副業したい人急増中!?始める前に必ずチェックしたい副業の基礎知識

最終更新日:2021年08月25日

「将来に備えて副業を始めたい」と思いつつ、何から始めれば良いのか分からず足踏みしている方もいることでしょう。

そこでこちらでは、副業のメリット・デメリットや事前に確認すべきこと、注意点など、副業を始める際のポイントをまとめました。
また、記事の最後にはおすすめの副業を紹介しているので、どういった仕事が自分に向いているのかぜひ考えてみてください。

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目次

副業のニーズ

副業のメリット・デメリット

副業を始める前に確認すべきこと

副業における注意点

おすすめの副業

自分に合った副業を見つけて将来に備えよう

副業のニーズ

総務省の「就業構造基本調査」によると、2017年時点で「副業している人」の数は約268万人にのぼり、2012年の約234万人から30万人以上増加という結果になりました。

さらに、「将来的に副業をしたい人」はこの5年間で約368万人から約424万人に増え、副業に対する世間の興味や関心が高まっていることもうかがえます。

また2020年8月には、大手IT企業のヤフー株式会社が社内の重要ポジションを副業として募集・採用したことで話題を呼びました。

以前と比べて副業を解禁する企業は増えており、労働者だけでなく雇用者にとっても副業のニーズが高まりつつあると言えるでしょう。

出典:総務省「平成29年就業構造基本調査」

副業したい人が増えている理由とは

副業したい理由としては、「収入を増やしたい(安定させたい)」や「ほかの会社でも通用するスキルを身につけたい」など将来に対する不安が起因しているケースが少なくありません。

特に2020年は新型コロナウイルス感染拡大による景気の悪化で、安定収入を得ることの重要性を認識した方も多いことでしょう。

そのほかにはテレワーク勤務になり時間に余裕ができたこと、副業を許可する会社が増えてきたことなどが副業をしたい理由として挙げられます。

副業のメリット・デメリット

副業に興味がある方は、まず副業の良い面と悪い面の両方を把握することが大切です。

実際に副業を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、メリットとデメリットについて事前に知識をつけましょう。

メリット

副業のメリットは、主に下記の3点です。

  • 収入源を分散できる
  • 新たなスキルを身につけられる
  • 人脈を広げられる

こちらでは、それぞれの項目について具体的に説明していきます。

収入源を分散できる

副業のメリットとして、収入源を分散できることが挙げられます。
複数の収入源を確保することで、たとえ本業でリストラや給与カットをされたとしても収入が激減するリスクを下げることが可能です。

また、副業収入があることで「本業で失敗しても大丈夫」という精神的な余裕が生まれ、本業に対して主体的に取り組めたり、新しいことに挑戦できたりする方も少なくありません。

新たなスキルを身につけられる

副業を通して、本業では得られないスキルを身につけられます。
例えば「本業では事務の仕事をしているけど、将来は英会話スクールを開業したい」という方は、まずは副業で英会話講師として働きながらスキルを高めるのも良いでしょう。

また、副業で得たスキルを本業に活かすという方法もあります。
家庭教師(副業)で得た知識や経験を塾(本業)で活かすなど、あえて本業と副業を似た業種にすることで相乗効果的にスキルを上げることも可能です。

人脈を広げられる

会社にはない人脈を得られる点も、副業ならではのメリットでしょう

副業での仕事が取引先に評価された結果、取引先からスカウトされたり、ほかの職場を紹介されたりして希望業界へ転職する方もいます。

また、起業を考えている方であれば、副業で出会った相手が将来的にビジネスパートナーや顧客となる可能性もゼロではありません。

特にレストランやカフェなどの開業を目指している方は、副業で少しずつ人脈を構築しながら将来お店に訪れてくれるファンを増やしておくのもおすすめです。

デメリット

副業には上記のようなメリットがある一方、下記のようなデメリットもあります。

  • 心身への負担が増えるリスク
  • 確定申告の手続きが必要

これから副業を始める方は、メリットだけでなくデメリットへの理解も深め、事前に対策を練るようにしましょう。

心身への負担が増えるリスク

副業により、心身への負担が増える可能性があります。
特に本業が忙しい方は、副業をすることで睡眠やプライベートの時間が削られるリスクを頭に入れておいたほうが良いでしょう。

また副業に集中しすぎてしまい、本業が疎かにならないよう注意が必要です。
副業はあくまで本業を補助する役割であり、本業に支障が出ない程度に取り組むよう意識しなければいけません。

確定申告の手続きが必要

副業で年間20万円以上の収入がある場合、確定申告の手続きをします。

確定申告をするためには帳簿付けや経費書類の管理が必要となり、売り上げ金額や事業の内容によってはかなりの手間がかかることを覚悟しておきましょう。

そのため確定申告が必要な方は、申告時期ギリギリに準備を始めるのではなく、普段から帳簿付けや書類の管理をこまめにすることが大切です。

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副業を始める前に確認すべきこと

こちらでは、副業を始める前に確認すべきことを2つ解説します。

副業は誰でも自由に始めて良いものだと考えがちですが、実際は本業の勤め先や家族など周囲の状況を考慮しなければいけません。

事前確認を疎かにすると大きなトラブルに発展する可能性があるので、これから副業を始めようと考えている方は気をつけてください。

勤めている会社の就業規則

副業を始める前に、勤めている会社の就業規則を必ず確認しましょう。
アルバイトやパートに対して副業を禁止している職場は少ないですが、正社員で働いている場合は副業について就業規則に何らかの文言が記載されていることが多いです。

また副業自体は禁止していなくても、働いて良い業種が限定されていたり、副業の届出を義務づけていたりする職場もあります。

そのため、まずは「勤め先の会社が副業を許可しているかどうか」を調べ、その上で「どういった条件なら副業して良いのか」を確認することが大切です。

最悪のケース、就業規則を破ったことで解雇になるリスクもあるため注意してください。

家族の同意

家族がいる方は、事前に同意を得ておきましょう。
副業をするとどうしても家族のために費やす時間が減ってしまうので、家事や育児に支障が出る可能性がある場合はしっかりと伝えておく必要があります。

また副業の内容だけでなく、自身のビジョンや目標を家族へ伝えるのもおすすめです。
自分の考えや気持ちを説明することで、家族が積極的に副業へ協力してくれることがあります。

副業における注意点

こちらでは、副業における注意点を3つ紹介します。

副業ならではの難しさや気をつけるべきポイントを理解し、不要な失敗やトラブルを避けるための対策を練っておきましょう。

本業に支障が出ないようにする

副業をするのであれば、本業に支障がでないことが前提条件です。
副業に打ち込みすぎたせいで出勤時間に遅刻したり、本業のパフォーマンスが下がったりしないよう注意しましょう。

本業に支障を出さないためには、納期や仕事量を調整できる副業を選ぶのがおすすめです。

例えばネットショップの運営であれば、好きなときに商品を作ってサイトに掲載すれば良いので納期に追われることはありません。

また塾を開くのであれば、少人数制やオンラインに切り替えることで事前準備にかける時間を減らすことが可能です。

税金の管理が必要になる

副業で得た収入は、自分で確定申告から納税まで済ませなければいけません。
普段から記帳する習慣をつけたり、レシートや領収書を捨てずに保管したりなど、自分で税金を管理するという自覚を持つ必要があります。

また、収入が増えれば課税額も増えるので、節税の知識があることが望ましいです。
定期的に経費を見直すことはもちろん、公的な制度や特例を活用しながら賢く節税対策をしましょう。

契約書の内容は慎重に確認する

副業で仕事を受けるときは、契約書の内容を慎重に確認してください。

アルバイトとして別の職場に雇われる場合は「雇用契約」を結びますが、雇用されずに業務を請け負う場合は「請負契約」や「業務委託契約」を結びます。

契約の種類によって最低賃金や労働時間に関する決まりが異なるため、まずは自分が結ぶ契約の内容を理解することが大切です。

契約の種類を理解した後は、契約書に記載される報酬金額や支払い方法、支払いタイミング、納期、契約期間などをよく確認した上で締結しましょう。

おすすめの副業

こちらでは、副業におすすめの仕事を5つ紹介します。

スキルを活かした仕事やインターネットでできる仕事など、いろいろなパターンを紹介しているので、どういった業種が自分に合っているのか考える上でぜひ参考にしてみてください。

ハンドメイドやイラスト制作

アクセサリーや革製品を作ることが好きな方、イラストを描くことが得意な方は、作品を制作してお客様に販売するのも良いでしょう。

ネットショップで作品を販売する場合は、毎月の制作個数や納期を気にしなくて良いためマイペースに仕事ができます。

また、作品を作るだけでなく生徒を集めて制作方法を教えるなど、教室を運営すればさらに収入を上げられる可能性もあります。

ハンドメイドの副業について詳しく見る
イラストの副業について詳しく見る

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プログラミングやデザイン

プログラミングやデザイン、画像編集などの仕事も副業に向いています。
上記のインターネットスキルは多くの職場で求められているので、これから伸びる業界のスキルを身につけたい方はぜひ挑戦してみてください。

また、自宅にいながら作業できるので、外でアルバイトやパートとして働くより身体的負担を減らせるのもうれしいポイントです。

未経験からインターネット関連の副業をしたい方は、まずはクラウドソーシングサイトなどを活用しながら少しずつ仕事の幅を広げていくのが良いでしょう。

プログラミングの副業について詳しく見る

塾や英会話教室の講師

塾や英会話教室を副業にするのは難しいイメージがありますが、方法次第では十分に運営が可能です。

例えば仕事終わりにオンラインで生徒に勉強を教えたり、土日だけ自宅で英会話教室を開いたりといった方法があります。

自身で集客するのが難しい場合は、フランチャイズへ加盟したり塾会社に講師登録したりするのも良いでしょう。

特に将来的に起業したいと考えている方は、副業で生徒を集めつつ、安定した収入を得られるようになった段階で本業を辞めるのも1つの選択肢です。

英語を活かした副業について詳しく見る

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修理やメンテナンス

故障したiPhoneやPCを空き時間で修理し、修理代を得る仕事もあります。
修理やメンテナンスというと特別な機材が必要なイメージがありますが、取り扱う商品によっては自宅で簡単に対応できるものも少なくありません。

さらに店舗を構えたり営業時間を決めたりする必要はなく、副業として選ぶには比較的相性が良い業種だと言えます。

修理やメンテナンスはフランチャイズがオーナーをよく募集しているので、気になる方はぜひ調べてみてください。

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シェアリング

シェアリングは、「本業が忙しくてほかに何もできない」という方でもできる副業です。
シェアリングとは自分の所有物をシェアすることを指し、例えば会社にいる間に自家用車を貸し出しておいてレンタル料金を得るなどの方法があります。

この方法であれば会社にいる間に売り上げが勝手に発生するので、忙しい方でも収入や収入源を増やすことが可能です。

シェアリングは車のような大型製品だけでなく、自転車や家電、衣類などさまざまなものが対象なので、何か貸し出せる物がある場合は有効活用してみるのも良いでしょう。

自分に合った副業を見つけて将来に備えよう

副業としてできる仕事には、物づくりやインターネットサービス、スクール運営などいろいろな業種があります。

どういった業種で副業を始めようか迷ったときは、「本業と両立できそうか」や「就業規則で認められているか」などを改めて確認してみましょう。

また、業種によってはフランチャイズがオーナーを募集しているので、1人で開業するのが不安な方や将来的に起業したい方などは、選択肢の1つとしてぜひ考えてみてください。

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公開日:2020年12月18日