おすすめしない副業7選!消耗しない副業選びの注意点とは?
最終更新日:2023年03月10日
数ある副業のなかから、どのように副業を選べば良いか悩む人も多いでしょう。それぞれが副業でどのようなことを達成したいか、目的によって副業の選び方やおすすめしない副業は変わります。自分に合わない副業を選ぶと、ただ消耗するだけで目的を達成する事はできません。おすすめしない副業7選を避けて、自分に合った副業を選びましょう。
目次
おすすめしない副業の特徴6つ
はじめに、おすすめしない副業にはどのような特徴があるか解説いたします。次の6つの特徴に当てはまる副業は、始める前に一度ご自身の副業目的と照らし合わせて、本当にやるべきか検討が必要です。
1.すぐに大きな収益にならない副業
「本業の収入に不満がある」「もっと稼ぎたい」といった金銭的な理由から副業を検討している人に、すぐに大きな収益を得られない副業はおすすめできません。とくに未経験OKとする副業や、隙間時間で誰でもできる簡単な副業では、数百円〜数千円しか稼げないケースも意外と多いものです。
本業の収入が少なく、たくさん稼ぐことを目的にしている人には、すぐに大きな収益を得られない副業はおすすめできません。
2.継続が難しい副業
副業で長く収入を得たいと考えている人には、継続が難しい副業はおすすめできません。たとえば下記のような副業は続けることが難しくなる傾向にあります。
- デリバリーなど体力を使う仕事
- ハンドメイド作品の販売など1回の納品までに工数がかかるもの
- 継続して出品が難しいフリマアプリ
デリバリーの仕事のように体力勝負の仕事を選ぶ場合は、週5日働いた上で自分の体力が持つかどうか慎重に考えなくてはなりません。休み返上で働いた結果、すぐにばてて継続できなかったという人もいます。
ハンドメイド作品をアプリで販売する仕事は、作品を作ってから納品・販売までに時間がかかるので、効率良く稼ぎたい人には不向きといえます。また、不用品を売るフリマアプリは、出品する商品がなくなれば副業継続ができなくなるため、副業を長く続けたい人にはおすすめできないのです。
3.スキルが身に付きづらい副業
スキルが身に付きづらい仕事は、得られる収入も少ない傾向にあるためおすすめできません。「誰でもできる」「未経験でも簡単に隙間時間でチャレンジできる」と謳っている副業の多くは、専門的スキルが不要であるがゆえ、大きく稼げず時間を消耗してしまう恐れがあります。
ただし、隙間時間を活用して少額のお金を稼ぎたい人や、スキルが身に付かなくても副業を通して社外の人脈を作りたいなど、別のことが目的の人にはおすすめできる場合もあります。
4.競合が多い副業
競合が多い副業は、ライバルの多さから稼ぎにくい可能性があるためおすすめできません。
人気の副業であるライターやブロガー、YouTuberなどは副業として取り組んでいる方が多く、収入が一定水準に到達するまでに時間がかかる傾向です。またスキルシェアサイトなどに出品をしても、似たような出品者が多く、そもそも仕事を獲得するまでにかなり労力がかかるケースもあります。
このような競合が多い副業は、自分自身のスキルアップや好きなことにチャレンジしたいといった目的を掲げている人にはおすすめできるものです。
5.ハイリスク・ハイリターンな副業
うまくいけばたくさん稼げるからといって、ハイリスク・ハイリターンな副業に挑戦するのはあまりおすすめできません。人それぞれ許容できるリスク範囲は異なりますが、リターンばかりに目がいき、リスクを考慮しないと後悔する可能性が高いです。
たとえば、投資は元手となるまとまったお金が必要という点でリスクが伴いますし、ハイリターンの商品は損をするリスクも高いといえます。また、人脈を活かして成功すれば大きく稼げるネットワークビジネスは、たとえ大きく稼げたとしても、取り組み方によっては家族や友達などのとの関係を壊す可能性もあります。それぞれの副業におけるリターンだけでなく、リスクにも目を向けることが大切です。
6.時間的拘束が長い副業
フルタイムで本業がある人にとって、長時間拘束される案件はおすすめしない副業の1つです。たとえば、「新商品の試食会に参加して感想を言うだけ」というモニターバイトは、参加ハードルが低く人気がありますが、試食会に拘束される時間や参加後のレポート作成に意外と時間がかかり、思ったよりも稼げない場合があります。
また、成果物を納品して1件ごとに報酬が発生する副業では、発注元から求められる水準の成果物を作るまでに時間がかかり、結果的に貴重な休みを全て費やしてしまうケースもあるでしょう。
自分にとって副業であっても、仕事を依頼する発注主は一定の成果や質を求めており、本業が忙しいからと手を抜くことは許されません。しかし、副業で成果を出すために長時間頑張りすぎて、本業に支障が出てしまっては本末転倒です。
おすすめしない副業7選
おすすめしない副業の特徴を踏まえて、おすすめしない副業を7つ紹介します。ただし、これから紹介する副業は、全ての人におすすめしないわけではありません。副業の目的によっておすすめしない副業かどうかは異なります。まずは自分の副業の目的を明確にし、目的に合致しない副業を見極めていきましょう。
1.多くは稼げないポイント・アンケートサイト
ポイ活と呼ばれるポイントサイトやアンケートサイトはリスクが低く、手軽に始められる反面、すぐに大きな収益を得ることやスキルを身に付けることは難しい副業です。副業の目的が短期間で大きく稼ぎたい、スキルを身に付けたいといった人にはおすすめできません。
一方で、隙間時間を活かして少しでも稼ぎたい、リスクを極力減らして副業を始めてみたい人には適した副業と言えます。高額を得るためにはかなりの時間が必要ですが、リスク低く始めたい人には適しているでしょう。
2.工数のかかるアフィリエイト(ブログ・SNS)
ブログやSNSを用いたアフィリエイトもおすすめしない副業の1つです。アフィリエイトは競合が多く、コンテンツ準備に長時間必要な反面、すぐに収益には繋がりにくいことからおすすめできません。
YouTubeやインスタグラムなどのSNSを利用したアフィリエイトは始めやすい分、かなりのライバルが存在します。アフィリエイトで稼ぐためには数多くのコンテンツが必要となり、収益を上げる仕組みづくりに工数がかかります。
しかし一度、稼げるサイクルを生み出せば継続的に副業収入を得られるため、Webや広告知識を本気で磨いて稼ぎたい人にはおすすめです。
3.継続が難しいフリマアプリ
なるべく長期間、継続して副業したい人にはフリマアプリはおすすめできません。フリマアプリを継続するためには常に販売する商品を準備しなくてはならず、最初は順調でも徐々に売るものがなくなり、続けることが難しくなる場合があるためです。また出品作業はルーティン業務なので、専門スキルを身に付けられない点もおすすめできない理由です。
一方、隙間時間におこづかい稼ぎができれば満足の人や、断捨離ついでに気軽に副業したい人にはおすすめといえます。
4.低単価なクラウドソーシング
低単価で、体力やメンタルを消耗するだけのクラウドソーシング案件はおすすめできません。クラウドソーシングは、副業として認知度が高い一方で低単価な案件や詐欺のような案件も少なからず存在します。具体的にどのような案件は避けるべきか事例を紹介します。
- 「テストライティング500円」などの低単価案件
- 最低賃金を割っている案件
- 商品やサービスの代理購入
- 個人情報の提供が求められる仕事
上記事例の案件は低単価であったり、詐欺の可能性があり注意が必要です。クラウドソーシングには安全な仕事も数多く掲載されているので、事例のような案件を避けて、安全に副業を行いましょう。
5.怪しいネットワークビジネス
自身が特定の会員となり、知人を勧誘して新しい会員を増やしていくネットワークビジネスのなかには怪しい案件が潜んでいます。最初に高額商品を購入させられてリスクを背負ったにもかかわらず、すぐには稼げなかったり、商品購入後に運営元と連絡がつかなくなったりするなどトラブルが起きた事例も見受けられます。
ネットワークビジネスを始める前は、インターネットでの口コミや販売会社のホームページ、SNSを確認して、本当に安全かどうか慎重に判断しましょう。
またネットワークビジネスで大きく稼げる人はごく一部で、誰でも簡単にもうかる副業とは言えません。「簡単に稼げる」「誰でも高額稼げる」などの甘い言葉に騙されないようにしましょう。
6.ハイリスクハイリターンの投資(株・不動産・FXなど)
株式投資や不動産投資、FXといった投資は、商品によっては非常にハイリスク・ハイリターンになるためおすすめできません。損失を出す時は元手を失うだけでなく、借金を抱える可能性もあります。
また稼げる場合もいきなり多くの利益を手にできるわけではありません。株式投資では短期の売買よりもドルコスト平均法を用いた長期投資の方が利益を得られるケースもあります。
投資を始める際には許容できるリスクを見積もった上で始めると良いでしょう。
7.ロイヤリティのあるフランチャイズ
ロイヤリティが発生するフランチャイズも人によってはおすすめしない副業の1つです。ロイヤリティは毎月発生するため、フランチャイズをする場合は毎月一定の収入を得ていないと、出ていくお金の方が高くなってしまうこともあります。副業に費やせる時間が極端に少ない人には、一部のフランチャイズはおすすめできません。
その一方で、副業に十分な時間を費やせる人や、本格的に独立開業を見据えて事業にチャレンジしたい方などにはフランチャイズは非常におすすめです。フランチャイズは経営ノウハウを本部から提供してもらえるため、未経験でもチャレンジしやすい魅力的な一面もあるためです。
副業選びの注意点とは
数ある副業のうち、全ての人が満足できる副業はありません。人によっておすすめできる副業か、おすすめしない副業かはケースバイケースといえます。最後に、自分に合った副業を選ぶをするためにおさえておきたい注意点を2つご紹介します。
1.最初に副業の目的を決める
始めに副業を行う目的を明確にしましょう。副業目的は「お金を稼ぎたい」「社外の人脈を作りたい」「スキルを伸ばしたい」など人によってさまざまです。
目的を明確にすることで、無駄に消耗せずに自分に合った副業を選ぶことができます。たとえば、お金を稼ぐことを目標にした人は、本記事で紹介している「すぐに大きな収益につながらない副業」や「時間工数がかかり稼ぎにくい」副業は避けると良いでしょう。
2.本業をおろそかにしない
副業を選ぶ時は本業をおろそかにしないような案件を選ぶことも大切です。副業を頑張りすぎた結果、疲れて本業に集中できなくなったり、本業で成果が出なくなったりしては本末転倒です。本業以外の時間を全て副業にあててしまって良いのか、休みの時間はどのくらい確保すべきか、事前に計画を練ってから副業に挑戦するようにしましょう。
おすすめしない副業を避けて自分にあった仕事を選ぼう
今回ご紹介した「おすすめしない副業」は、必ずしも全ての人におすすめできないわけではありません。人によって副業目的や、副業にかけられる時間は異なります。そのため、まずはご自身の副業目的を明確にすることが大切です。副業の目的や目標額、副業にあてられる時間数を決めてから、無理のない範囲で副業にチャレンジしていきましょう。
公開日:2022年06月21日