各フランチャイズ本部の違いとは?比較検討の軸の見つけ方!入門編
最終更新日:2020年05月15日

フランチャイズに加盟し事業をスタートさせようと考えている方にとって、どのフランチャイズ本部を選ぶかはとても重要な選択です。
「どれも似たように見えて、何が違うかわからない。」と、迷ってしまう方も多いと思います。
自分なりの判断基準を少しずつでも持つことで、比較検討がしやすくなります。
フランチャイズビジネスは、飲食業やサービス業など多岐に渡り、1,300を超えるチェーンが存在します。
それぞれのフランチャイズどこにどんな違いがあるのか?
少しづつご紹介していきます。
目次
1. フランチャイズ本部の違いはどこにある?
それぞれのフランチャイズ本部はの違いは、どこにあるのか?知っておきたい知識をご説明します。
1-1. 本部の規模、既存FC店舗数の違い
一番わかりやすく、かつ違いがでやすいのが、フランチャイズ本部の規模です。
本部の規模はすでに加盟しているフランチャイズ店舗数から推し量ることができます。
加盟店舗数が多く、規模が大きい本部に加盟するメリットは、ノウハウが豊富に蓄積されていることです。
豊富なノウハウがあると、事業を開始・継続する上での成功事例、失敗事例などが、フランチャイズパッケージにより多く反映されていると考えられます。
つまり、より強力なサポートを得ることができる可能性が高くなります。
一方で、本部の規模が小さい場合、つまり店舗数が少ない本部にも大きなメリットがあります。
すでに市場で知れ渡っている巨大フランチャイズにはない魅力として、これから事業を拡大し、本部とともにブランドを育て上げていくということを経験できます。
知名度をどんどん上げながら、複数店舗の経営を行えるチャンスがあります。
「成熟した本部」と、「これから大きく成長する本部」のどちらを選ぶかは、自分の性格や、独立開業後の理想のイメージを元に、判断をしましょう。
1-2. フランチャイズパッケージの完成度・自由度の違い
フランチャイズパッケージとは本部と加盟店との間で約束されている契約内容で、具体的には販売や製造ノウハウ、各種マニュアル体系や事業を存続させるサポート体制などが取りまとめられているものです。
このフランチャイズパッケージの完成度や自由度も、本部によってそれぞれ大きく異なります。
もし、細部に渡ってルール化されている方が安心感を感じる、といった場合は、パッケージの完成度の高いマニュアルが整った本部がおすすめです。
反対に、独自のオリジナル商品やサービスにチャレンジしたいという場合は、ルールに自由度のあるフランチャイズ本部が良いでしょう。
フランチャイズパッケージは、マニュアルとして徹底すべきことと、加盟店が自由に行うべきことの、両方をしっかりと規定しています。
本部の理念はどんなものか?加盟店に求めることは何か?をしっかりと本部担当者に確認し、理想の経営が実現できる本部を、じっくり選びましょう。
1-3. 開業資金額、内訳の違い
さまざまな条件で本部を見極めたとしても、最終的に開業資金が足りなければその本部を選ぶことも開業することもできません。
フランチャイズ本部によって必要な開業資金は大きく異なりますので、開業前後に必要となる資金を確認し余裕を持って用意できるかどうかを確認します。
開業資金だけでなく当座の生活に必要となるお金についてなども考えておきましょう。
また、行政から受けることができる各種助成金や補助金も最初に検討しておくとスムーズです。そして設備や機器、什器などリースを活用するのも選択肢の1つです。
フランチャイズ本部によってはこれらの助成金・補助金活用や、借り入れのノウハウを持ち、アドバイスをしてくれることもあります。
当たり前の事のようで、ついおろそかにしてしまいがちな、「身の丈に合った独立開業」を目指すことが、フランチャイズ成功の鉄則と言えます。
2. まとめ
フランチャイズ本部は、一つとして同じものはありません。
本部の規模、理念からくるパッケージ内容、開業資金など、千差万別です。
自分の理想とする独立開業は、どんなものなのか?を考えることで、判断軸が徐々に増え、比較検討がしやすくなってきます。
まずは簡単に比較できる、規模、FCパッケージの内容、開業資金について、それぞれのフランチャイズ本部の違いを理解してみましょう。
公開日:2020年05月15日