YouTuberの副業で早期リタイア?広告収入の仕組みと始め方

最終更新日:2023年03月10日

将来なりたい職業として、Youtuberがノミネートされるようになりました。「アップした動画のバズりで注目を浴びたい」「広告収入だけで生活していきたいと思い」動画配信に参入する人も増えています。本業で取り組む人だけでなく、実は副業のYouTuberが多いのです。この記事では、副業YouTuberの始め方や収益化のコツなどを解説します。

目次

YouTubeの広告収入の仕組みを知ろう

5種類の広告タイプ

副業Youtuberのメリット

副業Youtuberのデメリット

YouTuberを始める5つのステップ

脱初心者!副業Youtuberが収益化するための4つのコツ

好きな動画を投稿してYoutuberの副業にトライしてみよう

YouTubeの広告収入の仕組みを知ろう

YouTubeの広告収入の仕組みを知ろう

YouTubeの広告収入は、広告主からGoogleに支払われる広告料の一部が成果報酬として動画配信者に還元される仕組みです。広告は動画の再生中か再生前後に挿入される仕組みで、広告がクリックされたり一定時間再生されると成果報酬が発生します。一方、表示された広告がスキップされると報酬が発生しません。近年ではYouTubeの閲覧数が急増しており、広告が視聴者の目に触れるチャンスが多いことからYouTubeに広告を掲載する企業が増えています。

広告が表示されるチャンスを増やすには、魅力ある動画コンテンツを作る必要があります。ハウツー系やエンタメ系はもちろん、普段の何気ないシーンがバズって再生回数が大幅アップすることも多いです。

5種類の広告タイプ

5種類の広告タイプ

YouTubeには5種類の広告タイプがあり、それぞれ広告の表示方法や報酬単価が異なります。広告が表示されるタイミングは「YouTube Studio」でコントロール可能です。それぞれの広告タイプについて、簡単に紹介します。

インストリーム広告

動画形式の広告で、配信するコンテンツの再生前後や再生中に流れるものです。広告の再生時間は数秒から数十秒と様々で、テレビCMに似たような仕組みともいえます。スキップ可能な広告の場合は、30秒以上再生されなければ収益になりません。一方、スキップ不可の広告の場合は、広告動画が再生されれば収益になります。

バンパー広告

動画形式の広告で、再生時間は6秒以内です。広告の再生中はスキップできませんが、広告が1,000回再生されるごとに必ず収益が発生します。広告時間が比較的短いので、配信動画の再生前や再生中に広告が現れても離脱せずに動画を見続けてもらいやすいのが特徴です。

オーバーレイ広告

パソコンだけで表示される広告で、画像またはテキスト形式のバナーが配信動画の下部に表示されます。視聴者が広告を見るだけでなく、バナーをクリックして初めて収益につながるのが特徴です。動画のジャンルに近い広告が表示されるため、視聴者の関心が集まりやすいといえます。

TrueViewディスカバリー広告

動画の検索結果の部分や関連動画の横など、視聴者が動画を探しているタイミングで広告動画のサムネイル画像が表示される広告です。モバイル版のトップページにも表示されます。画像がクリックされると、広告動画の再生時間にかかわらず収益につながります。

アウトストリーム広告

スマホ・タブレット用のYouTubeアプリや、Google動画パートナーが運営するWebサイト・アプリで表示される広告です。YouTubeをブラウザで再生した時には広告が表示されません。広告動画が2秒以上再生されると収益につながります。

副業Youtuberのメリット

副業Youtuberのメリット

YouTubeで配信できる動画のジャンルは幅広く、趣味の延長で収益を目指せます。チャンネル登録数が伸び、配信するコンテンツに魅力を感じてもらえれば継続的な収入源にもできるでしょう。副業としてYouTuberを選ぶメリットを紹介します。

軌道に乗れば継続収入が得られる

YouTubeの副業は最初の収益は少なくても、動画の視聴者数が増えてくると広告が表示・クリックされるチャンスが多くなり、継続収入を得られるのがメリットです。動画投稿数を増やせば、さらに収入を得るチャンスも増えていきます。また、スマートフォンと動画編集アプリがあれば簡単にYouTuberになれるので、初期費用も少なくてすみます。

扱える動画ジャンルが幅広い

YouTubeのコミュニティガイドラインの範囲内であれば、自分の好きなジャンルで動画配信が可能です。日常の風景や動物の何気ない仕草、生活の豆知識など、趣味やスキルを生かしてコンテンツを作成できます。例えば猫がえさを食べるしぐさや、ゲーム中の実況中継など、普段の暮らしも動画配信のネタにできます。「これは見てもらえるのだろうか」と自信がなかった動画が思いのほか高評価になる場合もあります。まずは自分の好きなジャンルからトライしてみましょう。

バズれば一気に有名人も夢じゃない

何気なくアップした動画が拡散されてバズった!ということも、YouTubeでは日常茶飯事です。動画が多くの人に視聴された結果、別のメディアからインタビューや出演依頼を受けることもあります。企業のPR動画作成の案件を得られる可能性もあるなど、動画配信以外でも収益につながるチャンスが広がっています。動画配信を始めてすぐにバズるの人もいれば、継続投稿してようやくバズった人もいます。まずは、地道に配信を続けてみましょう。

副業Youtuberのデメリット

副業でYouTuberになるには、時間面でのデメリットを考慮する必要があります。配信する動画のネタ探しや撮影・編集などに、まとまった時間を確保する必要なためです。収益が広告の再生・表示数に左右されるので、YouTuberを始めたての頃は収入が不安定な点も考慮して取り組みましょう。

動画の撮影・編集に時間がかかる

1本の動画を配信するまでには、想像以上に時間がかかるケースが多いです。例えば、10分間の動画コンテンツを配信したい場合、動画のネタづくりに数日、撮影に丸一日、編集作業に数時間かかることもあります。編集に使うパソコンやソフト・アプリの性能や、自分自身のスキル、編集のこだわりによっても時間は変わります。
動画クオリティによって視聴者数も変わるため、編集技術を高めたり、外注を検討するなど時間短縮の工夫も必要です。あわせて、本業に支障が出ないように時間の管理も徹底する必要があります。

すぐに収益化しづらい

YouTuberを始めたとしても、YouTuberパートナープログラムの参加資格を得られるまでは広告からの収益が得られません。チャンネル登録者数が1,000名以上が、YouTuberパートナープログラムの参加資格の一つとなっています。

毎月1~3本の動画を公開した場合を例にすると、チャンネル登録者数が1,000名になるまで3~6ヶ月かかります。短期間で収益につながらないため、挫折する人も少なくありません。一方、動画の高評価をきっかけに関連動画として紹介される回数が増え、チャンネル登録者数が急速に伸び始めた事例もあります。後述する収益化のコツを参考にしながら、気長に動画配信に取り組んでみましょう。

撮影テーマによってネタ出し・企画が大変

自分の好きなジャンルで動画配信に取り組めるとはいえ、ネタ出しや企画にも時間がかかります。近年では競争相手も急増しており、ただ動画を撮影してアップしただけでは視聴者に選ばれにくいです。再生途中でも離脱され、広告が表示されるチャンスを失う点も考慮する必要もあります。日頃から観察力を高めるなど、オリジナリティを意識して動画編集に取り組むようにしましょう。

YouTuberを始める5つのステップ

YouTuberを始める5つのステップ

YouTubeで動画を配信する際は、コンテンツガイドラインを遵守することが大切です。配信する動画のテーマやターゲットにする視聴者層も決めておきましょう。YouTuberを始めてから収益を得るまでの、5つのステップを紹介します。

【1】動画ターゲットやテーマを決める

チャンネル登録者数を増やして収益につなげるには、配信する動画に一貫性を持たせることが大切です。動画のテーマやターゲットも明確にした上で、バリエーション豊かな動画を作りましょう。例えば、小学生未満の子どもと親をターゲットに、遊んでいる風景をテーマに配信するといったように、配信方針を具体化していきます。スタートとエンディングも、できる限り統一するようにするとよいでしょう。

【2】撮影・動画編集を行う

動画を配信する方向性を決めたら、動画の撮影を行います。家庭用のビデオカメラはもちろん、デジカメやスマ-トフォン・タブレットでも動画撮影が可能です。クオリティの高い動画を撮影するために、三脚やマイク・照明などのアイテムを用意するのもおすすめです。

動画を撮影した後は、パソコンやスマホアプリを使って編集します。字幕や音楽・エフェクトなど、シーンに合わせて様々な工夫をこらしましょう。。自動編集機能がついたソフトも販売されているので、自分に合ったソフトを活用してみてください。

【3】コミュニティガイドラインを確認する

せっかく動画を公開しても、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反していると、動画の削除やアカウントロックなどのペナルティを受けてしまいます。YouTubeの動画は世界中に配信されるため、配信内容によっては国際的な問題に発展するかもしれません。視聴者の関心を惹こうとして、内容を盛ったり危険な行為に及んだりすると炎上する恐れもあります。あらかじめYouTubeのコミュニティガイドラインを確認した上で、健全な動画を作るように心がけましょう。

YouTubeコミュニティガイドラインはこちら

【4】YouTubeパートナープログラムに参加する

チャンネル登録者数が1,000名以上になったら「YouTubeパートナープログラム」への参加を申し込みましょう。参加が認められると、広告掲載での収益が得られるようになります。

参加にあたっては、公開した動画の総再生時間が4,000時間以上というルールもあります。動画の配信数を増やしたり動画の魅力を高めたりすると、登録時期を早められるでしょう。審査には1ヶ月程度かかりますが、仮に参加が承認されなかった場合でも、結果が通知されてから30日が経過すると再度申し込めます。なお、参加が承認された後6ヶ月以上動画を配信しなければ収益化が無効化されるのでご注意ください。

YouTubeパートナープログラムの詳細はこちら

【5】動画をアップロードして拡散する

動画ができあがったら自分のYouTubeチャンネルに動画をアップロードしましょう。オリジナルのURLが発行されるので、SNSや自分が運営するブログにURLを掲載すると視聴者数を伸ばせます。InstagramやTikTokなどに動画のダイジェストをアップして、視聴者数を伸ばすYouTuberも多いです。動画をアップロードした後は、高評価・低評価の数やコメントを参考にしながら、配信する動画の内容をブラッシュアップするのが視聴者数を伸ばすには大切な取り組みです。

脱初心者!副業Youtuberが収益化するための4つのコツ

脱初心者!副業Youtuberが収益化するための4つのコツ

動画の編集に慣れたら収益を意識して、テーマの専門性や編集力を高めていきましょう。GoogleやYouTubeのアルゴリズムを確認しながら検索で上位表示を目指せば、収益を得るチャンスも増えます。副業YouTuberが高収益を目指す、4つのコツを紹介します。

テーマ・ターゲットの専門性を高める

視聴する人の好みや年代などの特徴がつかめたら、動画のテーマを深掘りして専門性を高めてみましょう。例えば、政治・ニュースや転職・副業といったビジネス系のジャンルは一定の検索ニーズがあるため、視聴者数を増やすには独自の視点を取り入れるなどの差別化が大切です。アイドル・鉄道などの、濃いマニア向けにとことん内容を充実させるのも一つの戦略でしょう。気楽に視聴できる日常的なシーンやお笑い・ネタ・神動画で、地道に視聴者数を稼ぐ方法もあります。自分に合ったジャンルの動画を配信し続けるのが、YouTuberの収益を安定させるためには重要です。

編集クオリティをアップする

動画の魅力をアップさせるには、クオリティの高い編集能力が求められます。映像の見やすさを追求するのはもちろん、シーンに合わせて音楽やテロップを入れるようにします。「YouTube オーディオライブラリ」を活用すると、著作権に関する手続きなしで音楽を利用できて便利です。文字のフォントも、動画のインパクトを高める効果を発揮します。自分に合った動画編集ソフトを活用しながら、ハイクオリティな動画をめざしましょう。

SEOや集客力の知識を磨く

より多くの視聴者に動画を見てもらうためには、説明文などに記載する検索キーワード選びも大切です。あわせて、YouTubeのアルゴリズムも理解しておきましょう。

検索上位を狙うSEO対策も効果的ですが、本格的に取り組むとなると費用もかさみがちです。まずはキーワード分析ツールを活用しながら、動画との関連性が高いキーワードを動画タイトルやタグ・説明文に組み入れていくようにしましょう。YouTubeのアルゴリズムでは、キーワードの内容を評価して検索順位を決めているため意識して作成してみてください。

継続して動画をアップする

動画を継続してアップすることが、収益化を目指すには大切な取り組みです。YouTubeのアルゴリズムでも動画の総再生時間が評価対象となっており、動画の総数が増えれば再生時間数も稼げます。定期的に動画をアップするようにすれば視聴者の注目度も高まり、チャンネル登録者数も増やせるでしょう。最初はファンが少なくても動画のアップを続けていれば、コメントや高評価の数値から動画に関心を持つファンが増えるかもしれません。

好きな動画を投稿してYoutuberの副業にトライしてみよう

YouTuberとしてデビューした後、収益化を実現できるまで時間はかかりますが、優れた動画の配信を続けることで視聴者の認知度が高まり、広告収入を得られるチャンスが増えます。動画の撮影・編集の時間面がネックとなるものの、自動編集機能が付いたソフトを活用すれば効率的な作業が可能です。InstagramなどのSNSと併用すると、さらに動画の認知度が高まります。コミュニティガイドラインを守って魅力ある動画配信に取り組んでみてはいかがでしょうか。

公開日:2021年09月16日

よくある質問

Q 動画編集におすすめのアプリはありますか? 回答を見る
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Q だいたいいくらほど稼げますか? 回答を見る