今すぐできるフランチャイズの販売促進(3)店舗の法人営業につかうFAX販促の有効性②

最終更新日:2020年12月18日

今回は、FAX販促は「高そう」「やり方がわからない」という点について、解説したいと思います。

記事提供:フランチャイズタイムズジャパン

弊社では、クライアントの販促を請け負ってFAXDM代行を行っています。そんなとき「価格が高そう」というご不安も聞かれます。今、弊社では一通(送付状+告知=計2枚 +リスト費用)定価40円でやっています。※送付先リストを自店でもっていれば価格はさらに下がります。

「この費用が高いか、低いか?」ですが、これには純粋に一枚あたりの紙単価という計算だけでなく、配布に係るコスト、つまり人件費やその他目に見えないダメージもそのコストと考えてみてほしいという話をいつもオーナーさんや店長さんと話します。

FC(フランチャイズ)で独立・起業・開業の際にわれわれが考える集客の方程式は、

  • 販促の成功=企画×告知(配布)×受皿(問合せ方法など)

なのですが、実はこの中で成功を妨げるのは「告知(配布)」部分なのです。

例えよいフェア企画で、それを店舗で受け止める状態になっていても、肝心の告知がうまくできない・・・、手配りチラシで考えれば、折角1万枚刷ったのに半分しか撒けない・・・、といった事態が起こることがあります。

仕込はやらざるを得ないから仕方ないでしょう。掃除もやらざるを得ないから仕方ないでしょう。 発注もやらざるを得ないから仕方ないでしょう。販促企画も一つのプロジェクトとして期間を決めて、目標を決めて、やっている以上「やらなければいけない」ことなのですが、後回しになり、「失敗だったね」とフェードアウトしてしまう・・・。折角考えた販促企画が成功で終われない理由は、たぶんこのケースが一番多いと思います。逆に成功したケースを振り返れば、この「告知」がしっかりできています。

FC(フランチャイズ)で独立・起業・開業される際には、FAXは非常に効率的、効果的です。このマンパワーに頼っていた部分をすべて一瞬で終わらすことができます。「告知(配布)」を人に頼らず、同じ効果(反応率)をたたき出すことできます。
そこでかかる「人件費」「配布に係わる人的労力」を考えればどれだけお得か、計算せずともわかると思います。 最後はそのやり方です。これはわれわれに任せてください(笑)。

自店舗でやろうとする場合は、

  • (1) 送信エリア、対象、枚数などを決める

  • (2) リストを集める

    ※帝国データバンクなどから有料で購入できます。信用力があるところからの購入は高いですが、到達率は高いです。

  • (3) 原稿を作成する

    ※送信状をつけたり、つけないまでも最上段に断りを一文いれるとクレームは激減します。

  • (4) FAX送信業者に依頼し一斉配信する

    ※コストは2枚送ったら40円よりはどこも高いです

  • (5) 拒否希望のTELやFAXが数件、店舗で処理する

  • (6) 反応=つまり来店を待ちます。

と、ざっとこんな流れになります。なれてしまえば大した作業でなないものの、問題は営業をしながらどう並行してやるのかということだろうと思います。

ここを弊社では、後方支援的に、

(1) 送信エリア、対象、件数を店舗住所から洗い出します。

(2) 全国300万件の企業リストから店舗周辺1~2キロで抽出します。

(3) 原稿はほぼ9割こちらで作成します。最後に確認してもらいます。

(4) FAX配信はもっとも効果の高い、曜日、時間に配信します。

(5) 拒否希望のTELとFAXは全部こちらでうけます。

(6) 反応率を最大にするお手伝いをします!

とほぼすべて店舗に代わっておこなっています。注意事項としては、この方法はオフィス立地のみで有効ということです。個宅へのFAXは禁止されているためです。例えば、歓送迎会の告知。これは対象も総務部や宴会幹事さん宛てで送信でき、戻りも宴会顧客で3名以上になりますので効果も絶大です。ぜひ試してみてください。

岡野剛士(おかの・ごうし)

株式会社ROI(アールオーアイ)取締役

店舗ビジネスの販売促進

・オープン販促・モニター派遣を融合したWEBシステム「ファンくる」を展開中。

販売促進をリアルとバーチャルで支援する。メールマガジンでオープン・リニューアルのコツを配信中。

公開日:2020年12月18日

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