脱サラで軽貨物ドライバーは儲かる?始め方や稼ぐコツを紹介

最終更新日:2022年09月20日

会社勤めの人のなかには車の運転が好きで、会社に縛られない働き方として軽貨物ドライバーを目指す人もいるでしょう。この記事では脱サラして軽貨物ドライバーを始めたい人に向けて、具体的な仕事内容や軽貨物ドライバーになる方法、脱サラして軽貨物ドライバーになるメリットやデメリットを事例をまじえながら紹介します。

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目次

軽貨物ドライバーの仕事とは

脱サラで軽貨物ドライバーの始め方

脱サラして軽貨物ドライバーになるメリット

脱サラで軽貨物ドライバーになるデメリット

安定して稼ぐなら宅配屋フランチャイズもおすすめ

軽貨物ドライバーの仕事とは

軽貨物ドライバーの仕事とは

軽貨物ドライバーとは軽トラックなどの軽貨物車両を用いて依頼された荷物を配達先に届ける仕事です。軽貨物ドライバーは通販市場が大きく拡大したことでニーズが高まり、高収入が期待できる仕事として人気を集めています。軽貨物ドライバーの具体的な仕事内容や種類、働く場所や勤務時間、気になる待遇面について紹介します。

配達先や扱う荷物はさまざま

軽貨物ドライバーは荷主に指定された配達先に荷物を届ける仕事です。扱う荷物の大きさは軽バンや軽トラックなどの軽車両で運べるサイズで、体への負担は大型や中型のドライバーよりも少なめです。また配送するエリアも限られるのが特徴の1つで、夜通し運転したり長距離の運転はありません。

取り扱う荷物は、お弁当や総菜などの食料品、日用品や衣類などさまざまです。

配達先は企業と一般家庭に分かれます。企業向けの配送をメインにする場合、配達先が不在なことが少ないため再配達になることはほとんどありません。また企業の休みに合わせて、土日休みになることが多いです。一般家庭向けの配達をメインにすると、受取人不在で再配達になるケースがあり、土日が忙しくなる傾向があります。

働く場所や時間は自分次第

軽貨物ドライバーの配達エリアはおおよそ決まっており、大型や中型のドライバーのような長距離運転がないことが特徴です。決まったエリアで、いかに効率的に荷物を運べるかがポイントになるので、担当するエリアの道路・交通状況について十分に把握する必要があります。

軽貨物ドライバーは働く時間もさまざまです。特にフリーランスや業務委託の場合、案件や契約次第ですが働く時間や休日を柔軟に選べる魅力があります。運送会社に所属する場合も、働く時間について法律でいくつか規定が設けられて、ドライバーが安心して働ける環境が整っています。ドライバーの拘束時間は原則1日13時間、最大でも16時間までです。また休憩に関しても細かく規定され、働きやすい環境を整備しています。

軽貨物ドライバーの種類

軽貨物ドライバーの働き方は大きく2つに分かれます。1つ目は業務委託として運送会社に所属する働き方です。車両や駐車場などは運送会社が準備してくれることが多く、初期費用がほとんどかかりません。

フリーランスも軽貨物ドライバーの働き方の1つです。フリーランスは企業に所属せず、自分で案件を探して収入を得ます。荷主と直接やり取りをするため、配達した分だけ収入が増える点が特徴です。その代わり、案件は自分で探してくる必要があります。

軽貨物ドライバーの給料

フリーランスや業務委託で働く場合、給料は出来高になることがほとんどです。どれだけ数多くの荷物を運んだかが収入に直結します。

荷物1つあたりの単価は120~150円が相場です。単価は「都市部」「地方」など配達するエリアで上下することがあります。また1日で配達できる荷物はペースにもよりますが100~150件程度です。

1日フル稼働した場合の収入は2万円前後で、仮に月22日働くと約44万円の収入となります。運送会社やマッチングサービスなどを利用した場合は手数料として15~20%の支払いが必要です。また個人事業主は会社の社会保険に加入できないので、自身で保険料を支払ったり、車両など経費の支払いを行います。保険料や経費などを支払った後の手取り収入の目安は約30万円です。

また契約次第では月額固定給での勤務も可能です。求人によって固定給は変動しますので、希望する働き方と照らし合わせて検討しましょう。

脱サラで軽貨物ドライバーの始め方

脱サラで軽貨物ドライバーの始め方

脱サラして軽貨物ドライバーを始めようと思っても、すぐに始められるわけではありません。これから紹介する方法を参考に準備を進め、軽貨物ドライバーとしてデビューしましょう。

契約形態を検討する

脱サラして軽貨物ドライバーを始めるとき、どのような契約形態を選ぶか検討しましょう。契約形態は大きく2つに分かれます。

1つ目は業務委託やフリーランスとして、配達1件ごとの出来高制で収入を得る形態です。配達した分だけ収入を得たい方やその日の気分で働く時間を柔軟に調整したい人に向いています。

もう1つは月額固定給で働く形態です。脱サラしたといっても、会社員に近い形で安定して収入を得たい方に向いています。

希望の働き方や収入の得方によって、契約形態を検討しましょう。

免許や軽貨物車両の準備

次に軽貨物ドライバーを始めるための準備をしましょう。必要な準備は大きく分けると5つあります。

普通自動車免許

車両を扱う仕事なので、普通自動車免許は必須となります。

軽貨物車両

フリーランスの場合、自分で軽貨物車両を準備しなくてはいけません。購入やリース契約などを利用して準備しましょう。

駐車場

駐車場は軽貨物車両を置く場所としての役割だけでなく、事業許可の申請に必要です。事務所から2キロ以内の場所に駐車場を確保しましょう。

軽貨物自動車運送事業経営届出書

軽貨物事業を始めるときに陸運局へ提出が必要です。車検証が必要になるので、あらかじめ準備しておきましょう。申請は無料です。

黒ナンバー

軽貨物事業を行うときには黒ナンバーが必要です。軽貨物自動車運送事業経営届出書を提出するときに「事業用自動車等連絡書」という書類も一緒に提出し、事業に使う車の承認をもらいます。承認がもらえたら、軽自動車検査協会にて黒ナンバーが交付されます。なお申請には2000~3000円の費用が必要です。

これらが整ったら、軽貨物ドライバーを始める準備は完了です。なお、運送会社に雇用される人や業務委託の場合は準備するものが変わることがあるので、運送会社に確認しましょう。

案件を探す

準備が整ったら案件を探して仕事を開始しましょう。案件を探す方法はいくつかありますが、代表的な方法を3つ紹介します。

サービスに登録する

軽貨物案件を紹介するサービスに登録し、案件を探します。登録するとすぐに仕事を見つけることができます。ただしサービス手数料が発生し、手取りが伸び悩むことがあります。

配達業者に登録する

配達業者に登録し、配達業者の仕事を任せてもらいます。継続して仕事があり、休みの融通も効きやすいですが、一般家庭向けの配達が中心で収入が多くはありません。

自ら営業する

自身で営業して案件を獲得します。サービス利用などの手数料がかからないので収入は伸びやすいですが、信用がないと案件獲得が難しいです。

希望の働き方や収入と照らし合わせて、自分に合った案件を探しましょう。

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脱サラして軽貨物ドライバーになるメリット

脱サラして軽貨物ドライバーになるメリット

脱サラして軽貨物ドライバーになるメリットは、ニーズが増加している業界で働けることです。ECサイトでの商品購入が増えたり、新型コロナウイルス流行で外出を控える流れから、ここ数年で宅配のニーズが大きく増加しています。頑張って稼ぎたい人にとっては魅力的な仕事といえるでしょう。

また時間管理がしっかりでき、効率的に稼ぎたい人に適した働き方ができるのも軽貨物ドライバーの魅力です。配達ルートを最短にし、運び方を効率化することで短い時間でより多くの荷物を運べます。

給与は歩合制のケースが多く、頑張って働いた分だけ稼げるのでやりがいを持って働けるのもメリットといえるでしょう。

脱サラで軽貨物ドライバーになるデメリット

脱サラして軽貨物ドライバーになるのはメリットばかりでなく、デメリットもあります。会社員として当たり前だった制度が使えないケースも多いので事前に理解を深めましょう。

脱サラやフリーランスとして業務委託契約のもとで働く場合、会社員時代と同様の社会保険(厚生年金・健康保険・労災保険・雇用保険)には原則加入できません。代わりに国民健康保険と国民年金に加入をしますが、これらの保険制度は扶養の概念がないため、扶養家族分の負担が増える可能性もあります。
健康保険の任意加入被保険者の制度や、ドライバー向けの労災保険、または民間保険の活用を検討するなど自身で調べる手間はかかるでしょう。

また軽貨物ドライバーは荷物を運ぶだけの簡単な仕事に見える人もいるかもしれませんが、デスクワークに比べて体力が必要です。軽い荷物を扱うとしても、運転や複数回の乗り降りを考えると、適正な体力を維持する努力が求められます。

給力は出来高制が多く、体調を崩したり、けがをして休むと収入がないこともデメリットといえます。会社員のように有給休暇はないので、健康面に注意する必要があります。

安定して稼ぐなら宅配屋フランチャイズもおすすめ

軽貨物ドライバーはニーズが高まっているといっても、個人で案件を獲得するのは大変で、収入が安定しない場合もあります。安定して稼ぐ方法の1つとして、思い切って規模を拡大し、宅配屋フランチャイズの開業をするのはいかがでしょうか。

宅配のニーズは幅広く、弁当や日用品の買い物、クリーニングなど事業領域はさまざまです。高齢化社会により介護施設などでの宅配ニーズも増加しています。

宅配屋フランチャイズは実店舗を運営するよりも初期費用を抑えて出店できるのが魅力の1つです。高齢者向け配食サービスを行う『ライフデリ』では、月3万円の月会費を払うことで加盟金・保証金・ロイヤリティを無料にした「0円プラン」を用意しています。自己資金を抑えて宅配サービスを展開できます。

また『ライフデリ』同様に高齢者向け配食サービスを展開する『まごころ弁当』では、加盟金・保証金・研修費・ロイヤリティ・システム料全て無料とし、個人で開業しやすいプランを準備しています。

安定した収入を得るためにフランチャイズ制度を上手に活用するもの良いでしょう。

宅配屋の開業に必要な準備とは?開業方法やかかる費用を紹介

公開日:2022年03月23日

よくある質問

Q 軽貨物ドライバーを始めるにあたって初期費用はどれくらい必要ですか。 回答を見る
Q 軽貨物の仕事に服装の指定はありますか。 回答を見る