パソコン教室を開業するのに必要な準備・費用とは

最終更新日:2020年08月27日

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リモート会議やオンライン授業の普及により、多くの人がパソコンを利用するようになりました。
最近では幼少期の習い事にプログラミングが人気を集めるなど、大人だけでなく子どもにとってもパソコンは身近な存在になりつつあります。
このIT時代の波に乗り、パソコン教室を開業しようと考えている方もきっと多いことでしょう。

そこで今回は、パソコン教室の開業に必要な費用や特徴、準備など、パソコン教室の開業前に知っておきたい情報をまとめました。おすすめのフランチャイズ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

パソコン教室の開業に必要な費用

パソコン教室の特徴

パソコン教室の開業に必要な準備

パソコン教室でおすすめのフランチャイズ

パソコン教室の開業に必要な費用

はじめに、パソコン教室の開業に必要な費用を初期費用と運営資金、売上、借入の有無に分けて紹介します。

初期費用

パソコン教室の開業に必要な初期費用は、約11~420万円です。
ただし、教室の有無や利用する教材など、初期費用は授業のスタイルによって大きく変動することに留意してください。

<初期費用の目安>

項目 金額
物件取得費 0~100万円
内装工事費 0~150万円
教材費 0~70万円
PC設備・ソフトウェア代 1~70万円
広告宣伝費 10~30万円
合計 11~420万円

主な費用は、物件取得費、内装工事費、教材費、PC設備・ソフトウェア代、広告宣伝費で、授業スタイルによっては初期費用を10万円以下に抑えることも可能です。

例えば、自宅を教室として使う場合や、教室を構えず出張授業する場合は、物件取得費と内装工事費がかかりません。
また、少し手間はかかりますが、開業者自身でテキストを作る場合は教材費を無料にできます。
そのため少しでも初期費用を抑えたい方は、授業スタイルを見直したり、教材を自作したりといった工夫が必要でしょう。

個人経営ではなくフランチャイズで開業する場合は、上記の費用に加えて加盟金や保証金の支払いが発生します。
パソコン教室フランチャイズは初期費用が少し高くなる傾向にありますが、研修やフォローアップの制度が整っているため、安心して開業できるのが魅力です。

運営資金

パソコン教室の開業に必要な運営資金は、1ヵ月あたり約4~61万円です。
運営資金は教室の規模や生徒の数に左右されるため、まずは簡単な事業計画書を練るところから始めてみましょう。

<運営資金の目安>

項目 金額
賃貸料 0~30万円
交通費 0~3万円
パソコンレンタル料 0~15万円
通信費 1~3万円
広告宣伝費 3~10万円
合計 4~61万円

主な費用は、賃貸料、交通費、パソコンレンタル料、通信費、広告宣伝費などですが、初期費用と同様に授業スタイルよって異なります。

例えば、自宅などの所有している物件を活用する場合は賃貸料を0円にできますが、新たに物件を借りる場合は月に数万円~数十万円かかるでしょう。
また、物件を必要としない出張授業の場合は、賃貸料は0円ですが交通費が発生します。

さらに、授業で使うパソコンは生徒が自分で用意するのか、それとも教室側で貸し出すのかによっても費用は変わります。
教室側でパソコンを貸し出す場合は、安いプランでもレンタル料金が1台あたり月5,000円ほどかかるので、この金額も計算に含めなければいけません。

そのほかにも、パソコン教室の運営には毎月の通信料や広告宣伝費が発生し、フランチャイズに加入する場合はさらにロイヤリティを支払う必要があります。
ただし、フランチャイズ本部によってはパソコンレンタル料や通信費を一部負担してくれることがあるので、まずはいくつかの本部を調べてみるのが良いでしょう。

売上

パソコン教室の売上は、生徒数と月謝によってほとんど決まります。

生徒数が多い業界最大手フランチャイズ本部パソコン教室StudyPC.NET』を例に挙げると、月の売上が約115万円、経費が約56万円で月収は約59万円が目安です。
一方、子ども向けに小規模な教室を運営するフランチャイズ本部『バレッドキッズ』では、自宅を教室として活用することで経費がほとんどかからず、生徒数20名で月15万円の収入が見込めます。

パソコン教室は1ヶ月以上の長期で通う人が大半のため、売上が月によって急激に変動する可能性が低く、安定して収入を得られるでしょう。

借入の有無

パソコン教室の開業では、借入をすることで資金を調達できます。
初期費用や運営資金に不安がある方は、日本政策金融公庫や民間銀行の利用を視野に入れてみるのも良いでしょう。

日本政策金融公庫は低金利で返済期間が長い点がメリットで、審査のハードルが低いことから多くの開業者に利用されています。
民間銀行の審査が通らなかったという方は、日本政策金融公庫もぜひ検討してみてください。

また、補助金・助成金制度を活用するのもおすすめの方法です。
補助金・助成金の制度は市町村によって内容が異なるため、各自治体の情報をよく調べるようにしましょう。

パソコン教室の特徴

ここではパソコン教室の特徴として、サービス内容やメリット・デメリット、成功・失敗のポイントについて解説していきます。

サービス内容

パソコン教室のサービス内容は、生徒にパソコンスキルを身につけてもらうことです。

自宅やテナント、出張、通信など授業の場所やスタイルによって作業内容は変わりますが、基本的には以下の業務に対応することになります。

・生徒の管理
・テキストの調達(あるいは作成)
・パソコン機器・ソフトの管理
・授業
・集客
・売上管理

メリット

パソコン教室を開業するメリットを3つご紹介します。

初期費用が安く済む

パソコン教室は、飲食店やスポーツクラブなど他の業界と比べて初期費用が安く済みます。
厨房設備や大型機器が不要で、パソコンさえあれば開業でき、授業のスタイル次第では教室として使う物件すら必要ありません。

パソコン教室は条件が揃えば数万~数十万円で開業できることから、短期間で初期投資を回収できるのが魅力でしょう。

初期費用を抑えられる分、開業後は新たなサービス開発に力をいれたり、パソコン周りのシステムを新調したりなど、別の面に費用を投資しやすいのもポイントです。

将来性がある

数ある業界の中でも、インターネットサービスは特に需要が高まっている業界です。
リモートワークやオンライン授業の普及で、会社や学校でパソコンがよく利用されるようになり、それに合わせてパソコンの基礎を改めて学びたいと考える人が増えつつあります。

さらに、子どもの知育や老後の趣味としてもパソコンは人気で、会社や学校だけでなく娯楽としての注目も高いと言えるでしょう。

これからさらにインターネットサービスの需要が高まることを考えると、パソコン教室の開業は将来性のあるビジネスだと言えます。

仕事と私生活を両立しやすい

パソコン教室の運営は、授業時間や回数の融通が利きやすいビジネスです。

パソコン教室開業者の中には、授業日は週1回だけだったり、プライベートの予定に合わせて授業日を変えたりと、私生活を優先しながら運営している方も少なくありません。

また、仕事量が増えすぎた場合は一時的に生徒の募集をストップするなど、自分のキャパに合わせて運営できるのもパソコン教室のポイントです。

飲食店やカラオケ店のように一日中営業する必要がなく、他の業種と比べてもパソコン教室はプライベートと両立しやすいと言えるでしょう。

デメリット

次に、パソコン教室を開業するデメリットを2つご紹介します。

集客が難しい

パソコン教室に通いたいと考えている方は、パソコンの知識がなく日常的にインターネットを利用していないケースが多いです。
そのためSNSやメルマガなどWeb上ではターゲット層を上手く集客できない可能性があります。

こういったパソコン初心者向けの教室を開く場合は、インターネットだけでなくチラシなども活用して宣伝する必要があるでしょう。

一方、上級者向けパソコン教室を開く場合は、チラシよりWebのほうが宣伝効果が見込まれるため、ターゲット層に合わせた宣伝方法を選択することが求められます。

売上の急増が見込みにくい

パソコン教室は、生徒が増えれば増えるほど収入が上がる仕組みです。
そのため開業当初から高い収益を出すことは難しく、少しずつ生徒数を増やしていく必要があります。初月から黒字を出せるとは限らないので、最低でも半年分の運営資金を準備しておくようにしましょう。

売上の急増が見込みにくいパソコン教室ですが、1度入会したら数ヶ月~数年単位で通ってくれる生徒が多く、長期的に安定した売上を見込めるのが魅力です。
長く通ってくれる生徒を獲得するためにも、授業の質や教室のイメージを常に磨き続けることが大切でしょう。

成功・失敗のポイント

パソコン教室の成功・失敗のポイントを3つご紹介します。

生徒とのコミュニケーション

パソコン教室の集客を成功させるためには、生徒との丁寧なコミュニケーションが大切です。
パソコン教室の入会希望者は、スキルを身につけたいのはもちろんですが、趣味の1つとして楽しい時間を過ごしたいとも考えています。

そのため入会前の説明会では、生徒に「この教室に入会したら楽しそう」と思ってもらえるような雰囲気づくりも大切です。

また、パソコン教室には友人同士で一緒に入会する方も多く、良い評判は口コミで比較的すぐに広がります。
口コミを活用して生徒数を増やすためにも、生徒とのコミュニケーションや居心地の良い教室作りを忘れないようにしましょう。

月謝の適切な価格設定

どのパソコン教室を選ぶか迷った場合、最終的に月謝の安さを決め手に教室を選ぶ方は比較的多いです。

大手フランチャイズのパソコン教室には、月謝の安さを売りにしているところが多く、個人経営の教室では費用面で負けてしまうことも少なくありません。
そのため月謝を決める時は、あまりにも高すぎる金額を設定しないよう気をつけましょう。

また入会後すぐに月謝を上げてしまうと、不信感や不満から教室を辞めるきっかけに繋がる場合もあります。
途中で月謝を上げる場合は、まずは講師と生徒との間に信頼関係が出来上がっていることが前提であり、その上で納得のいく値上げ理由を説明することが大切です。

ターゲット層の明確化

パソコン教室を成功させるためには、ターゲット層を明確にすることがポイントです。

パソコンスキルといっても、Microsoftの基本的なツールやプログラミング、デザインなど種類はさまざまです。
そのため、教室を開業する前に「どのスキルを習得したい層をターゲットにするか」をよく考えるようにしましょう。

また、スキルだけでなく生徒のレベルも想定しなければいけません。
例えば、エクセルやワードの習得を目的としている方は、パソコンの知識が初心者レベルの可能性が高いですが、イチから自分でサイトを制作したい方は、中級者~上級者レベルである可能性が考えられます。

1つの教室で複数人同時に授業をする場合は、生徒ごとにレベルが違うとスムーズに進行しないので、集客の時点で求める生徒のレベルを明確にしておきましょう。

パソコン教室の開業に必要な準備

パソコン教室の開業に必要な主な準備を3つご紹介します。

教室

出張授業やオンライン授業などを除き、パソコン教室の開業には教室が必要です。
自宅の活用ではなく賃貸物件を利用する場合は、家賃や立地をよく考えた上で契約を結ぶようにしましょう。

教室を手配した後は、デスクやチェアを生徒の数だけ準備します。さらに教室側でパソコンを貸し出す場合は、必要台数のパソコンをレンタルしておく必要があります。

そのほかにも、Wi-Fiを設置したり、必要に応じてパソコンにソフトをインストールするなどパソコン環境を整える必要があります。

フランチャイズへ加盟した場合は、授業で使うPCやソフトを本部が提供してくれることが多いです。
PCやソフトはそれなりに金額が高いので、生徒数が多い教室を運営する場合は、フランチャイズへ加盟することで費用を大幅に抑えられるでしょう。

資格・免許・手続き

パソコン教室の開業において、絶対に取得しなければいけない資格は特にありません。
しかし、生徒に信頼感を持ってもらうためにも、授業内容に関する資格は取得しておいたほうが良いでしょう。

初心者向けの教室の場合は、ワードやエクセルなどのソフトが使えることを証明するために、マイクロソフト ・オフィス・スペシャリストを取得しておくのも良いかもしれません。

また、サイト制作を教える場合は、実際に自分でポートフォリオを作っておくことも生徒の信頼度を上げることに繋がります。

集客

開業前には、SNSや公式サイトなど、様々な手段を活用して教室の認知度を高め、生徒募集に力を入れる必要があります。

特に近隣住民をターゲットにする場合は、インターネットだけでなく、地元の広報誌に広告を載せてもらったり、チラシをポスティングしたりするのも良いかもしれません。

いきなり入会をすすめるのではなく「体験授業無料!」などのキャンペーンを行い、生徒が気軽に教室へ足を運べるようハードルを下げることがポイントです。

個人経営のパソコン教室の場合は、宣伝活動をすべて自身で行う必要がありますが、フランチャイズの場合は本部が基本的にすべて担ってくれます。
チラシやポスターなども本部が作成してくれることが多いので、広告作成にかける時間を大幅に短縮できるでしょう。

パソコン教室でおすすめのフランチャイズ

バレッドキッズ

『バレッドキッズ』は子ども向けのパソコン教室で、特に仕事とプライベートを両立したい方におすすめのフランチャイズチェーンです。

20代から60代まで幅広い年代の方が活躍しており、本部ではなくオーナー自身が教室の開校曜日や開始・終了時間を自由に決められます。
そのため、家事や他の仕事と並行しながら教室を運営している方も少なくありません。

教室は自宅・貸会場・賃貸物件の3プランから選ぶことができ、固定費を抑えたい方は自宅を選ぶことも可能です。
子どもが好きな方やプライベートも充実させたい方、小規模でアットホームな教室を運営したい方はぜひ検討してみてください。

バレッドキッズについて詳しく見る

ディードットステーション

『ディードットステーション』は、初心者から上級者まで幅広い層の生徒が通うフランチャイズ本部です。
生徒は、最初にコース料金を支払えばその後は月3,000円で何度でも授業を受けられます。

また、オーナーがスキルアップした際には通常の売上に加えボーナスが支払われる制度を導入しており、オーナー自身もモチベーションを保ちながら自身のスキルアップを目指せます。

10日間の研修期間では教室運営について一通り学ぶことができ、希望があれば無料でさらに研修期間を延長することも可能です。

ディードットステーションについて詳しく見る

パソコン教室StudyPC.NET

『パソコン教室StudyPC.NET』は、日本で最も教室数の多い大手フランチャイズチェーンです。

授業は初心者向けコースがメインで、受講生満足度やパソコン教室人気度などの項目で高い評価を得ています。
全国に300教室あることから知名度が高く、個人経営の教室よりも集客面に期待できるのがポイントです。

初期費用は225万円で、個人で開業するよりは少し高めですが、フランチャイズの中では比較的安めだと言えるでしょう。
実績と信頼度の高い大手フランチャイズで、経営ノウハウを学びながら経営したい方におすすめです。

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公開日:2020年08月18日