フランチャイズビジネスで「成功する人」、「失敗する人」 【2/9】

公開日:2015年12月27日

【セミナー内容】

「フランチャイズ&起業・独立フェア」で大好評だった、講師陣のセミナー内容をまとめてお伝えする企画です。

第一弾は「株式会社ディライト・ジャパン フランチャイズ研究家 川上健一郎氏」のセミナー内容を【全9回】に分けてお届けさせていただきます。

加盟希望者にとって、フランチャイズ本部の選択は今後の人生をかけた重要な決断になります。これまで1万人以上のフランチャイズビジネスの加盟希望者を面談してきた経験をもとに、フランチャイズ本部を選ぶ際に必ず知っておきたいポイントをご案内します。加盟希望者は必見です。

【バックナンバー】

▶ 1. 本部の選定基準のあり、なしが一番の分かれ道

目次

2. 起業とフランチャイズの基本的な知識

2. 起業とフランチャイズの基本的な知識

先ずは「起業とフランチャイズの基本的な知識」です。
起業の現実というものをお伝えさせていただきます。

2-1. 独立後の事業の継続率

最初にみなさんに一つ、問題を出します。
「フランチャイズに加盟せずに独立した方」は5年後に、
何%くらい事業を継続しているでしょうか?
三択の問題です。

A. 15%

B. 25%

C. 35%

Aと答えられた方が一番多かったですが、
正解は「B」です。

およそ20~25%ぐらいの方々が5年後も事業継続出来ていると言われています。
ただ一節には、私も独立してようやく7年目になるんですけど、
開業して1年以内にやめる方が半分位を占めているとも言われています。
一般的には3年以内で50%とか言われますけどね。

私の肌感覚ではありますが、そういった方は、
圧倒的にスタートした時点で準備不足の方が多いです。

2-2. フランチャイズ加盟者の事業継続率

それでは「フランチャイズに加盟して独立した方」はと言いますと、
実は正確な統計がないんです。
しかし、様々な本部さんや、フランチャイズの募集サイトさんに話を伺っていると、
約60%の方が5年後も事業継続出来ているという話を聞きます。

当然、店舗ビジネスと無店舗ビジネスを比べると数字は変わりますし、
学習塾やコンビニなどはそもそもの加盟契約期間が長いですので、
その辺りで確率が若干変わるとは思います。

しかし、平均すると通常の約2.5倍、約六割の方々が継続して事業をされています。

2-3. 起業の3つのパターン

起業というのは大きく分けて、3つのパターンがあると思っています。
一つ目は、全くゼロからのスタートといったバターン。
二つ目は、今までの仕事の延長線上で始めて行くというパターン。
三つ目は、パッケージを買ってスタートするというパターンです。

今回、みなさんが考えられているのは三つ目、
パッケージを買ってからのスタートというものですね。

そして、みなさんが検討されているこのフランチャイズビジネスというものは、
ビジネスの展開手法なんですね。

直営店で展開したり、フランチャイズで展開したり、
ライセンスで展開したり、暖簾分けで展開したりと、
フランチャイズシステムというものは、事業を拡大していくにあたっての一つの手法なんです。

なので、そこにおける「メリット」と「デメリット」を、
先ずは知っておいていただきたいと思います。

▶ 続きを読む