盟店は安く薬剤などを手に入れることができます。本部によっては賃貸料を何割か負担しているケースもあり、固定費を安く済ませることが可能です。

そして、美容室のようなサロン業で特に重要なのが、店舗で働くスタッフの質です。美容室フランチャイズでは、本部がスタッフの採用をサポートするほか、直営店での研修などを通して接客や技術面の教育をするので、人材の質向上という点でも安心です。

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美容室フランチャイズの年収は約1,060万円!

美容室フランチャイズの年収目安は約1,060万円です。

※「従業員を3人雇用・家賃の支払いあり」を想定。平均客単価は1万円、月の営業日数は25日として算出しています。

<年収の目安>

項目 金額
年間売上 約3,000万円
ロイヤリティ 約120万円
人件費 約1,200万円
材料費 約300万円
賃貸料 約240万円
そのほか諸経費 約84万円
年間利益 約1,060万円

上記のシミュレーションは、中規模以上の都市で、カラーやパーマなど多彩なメニューを提供し、サービス価格が平均よりも若干高めな美容室を想定しています。

また、ロイヤリティの有無や算出方法も本部によって異なります。上記は売上げに対して10%のロイヤリティが発生している本部を想定していますが、なかにはロイヤリティが固定で、売上げが増えるほど収益も増えるケースもあります。

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美容室フランチャイズで儲けるためのポイント

次に、美容室フランチャイズで儲かるための3つのポイントを紹介します。

懸念点や問題は早い段階で本部に相談する

美容室フランチャイズの本部は、開業準備だけでなく開業後の店舗運営までサポートしていることが一般的です。本部によってはスーパーバイザーが店舗へ来て様子を確認したり、定期的なミーティングが開催されたりします。

開業後に何か懸念点があるときは、遠慮せず早い段階で本部に相談することが重要です。顧客からクレームを受けたときなども、早めに本部に相談することで適切なクレームの対処方法が分かり、問題を大きくせずに済みます。

本部の指示は聞きつつも自分の意見も提案する

フランチャイズで美容室を開業する場合、サービス料金や内装レイアウト、広告宣伝の手法などはあらかじめ決められていることが多いです。

こうした本部によるルールをしっかりと守りながら、それに加えて自身の意見も提案することで、より良い店舗を作ることができます。

接客の工夫や従業員との関わり方など、オーナーが自分で決められる点は多くあります。フランチャイズだからといって本部の言うことをすべてそのまま聞くのではなく、自ら店舗を良くする意識を持つことが重要です。

将来的な多店舗展開も視野に入れる

1店舗目が軌道に乗ったら2店舗目の開業に挑戦するなど、多店舗展開を視野に入れるのもおすすめです。2店舗目では、1店舗目の教訓を活かせるのに加えて、1店舗目で得た利益を2店舗目に回すことで、加速度的に収入を増やせる可能性があります。

美容室フランチャイズのなかには、多店舗展開を推奨している本部もあり、2店舗目以降の開業は加盟金が無料になるケースもあります。そのため収入をどんどん増やしたいと思っている方は、本部と契約する際に多店舗展開についても聞いてみるのがおすすめです。

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公開日:2025年02月06日

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