在宅起業の第一歩!独立前に知っておくべき在宅起業の基礎知識

最終更新日:2023年07月10日

インターネットサービスの普及に伴い、在宅で仕事をする人が以前と比べて多くいます。
「起業するなら、在宅でできる仕事が良い」と考えている方もいることでしょう。

そこでこちらでは、在宅起業に関するお役立ち情報をまとめました。
在宅起業に向いている仕事や起業方法、起業の成功と失敗のポイントなどを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

在宅で起業できるフランチャイズを探してみる

目次

在宅起業のメリット・デメリット

在宅起業の種類

在宅起業のメリットが大きい仕事

在宅で起業する方法

在宅起業の成功・失敗ポイント

自分に合った在宅起業を見つけて開業準備を始めよう

在宅起業のメリット・デメリット

こちらでは、在宅起業のメリットとデメリットを紹介します。
在宅での起業に興味がある方は、メリットとデメリットの両方を理解した上で自分に合った起業方法を考えてみましょう。

メリット

在宅起業のメリットとしては、主に下記の3点が挙げられます。

  • 時間と場所に縛られない
  • 初期費用が少なく済む
  • 人間関係に気を遣わない

業種にもよりますが、在宅起業では働く時間と場所を自由に選べることが多いです。
出社や退社の時間が決まっておらず、PCを持参してカフェで作業しても問題ありません。

また自宅をそのまま職場として活用するため、店舗や事務所となる物件を購入または賃借する必要がないのもうれしいポイントです。
飲食店などを開業すると物件関連費用だけで1,000万円以上することがあるので、初期費用を大幅に抑えられる点は大きなメリットだと言えます。

また、自宅で1人で仕事する場合は、社内の人間関係に気を遣わなくて良い点も在宅起業ならではのメリットでしょう。

デメリット

一方、在宅起業のデメリットには、主に下記の3点が挙げられます。

  • 自己管理能力が求められる
  • 代役がいないためプレッシャーが大きい
  • 気持ちを共有できる相手がいない

在宅起業では、自己管理能力が求められます。
オフィスと違い自宅は気が緩みやすいので、つい怠けてしまったり集中できずダラダラと働いてしまったりしがちなため注意が必要です。

また同僚や上司がいないため、トラブルがあったときは1人で対処する必要があります。
会社で組織の一員として働く場合と比べて、頼りにできる相手がいない在宅起業は強いプレッシャーを感じるかもしれません。

さらに、そういったプレッシャーや不安などの気持ちを職場仲間に共有できない点も在宅起業ならではのデメリットです。

在宅起業の種類

在宅ではどういった仕事ができるのか、こちらでは在宅起業の種類を紹介します。
オンラインとオフライン両方の仕事を紹介しているので、どういった仕事が自分に合っていそうかぜひ考えてみてください。

インターネットを活用した起業

急速に発展するインターネットサービス業界は、在宅起業と相性が良い仕事の一つです。
PCやスマホなどの電子機器があればどこでも作業でき、世界中とつながれるためさまざまな仕事にチャレンジできます。

具体的には自身のネットショップを開設して商品を販売したり、フリーランスでWebライターやデザイナー、プログラマーとして働く方法もあります。また、最近ではYouTubeでコンテンツを制作・発信したりする方も少なくありません。

自身の創造性を活かせる仕事が多く、働く時間も自分で決められるので、自由に仕事したい方にぴったりです。

自宅を利用した起業

自宅を利用した起業には、塾やスクールのような対面型ビジネスがあります。
自宅のスペースに余裕があるのであれば一室を教室として活用し、そこで生徒に勉強を教えたり英会話レッスンを行ったりするのも良いでしょう。オンラインレッスンやセミナーなど、実際に対面しなくてもサービスを提供できる手段もあります。

そのほかの自宅を利用した起業には、マッサージやネイルなどサービスを提供する種類の仕事があります。
自宅で接客する場合、一度にたくさんのお客様を呼ぶことは難しいですが、自身のスキルを活かしながらお客様とコミュニケーションを取りたい方におすすめです。

在宅起業のメリットが大きい仕事

メリットの章でもお伝えした通り、在宅起業は時間と場所に縛られない点が魅力です。

そのため在宅起業を予定している方は、営業時間が決まっていたり自宅から離れられなかったりする仕事よりも、自分で時間と場所を調整できる仕事を選ぶことをおすすめします。

こちらでは、在宅起業のメリットが大きい仕事をまとめているので、どういった業種で起業しようかお悩み中の方はぜひ参考にしてみてください。

ハンドメイド・リペア

手先が器用な方や物づくりが好きな方には、ハンドメイド製品を制作し取引先へ販売することで収入を得る仕事があります。
革製品やアクセサリーなどの小物であれば大型機材が不要なため、自宅のスペース確保にこだわる必要はありません。

また、故障したiPhoneやPCを修理するリペアの仕事も在宅でできます。
リペアの仕事はフランチャイズがよくオーナーを募集しているので、未経験から事業を始めたい方は研修制度の整った本部へ加盟するのもおすすめです。

ネットショップ運営

ハンドメイドなど何か自作商品を販売したい方は、取引先に直接売り込むだけでなく、ネットショップを活用することでより高い売り上げを見込めます。

最近ではBASEなど、簡単に開設できるネットショップもあるので特別な知識は必要ありません。

また、自らで商品の製作を手がけなくても、仕入れた商品をネットショップで販売するという方法で収入を得ることも可能です。

デザイン・プログラミング

デザインやプログラミングのスキルがある方は、企業から仕事を引き受けてフリーランスとして働く方法もあります。

インターネットで完結する仕事のため在宅起業との相性も良く、働く時間も自由に決めやすいので仕事と私生活を両立することが可能です。

ほかに似た仕事として、イラストレーターやライターなどが挙げられます。

サロン経営

サロン経営は、自宅を店舗として活用しお客様を呼ぶビジネススタイルです。
このスタイルの仕事には、マッサージや美容院、ネイルなどの専門店が挙げられます。

大型店と比べて対応できるお客様の人数は少ないですが、仕事量や営業時間を自由に調整できる点が魅力です。

また、上記のような美容系の仕事はフランチャイズ店も多く、個人経営ではなくフランチャイズへ加盟して自宅で開業する方も少なくありません。

塾・スクール経営

塾やスクールは、オンラインとオフラインどちらの方法でも開業できます。

まずオンライン型は、SkypeやZoomなどを使って生徒に指導する方法です。
生徒とのやりとりは全て画面越しに行うため、場所や時間に縛られず尚且つ自宅を教室用に改装する必要もありません。

一方オフライン型は、生徒を自宅へ呼び対面で教える方法です。
家のスペースを確保する必要はありますが、フラワーアレンジメントのような手の動きを見ながら作業する業種は、PCで画面越しに教えるより指導の質が上がるでしょう。

在宅で起業する方法

起業したい業種が決まった後は、資金調達や開業届の準備を進めます。
こちらでは、在宅で起業する方法を段階別に紹介しているので、これから起業に向けた準備を始める方はぜひご覧ください。

在宅起業の目的を決める

まずは、何のために在宅で起業するのか目的を明確にします。

例えば「育児と両立するために、時間と場所に縛られない仕事がしたい」が目的であれば、自宅を教室として活用するオフライン型の塾より、PCやスマホを使ったオンライン型の指導スタイルに変えたほうが良いでしょう。

在宅起業といっても働き方はいろいろあるので、まずは自身が起業する目的を明確にし、それに合わせた仕事を選ぶことが大切です。

自己資金を準備する

起業したい仕事の大枠が決まった後は、自己資金を準備します。

例えばプログラミングやデザインなどのインターネットを使う仕事であれば、初期費用はPCや周辺機材だけで良いことがほとんどです。
毎月の費用にはサーバー代やインターネット代がかかるため、こちらも合わせて計算しておきましょう。

一方、自宅をサロンとして使う場合は、シャンプーやネイルなどの消耗品に加えて、毎月の水道代がかかります。
起業にあたり自己資金が足りない場合は、国や銀行から融資を受けるのも一つの選択肢です。

在宅起業が可能な仕事を探す

次に、在宅ではどういった方法で仕事ができるのかを考えます。

起業方法はいろいろありますが、インターネットでできる仕事をするのであればクラウドソーシングを活用するのがおすすめです。
クラウドソーシングであれば自身のスキルに合った仕事に応募でき、初心者向けの業務も募集しているので「まずは仕事の流れを掴みたい」という方にも向いています。

また、修理屋やサロンなどのビジネスを考えている方は、フランチャイズへ加盟して起業するのも一つの選択肢です。
フランチャイズは起業のサポート体制が整っているのに加えて、本部の研修を受けられるので未経験の方でも安心して事業を運営できます。

在宅ワークの環境を整える

起業方法が決まったら、在宅ワークの環境を整えます。

インターネット関連の仕事であれば、スペックの高いPCを購入したりイスやデスクを新調したりするのも良いでしょう。

自宅を塾やスクールとして使うのであれば、生徒用の座席やホワイトボードの準備が必要です。

そのほかにもネイルサロンであればお客様用のイス、リペア業であれば修理に使う作業台などを定位置にセットします。

開業届を出す

仕事を始める準備が一通り整ったら、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出しましょう。

開業届を提出しておくと、確定申告の際に控除額が大きい「青色申告」を選べたり、屋号で口座を開設したりできます。

開業届の未提出による罰則はありませんが、原則として開業後1ヵ月以内に提出することが決められているため忘れず手続きしてください。

在宅起業の成功・失敗ポイント

時間や場所に縛られない在宅起業は魅力的ですが、会社や店舗で働く場合とはまた違った難しさがあります。

こちらでは、在宅起業の成功と失敗のポイントを解説しているので、不要な失敗はできるだけ避けられるようぜひ意識してみてください。

スケジュール管理

オフィスや店舗と違い、自宅は気が緩みやすいため注意が必要です。

普段プライベートで利用している場所だからこそ、リラックスしすぎて仕事に集中できない可能性があります。
同僚や上司がいない在宅の仕事では、誰も注意してくれる人がいないという事実を強く意識しましょう。

そのため在宅で起業する場合はスケジュール管理を徹底し、納期に間に合うよう自分を律しながら仕事を進めることが大切です。

特に取引先とやりとりする場合は信頼関係が重視されるため、納期遅延などの問題が発生しないよう気をつけてください。

運営資金の計算

在宅起業は初期費用が少なく済むものが多く、事前の見積りが甘くなってしまいがちです。
特に運営資金は毎月かかる費用なので、開業前に綿密な計算を済ませておきましょう。

例えば故障品のリペア業を行う場合、自宅を作業場として使えるため初期費用はあまりかかりませんがリペアに使う部品代が発生します。
特に部品代は情勢によって値段が変わる可能性が高いので、金額は少し高めに見積りしておいたほうが安心です。

そのほかにもPCのサーバー代やソフト代、サロンの消耗品などの費用もしっかりとシミュレーションする必要があります。

効果的な宣伝活動

例えば店舗を構えて飲食業を行うのであれば、「お店」という大きな目印があるためお客様に存在を気づいてもらいやすいです。

しかし自宅を職場として使う在宅起業は、自ら積極的に営業や宣伝をしなければ仕事を取ることは難しいでしょう。

そのため公式サイトを制作してアピールしたり、知人のツテを借りて集客したりといった努力が必要となります。

今まで営業をした経験がなく、仕事を振ってくれる知人がいないという方は、フランチャイズへ加盟して本部に広告宣伝活動を任せるのも一つの方法です。

自分に合った在宅起業を見つけて開業準備を始めよう

在宅起業には、インターネットサービスや対面型ビジネスなどいろいろな働き方があります。
そのためまずは在宅で起業する目的を明確にして、その目的に合った仕事を選びましょう。

1人で起業するのが不安な方、集客に自信がない方はフランチャイズへ加盟するのもおすすめです。
フランチャイズへ加盟すれば経営面でのサポートを受けられるので、気になる方はぜひ問い合わせしてみてください。

在宅で起業できるフランチャイズを探してみる

公開日:2020年12月11日