フランチャイズビジネスの仕組みとは?フランチャイズでビジネスを開始しよう
最終更新日:2022年08月22日
フランチャイズの経営は、一人で独立して起業するよりも、準備や資金、経営面においてスムーズで安心して経営ができるといわれています。特に起業の経験のない人や経営が初めての人でも、本部によるサポートがあるため、安心してできるといったメリットがあります。
そうはいっても、フランチャイズのことを何も知らずに始めるわけにはいきません。フランチャイズの仕組みやメリット、デメリットなどについて知識をつけておきましょう。
目次
フランチャイズのビジネスでできること
フランチャイズという言葉はよく聞きますが、どのようなものなのか説明できる人は多くないでしょう。そもそもアメリカで始まったフランチャイズは、日本においても広く活用されて、成功を収めている企業も多いです。フランチャイズでできることは何か、募集している業種などについて解説します。
そもそもフランチャイズとは?
フランチャイズとはフランチャイザーである本部から、ロゴマークや商品、サービス、経営ノウハウなどを受ける権利を得て、売り上げの一部を本部にロイヤリティとして還元する経営方法です。
フランチャイズに加盟することで、フランチャイザーの持つネームバリューや商品、サービスを販売できるとともに、研修や運営に関する情報の提供など、本部のサポートを受けることができ、安定した経営をすることが可能です。
フランチャイズビジネスを募集している業種
フランチャイズ経営をしている業種はさまざまですが、代表的なものにはコンビニエンスストア・飲食店・代行業・学習塾・介護サービスなどがあります。
なかでもセブンイレブンなどのコンビニエンスストアは、フランチャイズの代表です。閉店するお店もありますが、日本経済新聞社の調査によると、21年度コンビニエンスストア売上高は前年比+11%だと報告されています。コンビニフランチャイズは最低収入が保証されていることがほとんど、という点も安心です。
共働き夫婦が増え、子どもの数も減り、子ども一人当たりにかける教育費が増えている現代、学習塾などに通わせる親も多いです。ユニークな教師やパソコンの導入などによって差別化を図る学習塾も増え、フランチャイズごとに特徴が出ていることが多いです。塾経営の経験がなくても、成功できる業種のひとつです。
高齢者が増え、介護サービスのニーズが高まっているなか、介護サービスのフランチャイズビジネスも成功しやすいでしょう。なかでも宅配のお弁当サービスなどのフランチャイズビジネスが人気のようです。
フランチャイズの飲食店は多いですが、成功しやすいのは、ロイヤリティの費用が安いこと、開業費用が安いこと、商品の単価が安いことなどが挙げられます。初期投資回収が早く、多店舗経営ができる飲食店は人気です。
フランチャイズビジネスの始め方
それではいざ「フランチャイズでビジネスを始めたい!」と思ってもどのように始めたらいいのでしょうか。
フランチャイズビジネスの開始方法はこのようになっています。
まず気になるフランチャイズを探して無料の資料請求をするところから始めましょう。
比較ネットおすすめのフランチャイズは下記から資料請求できます。
届いた資料を見て説明会に足を運び、申し込みと契約を済ませたらフランチャイズビジネスを開始することができます。
フランチャイズでビジネスに必要な開業資金
フランチャイズを始めるには、いくらで始められるのかは気になる点です。開業に必要な費用は業種や規模によって異なりますが、ハウスクリーニングや個別学習塾などは、100万円以内で始められるケースが多いです。ペットシッターや高齢者向け宅配弁当なども100万円以内で開業できるといわれています。
コンビニエンスストア、ストレッチサロンなどは1,000万円以内で始めることも可能でしょう。
ジェラートのフランチャイズやベーカリーショップなどこだわりのあるものは、比較的開業資金が高い傾向にあり、1,000万円以上かかるとされています。
詳しい開業資金については下記記事で解説しているので参考にしてください。
フランチャイズビジネスのメリットとデメリット
フランチャイズは経営の経験がない人にとっては、安心して始めることのできるビジネスです。
しかし一方では、商品やサービスが決まっている、運営の方法もある程度決まっているということを制限と感じてしまうと、自由度がない、と感じることもあるでしょう。フランチャイズのメリットやデメリットを知り、自分にそのビジネスの方法が適しているかどうかを見極めることも必要です。
フランチャイズビジネスのメリット
フランチャイズビジネスのメリットは、本部のネームバリューやブランドで営業をすることができるので、信頼性が高く集客もスムーズであるケースが多いです。
開店までの準備から研修があったり、開業した後の運営に関するアドバイスや指導もあったり、サポート体制が充実しています。経営の経験が浅い人でも、安心してできるビジネスなのがメリットです。
全国展開をしている企業であれば、知名度もあり広告や宣伝なども個別でする必要がありません。
フランチャイズビジネスのデメリット
本部から提供される経営ノウハウは、販売価格、仕入れルート、アルバイトの管理やレジ管理など多岐にわたります。その方法を変更することはできません。売価に関しても勝手に値引きなどをすることもできません。
販売方法に関しても個人のアイデアは優先されず、本部の統一性が優先されます。自由度が低いというのはデメリットとなることもあります。
フランチャイズビジネスが向いている人とは
メリットがデメリットと感じることも、デメリットがメリットと感じることもあるでしょう。それは個人によって、どのようなビジネス方法が向いているかによります。
フランチャイズに向いているのは、ある程度のルールがあった方が、最初から何もないところから始めるよりも仕事がしやすいと感じる人です。また、決められたことに対して忠実に、しっかりとこなし、そのうえで工夫が加えられる人、といえるでしょう。
さらに、学ぶ姿勢があり、真面目な人もフランチャイズビジネスに向いているといえます。
フランチャイズビジネスの情報収集や相談窓口は?
フランチャイズビジネスを始めたいと考えているなら、実際にフランチャイズビジネスをしている人や成功した人、失敗した例、さらにはフランチャイズの人気業種や選び方など、さまざまな情報を集めるといいでしょう。
フランチャイズビジネスの情報収集方法
ネットなどを見てみると、フランチャイズに関する情報はいろいろあります。開業資金別の業種や地域などで探すことができるサイトや、自宅開業や社会貢献、夫婦で開業、などのこだわりから探すことのできるサイトもあります。
サイト内では開業資金や月額費用、はじめやすさ、利用者の評判などを比較できるものもあるので、参考にしてみるといいでしょう。
フランチャイズイベントなども開催されています。イベントでは多数のフランチャイズ企業の情報を得ることができたり、担当者と直接話をすることができたり、参考になる情報を得ることができます。
副業から始められるメリットやニーズを考えたフランチャイズ選び、苦労した話など、先輩オーナーの声も参考にしてみましょう。フランチャイズの選び方や成功の秘訣などを知ることができます。
フランチャイズビジネスの相談窓口
フランチャイズビジネスを始める人は多く、その分注意しなければならないこともあります。近年ではロイヤリティーは不要などとうたっているフランチャイズがありますが、その場合は研修費用などといった名目で請求されることもあります。契約内容はしっかり確認することが必要です。そういった注意を促している、中小企業庁のサイト中小企業庁のサイトなども参考にしましょう。
またフランチャイズガイドなど、一般社団法人フランチャイズチェーン協会が管理運営しているサイトです。このようなサイトを読んで、フランチャイズビジネスについてよく把握することも必要です。
さらにフランチャイズビジネスを専門にサポートしてくれる、中小企業診断士、弁護士、税理士、社会保険労務士、行政書士から構成されているフランチャイズ研究会などもあるので、困ったことや相談がある場合は、活用してみるといいでしょう。
フランチャイズビジネスの仕組みについてまとめ
今回はフランチャイズビジネスの仕組みやフランチャイズでビジネスを始める方法について解説しましたがいかがでしょうか。
フランチャイズのビジネスは意外と簡単に開始することができます。
ぜひこの機会にフランチャイズビジネスに挑戦してみてください。
公開日:2022年08月01日