【コンビニ日販】各社違えど、フランチャイズオーナーの手取りは横一線?
最終更新日:2024年09月20日

ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン…今や生活に必要不可欠なコンビニ。
いざ独立しようと思ったとき、果たしてどの本部が最適で儲かるのでしょうか?
決算報告書など、確実なデータに基づいたコンビニの実情をお伝えします。
1位はやっぱりセブン-イレブンだが、、。
ローソン、ファミリーマート、セブン−イレブンなどなど、全国的に5万店を超える店舗を持つコンビニエンスストア。もはや「コンビニなしでは生活できない」という方も多いはず。国民的需要を支えるコンビニのオーナーの気になる手取り額ですが、ブランドによる差はあるのでしょうか?
まずは、店舗の一日の売上高(日販)を見てみましょう。
- ローソン...52.2万円
- ファミリーマート...53.0万円
- セブン−イレブン・ジャパン...67.4万円
(2014年2月期決算報告書より)
と、セブン−イレブン・ジャパンが一歩抜きん出ています。ネームバリューの強みがあることが伺えます。
ところが、オーナーの手取り額を見てみると、各社に大きな差は見られないようです。一体なぜなのでしょうか?
手取りを左右する、「チャージ率」とは?
日販の次に見るべき指標は、「チャージ率」です。「チャージ」とは、本部に支払うロイヤリティーのこと。ブランド・商品力・流通網などを提供してもらった対価として、本部に毎月支払っていきますが、売上に対しての比率は各社異なり、また利益高に応じて変化していきます。
チャージ率が低ければ、その分手取り額が多きくなりやすいと言えます。
オーナー手取りはどのブランドもほぼ変わらない?
しかし、実査には、オーナーの手取り額はどのブランドも大きな差はなく、1店舗あたりの収益は、一定程度の範囲内で変わらないと言われています。売上高(日販)に差があるのに、なぜ変わらないのでしょうか。
理由は、店舗の平均日販によるブランド毎の差と、利益高に応じた変動があるから。
例えば平均日販の最も高いセブン−イレブンは、チャージ率も最も高く設定されています。だから、オーナーの手取り額は他のチェーンと同程度の金額となるのです。
また、利益額によるチャージ率の変動幅にも、各社に違いがあります。
本部が準備した店舗での開業の場合、450万円以上の利益額に対して、
- ローソン...60%
- ファミリーマート...65%
- セブン−イレブン...71%
と、差が設けられていますが、最も低いのはローソンです。オーナー努力によって売上高をあげていった場合、手取りとしての還元に最も期待できるのは、ローソンだと言えます。
コンビニ各社の詳しい資料を取り寄せて比較検討してみる
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公開日:2018年04月20日