高校生ができるおすすめの副業7選!副業の事前準備や学生ならではの注意点も紹介
最終更新日:2024年09月20日

高校生になると、お小遣いだけでは足りずにアルバイトや副業をしたい人も出てくるでしょう。高校生でもできる副業はありますが、学校の規則や規約、親権者の同意などさまざまな注意点があります。
この記事では、高校生でも取り組めるおすすめの副業を紹介します。親権者の許可や規約確認など、高校生が安全に副業を始めるためのポイントや注意点なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
副業はアルバイトと違う?
高校生が収入を得る方法としてアルバイトが主流であり、アルバイトの掛け持ちも広義で副業にみなせます。とはいえ、副業とアルバイトには、雇用形態や報酬体系などの違いがあります。
一般的なアルバイトは、企業に雇われて働き、稼働時間分は必ず報酬が得られる時給制です。一方、副業には結果に応じて報酬が得られる成果報酬型が多く、実力やスキル次第で効率的にまとまった収入を得られます。アルバイトのような採用面接や労働時間の拘束、年齢といった制限が少ない点も特徴です。
アルバイトで得られた収入は、法的には給与所得に分類されますが、副業収入は事業所得や雑所得に見なされる場合があります。所得の種類は確定申告や扶養といった税金関係の手続きに関係するため、正しく把握しておく必要があります。
高校生ができるおすすめの副業7選
高校生でもできるおすすめの副業とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。スマホだけで続けられる手軽な案件や、すでに持っている特技やスキルを活かせるもの、勉強や部活と両立しやすいものなどをピックアップしました。是非参考にしてみてください。
1.アンケートモニター
アンケートモニターは、企業やメディアからの簡単な質問に回答して報酬を受け取る仕組みです。数分ほどのアンケート回答やインタビュー参加などによって、ポイントや現金がもらえます。
アンケートモニター募集サイトなどに無料登録すれば、案件の案内を受け取ることが可能です。報酬額の相場は1件5〜200円ほどで、継続的に数をこなすことで収入を増やせます。
メリット
- 短時間の簡単な作業で報酬がもらえる
- スマホで完結し、移動中など隙間時間にコツコツ取り組める
- 無料登録や無料参加できる案件が多く初期費用がかからない
デメリット
- 1件あたりの単価が低くまとまった収入になりにくい
- いつでも参加できる案件があるとは限らない
アンケートモニターについて詳しくは下記記事をご覧ください。
アンケートモニターの副業とは?初心者にもおすすめな理由や注意点
2.ポイントサイト
ポイントサイトは、広告サイトのクリックやミニゲームなどでポイントを集め、貯まったポイントを電子マネーや現金に換えられるサイトです。
アンケート回答や会員登録、資料請求など、サイト内のさまざまなアクションでポイントを貯められます。中には、抽選制でまとまったポイントが当たるチャンスもあります。ポイントは現金や電子マネー、商品やギフト券などさまざまなものに交換可能です。
メリット
- 隙間時間にポイントを貯められる
- 貯まったポイントを好きなものに交換できる
- 報酬振り込み用の銀行口座が不要
デメリット
- 1件ごとのポイント数は少ない
- 最低ポイント数に達するまで交換できない場合がある
3.レシート買い取りアプリ
レシート買い取りアプリは、レシートやバーコードをスキャンしてポイントを受け取るサービスです。買い物のレシートや購入品のバーコードをスマホでスキャンするだけでポイントがもらえ、好きなものに交換できます。中には、ミニゲームで最大5,000円相当など高額が付与されるものもあり、楽しみながら取り組めるでしょう。
メリット
- 経験やスキル不要で誰でもできる
- スマホさえあれば隙間時間に取り組める
- 両親や家族に協力を仰いで収入アップを目指せる
デメリット
- レシートを捨てずに取っておく必要がある
- ポイント数が少なくまとまった収入になりにくい
4.LINEスタンプの販売
LINEスタンプの作成・販売も副業として成立します。オリジナルのLINEスタンプを作成し、購入されると販売価格の35%が報酬として受け取れます。
「LINE CREATORS STUDIO」というアプリを使うことで、スマホから簡単に作成、販売を始められます。絵を描くことが得意な人やイラストが好きな人におすすめです。
メリット
- 一度作成して販売を開始すれば自動的に報酬を得られる
- スマホだけで初期費用なしで始められる
- イラストやデザインの実績として仕事の獲得に役立つ
デメリット
- 売れるまで収入が発生しない
- 著作権の侵害や取り扱いに注意が必要
- 競合やライバルが多い
5.フリマアプリでの販売
フリマアプリでの不用品や中古品の販売は、高校生でも可能です。読み終わった本や漫画、DVDや使っていない所持品を好きな値段で販売できます。手数料や送料を差し引いた分が手元に残るため、商品によっては数千円〜数万円の利益が得られます。
メルカリなどでは未成年が利用する場合、事前に親権者の同意を得る必要があるので注意しましょう。
メリット
- スマホから気軽に出品できる
- 値段を自由に決められる
- 不用品の整理ができる
デメリット
- 売れるまでは収入が発生しない
- 登録や利用に親権者の同意が必要
- 出品や梱包、発送などの作業を自分で行う必要がある
- 継続的な販売や大量販売は事業と見なされ課税対象になる
6.スキル販売
スキル販売は、専門的な知識や教えられるスキルをオンライン上で販売できるサービスです。外国語や大学受験のオンライン講師、デザイン、プログラミングなど、パソコンやインターネット環境が揃っていれば自宅でも活動できます。高校生対象の求人は少ないものの、大学進学予定の3年生対象の案件もあります。
大手サイト「ココナラ」では、親権者の同意があれば未成年でも登録できます。ただし、購入者が求めているレベルに達しない場合、クレームが出るリスクもあります。トラブルを避けるためにも、事前に親権者と相談した上で利用しましょう。
メリット
- 短時間でも比較的高額の収入が得られる
- オンライン上で場所や時間に縛られず活動できる
- 得意なことやスキルを活かせる
デメリット
- 登録や利用に親権者の同意が必要なサイトが多い
- 金額に見合ったスキルレベルが必要
7.動画配信
YouTubeやTikTokなどの動画配信では、登録者数や再生回数に応じた広告収入や投げ銭による収入を得られます。現役高校生YouTuberも多く、高校生でも取り組みやすい環境にあります。簡単に動画を編集できるアプリも多数あり、撮影から編集・投稿までスマホ1つで完了できます。
ただし、個人情報の流出やSNSでの誹謗中傷といったトラブルのリスクがあります。安全に取り組むためには、細心の注意を払って活動する必要があるでしょう。
メリット
- 動画投稿後は再生されるだけで広告収入が得られる
- 再生回数次第では高収入も狙える
デメリット
- 収益化のハードルが高い
- プライバシーへの配慮やSNS上での炎上リスクなど細かな対策が必要
高校生が副業をする前に準備しておくこと
高校生でもできる副業は多数ありますが、安全に副業に取り組むためには事前準備が大切です。高校生が副業を始めるにあたって、必要な準備について確認しましょう。
親権者の同意を得る
高校生は未成年なので、副業について親権者から同意を得てから始める必要があります。親権者に報告せず副業を行いトラブルに巻き込まれた場合、対処が難しくなるだけでなく、強制退会や報酬の没収といったリスクも考えられます。
現在は運営側が厳しく管理しており、親権者への確認や登録情報のチェックを行うことは一般的です。親権者の同意がある場合に限り未成年が登録・利用できるサービスやサイトがほとんどですが、報酬体系や仕事内容、運営元の情報などを確認しておくと安心です。
悪質な副業や業者の情報を集める
副業案件の中には悪質なサービスや業者も存在するため、始める前にしっかりと情報を集めましょう。
悪質な副業と知らずに登録すると、個人情報の流出などのリスクがあります。また、稼ぐ前に高額な支払いを請求されるケースや、情報不足ゆえに違法行為の加害者になる可能性も考えられます。
誰でもスマホを持てる現代では、簡単に稼げると謳う詐欺の手口も複雑化しているため、騙されないための情報収集が重要です。自分だけで判断せず、副業について親権者に詳しく説明した上で始めましょう。
副業の詐欺に騙されないために|詐欺の見極め方や被害時の対処法とは
自分名義の銀行口座を作る
副業によっては、報酬の振り込み先として使用する自分名義の銀行口座を持っていることが参加条件になります。
銀行の口座開設は親権者の同意が必要なので、副業について親権者に相談しておく必要があります。アルバイトも含め、自分で稼いだお金は責任を持って管理しましょう。
高校生が副業をする際の注意点
高校生が副業に取り組む上で注意すべき項目を改めて説明します。副業によって自分で使えるお金が増えるなどのメリットがある一方で、高校生としての心構えも大切です。
副業が校則違反ではないか確認する
学校の校則を確認し、副業をしても問題ないことを確認しましょう。アルバイトや副業が校則違反の場合は、原則的に禁止です。禁止されているにもかかわらず、内密に副業を行ってバレた場合、停学や退学といった処分の可能性があります。
どうしても副業をしなければならない特別な事情がある場合は、担任の先生や学校側に相談しましょう。
学業を疎かにしない
高校生の本分は学業です。積極的に副業を行うあまり、本業に支障が出てしまうと進学や進級が危うくなる可能性があります。
学校生活や勉強をおろそかにせず、できる範囲で副業に取り組むことが大切です。いくら稼ぐのか現実的な目標を決めることで、学業を優先しながら無理なく副業に取り組めるでしょう。
利用規約を必ず確認する
アンケートモニターやスキル販売など、副業サービスやサイトを利用する際は、利用規約を事前に確認しておきましょう。
サービスによっては、年齢制限や学生の利用に関する条件が設けられています。規約に違反するとサービスの利用停止や強制退会の可能性もあるため、必ずチェックしましょう。規約を読んでもわからない部分があれば、保護者に確認してもらうと安心です。
稼ぐ額によっては扶養控除が適用されなくなる
高校生は親権者の扶養家族のため納税に関して配慮されています。しかし、高校生がアルバイトや副業によって103万円以上の所得を得ると、扶養控除が適用されず親権者の納税額に影響が出ます。
家族全体に関わることなので、親権者に相談しながらいくら稼ぐかを調整しましょう。
高校生の副業についてまとめ
高校生でもできる副業は多数あり、気軽なものから本格的な仕事までさまざまです。とはいえ、高校生は未成年であり学生なので、親権者の同意を得た上で、学校の規則に従って行う必要があります。
また、副業案件には悪質な詐欺も少なくないため、サイトや運営会社の信頼性を保護者と一緒に確認した上でサービスを利用することが大切です。学校生活と勉強を優先した上で、安全に副業を行いましょう。
公開日:2022年07月28日