気になる業界、まるごと理解! 業界別 特化セミナー(学習塾) 【2/5】

公開日:2020年03月31日

【セミナー内容】

法人・個人を問わず、フランチャイズで起業・独立を考えられている方の間では長らく「3つの業種」が高い人気を誇ってきました。「介護」・「美容/健康」、そして今回ご紹介させていただく「学習塾」業種です。特に「学習塾」はこの日本で今、最も注目されているフランチャイズの業種と言っても過言ではありません。今回はその魅力を【全5回】に渡ってお送りさせていたただきます。

【バックナンバー】

▶ 1. 個別指導塾、その市場規模

目次

2. 今なぜ、個別指導塾なのか?

2. 今なぜ、個別指導塾なのか?

その理由は大きく2つあり、一つ目は「環境」。二つ目は「業態」が挙げられます。

2-1. 環境について

先ずは一つ目「環境」です。「脱ゆとり教育」に向け、新学習指導要領が実施され始め、以前よりも学習レベルや量が増える中、学校の集団学習についていくのが難しくなった生徒の選択肢として個別学習塾が選ばれています。

ちなみに「6つの財布(シックス・ポケット)」と言われるように、子どもの数自体は減少していますがその反面、子ども一人に対して、両親だけでなく両祖父母が援助者となるケースも増えてきており、子ども一人当たりにかける教育費は増加傾向にあります。

また、景気の良し悪しはあったとして「少しでも良い教育を受けさせたい」という親御さんの気持ち自体は変わりません。つまり、家計の中でも「教育費」は“今までも、これからも”削られにくいものとされています。

話をまとめますと、学校教育の受け皿が求められている、つまり利用者のニーズが高まっている。そして子どもの数、ニーズの「絶対数」は落ちているものの、一人当たりの教育費「絶対量」は上がっているという環境があります。そのため、生徒一人の入塾が経営を大きく左右する「ゼロ・サム・ゲーム」が起こっているという状況です。

2-2. 業態について

続いて、その「ゼロ・サム・ゲーム」において何故、個別指導塾が勝てているのか?
二つ目のポイントである「業態」という視点からお話させていただきます。

結論から先に言いますと、先ほどお伝えさせていただいたように個別指導塾は家庭教師のような「マンツーマン」の細かな指導と、集団塾のような「リーズナブルな月謝」を兼ね備えています。家庭教師と集団塾のハイブリット、良いとこ取りをした業態が個別指導塾なのです。これが非常に受けています。

この説明だけですとイメージしづらいと思いますので、従来は「家庭教師」を利用していた層と、同じく「集団塾」を利用していた層に分けてユーザーニーズの変化を具体的にご紹介させていただきます。

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