起業に役立つ資格って?

最終更新日:2019年12月06日

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起業しようと考えた時に気になるのは、そのビジネスプランと資金面かと思います。
しかしそれに加え、資格が必要かどうか気になる方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、資格の取得には時間やお金がかかる場合が多いから。
ただでさえやることが多い起業への準備において、自分の考えているビジネスに資格が必要かどうかは知っておく必要があるでしょう。

そこで今回は「起業するときに資格は必要なのか」といったところから、資格選びのコツやおすすめの資格を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

目標

起業に資格は必要なのか

起業に有利な資格取得までのコツ

 役立つ資格を調べる

 退職前に学習を進めておく

 無資格でできるビジネスプランも検討しておく

取得を検討したい編集部おすすめの資格

 日商簿記検定

 色彩技能パーソナルカラー検定

 ITパスポート

 中小企業診断士

おすすめの資格勉強法

 スケジュールをしっかり立てる

 必要に応じて資格スクールを活用する

 資格を持っている人に会ってみる

 実務経験を積んでおく

まとめ

起業に資格は必要なのか

結論から言ってしまうと「起業に」あたって絶対に必要になる資格はありません。
個人事業主であっても、法人としてであっても、手続きを行えば起業はできます。
外国人の方でも6ヶ月以上の在留資格があれば、日本人とほぼ同様の手続きで日本での起業は可能です。

ただし、業界や職種によっては資格が必要になることもあります。
士業であり、経営者と兼ねて実際に実務を行う場合や、フランチャイズの飲食店の店長をする場合でも「食品衛生責任者」や「防火防災管理」の資格は必要です。

その一方で、資格が必要ない起業も多くなっています。
そういった場合でも、資格を取得するメリットはあります。
それは「信頼性の獲得」です。

一般的に起業する時は、会社組織を離れて自分の力で事業を行っていかなくてはいけません。
とはいえ、新たに立ち上げた事業には明確な実績もなければ、顧客からの信頼性もないもの。そういった時に事業に適した資格があれば、自分の力のアピールや顧客からの信頼性にも繋がります。

起業に有利な資格取得までのコツ

先ほど説明したように、起業する内容によっては資格が必須であったり、信頼性を持たせるために取得したりといったことがあります。

資格が必須の場合は必ず取らなければいけませんが、顧客へ信頼性を持たせるための資格にはその取得までにコツがあります。
具体的なコツとしては以下の3つです。

・役立つ資格を調べる
・退職前に学習を進めておく
・無資格でできるビジネスプランも検討しておく

ひとつずつ解説していきます。

役立つ資格を調べる

先ほどお伝えしたように、資格は顧客からの信頼性に繋がる点がメリットです。
そのためにも「開始する事業に何かしら関係する資格」を調べておくことが必要です。

一言に資格といっても、国家資格のように誰でも知っているような資格もあれば、反対に知名度のあまり高くない民間の資格もあります。
知名度があまり高くない資格の場合は、取得しても顧客からの信頼性に繋がらないケースもあるので注意しておきましょう。

具体的な調べ方としては、開始したい事業の分野で有名な人が持っている、もしくは資格取得者数が多いかどうかをリサーチして行くと良いでしょう。

せっかく時間とお金を使うのであれば、顧客からの信頼性になるべく繋がりやすい資格を取得していくのがポイントです。

退職前に学習を進めておく

資格を取得するには、できれば退職前に学習を進めておくことがおすすめです。
しかし、普段の仕事が忙しく思うように勉強時間が取れなかったり、疲れきってしまい勉強する気力がなかったりというケースもあります。

この場合はできる範囲でいいので、毎日少しずつ学習を進めていきましょう。
細切れ時間であれば、案外勉強時間を抽出できることもあります。

無資格でできるビジネスプランも検討しておく

資格の取得と合わせて、無資格でできるビジネスプランも検討しておくと良いでしょう。
万が一資格試験に合格できなかった場合や、何らかの事情で企業を早めなくてはいけなくなった場合も考えられます。

その時に資格の取得が前提になってしまっているビジネスプランだと、焦りが生まれてしまうかもしれません。
また、必ず自分が資格を取得していなくても事業が開始できる場合は、すでに取得予定の資格を持っている人と協力するといった方法もあります。

万が一のことを考え、柔軟に対応できる思考は起業後にも役立ちます。

取得を検討したい編集部おすすめの資格

ここからは必須ではないものの、信頼性につながりやすいおすすめの資格を紹介していきます。
おすすめする資格は以下の4つです。

・日商簿記検定
・色彩技能パーソナルカラー検定
・ITパスポート
・中小企業診断士

ひとつずつ解説していきます。

日商簿記検定

日商簿記検定
転載:[日本商工会議所](https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping)

日商簿記検定は帳簿付けの基礎になる資格です。
個人事業主であれば3級、法人を設立するなら2級程度の知識を持っているといいでしょう。

財務諸表を読める知識は、事業の経営状態の把握をするためにも必須の知識です。

事業を始めると税務署や銀行といった、お金に関わるところとの交流も盛んになります。
そうなると、しっかりとした知識で間違いのない帳簿付けを行うことが信頼に関わる場面も出てきます。

色彩技能パーソナルカラー検定

色彩技能パーソナルカラー検定
転載:NPO日本パーソナルカラー協会

色彩技能パーソナルカラー検定は、ネイリストや美容師など色に関わる仕事をする場合に持っておくといいでしょう。

簡単に言うと、この資格はその人それぞれに合った色が分かるようになる資格です。

「どんな色にしようか」「思い切ってイメージを変えたいけど似合わないのは嫌だ」など考えている顧客に対して本当に似合う色の提案ができます。
そうなると、顧客からの満足度が上がり信頼度も上がるでしょう。

ITパスポート

ITパスポート
転載:ITパスポート試験

最近ではどんな業種で起業したとしても、インターネットの活用は必須になっています。
やはり、起業をしてその認知度を高めていくためには、ホームページの存在は大きいものです。

そこでオススメしたいのはITパスポートという資格。

ITパスポートの資格ではそもそもの仕組みから、サイトの構築・運営に必要な知識を学べます。特に近年ではインターネットが盛んですし、情報技術は日々進化しています。

特にセキュリティ面では、少し前の知識が通用しなくなっているというケースも。
そうなるとやはりITパスポートで取得しておき、セキュリティ面やデータベースの知識をつけていくことも重要です。

またITパスポートは国家資格なので事業のサイト運営に役立てることや、資格そのもので活躍していくと言った可能性も秘めています。

中企業診断士

中企業診断士
転載:中小企業診断協会

中小企業診断士は経済産業大臣によって登録される国家資格です。
中小企業の現状分析を行い、コンサルティングをするための専門知識が身につきます。

もちろん、その知識は自らの事業にとっても大いに役立つものです。
言ってしまえば、自らの事業をコンサルティングし、業績をさらに伸ばしていくこともできます。

また、資格を取得すると中小企業診断協会による紹介を受けられたり、サポートを受けたりも可能。

ただし、この中小企業診断士は難関資格に位置づけられており、資格の取得は非常に困難です。
勉強時間もかなり多く、計画的な資格の勉強法が必要になってくるでしょう。

おすすめの資格勉強法

ここからはお勧めの資格勉強法についてお伝えしていきます。
解説するのは以下の4つです。

・スケジュールをしっかり立てる
・必要に応じて資格スクールを活用する
・資格を持っている人に会ってみる
・実務経験を積んでおく

ひとつずつ詳しく解説していきます。

スケジュールをしっかり立てる

なにはともあれ、資格の取得をしようと考えたら、まずは学習スケジュールを立てることです。

このときのポイントは毎日学習することで、合格するのに必要な情報が入ったテキストを少しずつでも進めていくことが大切です。

人によっては、まず机に向かう習慣からつけることも必要でしょう。

また、スケジュールは、必ず試験の日から逆算してスケジュールを立てましょう。
そうすることで「どれぐらいの知識が必要で」「そのために1日にどれくらいの勉強量が必要なのか」が把握できます。

ここで無理のあるスケジュールにしてしまうと、途中で挫折してしまったり勉強が不十分なまま試験に臨んでしまったり、といったことがあるので注意しましょう。

必要に応じて資格スクールを活用する

必要に応じて資格スクールを活用することも大切です。

最近では様々な資格に対応したスクールも増えています。
スクールといっても通学が必要なものから、オンラインで好きな時間に学べるものまで多種多様です。

スクールに通学する場合は先生に直接質問ができるため、今の段階で全く知識がなくても大丈夫な場合がほとんどです。
また、ピンポイントで分からない範囲だけを学びたい場合はオンライン、といったように自分にとって最適な方法を選びましょう。

資格を持っている人に会ってみる

これは必須ではないのですが、できれば資格を持っている人に会ってみるのも有効です。

目的は自分が今持っているその資格へのイメージと、実際資格を取得した後はどうなのかといったイメージに対するギャップの有無の確認です。

もしそこで、自分が思うような資格でなかったら、せっかくかけた時間やお金が無駄になってしまうことも。
また、わからないことや疑問に思うことを質問できるでも大きいでしょう。

実務経験を積んでおく

もし可能であれば、取りたい資格に関連する実務経験を積んでおきましょう。

ただこれは、今勤めている企業での異動や転職が必要になることもあるので、必ずできるわけではありません。

しかし、もし実務経験が積めるということであれば、これは大きな資格取得へのアドバンテージとなります。
学んだことをすぐに活かすこともできますし、テキストではない「生きた学習」が可能なのです。

なにより、実務経験があれば起業した後もスムーズに事が運ぶもの。
もし時間が許すのであれば、実務経験を積むために副業をしてみるというのも一つの手です。

まとめ

このように資格はそもそも不要であったり、資格が必須であったりと起業をする業種によって様々です。
もちろん、資格を取得するというのは時間もお金もかかりますし、簡単ではありません。

とはいえ、資格取得のメリットは大きなものです。
事業を始めるため、もしくはより良いスタートダッシュを切るため、この記事を参考にぜひ資格の取得を検討してみてくださいね。

公開日:2019年12月06日