健康志向のニーズにマッチ!マッサージのフランチャイズとは?
公開日:2016年02月25日
マッサージと言えば、出張、鍼灸院など「病院のリハビリ」で行うサービスを思い浮かべる人が多いことでしょう。
一方、街中で「40分1,980円」、「60分2,980円」といった看板を見かけたことはありませんか?
1995年に都内で誕生した「クイックマッサージ」を皮切りに、マッサージは利用者にとってより身近なサービスとなりました。
利用者はビジネスマンからOL、高齢者の方まで幅広い層に親しまれています。
施術を受けることでの気持ち良さはもちろんですが、マッサージを受けている空間も、まさに「癒し」そのもの。
人に安らぎを与える「マッサージフランチャイズ」で、世の中をハッピーにしませんか?
1. マッサージのフランチャイズとは?
1-1. マッサージのフランチャイズの市場動向
1-2. マッサージのフランチャイズのメリット・デメリット
1-3. マッサージのフランチャイズの開業資金について
1-4. マッサージのフランチャイズの店舗運営・集客ノウハウについて
2. マッサージのフランチャイズと他業種との比較
2-1. マッサージのフランチャイズと小売・コンビニとの比較
2-2. マッサージのフランチャイズの飲食業との比較
3. マッサージのフランチャイズと他のサービス業との比較
3-1. マッサージのフランチャイズと学習塾との比較
3-2. マッサージのフランチャイズとハウスクリーニングとの比較
4. まとめ
目次
1. マッサージのフランチャイズとは?
マッサージは人の健康と深く関わるサービスです。
お客様の身体に直接触れて施術をおこなうため、マッサージのフランチャイズは、原則として「国家資格」を持つスタッフが必要となります。
また、専門的な技術が求められることもあり、他の業種に比べ開業前の「事前研修」期間を長めに設定している本部が多いのもマッサージのフランチャイズの特徴です。
1-1. マッサージのフランチャイズの市場動向
健康志向ブームは今も拡大を続けています。新聞や週刊誌、テレビなどのメディアで取り上げられる話題や通販グッズなどを見ても、日本中の「健康志向」の高まりが感じられるのではないでしょうか。
さらに、高齢化社会化がその傾向に拍車をかけています。
事実、2009年以降市場規模は順調に右肩成長を繰り返し、2016年度は「575億円」が見込まれています。※1:ボディケア・リフレクソロジー市場に関する調査結果
マッサージは1回の施術で終わることより、再来店される人が多いビジネス。病院に近い感覚で通われる人も多く、経営が安定しやすいのもマッサージフランチャイズが注目される理由です。
サービス内容は本部によりさまざま。10分単位の「クイックマッサージ」や、健康保険・介護保険適用で利用者の負担が少ないタイプ、訪問型、店舗型など利用者のニーズに合わせたサービス提供形態など、幅広い業態が存在します。
1-2. マッサージのフランチャイズのメリット・デメリット
マッサージのフランチャイズを、ビジネスの観点からより詳細に見てみましょう。
マッサージが提供するのは「施術者の技術」。
同じサービス業でも、リペアサービスやハウスクリーニングのような商売道具を必要としないため「原価を抑えた」運営ができます。
また、リピート率の高いビジネスでもあるため「複数店舗の運営」も視野に入れやすいというのが一番のメリットと言えるでしょう。
一方、立地やライバル店の多さに応じて売上が左右されやすいこと、不景気の際に節約の候補に上がりやすいサービスでもあるため、世の中の動きには常に敏感になっておくことが必要です。
そのようなリスクを差し引いても、「利益率」と「リピート率」の高さは魅力的ですね。
1-3. マッサージのフランチャイズの開業資金について
マッサージフランチャイズ事業の開業資金ですが、同じように店舗を構える業種と比べ、低資金でスタートすることが可能です。広い面積でなくとも良いこと、提供するサービスは「技術力」であるため、「設備投資に多額の資金を必要としない」ことが理由です。
具体的には、600~1,000万円前後で開業できるフランチャイズ本部が多いです。この他、研修期間を長めにとっている本部が多いので、開業までの運転資金はゆとりを持つような計画を立てると良いでしょう。
1-4. マッサージのフランチャイズの店舗運営・集客ノウハウについて
マッサージフランチャイズ事業の基本的なランニングコストは「人件費」、「店舗の運用費用」、「ロイヤリティー」となります。ロイヤリティーは売上の6%前後に設定している本部が多いです。
また、病院やクリニックが「医師法」によって広告で表示できる項目が制限されているのと同様に、マッサージ・フランチャイズ店舗でも「あん摩マッサージ、指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」によって、広告宣伝が制限されています。
FC本部ももちろん確認はしていますが、店頭のPOPや手作りのビラなどを配る際「お店の良さの伝え方」が法令違反がないか、確認することが重要です。
2. マッサージのフランチャイズと他業種との比較
すっかり街の市民権を得たマッサージのフランチャイズについて、ご理解いただけたでしょうか?次に他のフランチャイズと比較してみましょう。
2-1. マッサージのフランチャイズと小売・コンビニとの比較
コンビニに代表される小売フランチャイズ。長いフランチャイズの歴史を持っていることもあり、マニュアル・オペレーションの完成度が高く、どの店舗でも「均一な接客」「行き届いた在庫管理」が徹底されています。
「サービス資本が整った中で、経営手腕をふるいたい」という方にピッタリなのが、コンビニのフランチャイズです。
一方、マッサージフランチャイズは業態も様々。
「リラックス」が提供している、ビジネスマンがスキマ時間を活用するのにピッタリな『10分クイックマッサージ』や、
「ほぐしの達人」のような、長い時間じっくりと身体をほぐしてほしい人のための『90分パック』など、街や時代に合わせた店舗が数多くあります。
「変化の激しい市場で、独自の業態で勝負がしたい」という方は、マッサージビジネスとの相性が良いかもしれません。
2-2. マッサージのフランチャイズの飲食業との比較
飲食業とマッサージでの開業は、サービス業という側面から見ると、一人ひとりにその場でサービスを提供する点、その場でお客様の満足を実感できるという点が似ています。
違いがあるのは「初期投資費用」や「ランニングコスト」といった費用の面です。
一般的に、飲食フランチャイズ業界での新規開業では、店舗内外装や調理器具・食器等設備投資額が高額となります。
これに対してマッサージのフランチャイズは、提供するサービスが人の手を使ったマッサージであることから、初期に設備投資に多額の資金は必要ありません。
1人で経営をするならば、場所と施術用のベッドがあれば最低限の経営は可能と言えます。また、飲食店のような店舗面積も不要な事から、基本的なランニングコストも少額に抑えることが可能です。
3. マッサージのフランチャイズと他のサービス業との比較
マッサージのフランチャイズ経営と類似点を持つ他のサービス業と比較してみましょう。
3-1. マッサージのフランチャイズと学習塾との比較
学習塾とマッサージ業はとても似ているところがあります。それは、どちらも「その人が持つ本来の力を引き出しす」サービスという点です。
学習塾の場合、生徒が自力で答えを見つけ出すための「考え方」を提供するもの。一方、マッサージは、施術を通じて身体本来の機能を引き出すものです。
どちらも「人から感謝される」という点でも、とても近しいビジネスと言えるでしょう。
「子どもが好き!」という人には学習塾を、「会話も楽しみながらお客様の健康をサポートしたい」という人は、マッサージフランチャイズを検討してみると良いでしょう。
3-2. マッサージのフランチャイズとハウスクリーニングとの比較
次にハウスクリーニングのフランチャイズと比較してみましょう。
どちらも、リピート率向上に向けた接客と、また利用したいと思わせる技術の重要度が高いという共通点が際立っています。
注意したいのは「資格が必要か」という点。
マッサージは施術する人の健康に関わる業態です。
そのため、あん摩マッサージ指圧師、整体師、カイロプラクティック師など「国家資格」が必要な業態もあります。
業態によって資格が必要となる点は、ハウスクリーニングと異なるところです。
一方で、「健康保険請求が可能」な業態もあるのは、マッサージビジネスの強みと言えるでしょう。
健康保険が適用されればお客様も安価で通いやすくなるため、集客面で優位性を持つことになります。
4. まとめ
マッサージのフランチャイズのポイントをまとめました。
・マッサージフランチャイズ事業は、人の体に直接手を触れて行う施術を行うため、基本的には国家資格を持つスタッフが必要。
・健康保険利用を前提とした事業展開も可能なので、顧客を獲得し易く収益を確保できる反面、法律や厚労省通達に敏感に反応して対処しなければなりません。
・商品の目玉は「技術力」。店舗面積も広さが不要なため設備コストが低く抑えられることから「利益率」が高い。
・何度も通うことが前提のサービスなので「リピート率」の高さも魅力。
など、様々な特徴を持つマッサージフランチャイズ。
「技術力で心と身体を癒したい」
このような想いを実現できるビジネス。それがマッサージフランチャイズです。
■マッサージ(理美容・整体・リラクゼーション)のフランチャイズ一覧はこちら
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