マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの開業・運営に必要な資金とは
最終更新日:2022年08月23日

マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの費用は、加盟する本部や開業スタイル、店舗の規模などによって異なります。
そこで今回は、マッサージ・リラクゼーションのフランチャイズを始めるために必要な加盟金や店舗関連費、保証金などの開業資金(初期費用)、人件費や賃貸料、水道光熱費などの運営資金を詳しくご紹介。
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズでの独立・開業を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズ開業と運営に必要な資金の目安
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズ開業に必要な資金(初期費用)
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズのキャッシュフローシミュレーション
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズ開業と運営に必要な資金の目安
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの開業に必要な資金の目安は、約1,600万円です。
この費用は、開業資金(初期費用)と運営資金3ヵ月分を合算した金額で、あくまで目安の一つです。
なかには加盟金やロイヤリティが不要のフランチャイズ本部もあり、開業スタイルなどによっても費用は大きく変わります。
<開業資金(初期費用)の目安>
項目 | 金額 |
---|---|
加盟金 | 250万円 |
店舗関連費 (物件取得費・内装工事費・設備費など) |
500万円 |
保証金 | 50万円 |
研修費 | 50万円 |
合計 | 850万円 |
<運営資金の目安 ※3ヵ月分用意した場合>
項目 | 金額 |
---|---|
人件費 | 510万円 |
賃貸料 | 81.6万円 |
水道光熱費 | 20.4万円 |
消耗品費 | 20.4万円 |
広告費 | 81.6万円 |
ロイヤリティ | 61.2万円 |
合計 | 775.2万円 |
※15~20坪程度、売上が月額340万円の店舗と仮定し、各項目を計算しています。
以下で一つずつ項目を解説していきます。
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズ開業に必要な資金(初期費用)
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの開業に必要な資金(初期費用)には、加盟金や店舗関連費、保証金、研修費などが挙げられます。
加盟金は本部によってさまざまで、賃貸物件や自宅、商業施設など、どこに開業するのかによっても変わるので十分な確認と準備が必要です。
加盟金
マッサージ・リラクゼーションのフランチャイズ開業に必要な加盟金は、200~300万円くらいです。
なかには加盟金0円の本部もありますが、加盟金が必要なケースがほとんどだと考えておきましょう。
店舗関連費(物件取得費・内装工事費・設備費など)
マッサージ・リラクゼーションのフランチャイズ開業に必要な店舗関連費は、約500万円です。
物件を借りる、自宅を利用する、商業施設に出店するなどの開業スタイルがあり、一から内装工事や設備を準備する必要があるかどうかによっても費用が変わります。
300万円くらいで賄えることもありますが、立地や内装工事、導入する設備によっては800万円ほどかかるケースもあるので、余裕を持って準備しておくと安心です。
保証金
マッサージ・リラクゼーションのフランチャイズ開業に必要な保証金は、約50万円です。
保証金が0円、または少額の本部もありますが、その分ほかの費用が高く設定されていないか、加盟店にとって厳しい条件になっていないかなど細かく確認する必要があるでしょう。
研修費
マッサージ・リラクゼーションのフランチャイズ開業に必要な研修費は、30~70万円くらいです。
経営や施術のノウハウ、技術などを学ぶ研修や従業員育成のための研修などが含まれ、研修の内容や参加する人数などによって費用が変わります。
特に未経験で開業する場合には、サポートが充実しているというだけでなく、必要なサポートが継続的に受けられるかを確認しておくと安心です。
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズに必要な運営資金
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズに必要な運営資金は、主に以下の6つです。
- 人件費
- 賃貸料
- 水道光熱費
- 消耗品費
- 広告費
- ロイヤリティ
運営資金で大きな割合を占めるのは、人件費です。従業員を雇うことで複数の顧客に対応できるなど売上面でのメリットもありますが、オーナー1人での経営のほうが人件費は抑えられます。
人件費
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの人件費は、毎月売上の45~55%くらいかかります。
雇う従業員の人数にもよりますが、資格保有者かそうでないかによっても人件費は変わります。お店の利益に大きな影響がある費用なので、十分なシミュレーションが必要だと言えるでしょう。
賃貸料
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの賃貸料は、毎月売上の8%程度です。
立地をはじめ、物件を借りるのか、自宅を利用するのか、商業施設に出店するのかなど、開業スタイルによっても大きく変わります。
水道光熱費
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの運営には、水道代や電気代などの水道光熱費が毎月、売上の2%程度かかります。
インターネットでの問い合わせや予約を受け付けたい場合には、通信費も考慮しておく必要があるでしょう。
消耗品費
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズの運営にはタオルやシーツ類、オイル、クリームなどの消耗品費も必要です。
提供する施術の内容にもよりますが、毎月売上の2%程度で考えておくと良いでしょう。
広告費
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズには、集客のための広告費も運営資金として必要になります。
チラシやWeb広告などさまざまな宣伝方法がありますが、毎月売上の8%くらいで見積もっておくとよいでしょう。
ロイヤリティ
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズのロイヤリティは、3~10%と本部によってさまざまです。
変動制で売上の6%と設定しているフランチャイズ本部が多い傾向にあります。
マッサージ・リラクゼーションフランチャイズのキャッシュフローシミュレーション
格安リラク店チェーン業界内で店舗数日本一を誇る「もみかる」の場合、キャッシュフローシミュレーションは以下の通りです。
(必ずしも当てはまるわけではないので、参考程度にしておいてください。)
今回は、1ヵ月あたりの売上高が約179.6万円の店舗をモデルに算出しています。
総粗利益高
170.6万円
=179.6万円(売上高)ー9万円(ロイヤリティ)店利益
46.1万円
=170.6万円ー124.5万円(人件費や賃料、水道光熱費など)
商品の仕入れや在庫を抱える必要がないマッサージ・リラクゼーションのフランチャイズは、利益が残しやすいビジネスだと言えます。
本部の知名度やサポート力なども経営を左右する重要なポイントになりますので、十分に検討したうえで選ぶよう心がけましょう。
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公開日:2022年08月23日