「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の違いとは?知っておきたいフランチャイズの適切なロイヤリティを見極める方法?

最終更新日:2019年08月23日

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フランチャイズのロイヤリティについて調べていて「ロイヤルティ」という一文字違いの言葉を目にしたことはありませんか?よく似た言葉ですが「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」では意味が異なる場合があります。
「ロイヤリティとロイヤルティの違い」「ロイヤリティとは何か?」「ロイヤリティの適切な割合は?」などロイヤリティについて知っておきたい基礎情報を代表的な計算方法、業種別の率や相場を基に紹介していきます。

目次

1. 「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の違いは?

2. フランチャイズのロイヤリティとは?

3. フランチャイズのロイヤリティの種類

 3-1. 売上歩合方式

 3-2. 定額方式

 3-3. 粗利分配方式

4. フランチャイズのロイヤリティの見方

 4-1. フランチャイズのロイヤリティの相場

 4-2. 適切なロイヤリティとは?

5. まとめ

1.「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の違いは?

「ロイヤリティ(Royalty)」とは著作権、商標権などの「権利使用料」という意味を表します。権利者に対して支払う「ライセンス料」や「著作権使用料」がこれに当たります。

一方、「ロイヤルティ(Loyalty)」とは「忠実」「忠誠」「義理」というような意味があり、主にブランド、店舗、サービスなどに対する「愛着心」や「こだわり」を表すマーケティング用語で用いられます。例えば、他の選択肢もある中で同じ店舗で継続的に商品を購入してくれるリピーターが多いなど、その店舗の信頼度や愛着度を表す言葉として「このお店はロイヤルティが高い」といったような使い方をします。

フランチャイズでは「ロイヤリティ」と表記されることが一般的ですが、一部のフランチャイズ本部では「ロイヤルティ」と表記されている場合もあります。意味合いは「ロイヤリティ」と同じと考えて問題ないでしょう。

2. フランチャイズのロイヤリティとは?

フランチャイズのロイヤリティとは、本部(フランチャイザー)の知名度、ブランドイメージ、ノウハウを利用する代わりに、加盟店(フランチャイジー)が本部に対して支払うお金のことを指します。

有名ブランドの看板をつけたお店は、何もないお店に比べて「信用度」が高く、「集客力」が強いです。当然売り上げも変わってきますよね。そのブランド力や集客力はフランチャイズ本部が長年にわたって蓄積してきた経験と実績に基づくものです。
看板をつけたことによる良い変化を、「売り上げの数パーセントを支払う」ということによって、フランチャイズ本部に還元する仕組みが、ロイヤリティとも言えます。

3. フランチャイズのロイヤリティの種類

一口に「ロイヤリティ」と言っても、その種類はさまざまで算出方法も異なります。代表的なロイヤリティのルールを見ていきましょう。

3-1. 売上歩合方式

最も一般的に使われているのが、売上歩合方式です。加盟店売上や数パーセントを、ロイヤリティとしてフランチャイズ本部に支払う方式です。
つまり、売上が少ない月はロイヤリティの金額もそれに応じて少なくなるので大きなデメリットはないように見えますが、売上が毎月同じであると仮定した場合、仕入額の変動によっては加盟者側の利益が増減する可能性もあります。売上と仕入れのバランスを想定して検討する必要がありそうです。

パーセンテージは業種によって異なり、数パーセント〜50パーセント程度までさまざまです。売上高が大きくなるにつれて、ロイヤリティのパーセンテージが低くなる形式のフランチャイズ本部も多くあります。

3-2. 定額方式

最もシンプルで分かりやすい方式なのが、定額方式です。どんなに売上があっても、毎月納めるロイヤリティが一定金額である方式です。
売上が上がれば上がるほど、自分の手元に残る金額が増えるメリットがある反面、売上が少ない場合は利益が減り、ロイヤリティの支払いが負担になってしまうリスクもあります。

しかし、ロイヤリティの支払額が毎月変わらないので資産管理しやすく、営業努力や企業努力などの取り組みがストレートに反映されるのでモチベーションも上がりやすいと考えることもできます。

設定金額はフランチャイズ本部によって違いがありますが、1ヵ月数万円〜十万円程度の本部が多くあります。

3-3. 粗利分配方式

多くのコンビニチェーンで取り入れられている方法です。売上総利益(総売上高-売上原価)に対して、ロイヤリティの計算が行われます。ロイヤリティ率は、約30〜70%で、売上高に応じた変動も細く設定されています。

営業によって残った利益を、フランチャイズ本部と加盟店で分け合うようなシステムです。コンビニは、最もフランチャイズパッケージが洗練されている業態です。ロイヤリティとして本部にわたった資金は、商品開発・広告宣伝・フランチャイズシステムの改善などに使われ、各加盟店への集客・客単価の向上・運営効率の向上に寄与しています。

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4. フランチャイズのロイヤリティの見方

ロイヤリティはすぐこの金額の大小に目が向いてしまいますが、それだけでフランチャイズを選ぶのは非常に難しいです。ロイヤリティが高くても、加盟店の経営サポートが他のフランチャイズ本部より充実しているなど、別の面でメリットがある場合、またその逆のパターンもあるからです。たとえば「SVによる経営サポート」「商品開発」「マーケティング」など、開業後のサポートの充実度がロイヤリティの金額に影響することがあります。「ロイヤリティ」と「受けられるサポートの内容」のバランスはチェックするポイントの一つでしょう。

また、ロイヤリティの相場を確認することも大切です。ロイヤリティは業種・業態に応じて相場があるので、ロイヤリティ以外の本部情報も加味して自分の納得するロイヤリティの設定をしている本部を見つけることをおすすめします。

4-1. フランチャイズのロイヤリティの相場

ロイヤリティの相場の例をご紹介します。

■飲食業
飲食業のロイヤリティの相場は、3%〜10%程度です。人件費・材料費などのコストがかかり、原価率の高いビジネスのため、ロイヤリティは低く抑えられています。

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■学習塾
10%~30%程度と、飲食業よりも高く設定されています。材料費がなく、原価が余りかからないビジネスのため、飲食業に比べ高いロイヤリティとなっています。

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■ハウスクリーニング
4~8万円程の定額方式が多い傾向にあります。金額の差には研修内容の充実や集客に関してのサポートなどが大いに関係してくるので、特に技術が必要なハウスクリーニングはロイヤリティ以外の情報も確認した方が良いでしょう。

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■ロイヤリティ0円
フランチャイズの中にはロイヤリティを設定していないケースもあります。しかし、フランチャイズ本部にとってロイヤリティは収益源の一つですので、ロイヤリティ以外の部分で収益を得ていると考えられます。例えば、研修費や広告費、飲食業ですと材料費などにロイヤリティ分が含まれている場合があります。

それぞれの相場はあるものの、「そのロイヤリティの率に納得して払い続けていけるか?」という点を自分で判断することが、後悔しないフランチャイズ選びには重要です

4-2. 適切なロイヤリティとは?

どのくらいの率、金額が適切なのかは、一概には言えません。「このブランドの集客力なら、このロイヤリティを払っても良い」と思えるかどうかが重要です。

また、ロイヤリティ以外のお金の流れにも注目してみましょう。フランチャイズ本部は、「フランチャイズパッケージを改良し続けながら、店舗数を拡大していく」ために、最適な経営状態となるよう、加盟金・ロイヤリティ・仕入れ価格などを設定しています。

「仕入れ価格が高いが、ロイヤリティが低い」「加盟金は高いが、その後の本部への支払いは少なくて済む」など、様々なケースがあります。フランチャイズ本部と加盟店の間で起こるお金の流れ全体を見て、すべてのお金の流れに納得感を持つことが、失敗しないフランチャイズ選びを実現し、本部との関係性を良いものにするために大切なことです。

フランチャイズにおけるロイヤリティは加盟者にとってデメリットではなく、開業後も本部からのサポートを継続的に受けられ、安定した経営を続けるためにとても重要な費用だと考えておきましょう。自分の納得の行くロイヤリティの率なのかどうか、担当者に直接聞いてみるのもおすすめです。

5. まとめ

加盟するフランチャイズの業種、各本部によって、ロイヤリティの金額や算出方法が変わってきます。ブランド力とノウハウを活用させてもらう対価として、「そのロイヤリティを受け入れられるのか?」という点を軸に、情報収集・比較検討を行いましょう。

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公開日:2016年02月20日