シャトレーゼはフランチャイズで開業できる？評判や開業費用などをご紹介
最終更新日：2023年03月01日
シャトレーゼはフランチャイズ展開が多く、テレビやSNSでも度々話題になるほど人気の菓子チェーン店です。日本国内だけでなく海外でも店舗展開しています。菓子業界で右肩上がりに成長しており、フランチャイズビジネスとしても注目度が高い企業です。
この記事では、シャトレーゼの基本情報やシャトレーゼフランチャイズのメリットとデメリット、評判や費用、開業までの流れなどについても説明します。
目次
シャトレーゼの基本情報と特徴
シャトレーゼの企業情報や会社の特徴を紹介します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店舗名 | シャトレーゼ |
| 運営会社 | シャトレーゼ株式会社 |
| 創業 | 昭和29年12月20日 |
| 創立 | 平成22年4月1日（新設分割） |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 事業内容 | 洋菓子・和菓子・アイスクリーム・パン・飲料の製造販売 FC店の全国展開 |
| ホームページURL | https://www2.chateraise.co.jp/company/information/ |
製造から物流・販売まで自社で行う
シャトレーゼは、菓子作りに必要な素材の仕入れを農家や農場からダイレクトに行なっています。
商品は自社工場で製造され、自社配送により全国のシャトレーゼ店舗へ直接届けられています。中間マージンが必要ないためコストを抑えることができ、コスパの良さや迅速でタイムリーな商品開発を可能にしました。
安全に配慮している
シャトレーゼは、仕入れ先の契約農家との素材共同開発や生産農家の見える化に取り組んでいます。素材加工も全国6ヵ所にある地元の自社工場にて行うなど、安心で安全なお菓子作りを展開する企業です。
「品質管理及び品質保証の国際規格」となる食品安全マネジメントシステムのISO9001を認証取得している工場もあります。
食材にこだわっている
シャトレーゼは食材へのこだわりも強く、牛乳は八ヶ岳で育った牛からの搾りたての生乳を直送し、餡は北海道十勝産小豆と白洲名水を使って自社工場で炊き上げています。お菓子の素材として欠かせない苺も全国各地の契約農家で摘み取られた高品質の苺を年間通して直接仕入れています。チョコレート菓子に使用しているのはハイクオリティなベルギー産クーベルチュールです。
卵は地元の契約農家から毎日うみたてを仕入れて自社工場で割卵しています。新鮮な状態でお菓子作りに使用できるため、製造過程で膨張剤などの添加物が不要です。このような食材へのこだわりも安全で安心なお菓子作りにつながっています。
さらに顧客の健康を配慮したお菓子の開発にも取り組んでおり、血糖値や糖質が気になる人に向けた糖質カットや、乳・卵・小麦粉を使用していないアレルギー対応の商品も展開しています。
シャトレーゼフランチャイズのメリット
全国各地に広く店舗展開しているシャトレーゼですが、店舗の多くはフランチャイズです。ここでは、シャトレーゼのフランチャイズで開業した場合に得られるメリットについて説明します。
人気スイーツのブランドを利用できる
シャトレーゼのお菓子は、美味しくて見映えが良い上に価格がリーズナブルです。前述のように、無添加・低アレルゲン・低糖質など安心安全にこだわり、動物性原料を使用しないヴィーガン認定証取得商品をリリースするなど商品開発でも注目されています。
シャトレーゼの商品はテレビやSNSなどさまざまなメディアで話題になることも多く、顧客層が幅広いことが特徴です。シャトレーゼのフランチャイズは人気ブランドを利用しての開業となるため、成功しやすいことが大きなメリットと言えます。
ノウハウを学んで利用できる
シャトレーゼのフランチャイズは研修やサポート体制が充実していることも特徴です。
店舗経営や店舗オペレーションのノウハウを本部研修で学んでビジネスに役立てられます。新規オープンに向けての店長トレーニングや、各種教育プログラムの提供もシャトレーゼフランチャイズのパッケージに含まれるため、接客業未経験でも挑戦しやすいでしょう。
ロイヤリティが必要ない
シャトレーゼのフランチャイズにはロイヤリティが発生しないことも魅力の一つです。
飲食店のロイヤリティは一般的に3〜10%ほどですがシャトレーゼではロイヤリティの必要がありません。仮にロイヤリティが3%のケースでは、1,000万円の売り上げがあった場合30万円の支払いになります。
経費を抑えて利益を残しやすくなるため、ロイヤリティが発生しないのは大きなメリットです。
業績が好調で今後の収入が期待できる
コロナ禍やコンビニスイーツが台頭するなかでもシャトレーゼの業績は好調です。
また、アレルギーや低糖質に着目した商品の需要は今後も持続するため将来性があり、新鮮なこだわり素材を使ったスイーツというコンセプトも広い層から支持されて集客につながっています。今後の業績の伸びと安定収入が期待できることも、フランチャイズに加盟する上で大事なポイントです。
シャトレーゼフランチャイズのデメリット
シャトレーゼをフランチャイズで開業した場合のデメリットについて説明します。
まとまった開業費用が必要
シャトレーゼでの開業に必要となる初期費用は、一般的なフランチャイズ起業の開業費用よりも高めです。ただし、その見返りとして大きな売り上げが見込めます。開業に必要な経費についての詳細は後述します。
店舗規模が大きいためスタッフの管理が大変
シャトレーゼは店舗の規模が大きいため抱えるスタッフの人数も多くなります。スタッフのシフト調整や育成などのマネジメントに時間や手間が必要です。
シャトレーゼフランチャイズの評判・口コミ
シャトレーゼフランチャイズのオーナーから寄せられた評判や口コミを紹介します。
本部トレーナーのサポートが受けられるため安心して開業できました
会社員時代の取引先であったシャトレーゼに自らリサーチしてFC加盟に応募。
オーナー研修や店舗でのトレーニング研修もすべて自分で参加しました。小売業未経験でしたがスタッフの採用面接なども細かなマニュアルがあり、本部トレーナーの応援もあったため、オープン時1日1,000人以上の来客にも対応できました。
初年度売上目標は2億円です。
自分のアイデアを活かした店舗経営ができるためやりがいを感じます
両親がオーナーであるシャトレーゼフランチャイズ店でアルバイトとして働くも、大学卒業後は経験を深めるために就職。社会人としての経験を積んだ後にシャトレーゼの店長として経営に携わりました。
店舗運営や従業員管理などで多忙ですがFCイベントではスタッフの協力もあり全国1位を獲得しました。地域密着型のお菓子屋さんになることが将来の夢です。
シャトレーゼのフランチャイズ加盟に必要な開業費用や条件など
シャトレーゼにフランチャイズ加盟する際に必要な費用や条件について紹介します。
開業費用
以下は開業費用の一覧です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 加盟預託金 | 500万円（契約機満了時に返還） |
| 研修費用 | 20万円 |
| 開業手数料 | 30万円（開業前オープン準備費用） |
| 建築設備費用 | 4,000万円～（店舗形態による） |
| 開業準備費 | 300万円 求人・開業告知・備品一式 |
契約概要
続いて、契約の概要です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 契約期間 | 10年 |
| 売り場面積 | 35～55坪 |
| 営業時間 | 9時～21時 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 売上金本部送金義務 | なし |
| ロイヤリティ | なし |
店舗物件は加盟希望者が探すこともできますが、本社に優良物件を紹介してもらうことも可能です。
シャトレーゼフランチャイズ開業までの流れ
開業までの主な流れを紹介します。
1. 加盟相談・初回面談
シャトレーゼの経営理念やコンセプトについての説明を聞き、加盟希望者の価値観及び事業間などについての面談を受けます。
2. 加盟審査
シャトレーゼオーナーとしての経営スキルや資産の調査や評価などの診断があります。
3. 立地調査・事業計画
出店に向けて物件検索や物件調査などのスタートです。候補地物件は現地調査をした上で加盟希望者に報告されます。
4. 出店審査
出店予定地の診断があります。
5. 面接
本部役員との面接です。本部と加盟希望者間の最終合意になります。
6. 加盟店基本契約
本部とフランチャイズ契約を結びます。
7. 資格認定研修1
研修制度のスタートです。まずはシャトレーゼ店舗の経営について1泊2日の講義を本部で受講します。
8. 資格認定研修2
次に、本部にて店舗オペレーションおよび工房（菓子作り）の8泊9日の研修や新店立ち上げの研修に参加します。
9. オープン
いよいよオープンの準備です。開店イベント期間中のアルバイト研修なども本部スタッフが常駐でフォローしてくれます。
シャトレーゼと似たフランチャイズを紹介
シャトレーゼは魅力のあるフランチャイズですが初期費用が高めです。シャトレーゼよりも少ない費用で開業できるフランチャイズを紹介します。
ジェリーズポップコーン
『ジェリーズポップコーン』は創業から14年で大型商業施設を中心にポップコーンの移動販売を展開しているフランチャイズ本部。楽天ポップコーンランキングで6年連続1位を獲得した実績がある人気店です。
移動販売のため出店・立地ミスがないことも魅力で、出店先のサポートもあり安心です。初期費用は153万円でロイヤリティは不要と、低資金・低コストで経営できます。
とろり天使のわらびもち
『とろり天使のわらびもち』は、メディア各社が注目する生わらびもちのテイクアウト店を展開するフランチャイズ本部。豊富なラインナップで顧客層が広い点も魅力です。
工場から届いたわらびもちをカットして加工するだけで職人が不要なので、未経験者でも開業できます。開業資金は物件にもよりますが972万円ほどで、ロイヤリティは月間売上の5%、システム管理費は月額8万円です。オペレーションも簡素化されており人件費も抑えやすい仕組みで、月商1,000万円超えの実績もあります。
21時にアイス
『21時にアイス』は、夜間運営型ソフトクリーム店のフランチャイズです。
テイクアウト専門店のため、省スペースでの開業が可能で運営資金を抑えられます。開業資金は500〜600万円程度です。作業はマニュアル化しており、パティシエによる商品開発などサポート体制も充実しています。
チーズスイーツ工房WITH CHEESE
『チーズスイーツ工房WITH CHEESE』は、チーズスイーツ専門店を手掛けるフランチャイズで多様な商品展開が人気です。
未経験でも製造可能なシステムが整っており、省スペースおよび少人数での運営が可能なので高収益が期待できます。開業資金は2,000万円程度でロイヤリティは月間売上の3%です。
シャトレーゼフランチャイズについてまとめ
圧倒的なブランド力を誇るシャトレーゼのフランチャイズ。
店舗が大きいため、まとまった開業資金やスタッフの人数確保は必要ですが、大きな収益を見込めるビジネスモデルが確立されたフランチャイズなので安心です。人気のお菓子店での開業で成功を目指す人は、ぜひ検討してみてください。
公開日：2023年02月20日
