脱サラに役立つ資格とは?おすすめ資格や資格不要のフランチャイズとは

最終更新日:2024年09月20日

脱サラを成功させるために、資格取得を目指す人は多いと思います。しかし資格と言ってもさまざまな種類があり、どの資格を選べば良いか悩むかもしれません。

今回の記事では、脱サラに使える資格が知りたい人向けに、脱サラしやすい資格を業界別にご紹介します。さらに資格なしでフランチャイズを活用し脱サラする方法もご紹介しているので、参考にしてみてください。


フランチャイズを探してみる

目次

絶対に稼げる資格は存在しない

業務/名称独占の資格とは

脱サラに使いやすい資格/活かし方

資格不要で脱サラできるフランチャイズを紹介

脱サラで資格より便利なスキルとは

脱サラ後の活かし方を考えて資格取得をしよう

絶対に稼げる資格は存在しない

資格を取得したからといって、必ずしも収入に結びつくわけではありません。ただし、資格を取得すれば特定の知識やスキルを持っている証明になります。

また一定期間の勉強、努力をした人という勤勉で努力家な印象を与えられるといったメリットもあります。

絶対稼げるという保証がないと理解したうえで、脱サラ後にどのような道を進むか検討し、資格取得を目指すのが重要です。

業務/名称独占の資格とは

業務/名称独占の資格のイメージ

「絶対稼げる」「脱サラに有利」とは言い切れませんが、脱サラをするなら業務/名称独占の資格取得がおすすめです。以下で詳しく解説します。

業務独占資格

業務独占とは、特定の資格を取得している人のみが許されている業務を言います。学校で単位を習得しなければ受験資格そのものが得られなかったり、合格率が1桁台だったりと、資格取得の難易度は高いです。たとえば、医師、看護師、行政書士、税理士などが業務独占資格に該当します。

名称独占資格

「資格取得者のみが特定の肩書きを名乗れる」という資格を名称独占資格と呼びます。資格を持っていなくても業務は行えますが、名刺に肩書きを印刷したり、名乗ったりすることは認められません。たとえば、介護福祉士、司書、中小企業診断士、保育士、労働安全コンサルタントなどが名称独占資格です。資格取得の難易度は、資格に寄りますが業務独占資格よりもやや取得しやすい傾向にあります。

脱サラに使いやすい資格/活かし方

資格を持っていると、スキルの証明になるだけでなく、独立開業しやすいといったメリットがあります。本章では、編集部が選んだ脱サラで使いやすい資格をまとめました。

法務/労務/財務などの士業・コンサルタント系

士業やコンサルタント系で代表的な資格は弁護士、税理士、公認会計士、弁理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士などです。一例として、行政書士と弁理士の詳細を解説します。

行政書士

行政書士は業務独占資格の1つで、行政などに提出する書類を作成します。ほかの法務系の資格に比べて取得しやすいので、働きながら取得を目指せるのが大きな魅力です。司法書士のように開業のための研修が不要であり、未経験であってもすぐに開業できる点も、行政書士のメリットと言えるでしょう。

弁理士

弁理士とは、特許法などの「知的財産法」に精通した専門家を指します。仕事内容は特許法や実用新案法、意匠法、商標法といった産業財産権に関する取得・紛争解決などです。独立開業して年収1,000万円を超える人も存在します。資格を取得したら、独立するか特許事務所などで勤務するケースが一般的です。

IT系

次に、IT関連の資格を2つご紹介します。

Linux技術者認定

Linux技術者認定はLPICとも表記され、プロのサーバエンジニアとして独立する登竜門の資格です。NPO法人Linux技術者認定機関が実施しており、レベル1〜3で構成され、世界規模で試験が実施されています。

ITストラテジスト試験

独立行政法人情報処理推進機構が行う国家資格で、経営コンサルについての能力も求められます。合格率は約14%となっており、難易度が高い資格と言えるでしょう。名刺にも資格取得者として明記できるので、コンサルティングの仕事にも役立ちます。

不動産系

不動産業界で働きたい人におすすめの資格は、以下の2つです。

不動産鑑定士

不動産鑑定士は不動産の鑑定評価、土地の利用に関するコンサルティングを行う仕事です。不動産鑑定士の合格率は約33%前後ですが、合格までに必要な勉強時間は2,000〜3,000時間とされており、難易度の高い国家資格の1つと言えます。不動産鑑定士の資格があれば必ず稼げるとは限りませんが、努力次第で年収3,000万円を目指すことも可能な資格です。

宅地建物取引士資格

「宅建」「宅建士」とも呼ばれ、不動産屋で契約する際の重要事項説明や、契約締結後の書類に署名押印をする仕事です。ほかにも、建物や土地の売買に関する業務全般のサポートを担っています。ほかの士業に比べて難易度が高くないため、働きながらでも取得可能で、独占業務を扱えるため独立しやすいといった点が魅力の資格です。

建築/建設系

建築や建設系の資格には土木、電気、建築士などがあります。ここでは3つの資格をピックアップしました。

一級土木施工管理技士資格

建設業界では一級土木施工管理技士が不足しており、資格を持っていると起業しやすい傾向にあります。ただし会社の専任技術者が最低1人は専属で必要となるため、工事を請け負い監理技術者となる1級土木施工管理技士と、専任技術者の計2人確保してから会社を起こしましょう。

電気工事士

電気工事士の資格には、第一種と第二種の2つがあり、電気工事士は比較的フリーランスとして活動しやすいと言われています。第一種電気工事士の資格を持っていれば、ビル、工場、大型店舗の工事が可能です。

建築士

建築士の資格は、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つです。建築計画や建築工学の知識にくわえ、美的センスなども必要とされます。一定の実務経験を積まないと、受験資格が得られないため、専門性の高い資格と言えるでしょう。

建築や建設の業界では一人親方で独立する人が多く、建築や建設系の資格を取得すれば比較的脱サラして独立開業しやすい傾向にあります。

整体/セラピスト系

整体やセラピスト系で脱サラしやすい資格を3つピックアップしました。なお、セラピストとは療法士や治療士のことを総称する言葉です。

柔道整復師

柔道整復師の資格を取るには、学校で所定の科目を履修して受験資格を得なければなりません。まずは専門学校や短大、大学に通う必要があります。独立開業した人の年収は250万円〜1,000万円が目安とされており、資格を取得して経営スキルを身に付ければ、十分独立を目指せる資格です。

整体師

整体師とは指や手、道具、機器などを使い骨格の歪みを調整する人を指します。整体師には特別な資格が必要ありません。しかし、スポーツ整体や国際ホリスティックセラピーなどの民間資格を取り、開業可能です。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩とは中国から伝わった手技療法で押す、揉む、さする、叩くなどして体の調子を整える方法です。あん摩マッサージ指圧師は国家資格を取得する必要があり、指定された学校で3年以上勉強をしなければ国家試験の受験ができません。

エステ/美容系

最後に、エステ/美容系の資格を3つご紹介します。

美容師

美容師になるには学校に行って美容師免許を取得します。美容院で修行しながらスキルアップし、勤務を続けるか独立するか選択するのが一般的です。近年ではリスクを避けるため大きな店舗を構えず、シェアサロンでスペースを借り、独立する人も増えています。

ネイリスト

ネイリストに必須の資格はありません。ただし、美容専門学校でネイルについて学び、ネイリスト技能検定の試験を受ける人が多いです。ネイリスト技能検定は1〜3級まであり、年数回実施されています。

エステティシャン

エステティシャンとは、痩身、脱毛、美白、リラクゼーションなどの業務を行う人を指します。施術にくわえ、カウンセリングといったコミュニケーションスキルが欠かせない職業です。認定エステティシャン、認定上級エステティシャン、認定トータルエステティックアドバイザーなどが代表的な資格ですが、必須ではありません。

整体とサロン系フランチャイズ一覧はこちら

資格不要で脱サラできるフランチャイズを紹介

脱サラするには資格を取っておくと有利な一面もありますが、資格取得には時間がかかり、脱サラまでの道のりが長くなりがちです。

そこで本章では、なるべく早めに脱サラして独立したい人向けに、特別な資格は不要で未経験でも開業できるフランチャイズを3つピックアップしてご紹介します。

ハウスクリーニング

1つ目のフランチャイズはハウスクリーニングです。ハウスクリーニングを始めるメリットは、商品の仕入れがないためデッドストックを抱えずに済み、利益率が高い点です。ハウスクリーニングのフランチャイズを展開している企業には、次のようなものがあります。

  • おそうじ本舗
  • リセッターズ
  • ベンリーチェーン

高齢者や共働き世帯が増えたことで、ハウスクリーニングの需要も比例して増加しており、経営次第では会社員時代よりも年収アップが目指せます。ハウスクリーニングは体力が必要な仕事なので、運動が苦にならない人には特におすすめのフランチャイズです。

ハウスクリーニングのフランチャイズを詳しく知りたい方は、下記から一覧をご覧になってください。
ハウスクリーニングのフランチャイズ一覧

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フィットネス/ジム

2つ目にご紹介するフランチャイズは、フィットネス/ジムです。フィットネス/ジムは会員制であることが多く、固定収入を得やすいというメリットがあります。

代表的なフィットネス/ジムのフランチャイズは下記の通りです。

  • アルペンクイックフィットネス
  • 9ROUND(ナインラウンド)
  • 24時間フィットネスクラブ

フィットネス/ジムと言っても、パーソナルジムや24時間経営のジム、AIフィットネスなど業態はさまざまです。予算や出店するエリアにあわせて、どの方法で経営するか慎重に検討しましょう。

フィットネス/ジムでフランチャイズを始めたい方は、ぜひこちらから検索してみてください。

フィットネス・ジムのフランチャイズ一覧

コインランドリー

3つ目のおすすめは、人件費がほとんど発生しないコインランドリーです。コインランドリーの主な経費は設備や水道、電気、ガスといった光熱費で、70%以上の粗利率を確保できるのが魅力です。たとえば、以下のような店舗がフランチャイズを展開しています。

  • ふんわりキレイランドリーフルーフィー
  • エムアイエス コインランドリー経営

土地や建物が空いていて有効活用したい人には、特におすすめのフランチャイズです。ただし設備や内装に1,000万円〜2,000万円ほど初期投資が必要な点や、無人ゆえのトラブルもあるので注意が必要です。

コインランドリーのフランチャイズは、こちらから検索できます。
コインランドリーのフランチャイズ一覧

脱サラで資格より便利なスキルとは

資格単体でお金を稼ぐのは難しいので、下記のようなスキルを身に付け、稼ぐ力を養いましょう。

  • 営業
  • マーケティング
  • 税務や事務的な知識
  • ITリテラシー

資格を持っているだけでは集客して、売り上げを増やすことはできません。経営をして収益を上げるには、売り込みに行くスキルやアポイントを取るスキル、事業を運営するためには税金の知識などが役立ちます。

また、インターネット上で仕事をする場合は情報セキュリティやSNSの利用など、ITに関する最低限のマナーや知識もいるでしょう。

脱サラを成功させるポイントは資格取得にとらわれず、さまざまなスキルを習得し、稼ぐための総合力を上げることです。

脱サラ後の活かし方を考えて資格取得をしよう

「資格を取れば脱サラが成功する」と考え独立開業しても、上手く収益を上げられずに廃業し、会社員に戻る人も少なくありません。資格にくわえて、営業力やマーケティングなどの経営力を身に付け、お金を生み出す仕組みを作りましょう。

業界によってさまざまな資格があるので、今回ご紹介した記事を参考に自分に合う資格を見つけ、脱サラの準備に役立ててください。

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公開日:2022年01月27日

よくある質問

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