簡単比較!おすすめの青色申告ソフトを一挙紹介!

最終更新日:2020年12月17日

「青色申告ソフト」は、確定申告にかける時間と手間を削減できる便利なツールです。
帳簿の作成や控除額の計算などを自動でできるため、初めて確定申告をする方はもちろん、今まで税理士に依頼していた方もぜひ活用することをおすすめします。

こちらでは、青色申告ソフトの種類や選び方のポイント、おすすめのソフトをまとめているので、フランチャイズで独立開業を検討されている方や経営者の方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

青色申告ソフトとは?

青色申告ソフトの種類

青色申告ソフトを選ぶポイント

おすすめの青色申告ソフト

青色申告ソフトを活用して会計業務を効率化させよう

青色申告ソフトとは?

青色申告ソフトとは、確定申告書や複式簿記の帳簿を作成できるソフトのことです。
確定申告の書類作成は「簿記の知識が必要」や「控除額の計算が面倒」とよく言われますが、青色申告ソフトを使えば専門知識がなくても簡単に書類を作成できます。

そのため自力で青色申告の申請をしようと考えている個人事業主や経営者であれば、ぜひ活用しておきたい便利なアイテムだと言えるでしょう。

メリット

青色申告ソフトを使うメリットは、下記の通りです。

  • 簿記の知識が必要ない
  • データの取り込みが楽
  • サポートを受けられる

多くの青色申告ソフトは、確定申告に必要な書類が自動で作成できる仕組みです。
ソフトの指示に従って入力を進めるだけで良く、簿記に詳しくない方でも確定申告の書類を正確に作成できます。

また、ネットバンキングやPOSシステムと連携することで自動でデータを取り込めるため、計上漏れや金額の数え間違いを減らせるのも青色申告ソフトのメリットでしょう。

さらに、多くの場合は有料ですが、サポート体制が充実しているソフトでは電話やチャットで相談に乗ってくれるため安心感があります。

デメリット

青色申告ソフトを使うデメリットは、下記の通りです。

  • 費用がかかるソフトもある
  • インターネットの接続状況に左右されやすい
  • セキュリティ面に配慮する必要がある

ソフトの種類によっては、購入費用や月額または年額の費用を支払う必要があります。
そのため出費が気になる方は、機能面に制限はありますが無料のソフトを選ぶのも1つの方法でしょう。

またクラウド型のソフトを利用する場合は、インターネットの接続状況が悪いと入力に時間がかかったり、パスワード管理などセキュリティ面に配慮する必要があったりなどのデメリットが考えられます。

青色申告ソフトの種類

青色申告ソフトには、「クラウド型」と「インストール型」の2つがあります。
これからソフトを選ぶ予定の方は、まずそれぞれの違いを理解するようにしましょう。

クラウド型

クラウド型ソフトは、インターネット上のサーバーにアクセスして利用するタイプです。

多くのソフトは、パソコンだけでなくスマホやタブレットからも利用できます。
そのため使用中のパソコンが急に故障して使えなくなった場合でも、クラウド型であれば別のデバイスから利用を継続できるのが嬉しいポイントです。

ただしクラウド型ソフトは、インターネット接続が悪ければ入力に時間がかかりやすい点がデメリットでもあります。
また人によっては、クラウドで個人情報を管理することに抵抗感がある方もいるでしょう。

費用は月額または年額で払う必要があり、年間で約1~2万円の出費が発生します。

インストール型

インストール型ソフトは、ソフトを自身のパソコンにインストールして使うタイプです。

クラウド型のようにオンライン上で利用する必要がないため、インターネットの接続状況に入力速度が左右されることはありません。
また、作業は全て自身のパソコン上で完結するので、外部にパスワードが漏れる心配はほとんどないでしょう。

ただし、パソコンの故障や買い替え時は再インストールする手間が発生すること、基本的にはパソコン以外のデバイスでは利用できないことなどがデメリットとして挙げられます。

また、月額や年額の費用は発生しませんが、ソフト購入代として約1~2万円、さらにバージョンアップ時にも随時費用を支払わなければいけません。

クラウド型とインストール型の違い

クラウド型とインストール型の違いは、下記の通りです。

項目 クラウド型 インストール型
インストール 不要 必要
対応OS Windows・Mac Windows・Mac(ソフトによってはWindowsのみ)
料金 ソフト利用料金(月額または年額) ソフト購入料金・バージョンアップ費用
デバイス PC・スマホ・タブレット PCのみ
バージョンアップデート 無料 有料
利用人数 別のデバイスで複数人可能 PCの利用台数に制限あり
ネット環境 必要 ソフトやサービスによっては必要
セキュリティ ID・パスワードの管理が必要 漏洩リスクは低いがID・パスワードの管理が必要
機能面 シンプル 複雑

クラウド型とインストール型では費用や機能面に違いがあるため、それぞれの特徴を理解した上で自社に合ったソフトを選ぶようにしましょう。

青色申告ソフトを選ぶポイント

こちらでは、青色申告ソフトを選ぶポイントを紹介します。
初めての確定申告でどのソフトを購入すべきか検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

会計・簿記の知識が必要かどうか

青色申告ソフトを利用する際、会計や簿記の知識は基本的に必要ありません。
ただし、勘定科目の意味や仕訳の方法がある程度分かるレベルの知識がなければ、入力作業に手間取ってしまう可能性があります。

そのため会計や簿記の知識が全くない場合は、できるだけ画面操作が分かりやすいソフトや、電話やチャットでのサポート体制が整っているソフトを選ぶようにしましょう。

料金プランの納得感

青色申告ソフトの購入には、年間で約1~2万円の費用がかかります。

値段は同じでもソフトによって使える機能やサービスの充実度が異なるため、いくつかのソフトを比較した上で納得のいくものを選ぶことが大切です。
会社の規模や売上額を考慮し、自社の会計処理に対応できるソフトを選ぶようにしましょう。

また青色申告ソフトは一度だけでなく毎年使うことになるので、長期的な使用を見越した上でクラウド型とインストール型のどちらが良いのか検討する必要があります。

サポート体制の充実度

会計や簿記の知識がない方、初めて自力で確定申告する方は、電話やチャットでのサポート体制が整っているソフトを選ぶようにしましょう。

特に利用者が多く国内シェアの高いソフトは、インターネット上に解決方法が載っていることが多いため初心者におすすめです。

逆にすでに会計や簿記の知識がある方であれば、無料のソフトでも十分に対応できる可能性があるため、わざわざ有料のソフトを購入する必要はありません。

おすすめの青色申告ソフト

こちらでは、初心者でも使いやすいおすすめの青色申告ソフトを6つまとめました。
クラウド型とインストール型の両方を紹介しているので、どのソフトが自社の会計業務に合っているのかぜひ考えてみてください。

やよいの青色申告オンライン

『やよいの青色申告オンライン』は、クラウド会計ソフトの国内シェア1位を占める弥生シリーズの中でも特に知名度の高いソフトです。
シンプルで分かりやすい画面操作は、簿記の知識がない方やPC操作に不慣れな方から人気を集めています。

スマホで撮影したレシートや領収書をそのままデータとして取り込むことができ、自動で仕訳してくれるため入力の手間を省くことが可能です。

2020年11月時点では初年度無料のキャンペーンを行っているので、まずは気軽に使用感を試してみるのも良いでしょう。

マネーフォワード クラウド確定申告

『マネーフォワード クラウド確定申告』は、弥生シリーズに続き国内2番目のシェアを占めるクラウド型ソフトです。
口座残高やクレジットカードデータの自動取得、仕訳の自動入力などさまざまな項目が自動化されており業務の効率化に役立ちます。

マネーフォワードは青色の確定申告に便利ですが、請求書作成や経費精算など会計業務以外のサービスも豊富に用意している点が魅力です。
そのため、バックオフィス用のサービスも合わせて活用してみるのが良いでしょう。

freee(フリー)

『freee(フリー)』は、難しい操作や単語をできるだけ除外した初心者向けのクラウド型青色申告ソフトです。
デザインがシンプルで使いやすく、会計の専門用語はほとんど登場しません。

さらにスマホで領収書や請求書を撮影すれば、人工知能が自動で勘定科目を選択してくれるため入力の手間を省ける点も『freee(フリー)』ならではの魅力です。

また、スマホアプリでも簡単に確定申告書類を作成できるので、隙間時間を活用して作業を進めたい方にはぴったりでしょう。

やよいの青色申告

インストール型ソフト『やよいの青色申告』は、会計ソフトで有名な弥生シリーズの1つです。
クラウド型ソフト『やよいの青色申告オンライン』と内容はほとんど変わらず、自動仕訳やスマホアプリとの連携などの便利な機能を利用できます。

また、「あんしん保守サポート」プランを利用すればデータバックアップサービスが受けられるため、PCの故障や買い替えの際も安心です。

ただしインストール型の場合は対応OSが限られているため、購入前によく確認するようにしてください。

会計王

『会計王』は、個人事業主から中小企業経営者まで幅広い層に利用されるインストール型ソフトです。
仕訳のアドバイスを対話形式で受けられたり、実務で役立つ仕訳事例を見られる「仕訳博士」が搭載されていたりなど使い勝手の良さに定評があります。

費用は4万円と少し高めですが、税理士への相談やサポートセンターの利用ができる「バリューサポート」もあり、手厚いサポートを受けたい方にとっては安心感のあるソフトだと言えるでしょう。

ツカエル青色申告

『ツカエル青色申告』は、個人事業主の確定申告に特化したインストール型ソフトです。
シンプルな仕様で操作が覚えやすく、余計な機能はほとんどついていません。
画面の指示に従うだけでスムーズに操作を進められ、選択式のものが多いので入力の手間が少なく済むのもポイントです。

値段はパッケージ版7,400円(税抜)、ダウンロード版5,000円(税抜)とリーズナブルなため、費用をあまりかけたくない方はぜひ利用してみてください。

青色申告ソフトを活用して会計業務を効率化させよう

「青色申告ソフト」と聞くと専門知識が必要なイメージがありますが、最近のソフトは操作がシンプルで簿記の知識が不要なことがほとんどです。
そのためはじめて確定申告をする方でも、サポート機能を活用すれば問題なく書類を作成できるでしょう。

ソフトによって費用やサービス内容が異なるため、まずは気になるソフトをいくつか比較してみるところから始めてみてください。

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公開日:2020年11月13日