副業が確定申告でばれるのを避けたい!ばれる原因やばれにくい確定申告の手順を解説

最終更新日:2022年06月28日

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本業にばれずに副業を行いたい場合は、確定申告の仕組みや正しい申告手順を知ることが大切です。この記事では確定申告で副業がばれる仕組みや、税金の種類、本業にばれない確定申告の手順を紹介します。確定申告で副業がばれた実際の事例についても解説するので、副業がばれたくない人は参考にしてください。

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目次

確定申告で副業がばれる仕組みを知ろう

極力ばれずに副業の確定申告をする手順

副業が確定申告でばれた事例

副業が確定申告でばれて困ることは?

副業がばれた後のことも考えてから行動しよう

確定申告で副業がばれる仕組みを知ろう

確定申告で副業がばれる仕組みを知ろう

確定申告を通して副業がばれてしまったと聞いたことがある人は多いでしょう。副業に関する課税方法や、確定申告の仕組みを知り、ばれてしまう理由を理解しましょう。

住民税が高くなってばれる

確定申告で副業がばれるのは、給与から天引きされる住民税が高くなるからです。市区町村にて決定した住民税の金額と、勤務先の企業で計算した住民税の予定額に大きな乖離があると、副業を疑われる場合があります。

住民税の最終決定は市区町村で行いますが、会社員の場合、勤務先が年末調整を行うのでおおよその住民税の税額が把握できます。住民税の徴収を行う際、年末調整時に想定していた住民税の税額にズレがあると副業していることがばれてしまう可能性があるのです。

住民税にズレがあったからといって、会社に調査が義務付けられているわけではありません。調査は勤務先次第ですが、副業がばれるリスクが潜んでいます。

住民税の普通徴収を申し出てしまう

住民税の特別徴収を普通徴収へ切り替えたいと申し出ることで、疑われて副業がばれるケースも多いです。会社員は原則として、特別徴収で住民税を納めなければなりません。しかし一時期、「住民税を自分で納付(普通徴収)すれば副業はばれない」といった情報が出まわったせいで、未だに住民税は自由に普通徴収を選べると勘違いした人が一定数いるようです。

実際のところ、平成29年から東京都では、事業主に特別徴収を義務化しており、各都道府県の公式サイトでも同様に公表されています。

市区町村経由でばれる

住民税を計算する市区町村経由で副業がばれるケースもあります。市区町村の職員には、副業がばれないように手続きを行うという義務はありません。担当する職員によって対応方法は異なり、副業がばれないように気を遣ってくれるかどうか、確証はありません。副業のことを気にせず、副業の税金に関する書類を市区町村から会社に送付してしまったり、連絡されてしまう可能性はゼロではないのです。

副業が給与所得なことでばれる

副業での収入が給与所得に該当する場合、確定申告で副業がばれる可能性があります。副業での収入は事業所得や雑所得のケースが多いですが、まれに給与所得に該当します。本業も副業も給与所得だと、双方の給与所得を合算して住民税を計算するため、高額になった住民税から副業がばれてしまいます。

給与所得は収入金額から給与所得控除額を差し引いたもので、勤務先が年末調整を行い、税金を納めてくれます。

一方、事業所得や雑所得は収入金額から必要経費を差し引いて確定申告を行い、自ら税金を納めます。
事業所得と雑所得の違いは、「継続した期間で安定した収入が得られるか」などいくつかの基準に則り、実情に合わせて税務署で判断します。

副業の多くは業務委託契約で、収入は事業所得か雑所得に該当することがほとんどですが、なかには給与所得に該当することもあるので確認が必要です。副業の年末調整については下記の記事を参考にしてください。

副業の年末調整は必要?手続き方法や確定申告が必要なケースとは

極力ばれずに副業の確定申告をする手順

勤務先に極力ばれないように副業の確定申告をする手順を紹介します。副業の所得種類や確定申告が必要な収入、確定申告書類の記入ポイントについてまとめています。副業の確定申告で本業にばれたくない方は参考にしてください。

副業の所得種類と金額を確認

はじめに副業の所得種類と金額を確認します。合計の所得金額が20万円を超える場合は確定申告が必要です。ただし収入が20万円以下の場合、所得税の申告は不要ですが住民税の申告は必要になります。

ほとんどの副業は、次の3つの所得種類のいずれかに該当します。

  • 給与所得:アルバイトやパートなど
  • 雑所得:アフィリエイトや広告収入、フリマアプリやハンドメイド販売など
  • 事業所得:事業としての継続的な収入

給与所得の場合、副業の収入に対して年末調整がされているか確認をします。年末調整がされていなければ、確定申告が必要です。雑所得、事業所得は所得金額が20万円を超えていれば確定申告をしなくてはいけません。

副業の収入と所得の種類を確認し、確定申告が必要かどうか確認をしましょう。

確定申告書類で住民税を「自分に交付」にする

次に確定申告書類の「住民税に関する事項」欄で、住民税の徴収方法は「自分で納付」や「自分に交付」を選びます。

国税庁 手順6 住民税に関する事項を記入する
引用:国税庁「手順6 住民税に関する事項を記入する」

勤務先に副業がばれる理由の1つは、勤務先の年末調整で計算した住民税と市区町村にて最終決定した住民税に大きな差があるためと紹介しました。そのため、副業にかかる住民税の徴収方法を「自分で納付」や「自分に交付」を選ぶことで、副業分の住民税通知を直接自宅に送付してもらい、副業をばれにくくすることができるのです。

納付書が届いたら自分で納める

最後に市区町村から納付書が届いたら、住民税を自分で納めます。

住民税を計算する市区町村は確定申告の内容などをもとに住民税を計算し、毎年6月に納付書と納税通知書を送付します。納付書と一緒に届く納税通知書には、住民税の税額に加えて、納期や税額の計算方法が記載されています。

住民税の納付方法は一括と分割払い(年4回)を納税者が選ぶことができます。納税方法は市区町村によって異なりますが、近くの税務署や金融機関での納付が一般的です。納付書にバーコードがある場合は、コンビニエンスストアでの納付やPayPayなどのQR決済も対応しています。
事前に申請をしていれば口座振替もできますので、納付を忘れてしまいそうな人は登録しておくと良いでしょう。対応している納税方法はお住まいの市区町村ごとに異なりますので、確認した上で納付してください。

なお住民税は納付期限内に納めないと延滞金が加算されます。放置すると差押えなどの滞納処分をされる場合もあるので、期限までに必ず納付してください。

副業が確定申告でばれた事例

副業が確定申告でばれた事例

副業が確定申告でばれてしまった事例を紹介します。自分は大丈夫と思っていても、意外なところで副業がばれてしまうことがあります。事例を参考に同様のケースで副業がばれないように注意してください。

役所のミスで副業が発覚

役所のミスで副業がばれてしまった事例を紹介します。

この事例では勤務先に副業がばれないよう、確定申告書類の住民税の徴収方法で普通徴収を選択したにも関わらず、役所の担当者のミスで特別徴収として処理されてしまいました。

その結果、勤務先に住民税の通知が届き、勤務先で計算していた住民税額との乖離から副業をしているのではと疑われてしまったのです。その後、副業がばれてしまったため役所にクレームを入れたものの、役所で責任を取って対処してくれることもなく、泣き寝入りとなってしまったのです。

人の手による作業のため、役所職員によるミスは起こりがちです。このようなミスを防止するためには、確定申告書類を提出したあとに電話で念押ししたり、直接足を運んで処理状況を確認する必要がありそうです。

無申告にして特別徴収税が変更された

本来必要な申告を行わなかったことで特別徴収の税額が変更され、勤務先に副業がばれた事例を紹介します。

この事例では副業で給与所得があったにも関わらず、勤務先にばれたくないために、必要な申告を行っていませんでした。区役所の担当者は無申告の給与所得に気づき、本人を経由せず、勤務先に住民税の増額通知を行ったのです。

不自然な時期に住民税の増額通知を受け取った勤務先は、副業の可能性を疑い、本人へ確認したところ副業が発覚しました。

税金の申告をしていない場合、役所から本人へ連絡が入るわけではなく、変更後の特別徴収税額を役所から直接、勤務先に通知することがあります。このようなリスクを避けるために、確定申告の必要な場合は期日までに必要書類を提出するようにしましょう。

配偶者に連絡が入った

扶養に入っている配偶者宛に連絡が入って、副業が発覚した事例を紹介します。

この事例では夫の扶養に入っている妻が、副業での収入が20万円を超えたので確定申告を行ったところ、夫の勤務先から問い合わせがあり、夫に副業をしていることがばれてしまいました。夫には副業について説明をしておらず、家庭内でトラブルになったとのことです。

副業収入がかなりの額にのぼったため、夫の扶養から抜け、自分で社会保険に入らなくてはいけなくなりました。

配偶者をはじめ家族に副業がばれたくない場合は、稼ぐ額はいくらまで可能か注意して取り組むようにしましょう。

副業が確定申告でばれて困ることは?

副業が確定申告でばれてしまうと、どのような困りごとがあるのでしょうか。

株式会社ビズヒッツが行った「【副業がバレた理由ランキング】男女294人アンケート調査」の「副業がバレて困ったこと」第一位は「なし」でした。副業がばれたからといって、特に困らなかったという人が意外と多いようです。

参考:株式会社ビズヒッツ「【副業がバレた理由ランキング】男女294人アンケート調査」

しかし副業がばれることで、副業をやりにくくなった人は一定数存在します。本業の仕事を早く終えて帰宅したり、体調を崩して仕事を休んだりするだけで「副業ばかりしているから」と小言を言われたり、本業の成果が落ち込めば副業のせいと言われることもあります。同僚との関係にひびが入り、仕事がやりにくくなるのであれば、やはり副業をばらしたくないと考える人は多いでしょう。

とはいえ、職場に副業がばれるのを恐れて確定申告をしないと、脱税となってしまいます。副業の確定申告をしないとどのようなリスクがあるか、詳しくは次の記事を参考にしてください。

副業の確定申告をしてない人は多い?確定申告をしないリスクを解説

副業がばれた後のことも考えてから行動しよう

勤務先や家族には副業していることはばれたくないものです。確定申告の仕組みを理解し、手順をおさえて副業が勤務先や家族にばれるのを未然に防ぎましょう。

しかし確定申告で副業がばれないように最善を尽くしても、役所のケアレスミスから発覚することもあり、100%ばれないようにするのは難しいです。紹介した事例のように、予期せず副業がばれることもあります。万が一、確定申告で副業がばれたとき自分ならどうするか、事前に検討した上で副業を行うようにしましょう。

公開日:2022年06月25日

よくある質問

Q 副業での収入が20万円以下なので、確定申告しなければ勤務先にばれませんか? 回答を見る
Q 確定申告をしても、住民税が増えることで勤務先に副業はばれてしまうのでしょうか。 回答を見る