小売業のフランチャイズを始めるには?メリット・デメリットを徹底解説

最終更新日:2023年07月07日

「小売業のフランチャイズを始めたい!」と考えたとき、実際にどのような業種、メリット・デメリットがあるのか、どのくらいの費用がかかるのかなど疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、小売業フランチャイズの特徴やメリット・デメリット、費用など、独立・開業前に知っておきたい情報をまとめました。おすすめのフランチャイズ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

小売業のフランチャイズの特徴

小売業のフランチャイズの費用

小売業でおすすめのフランチャイズ

小売業のフランチャイズの特徴

小売業とは、生産者や卸売業者から仕入れた商品を一般の消費者に販売するビジネスで、フランチャイズで開業できる業種もさまざまです。
まずは、小売業フランチャイズの特徴をいくつかの種類に分けて紹介します。

小売業のフランチャイズの種類

小売業のフランチャイズの主な種類は、

  • コンビニ
  • 買取・リサイクルショップ・古着
  • 雑貨・アパレル・デザイン
  • 中古車・自動車・自転車

です。
上記以外にも、催事販売や電化製品・省エネ商材・スポーツ用品・CD・DVDなどの販売を行うフランチャイズ本部があります。

コンビニ

フランチャイズと言えばコンビニを思い浮かべる方が多い定番のビジネス。
より身近で日常生活に欠かせないインフラとして成長してきたコンビニは、今後も安定した需要が期待できます。
コンビニフランチャイズでは、社員として働き給料をもらいながら独立を目指せたり、本部に土地・建物を用意してもらうプランが選べたりなど、費用面でのサポートが充実している本部もあります。

コンビニで独立・開業できるフランチャイズはこちら

買取・リサイクルショップ・古着

買取・リサイクルショップ・古着屋フランチャイズは、金・貴金属・ブランド品や家具・家電、衣料・服飾品などの買い取りや販売を行うビジネスです。
消費者の節約志向や環境問題への意識の高まりなどに伴い需要が拡大しており、フランチャイズでも人気を集めています。
取り扱う商品のジャンルが幅広い本部も多いですが、査定技術などは開業前の研修で習得できるので、経験がなくても開業できます。

買取・リサイクルショップ・古着で独立・開業できるフランチャイズはこちら

雑貨・アパレル・デザイン

雑貨・アパレル・デザインのフランチャイズには、はんこ屋やインテリアショップ、アパレルメーカー、花屋などがあります。
研修やマニュアル完備など開業前後のサポートが整っているため、未経験者でも始めやすく、「趣味を仕事にしたい」と考えている方にもおすすめです。

雑貨・アパレル・デザインで独立・開業できるフランチャイズはこちら

中古車・自動車・自転車

中古車・自動車・自転車の買い取りや販売を行うビジネスです。
特に中古車を対象にしたフランチャイズ本部が多く、在庫が不要で、小スペースまたは無店舗で始められるケースもあります。

中古車・自動車・自転車で独立・開業できるフランチャイズはこちら

自分でゼロから開業する場合との違い

小売業フランチャイズで開業する場合と自分でゼロから開業する場合との大きな違いは、本部の存在です。

自分でゼロから開業する場合は何もない状態で準備から開業、経営までをオーナーが行う必要があるので負担も大きく、店舗経営のノウハウや経験がなければ廃業リスクも高まります。

ですが、フランチャイズに加盟することによって、本部の知名度の恩恵を受けられるほか、ノウハウやマニュアル、本部が保有する仕入れ先、研修の提供など本部にサポートしてもらいながら開業・経営できるので安心です。

小売業のフランチャイズのメリット

小売業をフランチャイズで開業するメリットを3つご紹介します。

本部の知名度を利用した集客が可能

小売業をフランチャイズで開業する最大のメリットは、本部の知名度を利用した集客ができることです。

個人で一から開業する場合、知名度がない状態でのスタートとなるので、集客を増やして経営を軌道に乗せるまで時間も労力もかかりますが、全国展開しているような知名度の高いフランチャイズ本部に加盟すれば開業直後でもある程度の集客が期待できます。

知名度は信頼度の高さにもつながるので、集客が売上に結びつきやすいのも小売業フランチャイズの魅力です。

また、知名度が高いだけでなく、フランチャイズ展開の実績が豊富な本部ほど成功ノウハウが確立されているので、より安心してチャレンジできるでしょう。

仕入れルートを確保できる

仕入れルートを確保できることも、小売業フランチャイズのメリットとして挙げられます。

小売業にとって命とも言える仕入れですが、個人で開業する場合はオーナーが仕入れ先を開拓する必要があり、人脈やツテがない状態で始めてもなかなか難しいのが現実です。

フランチャイズの場合は本部がすでに仕入れ先を持っているので、自ら仕入れ先を探すことなく始められます。ただ仕入れ先が確保できるというだけでなく、加盟店にとっても優良な仕入れ先を利用できるので、利益も残しやすいでしょう。

未経験者でも開業しやすい

未経験者でも開業できることも、小売業フランチャイズのメリットの一つです。

小売業は専門的な資格がなくても始められるので、個人で一から学んで開業することも不可能ではありませんが、たくさんの時間を要します。

ですが、フランチャイズではマニュアルが完備されており、開業前にはノウハウや技術習得のための研修を受けることができるので、未経験者でも開業がしやすくなります。

小売業のフランチャイズのデメリット

次に、小売業フランチャイズのデメリットを2つご紹介します。

自由度が低め

小売業フランチャイズのデメリットには、自由度が低めであることが挙げられます。

買取・仕入れ先や販売経路、取り扱う商品やサービスなど、細かく指定されているフランチャイズ本部もあるので、「自分の采配で仕事がしたい」と考えている方にとってはデメリットになります。

開業後に本部に不満を感じてしまうことがないように、本部に従うべきこととオーナーが自由に決められることを開業前にしっかり確認しておくことが大事です。

ロイヤリティの支払いが負担になることも

小売業をフランチャイズで始める場合、ほとんどのケースでロイヤリティの支払いが発生します。

売上変動制や定額制などロイヤリティの算出方法も本部によってさまざまで、特に定額制の場合は売上が少ない月でも一定の支払いが発生するため、利益を圧迫してしまう可能性も。

加盟を検討している本部のロイヤリティ制度をしっかり確認し理解することはもちろん、収支シミュレーションを徹底して行うことでこのようなリスクも最小限に抑えることができるでしょう。

小売業のフランチャイズの費用

小売業のフランチャイズを始めるために必要な費用を紹介します。
この費用は、開業資金(初期費用)と運営資金3ヵ月分を合算した金額で、あくまで目安の一つとして参考にしてください。

コンビニ、買取、リサイクルショップなど、他との違い

業種名 費用目安
コンビニ 約4,478万円
買取 約1,800万円
リサイクルショップ 約2,800万円
古着 約2,800万円
雑貨 約1,120万円
アパレル 約2,000万円
中古車・自動車・自転車 約2,150万円
飲食業 約50~1億633万円
サービス業 約15~5,200万円

小売業のフランチャイズは、業種によって異なりますが、約1,000~4,500万円の費用で始めることが可能です。
主な開業資金は、加盟金や保証金、資格取得費、研修費、店舗関連費など、運営資金には人件費や賃貸料、買取・仕入れ資金、広告宣伝費、ロイヤリティなどが挙げられ、加盟するフランチャイズ本部や店舗の有無・規模などによって変動します。

物を売るビジネスのため、開業時からある程度の在庫の準備が必要なケースが多く、特に買取・仕入れ資金が大きな割合を占めているのが、飲食業やサービス業などの他との違いです。

小売業でおすすめのフランチャイズ

買取専門店『大吉』

『大吉』は、全国に288店舗展開している買取専門店のフランチャイズ本部です。

スーパーバイザーのSV常駐や赤字補填、収入保障など、本部のサポートが手厚いことから、93.2%の店舗継続率を誇っています。2坪~の小スペースで始められ、店舗にかかる費用を抑えることが可能。即日~1週間で現金化できるビジネスモデルのため、資金繰りも安定させやすいです。

また、年齢や性別の条件もないので、女性オーナーも気軽にチャレンジできます。

ハッピーカーズ

『ハッピーカーズ』は、中古車買取を行うフランチャイズ本部です。

出張型のサービスなので店舗を構える必要がなく、スマホが1台あればすぐにでも始められます。また、毎月のロイヤリティが一切かからない高収益ビジネスなので、月商300万円も実現可能。買い取った中古車はオークション会場で保管されてそのまま売却されるので、在庫リスクもありません。

車両価格の相場ツールや共有アプリなどのサポートツールも充実しており、未経験者でも安心して開業できます。

小売業で独立・開業できるフランチャイズはこちら

公開日:2020年07月31日