写真で副業を始めよう!売れる写真のポイントやカメラマンの注意点

最終更新日:2024年09月20日

副業の需要が高まり続ける今、ちょっとした時間を使って稼げる副業として「写真」の副業が人気です。
カメラや機材に初期投資がかかると思う人も少なくありませんが、実はスマホ一つで始められる手軽な副業です。

今回は、写真の副業の種類をはじめ、なかでも気軽に始めやすい写真販売の副業を始める方法や稼げるようになるためのコツなどについて紹介します。

フランチャイズを探してみる


目次

写真の副業は「撮る」「売る」「加工する」の3パターン

初心者向け!写真販売の始め方

写真販売の副業のメリット

写真販売の副業のデメリット

写真販売で稼ぐコツを紹介!

写真販売の副業の注意点

販売でおすすめのサービス

スマホに撮りためた写真で気軽に副業を始めてみよう

写真の副業は「撮る」「売る」「加工する」の3パターン

写真の副業で収入を得る方法は、大きく3つあります。

  • 1.写真を撮る仕事
  • 2.撮った写真を販売サイトに登録して売る仕事
  • 3.写真を加工したり、デザインしたりする仕事

それぞれの仕事に求められるスキルは異なります。一つずつ写真家の仕事内容を確認していきましょう。

フォトグラファーとして撮影する

写真の副業として、最もスタンダードなのがフォトグラファーとしての仕事です。ちょっとしたお出かけや、ライフイベントの際に「きれいな写真を取りたいけれども、プロに頼むほどではない」と考えている方は大勢います。

  • ファミリーフォト
  • マタニティフォト
  • ウエディングの前撮り/後撮り
  • 友達同士の記念写真
  • 七五三
  • プロフィール写真
  • 宣材写真

上記のようなイベントが多い週末やシーズン中を狙い、週末だけフォトグラファーとして副業する方法があります。もし平日も対応できるのであれば、シーズンを問わず企業案件を受注できる可能性もあります。
また、効果的な写真を撮るためには、自分が「人」「モノ」どちらを撮るのが得意なのか把握しておくと良いでしょう。

写真をPIXTAなどの画像素材サイトで販売する

写真の副業の中で、初心者でも気軽にチャレンジできると人気が高いのが写真販売の仕事です。フォトグラファーのように、撮影相手との時間調整の必要がなく、自分の好きなタイミングで撮影できるのが魅力です。商品となる写真が撮れたら写真販売サイトに登録して、写真が売れるまで待っていればOKです。売れる写真は、人、モノ、風景など多岐にわたります。

写真販売サイトによって、使い勝手や売れる写真のジャンルが違ったり、写真が売れたときにもらえる報酬の割合が違ったりするので注意しましょう。自分の得意ジャンルや強みとマッチするサービスを見つけられると、収益化までの道筋が見えてきます。

写真を加工・デザインする

フォトグラファーとしての活動や写真販売のほかに、撮った写真を加工する仕事も副業として人気です。撮影した写真をより綺麗に仕上げるために、以下のような作業が発生します。

  • 画像のサイズを変える(リサイズ)
  • 写真を水平に直す
  • 色調を変える(レタッチ)
  • 人物と背景が際立つよう影をつける

これらの編集や加工に加えて、Photoshopなどでデザイン作業もできる人はより仕事を得やすくなります。文字乗せ加工やリサイズ作業ができる人は、広告バナーの作成やECサイトの商品登録などの仕事で需要があるため、副業でも稼げるチャンスが多いでしょう。

初心者向け!写真販売の始め方

初心者向け!写真販売の始め方

3つの写真の副業のうち、今回は初心者からでも気軽に始められる写真販売の副業の始め方をご紹介していきます。

1.写真を撮る

まずは、写真販売サイトに登録するための作品を撮影します。写真を撮る際は、「どんな人が、どういったシーンで写真を購入するのか」をイメージしながら進めましょう。始めのうちは、写真販売サイトで人気な作品をチェックして、購入者のニーズやトレンドを分析することも大切です。

写真販売サイト用の作品は、自分の好きなタイミングで撮影することが可能です。週末にまとめて撮影したり、外出先で自由に撮影したり、楽しみながら作品をストックしていきましょう。

2.写真サイトを選んで登録する

写真が撮れたら、その写真をどこで売るのかを決めます。ご自身のWebサイトやSNS経由で販売するよりも、以下のような専用のサービスを利用する方法がおすすめです。

  • 写真AC
  • PIXTA(ピクスタ)
  • Snapmart(スナップマート)
  • Adobe Stock(アドビストック)
  • Sutterstock(シャッターストック)
  • photolibrary(フォトライブラリー)

また、クラウドソーシングやココナラなども選択肢として挙げられるので覚えておくと良いでしょう。各サイトの特徴は、記事の後半で解説します。

3.写真を投稿する

販売する写真サイトを決めたら、写真を投稿します。具体的な投稿方法はサービスごとに違うので、公式ガイドを参考にしてください。

一度投稿した写真は、基本的に自身で削除しない限りは無期限で販売され続けます。継続的に購入される写真を投稿できれば、それ以降手を加えなくても継続的に収入を得ることが可能です。

4.写真を販売する

出品した写真が購入されたらカメラマン・写真家業がスタートします。
ある程度出品したと思ってもなかなか売れない時があるので、そういった場合はどんどん出品する写真を増やしていきましょう。

写真販売の副業のメリット

写真販売の副業は、「売れる写真を投稿できれば継続的に収入が得られる」ことが大きなメリットと言えます。それ以外もメリットがありますので、一緒に確認してみましょう。

売れる写真は収益を生み続ける

売れる写真を生み出すことができれば、収益が自動で入り続けるのが写真の副業の大きな魅力です。
写真1枚あたりの収入は、利用しているサービスや実績などで変動しますが、仮に1枚100円の収入となる作品が月に10枚、年間120枚売れた場合の収入は12,000円。さらに、この作品が以後10年間売れ続けた場合、10年間で12万円の副収入につながります。

趣味を活かせる

もともと写真が趣味だった人にとっては、趣味を副業に活かせる点がメリットと言えるでしょう。
日ごろから写真を撮りためていれば、過去の保存写真を有効活用することが可能です。

スマホひとつで簡単にできる

写真の副業は、スマートフォンのカメラだけでも始めることが可能です。近年のスマートフォンはカメラ性能が非常に高く、どんどん機能が進化しています。写真の副業は、必ずしも一眼レフや照明機材などを用意しなくても問題ありません。

簡単な写真編集、レタッチ、写真サイトへの登録もスマホから簡単にできます。写真さえ撮っておけば、いつでもどこでもできるのも写真販売の副業の魅力です。

隙間時間にチャレンジできる

写真販売の副業は、特に働く時間帯の制限がない点も魅力です。毎日の通勤通学時間を利用したり、休日に撮影旅行をしたり、自身の都合に合わせて臨機応変に仕事をすることができます。

ただし、朝日や夕焼け、紅葉や初日の出などを撮影したい場合は、稼働時期や時間に制限があります。冒頭でご紹介したフォトグラファーの副業だと日中の拘束が発生しますが、写真販売の副業は、基本的には自由にタイムマネジメントが可能です。

写真販売の副業のデメリット

続いて、写真販売の副業のデメリットを見ていきましょう。

ライバルが多い

写真販売の副業のデメリットは、ライバルが多いことです。

例えば、写真販売の人気サイトである『写真AC』の総会員数は2021年時点で600万人以上もいるので、数多いライバルに負けないよう、オリジナリティのある写真を撮ったり、売れる写真をリサーチしたりしなければならず、ある程度の労力がかかるトと言えます。

出典:写真素材なら「写真AC」

単価が意外と低い

写真1枚あたりの収入は数円~数千円まで幅広いものの、多くは数十円~数百円ほどです。多くの写真サイトが段階的に収益率を上げていく仕組みを採用しているため、写真販売の副業を始めたての人は、月に数百円~千円ほどしか儲からないことも珍しくありません。
ただし、写真の登録数が増えたり、売れやすい写真を撮れるようになったりすると徐々に収入は増えていきます。

最終的に月間数十万円の副収入も期待できますが、始めてすぐに大きな収入が期待できるわけではないので注意しましょう。

撮影機材の準備が必要

スマホ1台でも十分に稼げるとご紹介したものの、もし本格的に機材を揃える場合はやはり相応の費用がかかります。

また、高機能のカメラや機材を使えば質の高い写真が撮れる可能性はあるものの、良い写真と売れる写真は必ずしもイコールではありません。
自分の撮りたい写真と、購入者に求められている写真とは何かを分析しながら、必要に応じて機材準備を行うと良いでしょう。

加工やデザイン技術が必要

写真販売の副業で、写真の編集や加工は必須ではありません。しかし、売れている写真の多くは編集や効果的なレタッチを行っているのも事実です。

  • 背景の整える
  • 色を変える
  • 文字を載せる
  • 不要なものを消す
  • 輪郭を強調する

など、基本的な技術だけでも身につけておくと良いでしょう。知識、技術を磨き続けることで売れる写真を作れるようになるだけでなく、フォトグラファーとしてのオファー(企業案件など)がくる可能性もあります。

写真販売で稼ぐコツを紹介!

写真販売で稼ぐコツを紹介!

写真販売で稼ぐコツを一言で言い表すと「売れている人の真似をする」です。写真の技術や知識はもちろん、時期やトレンドなど売れる写真には必ず売れる理由があります。始めのうちは人の真似をしながらスキル向上に努め、徐々に売れ筋などを自分自身で分析できることを目指しましょう。

売れている写真を分析する

まずは写真サイトのダウンロード(購入)数ランキングや人気ランキングを見ながら、売れている写真を分析しましょう。

  • どんなシーンで使えそうか
  • 何を撮っているのか

など、購入者がどんな考えで購入しているのかを考えることが大切です。

Webサイトやブログ運営のために有料素材を購入する個人ももちろんいますが、有料素材を購入する多くは企業などの法人です。目的の構図に近い写真をまとめて購入することも珍しくないので、売れている写真を分析することで高額収入を得られる機会を増やせます。

編集・レタッチ力を磨く

写真販売の副業でしっかり成果を出したい場合は、写真全体のバランスを整える編集力や写真をより美しく見せるレタッチ力を磨くことをおすすめします。

例えば、全く同じ風景を撮影した2枚の写真のうち1枚は水平、1枚が斜めに傾いて写っていたら、おそらくほとんどの方は水平の写真を選ぶのではないでしょうか。同じように人物と背景に立体感がある写真と平面的な写真、見たままの状態を写した写真と被写体が目立つよう背景をセピア色にした写真では売れ方が違います。

どちらの写真も売れる可能性は当然ありますが、より多くのニーズに合う写真やニッチなニーズに応えられる写真を登録することもポイントです。

検索タグを工夫する

写真販売サイトには多くの作品が登録されています。そのため、サイト内で自分の作品を見つけてもらいやすくするために、検索タグの工夫が重要になります。
写真を購入する人は、目的の写真を探す際に関連する言葉をいくつか並べて検索します。
例えば、「桜」の写真であれば「桜/さくら」だけでなく「春」と検索する人もいるでしょう。写真から連想されるキーワードを漏れなくタグ付けしておけば見てもらえる機会を増やせます。

  • 入学式
  • 1年生
  • 新成人
  • 出会い
  • お花見

1枚の写真に付けられるタグの数は写真サイトによって異なりますが、できる限り最大数までタグ付けしましょう。

構図やアングルは複数パターン用意する

同じ建物の写真でも、建物の大きさや角度が違えばまったく違う写真になります。撮影時にベストだと思った構図やアングルだけでなく、場所や角度を変えたり背景とのバランスを変えたりしながら複数撮影しておくと良いでしょう。

  • センターに大きく建物が写っている写真
  • 背景に小さく建物が写っている写真
  • 文字を載せられるよう左上にスペースがある写真

など、購入者のニーズに幅広く応えられる状況を整えると写真が売れる可能性が上がります。

写真販売の副業の注意点

写真販売の副業の注意点

写真販売の副業で特に注意すべき点は「肖像権や著作権」についてです。売れる写真の見つけ方や具体的な撮影技術などもさることながら、権利や法律関係の知識は必ず抑えておく必要があります。
これを怠ると思うように写真の副業で稼げないどころか、そもそも写真販売自体できなくなってしまうこともあるので注意してください。

肖像権・著作権を理解する

写真に写っている人や物に関する法律で、これらの権利がしっかりと守られていない写真は基本的に販売できません。写真サイトに写真を登録する際は権利関係の確認が行われ、基準を満たしてないと登録を拒否されます。

特に人物に関わる著作権は注意が必要で、写真に写っている全員分の許可証を作成、提出が必要です。

継続して写真を投稿する

写真販売の副業を始めて間もない段階で、大きな売上につながることはほとんどありません。

「初めて投稿した1枚の写真がバズりにバズって1億円の副収入が入ってきた!」という状況が絶対に起こらないとは言い切れませんが、売れ始めるまでに時間がかかることが多いです。

毎月定期的に新しい写真を登録し続けるうちに知名度が上がったり、売れる写真を登録できるようになったりします。枚数が増えれば増えるだけ目につく機会が生まれるので、売上につながらなくても継続して写真を投稿し続けることに大きな意味があります。

写真の基礎を学ぶ

例えば、「黄金比」のような人が美しいと感じるデザインには一定の法則があることと同じく、思わず興味を引いたり購買意欲を刺激したりする写真にも相応の法則があります。独学で素晴らしい写真を撮れるようになることはもちろん可能ですが、より早く、確実にそうなるためには基礎を学ぶことも大切です。

上手く見せる写真の撮り方だけでなく、効果的な編集方法やレタッチのコツなどを知っていれば写真販売の副業が成功しやすくなるでしょう。

販売でおすすめのサービス

これから写真販売の副業を始める方には、次の3つのサービスがおすすめです。いずれも国内で利用者が多く使い勝手が良いサービスなのはもちろん、初心者でも稼ぎやすい仕組みが揃っています。スマホで撮影した写真専用&スマホで完結できるサービスもあり、初期費用をかけずにスマホで写真販売の副業を始めたい方にはうってつけです。

それぞれのサービスの特徴を簡単に紹介します。(2021年7月時点)

写真サイトの王道!「写真AC」

「写真AC」は、総会員数600万人以上と人気のある写真サイトです。
無料で商用利用も可能な写真をダウンロードできるので、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

写真ACの魅力は、収益化のハードルが低い点です。肖像権や著作権などの基本的な部分さえクリアしていれば始められるので、写真販売の副業を始めるにあたり登録しておきたい写真サイトと言えます。

国内最大手「PIXTA」

「PIXTA」は国内最大手の写真サイトで、登録されている写真などの素材は6,500万点を超えます。
情報番組などでもよく使われるため名前だけは知っている方も多いかもしれません。PIXTAの報酬の割合は「コミッション率」で分けられており、最大58%まで上がります。

ライバルの多さが気になるところですが、ここで売れるようになればほかのサービスでも売れる可能性が高いでしょう。

スマホ1台で便利な「スナップマート」

「スナップマート」はスマホで撮影した写真を専門的に扱う写真サイトで、インスタ映えを重視した写真を多く扱っています。
Android、iPhoneともにアプリがあり、撮影~写真登録(販売)まで全てスマホでできるのが大きな特徴です。

報酬は「ユーザーランク」で管理されていて、レベル1(30%)~レベル7(60%)まで割合が変動します。
ユーザーランクを上げるためには「メダル」を獲得する必要があるのですが、獲得条件も特徴的なので早い段階である程度ランクを上げることも可能です。

スマホに撮りためた写真で気軽に副業を始めてみよう

写真の販売は、比較的始めやすい副業でありながら大きく稼げる可能性も秘めています。プロ級のレベルを目指す場合は機材などを揃えるコストがかかりますが、そうでなければスマホ1台あれば十分です。日常的に写真をよく撮っている方であれば早い段階で稼げるようになる可能性も期待できるので、まずは写真サイトへ登録することをおすすめします。

なお、写真サイトは無料で利用でき、投稿した写真は財産として残せるのでリスクはありません。すぐには売上につながらなかったとしても投稿した写真は無駄にならないので、売れ筋などを研究しながら継続することが大切です。

副業に関する記事

公開日:2022年06月21日

よくある質問

Q 写真の副業はどんな人に向いていますか? 回答を見る
Q 写真販売の副業は会社にバレますか? 回答を見る
Q 1枚売れるといくら儲かりますか? 回答を見る
Q 海外旅行で撮った写真を販売できますか? 回答を見る