飲食店の確定申告もOK!「クラウド会計ソフト freee」で簡単開業
公開日:2021年02月19日

freee 株式会社
(写真左から)
セールスオペレーション 宇津木貴晴氏
広報 似鳥真実氏
セールスオペレーション 森成徳氏
こんにちは、フランチャイズ比較ネット編集部です。
確定申告の締め切りが近づき、領収書の整理を始めている方も多いのではないのでしょうか。
私事ですが、自営業として仕事を行っていた頃は、なかなか腰が上がらず、3/15の締め切りギリギリまで書類作成に追われていました。
やり始めると、思った以上に、整理と集計に時間がかかるものなんです。
しかし、今は時代が変わったようで、、。
freee で確定申告を終えた人が昨年同期比 2.3倍に増加。 また、97%の利用者が来年も freee で確定申告を予定と回答。
締め切り日を待たずに、早めに終えている人がこんなに増えているんですね!
「今回初めて利用しました。恐ろしく便利だなと思いました。これまでのあの大変な申告は何だったのでしょうか…」
こんな感想がでるほど、カンタンで便利だと言います。
当時こんなソフトがあればよかったのに。。。
独立開業時の最初のハードルといっても良い、「会計」面で、経営者をサポートする今注目の「クラウド会計ソフト freee」。
サービス運営元の「freee 株式会社」本社にお邪魔して、インタビューをさせていただきました。
目次
“クラウド会計ソフト freee”とは?
“クラウド会計ソフト freee”を使うメリットとは?
従来のシステムからの切り替え需要も
複数店舗の経営ツールとしても使える
作業時間は50分の1に!
会社設立〜開業・運営までサポート
ビジネスを展開する上で、必要不可欠な経理業務。業種に関係なくやらねばならないものだ。
個人事業主ならば、自分で確定申告を行っている場合も多い。しかし、かなり面倒な作業だ。この面倒くささから解放される手段として、経理業務をすべて税理士に委託するという方法もあるが、それ相応の金額がかかる。
そこで最近注目されているのが、「クラウド会計サービス」だ。いったいどんなサービスなのだろうか。“クラウド会計ソフト freee”を提供している『freee 株式会社』におじゃまして、内容を伺った。
スマホでレシートを撮影するだけ。誰でも使える会計サービス
“クラウド会計ソフト freee”とは?
“クラウド会計ソフト freee”は2012年にサービスを開始。現在は40万事業所が利用しているシェアナンバーワンのクラウド会計サービスだ。
「簿記の知識がない方でも使えるサービスです。レシートをスマホアプリで撮影すると、自動的に内容を判別して科目別に振り分けて帳簿に記入します。銀行口座やクレジッドカードを登録すれば、そのデータも自動的に帳簿に記入してくれます」(似鳥氏)
これまで、経理作業というのは、自分で帳簿に記入していく必要があった。手書きで帳簿を作成する場合や、会計ソフトなどを使いパソコンで作成する場合もある。いずれにしても、人間が支出や収入を入力していかなければならない。しかし“クラウド会計ソフト freee”は、その入力作業を半自動化。その上、科目の分類も自動的に行ってくれるのだ。
分類は人工知能(AI)を使って行っており、一度使った科目を覚えてくれる。銀行口座とクレジットカードを登録し、あとは毎日レシートを撮影するだけ。これで、日々の会計業務が終わる。
個人事業主の青色申告ならば、“クラウド青色申告ソフト freee”で書類作成まで行える。法人の場合は、決算書の作成まで可能。申告は税理士にお願いする仕組みだ。
経理業務の負担を軽減。創造的な活動に注力して欲しい
“クラウド会計ソフト freee”を使うメリットとは?
“クラウド会計サービス freee”は、煩雑な経理業務を大幅に軽減することができるサービスだ。これにより生まれるメリットは大きい。
「経理業務はビジネスにおいて必要不可欠ですが、そこに時間がかかりすぎると本業へ割ける時間が減ってしまいます。そこで“クラウド会計ソフト freee”で経理業務の負担を軽減し、その分創造的な活動に注力していただきたいと思っています」(森氏)
また、クラウドを利用することで、常に最新のシステムが使えるというメリットもある。たとえば、最近施行された「マイナンバー制度」にも対応。ただし、利用しているユーザーは特に意識することなく、今までどおり使っているだけでよい。
従来の会計ソフトなどを使っている場合は、ソフトのバージョンアップを行わなければならなくなる上、経理担当者が新しい知識を身に付けなければならない。しかしそんなことも不要。とことん経理業務の負担を軽くしてくれるサービスなのだ。
“クラウド会計ソフト freee”の料金は個人ならば月額980円、法人でも1980円とかなり低価格。経理にかかる費用を大幅に削減できるというメリットもかなり大きいと言える。
経理知識ゼロからの起業を支える
従来のシステムからの切り替え需要も
“クラウド会計ソフト freee”の利用を検討する人の多くは、主に新規事業を始めるタイミングだ。
特に個人で起業をする場合、経理知識がゼロということもある。一昔前ならば、経理や簿記の本を読んで知識を身に付けるのが当たり前だったが、それなりに時間がかかる上、経理作業に時間を取られすぎて、本業に支障が出る可能性もある。
「起業をする場合、経理に関しては会計ソフトを買ってきて自分たちでやるか、税理士さんに丸投げするかという選択肢しかありませんでした。しかし我々のサービスを使っていただくと、経理の知識がない人でも簡単に使えます。導入を検討されている方に『経理の知識は不要ですよ』という話をすると、安心していただくことが多いですね」(森氏)
もちろん、これまで自分で経理業務を行っていた個人事業主や法人が、“クラウド会計ソフト freee”を導入する例もある。
複数店舗の経営ツールとしても使える
「従来の経理業務を“クラウド会計ソフト freee”に切り替える方は、飲食店や小売業はもちろん、さまざまな業種になります。頻繁に伺うのは、仕入れに関する支払い先が多く、それぞれに対する残高管理をきちんとできてないというパターン。そのあたりも、“クラウド会計ソフト freee”で請求書を写真に撮っておけば、クリアになります」(宇津木氏)
利用者の中にはフランチャイズビジネスを行っている人もいるという。複数の店舗を経営しており、その経理業務に“クラウド会計ソフト freee”を活用しているのだ。
「“クラウド会計ソフト freee”の特長として、入力された情報がクラウドに集約される点があります。複数の店舗で入力された情報が1ヶ所に集まるため、経営者の方がどこにいても、スマートフォンなどで経理状況を確認できるというのもメリットのひとつです」(宇津木氏)
登録したデータはクラウド上に蓄積されていくため、数年後に見返すことも可能。過去の経理データを参照して、現状の経営に活かすということも行える。経理ツールとしてだけではなく、経営ツールとしても使えるのだ。
個人・法人ともに望める「ビジネスの効率化」
作業時間は50分の1に!
“クラウド会計ソフト freee”を使うことで、経理業務の負担が大幅に軽減される。それはつまり、ビジネスが効率化できるということになる。
freeeには現在150人ほどの社員がいるそうだが、専属の経理担当者はいない。社員それぞれが領収書などを写真に撮ってクラウドにアップ。それを各部署の責任者が承認・非承認を行い、承認されたものが帳簿に記入されていくという仕組みになっている。
「我々の会社で、一度経理業務をすべて手作業で行ったことがあります。そして、同じ作業をfreeeで行ったところ、かかる時間は50分の1になりました」(似鳥氏)
“クラウド会計ソフト freee”を使うことで、経理業務の負担が大幅に軽くなる。その分、その他の業務へかけられる時間が増える。単純に経理の煩雑さから解放されるだけでなく、ビジネスの効率化へと繋げられるのが、“クラウド会計サービス freee”の最大の特長と言えるだろう。
日本の開業率を10%へ向上させる
会社設立〜開業・運営までサポート
現在、freeeが目指しているのは「開業率の向上」。具体的には、現在5%前後である日本の開業率を、10%へ向上させることを目指しているという。
実は、日本は開業のしやすさでは世界83位。開業のために必要な手間や時間が他国に比べて圧倒的に多く、開業が面倒なのだ。
「我々は“クラウド会計ソフト freee”のほか、“会社設立 freee”というサービスも提供しています。これは、必要最低限の情報だけを入力すれば、会社設立に必要な書類を簡単に作成できるものです。また、その書類をどこに持っていけばいいのかという場所も表示されます」(森氏)
つまり、会社設立のための知識がなくても、簡単に会社が作れるのだ。思い立ったらすぐ起業を実現できるサービスだ。
その他、クレジット決済サービス「Coiney」、POSレジサービス「ユビレジ」、勤怠管理システム「JOBCAN」、ビジネス用口座開設「ジャパンネット銀行」、店内BGM配信サービス「モンスターチャンネル」といった、開業時に必要なサービスをワンパッケージにした「開業キット」も用意されているので、“会社設立 freee”と合わせて利用すればスムーズに会社設立から開業、その後の運営までが行えるようになる。
会社の設立や店舗の開店、日常の経理業務などは、とても面倒だというイメージがあった。しかし、freeeの話を聞くとそれほど難しく考える必要はなさそうだ。逆に「こんなに簡単に会社ってできるものなのか」と、思わず起業したくなったほどだ。
もし、「面倒くさそうだから」という理由で独立起業を躊躇しているのならば、“会社設立 freee”や“クラウド会計ソフト freee”を使ってみてはいかがだろうか。
拍子抜けするくらい簡単に、自分のやりたいことが実現できるはずだ。
クラウド会計ソフト freee(フリー)
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執筆・撮影
三浦一紀
編集
フランチャイズ比較ネット編集部
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