便利屋の具体的な仕事とは? 必要な資格はある?

最終更新日:2019年07月12日

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よろず屋、何でも屋とも呼ばれている「便利屋」は、日常生活の中にある困ったことを解決するためにさまざまな業務を代行するビジネスです。

部屋の掃除や洗濯、買い物、ゴミ出しなど家事全般から引越し作業、高齢者のサポートまで、あらゆる困りごとをサポートします。

自分でやるよりも効率が良い、時間を有意義に使える、ケガなどの危険を回避できる、専門業者より安く済むといったメリットや、高齢化などの社会情勢の影響から近年需要が増加しています。

そのような便利屋ビジネスに着目し、開業を検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、便利屋の仕事内容、必要な資格・免許や費用など、開業前に知っておきたい情報を詳しく解説します。

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便利屋開業|目次

1 便利屋の仕事内容とは?

 1-1 便利屋を開業後の実際の仕事とは?

 1-2 便利屋のような仕事は増えている?

 1-3 便利屋を開業したら何でも仕事にしていいの? 必要な資格や免許は?

 1-4 便利屋を開業するには?

 1-5 便利屋の開業に必要な費用は?

2 どうやって案件を獲得するの?

3 まとめ

便利屋の仕事内容とは?

便利屋と言えば、どのような仕事でも請け負うというイメージが強いですが、実際はどうなのでしょうか。

「具体的な仕事内容は?」「便利屋の仕事は増えているの?」「資格がないとできない仕事はあるの?」「開業に必要なこと、費用は?」など、開業前の疑問を解消できる情報をまとめました。

便利屋を開業後の実際の仕事とは?

便利屋は、日常生活の困りごとを手助けするビジネスです。

「家具を移動させたいけど重くて1人では運べない…」
「仕事が忙しくて部屋の片付けがなかなかできない…」
「パソコンを買ったけど初期設定や使い方がわからない…」

など、自分ではできないことから面倒・嫌なこと、専門的なことまで、基本的には何でも依頼が可能な便利屋の仕事内容は多岐にわたります。

【仕事内容の例】
・部屋の片付け、掃除
・家具の移動、組み立て
・買い物の代行、並び屋
・引越し作業
・不用品の処分
・送迎
・生活家電の修理
・害虫駆除
・草むしり
・パソコンの設定や修理
・子守
・ペットの散歩
・介護のサポート
・ゴミ屋敷の掃除
・探偵依頼 など

上記以外にもさまざまな仕事の依頼を受ける便利屋で開業すると、幅広い分野の知識やスキルを身につけることができます。

また、依頼ごとに仕事をする場所も内容も出会う人も違うので、毎回新鮮な気持ちで働けます。

何より、人と関わることが好きな方にとっては、やりがいを感じることができる仕事だと言えるでしょう。

しかし、これだけ多くの仕事があると、中には自分が苦手とするような依頼があるかもしれん。
便利屋の開業で成功するためにも、どのような依頼でも受けられるようにしようという心構えを持って、開業前から十分に準備しておくと良いでしょう。

便利屋のような仕事は増えている?

近年の高齢化に伴い、便利屋の需要は右肩上がりで、高齢者を対象としたサービスも増えてきています。

内閣府の「高齢社会白書」によると、日本の総人口は2018年時点で1億2,644万人。
そのうち、65歳以上の人口は3,558万人、総人口に占める割合は約28%です。
さらに、総人口が減少する中で65歳以上の人口は今後も増え続け、2036年には3人に1人の割合になると言われています。

単身を含む高齢者のみの世帯の場合、家の掃除をする、買い物に行くといった些細なことでも体力的に難しいことが多いので、ちょっとした困りごとでも気軽に依頼できる便利屋が求められているのです。

例えば、掃除や洗濯、ゴミ出し、買い物など日常生活のことから、遺品整理やお墓の管理、話し相手など、高齢者の生活をさまざまな面でサポートするサービスが提供されています。

また、未婚化や共働き世帯の増加などによって、力仕事が難しい、仕事や育児で忙しくて家事まで手が回らないなどの悩みを抱える女性からの需要もあります。

女性の利用者が増えていることから、経営者が女性、女性スタッフのみで運用といった便利屋もたくさん誕生しているようです。

そして、国際化の影響から自国とは違う言語や文化、風習の中での困りごとを解決する手段として、外国人が便利屋を利用することも増えてきています。
これからますます国際化が進んでいくことから、外国人向けのサービスが増えてくることも想定されます。

このように社会情勢に合わせたサービス展開がさらに活発化していく中、いかに個性や強みをアピールできるかが便利屋市場で生き残る鍵になるのかもしれません。

便利屋以外にも地域社会に貢献できるFCビジネスはあります。

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便利屋を開業したら何でも仕事にしていいの? 必要な資格や免許は?

先述したように、便利屋は部屋の掃除や買い物の代行、不用品の処分など、仕事の幅が非常に広いです。

便利屋を開業すればどのような依頼でも受けられそうな気もしますが、実は何でも仕事にしていいというわけではありません。

何でも仕事にするには、資格や免許が必要になるのです。

では、便利屋ではどのような資格や免許が必要になるのか、以下でいくつか紹介します。

■古物商
中古品やリサイクル品を取り扱うための資格です。
不用品やゴミの廃棄処分ができる資格ではない点に注意しましょう。

■一般廃棄物収集運搬業
一般廃棄物を収集・運搬するための資格です。
家庭や事業所から出る、一般廃棄物が対象となります。

■産業廃棄物収運搬業者
飲食店や工場から出る産業廃棄物を取り扱うための資格です。

■一般貨物自動車運送事業
顧客の依頼によって、自分のトラックなどを使用して有償で荷物を運送する場合に必要です。

■貨物軽自動車運送事業
顧客の依頼によって、軽トラックやバイク(125CC以上)を使用して貨物を運送する場合に必要です。

その他、国家資格が必要な仕事もあります。

■電気工事士
自宅のコンセントや壁のスイッチなどの修理を行う場合に必要な資格です。

■給水装置工事主任技術者・排水設備工事責任技術者
トイレや台所の水漏れ、排水のつまりなどの修理をする場合に必要です。

■運転免許(中型・大型)
不良品回収や引越しなどのサービス提供にあたって中型・大型トラックを運転する場合に必要です。

運転免許は依頼者宅への移動などで普段から使用するので、便利屋で開業するにあたって普通免許は最低限持っていた方が良いです。

また、中には届出が必要なものもあります。

例えば、家庭内の害虫駆除を行う場合には害虫駆除実施届、浮気調査を行うのであれば探偵行の開業届、ペットシッターの場合は動物取扱業の登録などです。

便利屋で必要な資格や免許、届出などを十分に理解し、提供するサービスに応じて開業前に取得・手続きを済ませておくことが重要です。

便利屋を開業するには?

便利屋を開業するには、以下の2パターンから選ぶのが一般的です。

【1】1人で独立開業する
【2】フランチャイズに加盟する

1人で独立開業する場合、提供するサービスの内容や料金設定、営業時間など、全ての決定権を持つことができます。
自分の裁量やペースで仕事ができる自由度の高さや、フランチャイズ加盟より費用を抑えられることが魅力です。

しかし、知名度がない状態からのスタートになるので、便利屋を開業後すぐには仕事を得られないというデメリットもあります。
開業準備から経営まで自分で行わなければならず、大きな負担になってしまう可能性があることも忘れてはいけません。

フランチャイズに加盟して便利屋を開業する場合、本部のネームバリューや社会的信用を利用できるので、開業直後の安定収入が期待できます。
また、便利屋業界での経験や実績で培ったノウハウを提供してもらえることから、未経験者でも安心して開業することが可能です。

一方で、フランチャイズ契約では加盟金や研修費、ロイヤリティなど、本部に支払う費用が発生するので、1人で独立開業するより費用の負担が大きくなるケースもあります。

このように、1人での独立開業、フランチャイズ加盟それぞれにメリット・デメリットがあるので、十分に理解した上で自分に合った開業形態を選ぶことが最善でしょう。

また、どちらの開業形態を選ぶにしても、便利屋で開業するには税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」、いわゆる「開業届」を提出する必要があります。

開業届を提出せずに開業しても罰則などはありませんが、青色申告ができる、屋号の口座を作ることで財務管理がしやすくなる、社会的信用を得やすくなるなどのメリットがあるので提出した方が良いです。

開業届の提出は開業後1ヵ月以内と決められているので、提出する場合には早めに準備しておくことをおすすめします。

便利屋の開業に必要な費用は?

便利屋は、依頼を受けるための電話と移動や運搬のための自動車があれば自宅で開業できるので、他の業種より開業資金が安く済むことが多いです。

便利屋の開業に必要な費用は開業形態や事業内容によって異なりますが、1人で独立開業する場合は数十万円、フランチャイズに加盟する場合は数十万~数百万円が目安となります。

以下で、開業前後に必要な費用の例を一部紹介します。

【開業前】
・フランチャイズ加盟金
・研修費
・作業車両代
・電話、フリーダイヤル設置
・電動工具や機器、器具
・制服、作業着代
・薬剤、洗剤代
・ホームページ作成料
・資格や免許、ノウハウ取得代
・認可、届出手続きの手数料
・名刺 など

【開業後】
・ロイヤリティ
・駐車場代
・車両整備費(ガソリンや車検、定期点検など)
・事務所代
・光熱費・通信費
・宣伝広告費(チラシやポスター作成、ネット広告、求人誌への広告代など)
・保険代(損害保険・自動車保険) など

便利屋を1人で独立開業する場合はフランチャイズ加盟金や研修費、ロイヤリティなど、フランチャイズ本部に支払う費用が不要です。
初期費用だけでなく月々の費用も抑えることができるので利益が出しやすく、初期投資の早期回収が期待できます。

フランチャイズの場合は1人で独立開業するより費用が高額になるケースが多いですが、中には自己資金なしで開業できるプランを提供している本部もあるので、資金調達に不安のある方でも開業しやすいでしょう。

どうやって案件を獲得するの?

では、便利屋で開業後に案件を獲得するにはどのようなことが必要になるのでしょうか。

集客手段として、

・チラシ
・ホームページ
・SNS
・ポータルサイトへの登録
・タウンページへの登録

が挙げられます。

新聞の折込チラシやダイレクトメールのポスティングなどは、集客する上で欠かせない手段です。

公共施設やスーパー、飲食店など、人の目に入りやすいところにチラシを置いてもらったり、ポスターを貼ってもらったりするのも効果的だと言えます。

また、近年インターネットやスマートフォンの普及に伴い、便利屋でもホームページやSNSを使った集客が増えています。

ホームページ作成やSNSの運用が難しいという場合には、ポータルサイトへ登録するという方法もあります。
ホームページを無料で作成できるツールや、無料で掲載できるポータルサイトもあるので、活用することで費用をかけずに集客することができるでしょう。

タウンページへの登録に関しては以前より大きな集客力は期待できませんが、少しでも多く集客できるよう対策しておきたいところです。

集客したい性別や年齢層によっても最適な集客方法が異なるので、その点も踏まえて行うと効率的かつ効果的な集客ができるでしょう。

1人で独立開業する場合、集客も自分で行う必要があるので時間や労力がかかってしまいますが、フランチャイズであればホームページ作成や広告宣伝などの集客サポートを利用できる場合もあります。

まとめ

日常生活における困りごとを手助けする便利屋は、日々やりがいを感じることができるビジネスです。

部屋の掃除や買い物の代行、送迎、害虫駆除、介護のサポートなど仕事の幅も広いので、これまでの人生にはない経験、成長が期待できます。
また、高齢化や未婚化などの社会情勢の影響もあり、今後も需要の増加が見込める市場なので、便利屋で開業してみたいと感じた方も多いことでしょう。

しかし、便利屋として開業しても、資格や免許、認可がなければ引き受けられない仕事があり、中には非合法・非道徳的な依頼をされる可能性もあります。
知らないうちに違法行為をしてしまったり、危険に巻き込まれたりしないように、開業前に正しい知識を身につけておくことが重要です。
資格や免許の取得はハードルが高いものもあるので、リサイクル業者や解体業者、電気工事士など、専門業者と連携しておくというのも有効です。

また、1人で独立開業するかフランチャイズに加盟するかのどちらかで迷われる方もいらっしゃると思います。
自分のペースで自由に働きたいという方は1人で独立開業が最適ですが、開業準備や開業後の経営に不安がある方はフランチャイズを利用するというのも一つの方法です。

今回紹介した内容を参考に、便利屋の開業で成功を掴みましょう。

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公開日:2018年04月19日