花屋を開業するのに必要な準備・費用とは

最終更新日:2020年09月14日

Da823b02deb5d2f6

結婚式や入学式など、特別なイベント時に大活躍の花屋。
イベントだけでなく、自宅のインテリアや大切な人へのプレゼントなど、日常生活を豊かにするアイテムとしても花は親しまれています。

「たくさんの人を喜ばせる商売がしたい」という理由で、花屋の開業を考えている方もきっといることでしょう。

そこで今回は、花屋の開業に必要な費用や特徴、準備など、花屋の開業前に知っておきたい情報をまとめました。おすすめのフランチャイズ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

花屋で独立・開業できるフランチャイズはこちら

目次

花屋の開業に必要な費用

花屋の特徴

花屋の開業に必要な準備

花屋でおすすめのフランチャイズ

花屋の開業に必要な費用

はじめに、花屋の開業に必要な費用を初期費用と運営資金、売上、借入の有無に分けて紹介します。

初期費用

花屋の開業に必要な初期費用は、約210~1,100万円です。
ただし、初期費用は物件の規模や販売スタイルなどで変動するため、あくまで目安として考えてください。

<初期費用の目安>

項目 金額
物件取得費 100~300万円
内装・外装工事費 100~400万円
什器など設置費 10~150万円
広告宣伝費 3~50万円
車代 0~200万円
合計 213~1,100万円

主な費用には、物件取得費、内装・外装工事費、什器などの設置費、広告宣伝費、車代などが挙げられます。

まず物件取得費ですが、一般的な花屋の場合は保証金などを含めると100万円を超えることが少なくありません。
花屋は品揃えの良さが評判に大きく影響するため、店内には多様な種類の花を置いたほうが良いとされています。
さまざまな種類の花を置くためには最低でも20~30坪の物件を用意する必要があり、物件の取得費用に加えて内装・外装工事費が発生することを想定しておきましょう。

さらに花を保存するためのフラワーショーケースや、日差しに弱い花を置く場合はロールスクリーンなども用意しなければいけません。
これらの設備や什器を設置するのにも、数十万円以上かかります。

また、開業後すぐにお客様に来てもらうためには、チラシや販促物の作成などの宣伝活動も重要です。
その他にも、花の仕入れや配達、出張販売で使う業務用の車も用意しておくと便利でしょう。

フランチャイズへ加盟する場合は、上記の項目に加えて加盟金や保証金などの支払いが発生するため、初期費用が少し高くなりやすい傾向にあります。
しかし、フランチャイズでは好条件の物件を入手できたり、集客を本部が担ってくれたりといったメリットがあるので、開業方法を検討中の方は1度詳しく調べてみるのがおすすめです。

運営資金

花屋の開業に必要な運営資金は、1ヵ月あたり約70~110万円です。
ただし、こちらは月の売上を100~150万円で計算した場合の運営資金なので、自身の開業したい花屋の規模や商品をイメージしたうえで改めて計算してみてください。

<運営資金の目安>

項目 金額
賃貸料 10~30万円
花の仕入れ費 30万円
資材費 10万円
人件費 10~20万円
広告宣伝費 10~20万円
合計 70~110万円

主な費用には、賃貸料、仕入れ費、資材費、人件費、広告宣伝費などが挙げられます。

賃貸料は店舗規模や立地によって異なりますが、20坪前後の一般的な花屋を運営する場合で月10~30万円ほどを想定しておくと良いでしょう。
ただ、自宅の庭を活用した「ガーデンフラワーショップ」などの開業を考えている場合は、新たに賃貸料がかからないので費用を安く抑えられます。

花の仕入れ費は売上の30%前後が一般的と言われていますが、販売スタイルやお店のコンセプトによって金額はさまざまです。

また、花を包装するためのラッピングや、プレゼント用のリボンなどの資材費も数万円発生します。
その他にもテープやスポンジなど、花の管理には細かな出費が発生することを考慮しなければいけません。

さらにアルバイトを雇う場合は人件費がかかり、チラシや販促を作成する場合は広告宣伝費が発生します。

フランチャイズへ加盟する場合は、毎月ロイヤリティを支払う必要がありますが、本部から花をまとめて調達することで仕入れ費を安く抑えられることがあります。
その他にも本部から経営のアドバイスを受けられるなど、フランチャイズには個人経営では得られないメリットも多いです。

売上

花屋の売上は、立地や店舗規模、ターゲット層などさまざまな要因で変動します。

一般的な花屋の1ヶ月の売上は80~150万円と言われていますが、地方で細々と営業している場合などはさらに収入が下がる可能性は高いでしょう。

一方、企業や冠婚葬祭をターゲットにした花屋では、1ヶ月の売上が300万円を超えることも少なくありません。

また、実店舗を持たずにネット販売をする場合は、物件に関わる費用が発生せず人を雇う必要もないので、経費を抑えることで収入をアップさせられる可能性があります。

さらに、花の販売に加えてフラワーアレンジメント教室を開くなど、花屋で売上を伸ばすためには実店舗販売以外のビジネスに挑戦してみるのもおすすめです。

借入の有無

開業資金に余裕がない方は、借入を検討してみるのも1つの方法です。

主な資金調達先としては、日本政策金融公庫と民間金融機関の2つが挙げられます。
特に日本政策金融公庫は、民間の銀行より審査基準が緩く、開業実績がなくても融資を受けられる可能性が高いです。
「新規開業資金」など開業者向けの融資制度も積極的に行っているので、興味がある方はぜひ確認してみてください。

その他にも各自治体による助成金の活用や、最近ではクラウドファンディングという資金調達の仕組みを取り入れる開業者も増えています。

花屋の特徴

ここでは花屋の特徴として、サービス内容やメリット・デメリット、成功・失敗のポイントについて解説していきます。

サービス内容

花屋の主なサービスは、花を仕入れてお客様に提供することです。

個人経営かフランチャイズか、実店舗かネット販売かなど状況によってサービス内容は変わりますが、基本的には以下が主な業務となります。

・花の仕入れ
・花の保存管理
・花のアレンジ・販売
・ディスプレイやインテリアを活用した店舗作り
・集客
・売上管理

メリット

花屋を開業するメリットを3つご紹介します。

理想の店舗を作りやすい

花屋はさまざまな業種のなかでも、自分のセンスや理想をお店に反映させやすいビジネスです。
仕入れる花の種類やディスプレイの仕方によってお店の雰囲気が決まるので、理想のお店を作りたい方にとってはやりがいのある仕事に感じるでしょう。

お店の雰囲気だけでなく、花のアレンジ方法やラッピングの資材など1つ1つのサービスにもオーナー自身のセンスを反映できます。

店舗作りに強いこだわりがある方や、自身のセンスやスキルを存分に活かしたい方は、花屋の運営は面白いビジネスに感じるはずです。

戦略次第では高収入を狙える

花屋は、戦略次第で高い売上を狙えるビジネスです。

例えば冠婚葬祭での販売をメインにしている花屋では、1ヶ月の売上が300万円、月収が100万円以上に達することがあります。
また、特定の法人と契約を結ぶことで、安定して高い売上を維持する花屋も少なくありません。

その他にも500円以下のリーズナブルな花を大量に仕入れ、「花といえばお祝い事で渡すもの」というイメージを壊し、主婦や学生など普段は花を購入しない層からの売上増加に成功させた花屋もあります。

ある意味で花屋には「決まった販売スタイル」が存在しないため、戦略と発想次第では高収入を狙いやすいと言えるでしょう。

開業のハードルが低い

花屋を開業するためには、特別な資格は必要ありません。
飲食店であれば調理師免許、美容院であれば美容師免許などが一般的には必要ですが、花屋は商品さえ揃えれば運営できるため開業のハードルは比較的低いと言えます。

またインターネット上で花の売買を行う場合は、物件を用意する必要もありません。
注文数に応じて花を仕入れるだけなので、飲食店のように商品の廃棄が発生しないのも嬉しいポイントです。

さらにフランチャイズへ加盟すれば、経営ノウハウや接客のコツなども教えてもらえるので、業界未経験の方でも開業のハードルはより低く感じるでしょう。

デメリット

次に、花屋を開業するデメリットを2つご紹介します。

シーズンの移り変わりが速い

母の日のカーネーションやお彼岸の菊、ひな祭りの桃の花など、花には売れどきのシーズンが存在します。
オーナーはこのイベントシーズンに合わせて適切な量を仕入れ、イベントシーズンが終わるまでに確実に売り切らなければいけません。

飲食店であれば繁忙期が数ヶ月間続くことが珍しくありませんが、花屋の場合は長くてイベントの前後2~3週間で繁忙期が終わることがほとんどです。

この短期間で一気に売上を上げなければいけないのが、花屋を運営するうえでの難しさでしょう。

鮮度が落ちる前に売り切る必要がある

花の種類にもよりますが、花は生ものと同じで長持ちしない商品がほとんどです。
冷蔵保存すれば多少は長持ちしますが、日を追うごとに品質はどんどん落ちてしまいます。
そのため花を仕入れた後は、良い状態を保っている間に売ってしまわなければいけません。

鮮度が落ちた商品は破棄するしかなく、花屋の運営ではせっかく仕入れたにもかかわらず経費が無駄になってしまうことが多々あります。
そのため花屋の運営では、仕入れ量を間違えないこと、ドライフラワーなどの長持ちする花もバランス良く取り入れることなどの工夫が重要です。

ただし、フランチャイズへ加盟する場合は、本部から必要な分だけ花を仕入れられるので、個人経営店と比べて破棄が発生しにくいというメリットがあります。

成功・失敗のポイント

花屋の成功・失敗のポイントを3つご紹介します。

顧客目線に立ったお店作り

花屋の運営を成功させるためには、開業前の万全な事前準備が鍵となります。
出店エリアの市場調査を念入りに行ったうえで、店舗の規模やコンセプトなどをしっかりと練っていくようにしましょう。

また、成功している花屋の多くは、品揃えが良いだけでなくお店のディスプレイに工夫を凝らしているのが特徴です。

飲食店や雑貨屋など他の業種と比べて花屋は、外観や内装などの見た目に集客が左右されやすいビジネスだと言えます。
ディスプレイの見栄えは集客において重要なポイントなので、「来店客にとって見やすい配置になっているか」や「店頭に置く花の種類は適切か」など、顧客目線に立ったディスプレイができているか開業前に確認するようにしましょう。

販売方法の多様化

現在、花屋の販売スタイルは多様化しており、高い売上を出すためにはさまざまなビジネスに着手することが求められています。
売上を伸ばすためには、オンライン通販や出張販売なども積極的に始めていく必要があるでしょう。
フラワーアレンジメントの資格を持っている方は、休日や空き時間を利用して教室を開講してみるのも良いかもしれません。

ただし、上記のようにさまざまなビジネスに手を付ける場合は、通販サイトを活用したり教室会場を探したりしなければならず、仕事量が大幅に増えてしまう可能性があります。

フランチャイズへ加盟すれば、こういった諸々の作業は本部がサポートしてくれるので、自分1人でビジネスを回せるか不安な方は加盟を検討してみるのもおすすめです。

SNSを活用した集客

花屋の売上には、商品の見た目が大きな影響を与えます。
特にブライダルや卒業式のような特別なイベントでは、「値段は高くても良いからとにかく美しい花を使いたい」と考えている方が多いです。

花屋で売上を伸ばすためには、もちろん値段設定や品揃えも大切ですが、まずは商品の魅力をより多くの人に届けることが大切でしょう。

そこで、自店舗の商品の良さをアピールする方法として、SNSに商品の写真を掲載して拡散することをおすすめします。
花はカラフルで色鮮やかなため、写真映えしやすくSNSとの相性が良い商品です。
最近ではイベントで使うための花をSNSから探す方も少なくないので、積極的に活用していくようにしましょう。

パリに本店を置くフラワーショップをフランチャイズで開業!

花屋の開業に必要な準備

花屋の開業に必要な主な準備を3つご紹介します。

店舗

最初に、花屋の運営で最も大切な店舗を用意します。
物件を賃貸あるいは購入したり、自宅のガーデニングを整備したりなど、営業スタイルに合った店舗を準備するようにしましょう。

店舗を用意した後は、内装・外装工事をします。
花屋では水場をよく使うことになるので、場合によっては大きめのシンクやキッチンなどを設置しなければいけません。

工事完了後は、花の保管と展示をするための設備を搬入します。
どういった店舗を運営するのかにもよりますが、一般的には花を展示するためのフラワーショーケース、日差しを遮るためのロールスクリーン、花を保存するための冷蔵庫などが必要です。
また花屋は店舗の雰囲気も重要なので、コンセプトに合った家具や雑貨も購入する必要があるでしょう。

採用・教育

大きめの店舗を運営する場合などは、必要に応じてスタッフの採用も行います。
どのレベルの作業を任せるかにもよりますが、スタッフに花のアレンジなどを任せる場合は、フラワーアレンジメントなどの資格を持っている人材を採用するのがおすすめです。

ただ、個人経営店を運営する場合は、資格を持った人材が応募に来ず、採用に苦労することが少なくありません。
そのためスタッフの採用や教育に不安がある場合は、フランチャイズへ加盟するのも1つの方法でしょう。

フランチャイズによっては店舗スタッフを本部側が調達してくれるため、人手不足に陥るリスクを最小限に抑えられます。
また、オーナー自身も本部で研修を受けられるので、花屋未経験の状態でも安心して開業日を迎えられるのがポイントです。

資格・免許・手続き

花屋の開業には特別な資格を取得する必要はなく、花の知識さえあれば基本的には店舗を運営できます。

ただしお店で運営していると、お客様から花について聞かれたり提案を求められたりすることもあるので、これから開業する方は下記の資格を取得しておくのもおすすめです。

・フラワーアレンジメント
・フラワーデザイナー
・フラワー装飾技能士

その他にも、カラーコーディネーター検定や色彩検定なども花屋の運営では役に立つでしょう。

また開業に必要な手続きとしては、開業後1ヶ月以内に「個人事業の開廃業など届出書」や、確定申告を青色で行いたい場合は「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。

花屋でおすすめのフランチャイズ

新宿花大

『新宿花大』では、花屋を開業したい方向けの顧問契約を行っています。
フランチャイズ契約とは形式が少し異なり、ロイヤリティを支払う必要はありません。
その代わりに顧問契約金や養成講座受講料などを支払うことで、本部からさまざまなサポートを受けられる仕組みです。

新宿花大で顧問契約を結ぶ最大のメリットは、「花屋さん養成講座」という研修制度を受けられる点にあるでしょう。
研修では、フラワースクールによる講座を受けられるのに加えて、花屋になるための知識や店舗運営のノウハウを学べます。

新宿花大について詳しく見る

レミルフォイユ

関東で展開する『レミルフォイユ』は、結婚式のブーケやウェディング会場に飾る花などの花のアレンジを得意とするフラワーショップです。
お店の世界観作りにこだわりがあり、パリの街並を意識したインテリアなどお洒落な内装が人気を集めています。

また、オンライン販売やフラワーアレンジメントスクールの運営など幅広くビジネスを展開しているのもレミルフォイユの特徴です。
実店舗での販売だけでなく、さまざまなビジネスに挑戦してみたい方はレミルフォイユでのフランチャイズ契約を検討してみるのも良いでしょう。

レミルフォイユについて詳しく見る

アトリエフローラ

『アトリエフローラ』では、生け花から造花まで多様な種類の花を取り扱っています。
個人の趣味用やブライダル用などさまざまな顧客をターゲットとしており、幅広い客層や業務に対応したい方にはぴったりのフランチャイズでしょう。

また、アトリエフローラではフラワーデザインスクールも開設しており、スクールでは顧客ニーズを満たすフラワーデザインについて集中的に学べます。
花のデザインやアレンジのほか、営業や企画など経営に関わることも基礎から学べるので、未経験から開業したい方におすすめです。

アトリエフローラについて詳しく見る

花屋で独立・開業できるフランチャイズはこちら

公開日:2020年09月14日