起業に失敗するとどうなる?失敗例と、失敗しないで起業を成功させるために必要なこと

公開日:2018年04月13日

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起業が成功・失敗するかどうかは、その人の頑張りだけではなく、時流、運など、様々な要素が影響しています。

しかし、その中でも起業に失敗する人には共通する特徴があるのも事実です。これから起業をしようと考える方は、その特徴を起業の前から知り、反面教師として学んでおけば、失敗の可能性を低くすることができます。

この記事では、起業の失敗例、起業に失敗する人の特徴、起業に失敗したらどうなるのか、そして起業に失敗しないための対策についてご紹介します。

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起業に失敗しないために|目次

1 起業の失敗例

 1-1 起業の失敗例その1:運転資金

 1-2 起業の失敗例その2:報酬の分配

 1-3 起業の失敗例その3:黒字倒産

2 起業して失敗する人の主な特徴

 2-1 起業して失敗するパターンその1:一発逆転思考

 2-2 起業して失敗するパターンその2:友人とビジネスを始めてしまう

 2-3 起業して失敗するパターンその3:サラリーマンタイプ

3 起業に失敗した時に起きること

 3-1 起業失敗時に借金をしていた場合

 3-2 起業失敗後の周囲の人の反応

 3-3 起業失敗後、再就職が難しい場合も

4 起業して失敗しないために

 4-1 低リスクで始めて、起業失敗を避ける

 4-2 自分を客観的にみつめて、起業失敗を避ける

 4-3 素直に学びつづけて、起業失敗を避ける

5 まとめ

1 起業の失敗例

起業した人はどのような経緯をたどって失敗するのでしょうか?まずはありがちな起業の失敗例を見ていきましょう。

1-1 起業の失敗例その1:運転資金

起業で新しくお店を開業する際には、ついつい気合が入ってしまうもの。喫茶店を開業することにしたAさんも、開業するからにはとことんこだわった店作りをしようと考え、高級志向の喫茶店というコンセプトで開業の準備を進めました。

そこで、Aさんは世田谷区のある高級住宅街に店舗を借り、店作りをスタートすることにしました。やはり場所柄セレブなお客様が多いだろうと予想し、住宅街の雰囲気に合うように、喫茶店の内装、調度品、食器などにもこだわり、かなり豪華なものにしました。その結果、銀行から受けた融資の大部分を店舗取得費や内装費などの初期投資に回すことになってしまいました。

開業後、Aさんの店はそこそこ評判が良かったのですが、当初の見込みほどお客様は増えませんでした。さらに、資金の大半を初期投資に使ってしまったため、十分な運転資金が残されておらず、毎月の経営がカツカツに・・・。結局Aさんはすぐに経営に行き詰まり、半年も経たないうちに店をたたむことになってしまいました。

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1-2 起業の失敗例その2:報酬の分配

Bさんは大学時代の友人とインターネットビジネスの話で盛り上がり、一緒に起業しようということになりました。そこで、Bさんはその友人と共同で資本金を出し、インターネットビジネスの会社を設立しました。

設立後に複数の案件の依頼があったこともあり、会社の経営は順調でした。しかし、順調な経営とは裏腹に、Bさんと友人と経営方針をめぐって次第に対立するようになってしまいました。起業する前に誰が経営責任とるのかについてちゃんと決めていなかったために、お互い自分の意見を譲らない状況になっていたのです。さらに、報酬をどう分配するのかについても事前の取り決めがなったため、お互いに相手の報酬の額に納得できないというお金の話も絡んでBさんと友人の関係は最悪な状態に・・・。

結局、Bさんは友人とケンカ別れする形でその会社を去り、同じような業種の会社を一人で設立することにしました。しかし、友人と会社を起業する際に出した資本金は、その一部しか取り戻すことができず、お金と友達を失うことになってしまいました。

1-3 起業の失敗例その3:黒字倒産

Cさんは長年勤めた会社を早期退職し、退職金を元手にケータリングサービスの会社を起業することにしました。

Cさんの会社への発注も順調に入り、ビジネスはそれなりにうまく行っていた。しかし、元々サラリーマンだったBさんは財務面での知識に疎く、帳簿上の売上に満足してしまい、実際に手元にあって使える現金をあまり把握していませんでした。

そして、起業から3年が経とうとしているとき、ついに事件は起こりました。1店舗目の業績が順調で気を良くしたAさんは2店舗目を出店を計画しました。開業のための出費を重ねていたところ、銀行への支払日までに現金が用意できないことが判明し、資金がショートしてしまったのです・・・。その結果、ビジネスがうまくいってるにも関わらず、Cさんの会社はまさかの黒字倒産をしてしまいました。

2 起業して失敗する人の主な特徴

先程の起業の失敗例で見たように、起業に失敗する人にはいくつかの特徴があります。まずは、失敗する人の特徴をしっかり学び、それを反面教師としてご自身の起業に役立ててください。

2-1 起業して失敗するパターンその1:一発逆転思考

まず、起業に失敗する人の特徴として挙げられるのが、一発逆転思考の人です。このような人は自分のビジネスモデルに過剰な自信を持っていたり、あるいはギャンブル好きでムラッ気があったりします。先程の例で見たAさんなどはその典型でしょう。

一発逆転思考の人は、起業する際にとにかく大きく儲けようとして、ビジネスの採算が立つ前である開業時から、アクセル全開でお金を使ってしまいます。例えば、食材や店舗作りに過剰にこだわる、必要以上に従業員を雇う、営業広告を派手にうつ、都心の一等地に豪華なオフィスを構えるなど、ある程度ビジネスが軌道に乗ってからやるべきことをいきなりやってしまいます。

また一発逆転思考の人は、ビジネスの立ち上げがうまくいった場合には、一気に売上を伸ばそうとして、無謀な拡大や設備投資を行なってしまう傾向があります。しかし、実は、ビジネスの規模をスケールさせるときが最も危ないのです。なぜなら、ビジネスの規模を拡大することでサービスの質が下がってしまったり、実は拡大した分に見合うだけの需要が無かったりします。その結果、思ったほどの売上が立たなかったり、採算が悪化するなどして一気に経営がピンチになる可能性があります。

このような一発逆転思考の人の中には、読みが当たって大成功をおさめる人もいますが、大抵の人はビジネスの流れが当初の目論見と外れて一気に資金が枯渇し、会社を倒産させてしまうのです。

2-2 起業して失敗するパターンその2:友人とビジネスを始めてしまう

次に起業に失敗する人の特徴として挙げられるのが、友人とビジネスを始めてしまう人です。一見、気心の知れた友人と協力して起業したほうが成功率が高いように見えますが、実際にはむしろ失敗するケースが多いです。何故なら、良い友人が必ずしも良いビジネスパートナーになるとは限らないからです。

ビジネスパートナーには、自分の不得意な分野を補完してくれる人であったり、大きな志を共有できる人を選ぶことがセオリーです。しかし、友人と起業する人の多くが、その友人がビジネスパートナーといてふさわしいかを考慮しないまま、単に親しいという理由だけで一緒に始めてしまいます。その結果、途中で認識の不一致が明らかになり、ビジネスが空中分解してしまうのです。

また、親しい友人であるが故に、事前に取り決めるべきことを決めず、なあなあのままビジネスをスタートしてしまうことも失敗の大きな要因です。起業する前に、経営方針のすり合わせができていない、あるいは報酬の分配や誰が最終責任を取るのかを明確にしていないことは、後々大きなトラブルの種になります。

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2-3 起業して失敗するパターンその3:サラリーマンタイプ

起業には、サラリーマンに必要な能力とは異なる能力がしばしば求められます。従って、起業後にもサラリーマンの時と同じような感覚でいる人(サラリーマンタイプの人)は、早々に足元をすくわれることになります。

サラリーマンタイプの人は、決められた手順に従って物事をすすめることは得意です。従って、補助金・助成金などの申請を行い、資金集めを行うことはそつなくできます。しかし、集めた資金を投資して収益を伸ばすという点には無頓着です。その結果、必要なタイミングで投資を行わずにビジネスチャンスを逃したり、あるいは全然見当違いのところに資金を張ったりしてしまいます。

また、サラリーマンタイプの人は全般的に経営感覚がないので、帳簿上の売上だけを見て満足してしまいがちです。経営においては、帳簿上の売上だけでなく実際のキャッシュフローを注視する必要がありますが、そこには意識が向かず、Cさんのように黒字倒産してしまうのもこのタイプです。"

3 起業に失敗した時に起きること

起業に失敗してしまった場合には何が起こるのでしょうか?これから起業する人にとってはあまり考えたくないことですが、起業のリスク把握のためにもしっかり知っておきましょう。

3-1 起業失敗時に借金をしていた場合

起業に失敗した場合に起こることとして真っ先に思い浮かべるのが、会社が倒産して社長も自己破産するというイメージでしょう。これは実際によくあることで、例えば会社名義ではなく社長の個人名義で借金をした場合などに起こり得ることです。

会社の立ち上げ初期は会社の信用力が低いため、社長の個人名義で借金をすることが往々にしてあります。この場合、会社が倒産しても個人名義での借金は残ってしまうので、それを返済できない場合は自己破産するしか方法がなくなります。また、会社名義の借金であっても、社長が借金の連帯保証人になっている場合は、上記と同じように会社倒産後も借金は残るので要注意です。

一方で、自己破産したからといって、以後全く起業ができなくなるわけではありません。実際、会社を潰し自己破産しても何度もチャレンジを続け、最終的に大きな成功を掴み取った社長さんがいることも事実です。しかし、一度自己破産してしまうと、金融機関への信用が大幅に落ち、資金集めがかなり困難になることは覚えておきましょう。

3-2 起業失敗後の周囲の人の反応

起業に失敗した場合に気になるのが周囲の人の反応です。起業に失敗した事実は、親戚、友人、近所の人などに知れてしまうと、「あいつはカッコつけて起業したけどやっぱりダメだったな」などと嘲笑を浴びることになってしまします。特に、日頃大きなことを言っていた人ほど周囲の反感を買っていることが多く、ひとたび失敗してしまえばその分惨めな思いをしてしまうことになります。

やはり一般的に起業に失敗したというのは世間体は悪いです。それは、多くの日本人が起業に対して色モノ的なイメージを持っていることに起因しているのではないでしょうか。多くの人は起業した人に対して、社会から外れた人あるいは成金で嫌味な人のようなイメージを持っており、そのような人が失敗すれば面白おかしく噂をするのです。

いずれにしても周囲に噂が広まれば、自分だけでなく家族まで嫌な思いをすることにもなります。その結果、一家が離散してしまったり精神的に参ってしまう人もいます。

3-3 起業失敗後、再就職が難しい場合も

起業に失敗した場合、当面の生活費を得るために再就職を検討することになります。しかし、一旦起業というサラリーマンとは違う道に入ってしまうと、会社からは組織人として扱いづらいと見られてしまうことがあり、なかなか就職が決まらない場合があります。

特に、40歳を超えている場合は年齢的なハードルも加わりますので、より再就職は難しくなります。従って、起業する前に、仮に起業に失敗した場合にどうやって生計を立てるのかは考えておいたほうがよいでしょう。なお、例外的に、起業に対して理解がある人が多いベンチャー企業などであれば、起業に失敗した経験を肯定的に評価してくれる可能性はありますので、そのような会社に応募するのも一案です。

このように、起業は失敗のリスクと背中合わせにあるともいえます。リスクを最小限に抑える選択の一つに「在庫を持たない」ビジネスを選ぶというやり方もあります。

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4 起業して失敗しないために

上で述べたように、起業に失敗すると様々な困難が伴うため、やはり失敗しないに越したことはありません。では、起業に失敗しないためにはどのようなことをすればよいのでしょうか?

4-1 低リスクで始めて、起業失敗を避ける

起業に失敗しないためには低リスクでビジネスを始めることが最も大事です。何故なら、実際に起業をしてみてビジネスが思い通りに進むことは稀で、たいていは予期しなかった様々なトラブルが起こります。そんなとき、リスクを目一杯取った状態で起業してしまうと、起業後の軌道修正をする間もなくゲームオーバーになってしまうのです。逆にリスクを下げて起業すれば、当初はうまくいかなくても粘り強くビジネスを継続することで、何らかの打開策が出てくる可能性があります。

では、起業のリスクを下げるためにはどうしたらよいのでしょうか?まず挙げられるのが、開業時の初期投資をできるだけ抑えるということです。例えば自宅をオフィスにすることで賃料を抑えるなど、本当にビジネスに必要なもの以外には極力お金をかけない姿勢が重要です。

次に、今の仕事をやめずに、副業という形でビジネスをスタートするのも有効です。サラリーマンの良い所は仕事で少々手を抜いたり失敗したりしても毎月一定の給料が入ることです。起業後もこの収入源を残しておくことで、運営資金が枯渇することを防げますし、何より精神的に余裕が出ます。

このようにして起業のリスクを抑えれば、仮にビジネスがうまくいかなくても何度も再挑戦ができ、最終的に成功を掴み取れる可能性が飛躍的に上がります。

フランチャイズビジネスでも「副業」で始められるものがあります。

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4-2 自分を客観的にみつめて、起業失敗を避ける

自分の実力に見合った方法で起業するということも、失敗を回避するための有効な手段です。例えば、自分にいきなり新規事業を成功させる実力があるか?ということを考えてみましょう。もし自信がなければ、まずは世の中にある既存のビジネスモデルを学び、それを真似ることから始めるべきです。

というのも、全く新しいビジネスは世の中に受け入れられるのか未知の状況です。従って、予想をたてることが困難で非常にリスクが高いです。一方で、すでに世の中にあるビジネスモデルであれば、需要やビジネス規模をある程度予測することができます。また、すでにあるビジネスモデルであっても、工夫次第で収益性を上げることは十分可能です。

4-3 素直に学びつづけて、起業失敗を避ける

起業の失敗を避けるためには、成功者のメンタリティを身に付けることも重要です。どんな成功者であっても、はじめから成功していたわけではありません。様々なものからコツコツと学び続け、地道にビジネスを良いものにしていった結果、成功という果実を手に入れることができたのです。

実際、世の中に名の知れた成功者は素直で謙虚な人が多いです。このような人は、周囲から学びを得るために優れた観察力を持っています。そして、成功する前はもちろん、成功した後であっても慢心することなく、周囲から得た学びを愚直に経営に活かしているのです。

同業者の店作りやサービス、お店に訪れてくれるお客様から頂く声、あるいは近所の町並みからでも学べることはたくさんあるはずです。その学びを素直に受け入れ、経営に活かしていきましょう。

5 まとめ

最初に、どのような人が起業に失敗するのかの具体例をご紹介しました。高級喫茶店開業のために資金を使いすぎたAさん、友人と起業して大失敗したBさん、財務管理をおろそかにして黒字倒産してしまったCさんの話をしました。

このような起業に失敗してしまう人として、①一発逆転思考の人、②友人と一緒に起業する人、③サラリーマンタイプの人を挙げました。自分がこのようなタイプに当てはまらないか、冷静に考えてみましょう。

起業に失敗すると借金が残ったり、再就職が難しくなったりするので、それを割けるための工夫が必要です。そのための工夫として、低リスクでスタートすること、世の中にすでに成功しているビジネスモデルを参考にすること、素直に学びを得ることをご紹介しました。

このようなポイントをしっかり理解し、起業するときのリスクを減らしましょう。

倒産リスクを減らしたい方は、成功の前例があるフランチャイズビジネスを選ぶのもオススメです。 「資金別」「地域別」「業種別」など、ご自身の意向に沿うビジネスを探してみませんか。

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