フランチャイズで独立した後の採用は大変?有能なスタッフを雇うことが経営安定のカギ

最終更新日:2019年09月10日

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目次

1 フランチャイズ店のオープンに向けてカギを握るポイント

2 採用って実際に大変なの?

3 どうやって採用するの?

 3-1 主な募集方法としては

 3-2 オープン告知のチラシに出すのも有効

 3-3 本部が一括して募集サポートも

4 面接の際に気にするべきポイント

 4-1 コンセプトを伝えることが大事

 4-2 やはり経験者を採用するべきなのか

5 一般的に採用が決定するまでのスケジュールや採用コストについて

6 まとめ

1 フランチャイズ店のオープンに向けてカギを握るポイント

コンビニやファーストフード、ファミレスやベーカリーなどさまざまなフランチャイズ店がありますが、少人数で運営できる形態のお店や小規模店を除けば、本人やご夫婦、家族だけでの経営は難しいものです。

社員やアルバイトなどを雇用して業務を担ってもらう必要が出てきますが、どのような人材を採用して、いかに教育できるか、能力を発揮してもらえるかがフランチャイズ経営成功のカギを握るといっても過言ではありません。

初出店のエリアであればまだしも、多くのフランチャイズ店はどこかで利用したことがあるお店がほとんどです。
となれば、利用客からすれば、おのずと利用したことがある他のお店と比べてしまいます。

同じ系列のお店なのに、「ここの店員はサービスや対応が悪い」、「スピードが遅い」と思われれば、同じ地域にある別の系列店に行かれてしまう可能性や同業他社のフランチャイズ店に乗り換えられてしまう可能性もあります。

基本的に全国一律で同じ品質の同じサービスを提供する必要があるため、そのレベルに届かない接客や対応では、利用客に認めてもらえません。
同じレベルのサービスを提供できるか否かが、経営の成功のカギを握るため、正社員やアルバイトの採用や教育にはしっかりと力を入れて取り組む必要があるのです。

2 採用って実際に大変なの?

実績のあるフランチャイズ店はお店の名称やサービス、商品そのものが既に知名度も高いので、募集をかければ比較的応募がくる方です。
もっとも、今の時代はどの地域もどの業種も人手不足なので、知名度の低いお店に比べれば有利とはいえ、やはり必要な人手を集めるのは大変です。
特にフランチャイズ店の場合、24時間営業や365日休まず営業といったスタイルの店舗も少なくありません。

定休日がなく、営業時間が長いほど多くの人材を必要とするため、その人材確保は容易ではありません。必要な人材が確保できなければ、オーナーやその家族のオーバーワークとして負担が回ってきます。

せっかく独立したのに疲労やストレスが重なって体調を崩すなどになれば、元も子もありません。独立するということはオーナーの体も資本であり、自分が働けなくなることになれば、家族の生活にも大きな影響が加わります。

そのため、いかに人材を確保できるかは重要な問題なのです。
名が知れたフランチャイズ店ゆえに他店よりは人が集まりやすいとはいえ、知名度の高さゆえの問題もあります。

アルバイトをするのが初めての学生さんやなんとなく安心だからとか稼げそうと、仕事をする経験が浅い方や働くことに対してあまり意欲がない方、社会人としてのマナーや礼儀が備わっていない方も応募してくる可能性が高いです。

そのため、採用にあたって安心して雇える人材なのか、オープニングスタッフとして活躍が期待できる人材かを見極める目も持たなくてはなりません。
人を見極める力や採用した経験がないという方にとっては、失敗のリスクも高い一大作業となります。

3 どうやって採用するの?

フランチャイズ店の採用活動を本部や地域のマネージャーなどがサポートしてくれることもありますし、一定のノウハウやアドバイスを受けて自ら行うケースもあります。

3-1 主な募集方法としては

・求人サイトに広告を出す
・地域の求人情報誌に広告を出す
・近隣や自治体全体に新聞折り込みチラシやポストへのチラシ投函をする

といった方法が挙げられます。
ネットでの募集は楽なように思えますが、競合店も多いのが実情です。

仕事を求める人が地域と業種で検索した際、検索数が多いとなかなか見つけてもらえません。オープニングスタッフ募集として少し広告料を上乗せしても、目立たせてもらえるようにするなど工夫も求められます。

3-2 オープン告知のチラシに出すのも有効

業態によってはお客様向けに近々オープンするチラシを出しながら、その片隅にスタッフ募集の案内を載せる方法もよく採られています。
新しいお店がオープンすること=人を採用するということなので、意外に見てもらいやすいです。

求人サイトや求人情報誌の場合、仕事をしている人しか見ることはありません。
ですが、お店がオープンするチラシは仕事を探していない方の目にも留まります。
その結果、うちの孫がアルバイトをしたいと言っていた、近所の奥さんがパートの仕事を探していたとチラシの紹介や口コミを通じて、応募者が集まってくることもあります。

3-3 本部が一括して募集サポートも

コンビニやファミレスなどの大手チェーンで、東京などの都心部の場合、本部で一括して募集を行い、研修まで行ったうえで、アルバイトを派遣してくれる仕組みを整えているところも増えてきました。
アルバイト登録をしているのはフリーターやフルタイムでなるべく多く働きたい常用雇用を望む方から学生アルバイト、主婦パート、ほかのアルバイトやお仕事との副業を希望する人などさまざまです。登録している人の働ける日や時間帯、希望エリアなどが合うと派遣してもらうことが可能です。

どんな人がやってくるかわからない点が不安という方もいますが、本部で採用面接などを行い、研修も受けている人なので、オーナーが一から自分で慣れない採用をするよりは安心です。
また、登録者の中には同じフランチャイズ店での業務経験が豊富であり、オーナーの片腕として活躍してくれる方やスタッフのリーダー的役割を果たしてくれる方も少なくありません。

フリーターなどシフトを柔軟にこなせる方や常用雇用を希望する人など長く働いてくれる方をはじめ、副業の方は土日や祝日、夕方の時間などスタッフを集めにくい時間にシフトに入ってくれる方も多いので、活用できると便利です。
もっとも、東京は同じチェーン店が多く、登録者の取り合いも生じるため、派遣してもらえるのはようやく1人にとどまることも少なくありません。
やはり、必要なスタッフ数を集めるには、独自での採用が必須となります。

4 面接の際に気にするべきポイント

では、いざ面接をする際、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。

フランチャイズ店ならではのコンセプトやサービスの内容に即しているか、オーナーが目指したいお店のスタイルに見合っているかを念頭に面接を行っていきましょう。

4-1 コンセプトを伝えることが大事

コンセプトやイメージから全く外れている方では、フランチャイズ店の共通イメージを崩してしまうことにもなりかねません。
そして、何よりマナーや礼儀をわきまえ、社会的な常識を持つ人でないといけません。
近年はアルバイトスタッフや社員まで巻き込んでの炎上動画などの投稿が相次いでおり、ニュースで大きく取り上げられるなど社会問題にもなっています。
今の時代はすぐに拡散してしまので、そのお店や地域での小さな問題にはとどまらなくなります。

フランチャイズ店全体の問題となり、本部まで巻き込んでの大きなトラブルに発展します。
中には社員やアルバイトの行為がもとでフランチャイズ契約を解消されてしまう場合や閉店に追い込まれるお店もあるほどです。

SNSで拡散され、お店の店名や場所も特定されてしまうため、不買運動が起こることやお客様の足が遠のき、売上が減って経営が難しくなるリスクもあります。
そのため、倫理観や責任感があり、誠実に仕事をしてくれる人物かをしっかりと判断するとともに、雇用契約を結ぶにあたっては炎上動画の投稿はもちろん、スマホの持ち込みの禁止などを約束すること、お店や利用客に迷惑をかけ、不快な行為をしないよう、しっかりと約束し合うこともポイントになります。

4-2 やはり経験者を採用するべきなのか

能力や経験については、お店の業態や業種、オープンまでの期間や研修にどれくらいの時間が割けるかによっても異なります。
希望からいえば、同じ業態での経験がある方や業態は違っても社会人としての豊富な経験がある方と、学生さんや地域の主婦の方などフレッシュな人材をバランスよく採れるのが理想です。

経験者や有能な人材ばかりに捕らわれず、地元の学校に通う学生さんや仕事にあまり慣れていなくても地域の主婦を採ることも大切なポイントです。
学生さんのお友達や家族が来店してくれること、主婦友や家族、親族などが訪れ、売上につながることも多いからです。

経験を問わず、地域の方を雇用しているお店は評判が高くなりやすく、新しいお店でも地域に根差したお店として、早期に地域で認めてもらえます。
地域の人気店や信頼あるお店へと早期に軌道に乗らせるためにも、経験を問わず、地域での積極的な採用を行うようにしましょう。
地域での雇用創出も、新しいお店に地域から期待される役割の一つです。

5 一般的に採用が決定するまでのスケジュールや採用コストについて

業態や職種にもよりますが、コンビニなどの販売系やファミレスやファーストフード店などのサービス系では、応募書類を見て簡単な選考をしてすぐに面接の日程を調整し、面接してすぐに採用を決めるパターンも少なくありません。

大手企業での新卒採用や中途採用とは異なり、短期間のスケジュールでの採用が一般的です。オープン日が迫っている、オープンまでにフランチャイズで求められるサービスレベルに至るよう研修をしなくてはならないといった事情もあるので、募集から採用までは極めてスピーディーです。

即戦力としてすぐに活躍できる人材を採用し、オープニングスタッフとして活躍するための研修に割く時間を長く作ることのほうが重要です。

採用コストについてはどのような媒体を利用するかでも異なってきます。
求人サイトや有料または無料で配布されている求人情報誌、新聞折り込みチラシや新聞広告、ポスト投函チラシなどによって相場が異なります。
目先のコストだけでなく、それによって得られる反応や人材の集まり方まで見据えて、コストパフォーマンスのよい媒体を選ぶのがおすすめです。
成果の出やすさは業態や地域によっても異なるため、本部やエリアマネージャーのアドバイスを得ましょう。

6 まとめ

いかがでしたでしょうか?フランチャイズに関わらず、お店を経営する上で一緒に働いてくれる従業員の存在はとても大切です。
お店のビジョンや目標をしっかりと理解してもらい一緒に盛り上げてくれる仲間を見つけることができればとても良いお店作りが実現できます。

公開日:2019年09月10日