脱サラ後は転職or独立開業?脱サラのメリットとおすすめキャリアとは

最終更新日:2023年02月24日

給与や仕事内容、人間関係などを理由に脱サラを検討する人は少なくありません。脱サラしても安心して生活できるよう、脱サラについての知識を身に付けることが重要です。

今回は脱サラして転職するか独立開業するか迷っている人向けに、脱サラの概要、メリット・デメリット、転職・独立開業がおすすめな人の特徴を解説します。脱サラよりも転職が向いていることもあり得るので、最後まで読んでキャリアを選択するときの参考にしてみてください。

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目次

脱サラとは?

脱サラのメリット

脱サラのデメリット

脱サラ後に転職がおすすめな人の特徴

脱サラで独立開業を目指すべき人の特徴

脱サラ独立開業をローリスクで進める方法

脱サラ後は転職だけでなくフランチャイズで独立もあり!

脱サラとは?

脱サラとは「脱サラリーマン」の略で、サラリーマンとして雇われるのを辞めて独立することを言います。会社を辞めて別の会社に就職した場合はサラリーマンのままなので、脱サラには該当しません。

脱サラすれば自分の思い通りに働けると感じる人もいるでしょう。しかし脱サラにはメリットがある一方で、デメリットも発生します。次の章から、脱サラのメリットをご紹介します。

脱サラのメリット

脱サラのメリット

脱サラすると稼いだ分だけ自身の収入となり、給与額が決まっている会社員と違って収入の天井がありません。努力した分だけ収入アップが目指せるので、会社の評価や給与額に不満がある人にとって脱サラは魅力的な選択と言えます。

脱サラをすると上記のほかに、働き方が自由になるといったメリットもあります。以下で脱サラの主なメリットを2つ確認していきましょう。

働く時間や場所が自由になる

脱サラするメリットの1つとして、働き方が自由になることが挙げられます。会社員のように毎日出社する必要がなく、どの時間に仕事を始めて何時間働くかを自分で決められます。また定時という概念がないので、日によって仕事を早めに切り上げることも可能です。

満員電車に乗って会社に向かうストレスから解放され、週に何時間働くか自由に決められるなど、働き方を選べる点が脱サラの大きな魅力と言えます。

自分の裁量で決められる

脱サラすれば取引先、事業内容、価格など、さまざまな経営判断を自分で行えるようになります。会社員であれば上司や会社の意向を確認してOKが出ないと、新しいことにチャレンジできません。しかし脱サラで独立したら、自分の裁量で全てを決定する自由が手に入ります。

指示された仕事だけをすることや、会社が決めた部署で働くのに抵抗がある人にとって、脱サラは魅力のある選択肢と言えるでしょう。

脱サラのデメリット

脱サラは自由で裁量も大きい分、仕事の責任は全て自分が背負うことになります。社会的信用が低いと判断されてしまう傾向も高く、クレジットカードや住宅ローンの審査が通りにくくなることも考えられます。

このようなメリットに加え、下記で解説するデメリットも押さえた上で、本当に自分が脱サラするべきなのか検討しましょう。

社会保障が手薄になる

脱サラすると労災保険や雇用保険、健康保険には原則として入れないため、体調不良や仕事が途絶えて無収入になっても、社会保障による給付は受けられないのがデメリットです。

たとえば会社員が失業したり、ケガや病気で休んだりしたときは、要件を満たしていれば生活保障としてお金が受け取れます。出産や育児休業に関する保障内容も、会社員と独立開業している事業主とでは異なります。

脱サラ前に健康診断をして、可能な限り治療できるものは治しておき、万が一のときでも生活が困窮しないよう貯蓄をするなど、対策を打ってデメリットに備えましょう。

収入が不安定になる

会社員であれば給料日に必ず決められた金額が振り込まれますが、脱サラして独立すると収入が不安定になります。単価や契約期間などを考慮して自分で仕事量を調節し、一定の収入が得られるよう工夫しなければなりません。

会社員は出社して決まった時間まで働けば業務成績に関係なく、最低限の収入が得られるのに対し、自営は働いたとしても売り上げが発生しなければ収入が0円というケースもあり得ます。

脱サラすると一定額の収入が得られないため、常に仕事を取る努力を続けなければ生き残りが難しいと理解し、仕事量を調節するなど工夫をしましょう。

脱サラ後に転職がおすすめな人の特徴

前章では脱サラのメリットとデメリットを説明しました。脱サラは自由に働ける一方で、社会保障や収入面でのリスクがともないます。

デメリットの負担が大きいと感じる人は、脱サラ後に独立開業ではなく転職が向いているかもしれません。本章では脱サラ後に転職して別の会社で活躍するのがおすすめな人の特徴を2つに絞り、解説します。

事務や管理業務が苦手

独立開業は本来の業務以外にも、経理、在庫管理、税金の手続きといった仕事が発生します。書類を作成したり、お金や商品などの管理が苦手な人は、自身の担当業務に専念できる会社員がおすすめです。

営業スキルがある、マーケティングが得意、資格があるなど一定の分野に突出しているから脱サラして独立しようと考える人は少なくありません。しかし、独立すれば事務や管理、雑務などあらゆる業務を自身がこなす必要があります。

アウトソーシングを活用して、得意なことだけに専念する方法もありますが、それなりの収入がなければ難しいです。

今まで培ってきたスキルはあっても、1つの分野だけに特化した仕事しかできない人は、無理に独立せず脱サラ後に転職する道も検討してみましょう。

世間体を気にする

世間体を気にするあまり、自信を持って脱サラの話を両親や家族、知人へできないのであれば、転職して会社員に留まるのも有効な手段です。「脱サラ=社会のルールから1歩はみ出る」というイメージを持つ人は少なからず存在します。周囲や世間の反応を気にしていると、ストレスになったり自分に自信が持てなくなったりするリスクが高いため、独立開業はあまりおすすめできません。

たとえ法人の社長になっても、フリーランスで立派に働いていても、脱サラをすれば住宅を含むローン各種が組みにくく、会社員より社会的信用が下がる傾向にあります。

脱サラに対する世間の反応や社会的信用など、業務に関係しないことが気になる人は、別の会社に転職する道も検討してみましょう。

脱サラで独立開業を目指すべき人の特徴

脱サラで独立開業を目指すべき人の特徴

専門性の高いスキルを持っている人や、スケジュール管理がしっかりできる人、叶えたい目標が明確な人は独立開業しやすいです。ほかにも、下記で取り上げるような特徴を持っている人は独立開業の道がおすすめです。

リスクがあっても前向きに挑戦できる

脱サラのリスクがあってもコツコツ努力を重ねて挑戦し続けられる人は独立開業が向いています。前述した通り、脱サラには次のようなリスクが発生します。

  • 毎月の収入が変動する
  • 社会保障が会社員より手厚くない
  • 自由な分だけ責任も大きくなる
  • 事務作業や管理など本来の業務以外の仕事をしなければならない
  • クレジットカードなどの審査が通りにくい傾向にある

上記のリスクを理解した上で「目標を達成したい、自分のペースで働きたい、収入アップを目指したい」と思える人は、独立開業すればのびのびと働ける可能性が高いです。

脱サラによるメリットとデメリットを比較し、どちらの比重が大きいのか、仕事では何を優先するのかなどを洗い出して転職するか独立開業するか判断をしましょう。

好き嫌いで仕事をしない

収入のためと割り切り、やりたくない仕事もこなせる人は独立開業が向いています。脱サラは自由で何でも好きなことができるイメージが強いかもしれませんが、生活のために好き嫌いなく仕事を請けなければならないケースもあります。

仕事をする上で多少のこだわりは必要ですが、極端にこだわりが強いにもかかわらず開業当初から安定した収入を望むのであれば、完全に独立するのはおすすめできません。こだわりを捨てたくないのであれば、独立開業しながら転職して収入を確保し、活動する方法も1つの手段として有効です。

脱サラ独立開業をローリスクで進める方法

脱サラして独立開業したいと思う反面、可能な限りリスクを抑えて起業したいのであれば、フランチャイズ経営という選択もあります。フランチャイズとはビジネスモデルの1種で、フランチャイザー(本部)から、営業ノウハウ、商号や商標を利用する権利、商品を販売する権利などをもらい、事業運営する方法です。

フランチャイズ経営は短期間で経営に関するノウハウが習得でき、ブランド力によって集客がしやすく、商品開発の手間もないのが大きな魅力と言えます。一方でブランドのイメージが確立されているため、オリジナリティが出しにくい点はデメリットと感じるかもしれません。

経営未経験者にとってリスクが少なく、本部からのサポートを受けられるので、ローリスクで起業したい人は、脱サラ後の選択肢にフランチャイズ経営を加えてみてはいかがでしょうか。

フランチャイズ経営がおすすめな理由を解説した記事も、ぜひ参考にしてみてください。

脱サラ失敗でよくあるパターンを紹介!起業はフランチャイズがおすすめな理由

脱サラ後は転職だけでなくフランチャイズで独立もあり!

脱サラして独立開業をしたいけれど、なるべくリスクを減らしたいという人には、フランチャイズ経営がおすすめです。仕事を辞めようか悩んでいる人は、今の仕事を続けるべきか脱サラするべきか、脱サラのメリット・デメリットを参考にして自問してみてください。

今回の記事で解説した通り、脱サラ後は転職・独立開業の道があり、どちらが向いているかは個人によって異なります。どの選択が自身にとってベストか見極めるためにも、脱サラ後の目標や脱サラ後にやりたいことを洗い出してみましょう。

フランチャイズを探してみる

公開日:2022年03月23日

よくある質問

Q 脱サラしたいのですが、何を準備すれば良いですか? 回答を見る
Q 脱サラしてすぐ独立開業には抵抗があり、何か良い方法はないですか? 回答を見る