駄菓子屋開業の成功ノウハウ!必要な資金・資格、仕入れまでまとめて解説

最終更新日:2024年04月25日

子どもの頃にお小遣いを握りしめて通った思い出のある駄菓子屋。今は昔ながらの駄菓子屋を見かけることが少なくなりましたが、だからこそ懐かしい思い出がたくさん詰まった駄菓子屋を自分で開業して経営してみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、駄菓子屋を開業したいとお考えの方へ、駄菓子屋の現状と将来性をはじめ、メリット・デメリット、開業方法、開業に必要な資金・資格・手続きなど準備に関する情報をお届けします。潰れない駄菓子屋を開業するにはどうすれば良いのか、開業前に押さえておきたい成功のコツまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

駄菓子屋の数は減っている?現実と将来性

駄菓子屋の開業は儲かる?気になる利益率や年収

駄菓子屋開業の魅力とは?メリットとデメリット

駄菓子屋の開業方法

駄菓子屋の開業に必要な資金

駄菓子屋の開業に必要な資格や手続き

駄菓子屋の開業に必要な仕入れ先の決め方

潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためのコツ

駄菓子屋と似た開業におすすめのフランチャイズ

駄菓子屋開業の成功はまず独自性のあるコンセプトづくりから

駄菓子屋の数は減っている?現実と将来性

駄菓子屋の数は減っている?現実と将来性

駄菓子屋の開業準備の前に、まずは駄菓子屋の現状を知ることから始めましょう。

経済産業省の「経済センサス」によると、駄菓子屋を含む菓子小売業の事業者数はピーク時の1972年の136,712に対し、2016年には15,746と8割以上も減少したことが分かっています。駄菓子屋が年々減少している背景にある要因は、駄菓子屋オーナーの高齢化やコンビニ・スーパー・100円ショップ(100均)などの競合の増加、少子化、健康志向の高まり、子どもの遊びの多様化などさまざまです。

一方、SNS映えする飴細工を売りにした駄菓子屋や雑貨も取り扱う駄菓子屋など、現代のニーズに合ったコンセプトで人気を得ている駄菓子屋もあることから、特色のある店舗づくりによって成功を掴むことができると考えられます。

また、駄菓子は子どものおやつというだけではなく大人のおつまみとしても人気があり、駄菓子バーというものが誕生するほど。昭和レトロブームなどの影響や今後のインバウンド需要の回復・増加が予想されていることからも、駄菓子屋には将来性が期待できると言えるのではないでしょうか。

参照:経済センサス‐活動調査 | 経済産業省

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駄菓子屋の開業は儲かる?気になる利益率や年収

駄菓子屋の開業は儲かる?気になる利益率や年収

結論から言うと、駄菓子屋が儲かるかどうかは開業後の経営次第です。

なぜなら、駄菓子は商品一つ一つの単価が安く、小売業のなかでも利益率が低い傾向にあるから。現に、小売業の利益率平均が27.6%に対して駄菓子屋の利益率は10~20%程度、1ヵ月の利益の平均は3万円ほどと言われています。人気漫画で出てくる駄菓子屋のモデルにもなった老舗の店舗でも、1日の売り上げは5,000~10,000円で利益は500~1,000円程度とのこと。週4日の営業を想定した場合、年収は100~200万円くらいという計算になります。

また、駄菓子屋を開業する地域や店舗の規模、取り扱う商品、販売方法などの条件によっても利益率や年収に大きな差が生まれます。そのため、駄菓子屋で儲けるためには事前の市場・競合調査や綿密な計画・経営戦略など、現代の状況に合った経営努力が欠かせません。駄菓子屋で儲かるためには、戦略的な開業・経営が必要だと言えるでしょう。

参照:商工業実態基本調査 | 経済産業省

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駄菓子屋開業の魅力とは?メリットとデメリット

では、駄菓子屋開業にはどのような魅力があるのでしょうか。
こちらではメリットとデメリットに分けて解説していきます。

メリット

駄菓子屋開業のメリット

駄菓子屋の開業には、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 開業ハードルが低い
  • 資格や経験がなくても開業できる
  • 需要が安定している

それぞれ解説していきましょう。

開業ハードルが低い

駄菓子屋開業の最大のメリットは、開業ハードルが低いことです。

駄菓子屋の開業は大きな設備の導入が不要なので、小売業のなかでも比較的容易に開業することができます。一つ一つの駄菓子自体も場所をとらないので、ある程度の販売スペースが確保できれば自宅やマンションの一室・一角でも開業可能。物件取得にかかる費用だけでなく、開業後の賃料など経営コストも抑えやすくなります。

また、基本的に店舗と商品があれば始められることから開業資金も少なく済みます。低予算で自分のお店を持ちたいと考えている方にとっては特に魅力的なメリットになるのではないでしょうか。

資格や経験がなくても開業できる

資格や経験がなくても開業できる点も、駄菓子屋を開業するメリットの一つです。

販売する商品や提供するサービスによっては資格が必要なケースもありますが、お菓子を販売するだけなら資格がなくても開業できます。

また、駄菓子屋を開業するにあたって小売業や駄菓子屋での経験は必須ではないので、未経験者であってもチャレンジすることが可能です。

需要が安定している

需要が安定していることも、駄菓子屋を開業する上でメリットになると言えます。

駄菓子は子どもから大人まで幅広い年齢層に人気があるだけでなく、一つ数十円から購入できる手軽さからさまざまなシーンで需要があります。

さらに、地域の特色を出した商品やオリジナル商品などの開発にも注目が集まっていることからも、今後も安定した需要が期待できるでしょう。

デメリット

駄菓子屋開業のデメリット

駄菓子屋開業には、以下のようなデメリットもあります。

  • 利益が出しにくい
  • 商品廃棄のリスクがある

これらのデメリットも理解した上で、成功させるための対策を考えていきましょう。

利益が出しにくい

先述したように、駄菓子は単価が安く利益も低めです。
利益率が10~20%くらいと言われていることから、1,000円分の駄菓子が売れたとしても利益は100~200円程度。たとえば1個10円のガムなら100個売れてやっとこの利益が残せる計算になります。

利益が出しにくいというデメリットを払拭するには、駄菓子をとにかく売ることが肝心です。
ターゲットに合った商品ラインナップにしたり、ネットショップを活用して営業時間以外にも売り上げが上げられる仕組みにしたり、工夫次第で安定した利益が確保できるお店に育てることができるでしょう。

商品廃棄のリスクも

駄菓子は食べ物なので、賞味期限があります。せっかく仕入れた駄菓子も売れ残ってしまい賞味期限が切れてしまえば廃棄しなければいけません。

また、ばら売りが多い駄菓子は包装が破れたり中身が割れたりなど商品が破損してしまうケースも珍しくなく、破損してしまった商品も廃棄せざるを得なくなります。

商品廃棄は利益を下げる要因になるため、賞味期限が近い商品はセール品として販売するなど、できる対策はしっかり行っておくことが大事だと言えるでしょう。

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駄菓子屋の開業方法

駄菓子屋の開業方法

では実際に駄菓子屋を開業する場合、どのような開業開業方法があるのかご紹介します。

物件を購入または借りて開業する

駄菓子屋の開業方法には、まず物件を購入または借りる方法が挙げられます。

物件を購入するとなると開業資金が大きくなってしまうので、賃貸で開業する方法を選択する人の方が多いでしょう。

駄菓子屋開業のための店舗を準備する際には、物件を契約する際に必要な物件取得費をはじめ、内外装工事費や設備導入費が発生します。小規模で開業できますが、店舗の立地や内外装などにこだわりが強いほど店舗の準備にかかる費用は膨らんでしまうので注意が必要です。居抜き物件を活用することでこれらの費用を抑えやすくなります。

また、物件はメインのターゲットになる子どもや家族が集まる場所であるかを確認した上で決めるように心がけましょう。

自宅で開業する

商品の陳列や販売スペースが確保できれば開業できる駄菓子屋は、自宅でも始めることができます。

新たに物件を購入したり借りたりする必要がないので、初期費用を大幅に抑えることが可能です。また、毎日自宅をお店を行き来する必要もないので、時間的な負担の軽減にもつながります。

ただし、自宅の場所によっては地域の条例や規則で自宅開業が禁止されていたり、自宅が賃貸で居住用として契約している場合は事務所や店舗としては使用できなかったりするので、違反して罰則を受けないためにも事前の確認が大事です。

キッチンカー・移動販売で開業する

駄菓子屋は、キッチンカーや移動販売で開業することも可能です。

自宅開業ほどではありませんが、販売用の車両を準備すれば始められるので、物件を取得する際の費用や手間を省くことができます。

また、開業したらその場所でしか営業ができない物件や自宅での開業とは違い、駅前や商店街、店舗の駐車場など、さまざまな場所で駄菓子を売ることが可能です。イベント会場などより人が集まるところに出店できれば、大きな売り上げも期待できるでしょう。

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「個人開業」か「フランチャイズ開業」という選択肢も

駄菓子屋の開業には、どこにも属さず自分1人で始める「個人開業」か駄菓子屋を展開する本部に加盟して始める「フランチャイズ開業」という選択肢もあります。

個人開業の場合、何の縛りもないので開業場所から店舗の規模、屋号、取り扱う商品、価格まで全て自由に決めることができます。オーナーのこだわりを反映させやすいので、「こんな駄菓子屋を開業したい!」という強い想いを持っている方に合っている方法だと言えるでしょう。自由度が高い一方で、準備から開業後の経営まで全て自分で行わなければいけないので、オーナーへの負担はかかってしまいがちです。

フランチャイズ開業は、本部のブランド力やノウハウを提供してもらう対価として加盟金やロイヤリティを支払います。個人開業にはない費用が発生してしまいますが、本部のサポートを受けながら駄菓子屋を始められるのは、特に店舗経営が初めてという方にとって大きなメリットとなるでしょう。

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駄菓子屋の開業に必要な資金

駄菓子屋の開業に必要な資金

駄菓子屋を始めるにはどのくらいの資金が必要なのか、開業資金(初期費用)と運営資金に分けてご紹介します。また、資金の調達方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

開業資金(初期費用)

駄菓子屋を開業するには、物件やレジ・電話などの設備、商品を揃える必要があり、開業資金(初期費用)は50~100万円程度と言われています。

ただし、店舗の立地や内外装工事・設備導入の規模などによっても大きく異なるので、事前の確認を十分に行い、計画的に準備を進めていくことが大事です。

また、居抜き物件や自宅で開業したり、既に持っている設備などを活用したりすることで、20万円以下で駄菓子屋を始めることも不可能ではありません。

運営資金

駄菓子屋を開業すると、毎月の運営資金も必要になります。

物件を借りているのであれば賃料、そして商品の仕入れ費や水道光熱費、人件費、広告費などが主な運営資金です。駄菓子屋の開業方法や運営方法などによっても大きく変動するため、開業後には毎月どのくらいの資金が必要になるのかまで事前に確認しておきましょう。

開業直後に思うように集客ができない、売り上げが安定するまで時間がかかるといった可能性も想定し、6ヵ月分の運営資金を確保して開業できると安心です。

資金の調達方法

駄菓子屋を開業するために必要な資金は、融資や助成金・補助金、クラウドファンディングといった方法で調達することができます。

金融機関からの融資は、駄菓子屋をはじめとする新規事業の立ち上げ時によく利用される資金調達方法です。メガバンクや地方銀行、信用金庫などからの融資が一般的ですが、経験や実績がない場合は審査が通りにくいという懸念があります。
政府系の金融機関「日本政策金融金庫」の場合は初めて独立開業する方でも利用しやすい融資制度があり、一般的な融資より比較的ハードルも低くおすすめです。「新創業融資制度」であれば原則、担保や保証人不要で融資限度額が3,000万円(うち運営資金が1,500万円)と設定されています。

国や地方自治体が提供している助成金・補助金も、駄菓子屋の開業に必要な資金調達方法として活用できます。応募条件を満たしていれば申請が可能で融資よりも審査が通りやすい傾向にありますが、原則後払いとなるので開業する際にはある程度の資金を準備しておく必要があるでしょう。

そのほか、クラウドファンディングも駄菓子屋の開業に必要な資金調達方法として有効です。クラウドファンディングとはインターネット上で不特定多数の人から資金を集める方法で、クラウドファンディングサイト運営者の審査を通れば誰でも募集することができます。そのビジネスに対して魅力を感じた人が支援してくれるので、独自性や話題性など、自身が開業したい駄菓子屋の強みなどをしっかりアピールすることがカギとなるでしょう。

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駄菓子屋の開業に必要な資格や手続き

駄菓子屋の開業に必要な資格や手続き

駄菓子屋の開業には基本的に資格は必要ありません。
ただし、最低限必要な手続きや場合によっては必要になる資格・手続きがありますので、以下でそれぞれ解説していきます。

開業届

個人事業主として駄菓子屋を始める場合、開業する地域を管轄している税務署へ「開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)」を提出する必要があります。

開業届を提出せずに駄菓子屋を始めたとしても罰則などはありませんが、開業届を出すことで青色申告によって節税ができたり、屋号で銀行口座を作れるなどのメリットが得られます。開業届は開業後1ヶ月以内に提出するように定められていますので、漏れがないように気をつけましょう。

店舗の形態によって必要になる資格・手続きも

駄菓子屋の店舗形態によって必要になる資格や手続きがあります。

仕入れた駄菓子を別の容器に移し替えたり、店内で調理したものを売ったりする場合には「飲食店営業許可」が必要です。
飲食店営業許可を得るには「食品衛生責任者」を1店舗につき1名以上置くことが定められています。食品衛生責任者になれるのは基本的に調理師や栄養士などの資格保有者ですが、資格を持っていなくても各都道府県で実施されている「食品衛生責任者要請講習会」を受けることで資格を得ることが可能です。

また、キッチンカーや移動販売で駄菓子屋を開業する場合に必要な手続きもあります。
車内で調理を行わず仕入れた駄菓子をそのまま販売する場合は「食品移動自動車」車内で簡易的な調理を行う場合には「食品営業自動車」という営業許可の申請が必要です。管轄する保健所ごとに取得が必要なので、手続きは慎重に行いましょう。

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駄菓子屋の開業に必要な仕入れ先の決め方

駄菓子屋の開業に必要な仕入れ先の決め方

特に駄菓子屋を初めて開業する場合、どのように仕入れ先を決めれば良いのか分からないという方が多いのではないでしょうか。

駄菓子屋の仕入れ先は主に、

  • 卸問屋からの仕入れ
  • メーカーからの仕入れ

という2つの選択肢があります。

駄菓子は単価が安いため、商品をそれぞれのメーカーから仕入れるのは手間や送料などのコストを考慮するとおすすめできません。
卸問屋であればさまざまな商品を一度に安く仕入れることができるので、仕入れコストを抑えたい場合には卸問屋からの仕入れがおすすめです。

仕入れ先を選ぶ際に確認したい主な項目は、

  • 商品のラインナップ
  • 商品の品質
  • 商品の価格
  • 発注可能なロット(出荷の最小単位)
  • 配送方法

などが挙げられますが、重要視したいのはやはり信頼できる仕入れ先かどうか。事前に仕入れ先の情報を調べたり評判を聞いたりして、安心して仕入れできるかを慎重に見極める必要があるでしょう。
また、仕入れ先は複数確保しておくと安心です。

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潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためのコツ

潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためのコツ

駄菓子屋の開業を成功させるためには、いくつかのコツがあります。そこでここからは、潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためのコツをご紹介します。

副業として開業する

駄菓子屋を副業として開業すれば、本業で始めるよりリスクを抑えて無理のない範囲で始めることが可能です。

副業として駄菓子屋を開業する場合、自宅の一室やネットショップで始めるケースが考えられます。物件取得費や賃料などのコストを大幅に抑えることができるので、経営も安定させやすいです。

リスクを抑えながら自身のペースで駄菓子屋の開業・経営ができるので、特に初めての独立開業者にとっては最適な方法だと言えるでしょう。

利用したくなるコンセプトづくり

利用したくなるコンセプトづくりも、潰れない駄菓子屋を開業して成功させるための重要なコツです。

コンビニやスーパーなどでも同じ価格帯で購入できる駄菓子は、小売業のなかでも差別化が難しい業種だと言えます。そのため、ただコンセプトをつくるだけだと競合との差別化がうまくできずに顧客獲得に苦しんでしまう可能性があるのです。

コンセプトは基本的に「Who(だれが)・When(いつ)・Where(どこで)・What(なにを)・Why(なぜ)・How(どのように)」提供するのかという5W1Hに沿って考えます。そのなかで、コンビニやスーパー、ほかの駄菓子屋にはない自分の店舗だけの強みは何かというのをしっかり考えていきましょう。

以下のようなコンセプトで駄菓子屋の開業を成功させている事例もあります。

  • 100円以上の商品は置かない昔ながらの駄菓子屋
  • 駄菓子食べ放題で漫画やゲーム、お酒などが楽しめる駄菓子屋
  • 昔ながらの駄菓子から人気の海外の駄菓子まで販売する令和の駄菓子屋

このような例も参考にしながら、魅力的なコンセプトづくりに取り組んでみてください。

仕入れ先を工夫する

単価が低い駄菓子は仕入れコストもそれほどかかることはありませんが、だからこそ仕入れ先を工夫することでさらにコストを抑えて経営を安定させやすくすることが可能です。

さきほどご紹介したおすすめの仕入れ先である卸問屋においても、細かく見ると

  • 店舗で仕入れ
  • 通販で仕入れ

という2つの仕入れ方法があります。

店舗の場合は自身の目で確認して納得した駄菓子を仕入れることができる、通販の場合は近くに店舗がなくても簡単に仕入れることができる、選択肢が多く大量購入もしやすいなどそれぞれにメリットがあるので、状況に合わせて使い分けてみると良いでしょう。

販売商品や方法を工夫する

潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためには、販売する商品や方法を工夫することも大事です。

1個数十円のお菓子が多いイメージの駄菓子屋ですが、潰れない駄菓子屋によくある特徴として「駄菓子以外の商品で利益を出している」ことが挙げられます。

  • 玩具
  • ジュース
  • 本・雑誌
  • ガチャガチャ
  • ゲーム機

など、利益の出しやすい商品も販売することも成功のために検討する価値はあるでしょう。

また、販売方法の工夫も成功させるためのコツの一つ。
特にネットショップでの駄菓子販売は近年増加しており、SNSなどでの宣伝から集客しやすいことや24時間販売できることなど実店舗にはないメリットで安定した売り上げを上げているケースも少なくありません。ネットショップの開設も専用のサービスを使えば簡単にできるので、実店舗と同時に始めることでより経営を安定させやすくなるでしょう。

フランチャイズに加盟して開業する

先述したように、本部のサポートを受けることができるフランチャイズに加盟して駄菓子屋を開業すれば、成功できる確率も上げやすいです。

フランチャイズに加盟すると本部のブランド力や成功ノウハウなどを提供してもらえます。加盟金やロイヤリティの支払いは必要になりますが、力のある本部であれば大手ショッピングモールでの開業ができたり、大量仕入れによってコストを押さえやすかったりと、多くの恩恵を受けられるのです。

開業前後もしっかりサポートしてもらえることがほとんどなので、未経験で始める方には非常におすすめの方法だと言えます。

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経験者の話を参考にする

経験者の話を参考にすることも、潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためには大事な要素です。ビジネスを成功させるためのヒントを発見できるでしょう。
今回は、異業種から飲食関係のビジネスで独立開業した方のインタビューをご紹介します。

【理想の弁護士になるために】5店舗経営の脱サラさんが持つ大きな野望とは

元弁護士が飲食業で独立!安定を捨て「アフリカ進出&キッチンカー開業」で脱サラ

【大手企業から独立⁈】成功と失敗:若手居酒屋オーナーが抱える悩みと成功する秘訣とは

コロナ禍で初年度売上5000万円!恵比寿脱サラ飲食経営者が語る“成功の秘訣”

独立開業経験者のリアルなインタビュー動画をもっと観たい方はこちら

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駄菓子屋と似た開業におすすめのフランチャイズ

最後に、今積極的に加盟店を募集している駄菓子屋と似たおすすめのフランチャイズをご紹介します。
失敗リスクを抑えて新しく始めるビジネスを成功させたいという方は、ぜひ検討してみてください。

ジェリーズポップコーン

駄菓子のなかでも人気のポップコーンを移動販売しているフランチャイズ本部。楽天ランキング6年連続1位を獲得した実績を持つ話題のポップコーン専門店です。

開業資金は、加盟金とポップコーンマシーンなどを含めて274万円。ロイヤリティ不要なので、安定収益が実現可能です。

ジェリーズポップコーンの資料をもらう

とろり天使のわらびもち

昔ながらの駄菓子でもお馴染み、わらびもちをテイクアウトで販売しているフランチャイズ本部です。とろっとろの生わらびもちのほか、飲むわらびもちやクリームわらびもちといった幅広い商品展開で話題を集めています。

セントラルキッチンから届いたわらびもちをカット・加工して提供するだけなので、未経験者でもチャレンジ可能。プロからのアドバイスを受けられるので、経営も安心です。

駄菓子屋開業の成功はまず独自性のあるコンセプトづくりから

駄菓子屋の数は昔と比べて減ってきていますが、独自の強みを活かした店舗経営によって成功している店舗が多く存在していることも事実です。
潰れない駄菓子屋を開業して成功させるためのコツとして、

  • 副業として開業する
  • 利用したくなるコンセプトづくり
  • 仕入れ先を工夫する
  • 販売商品や方法を工夫する
  • フランチャイズに加盟して開業する
  • 経験者の話を参考にする

をご紹介しましたが、特に注力したいのが「コンセプトづくり」です。
競合と差別化を図り安定した売り上げを得るためには必要不可欠な要素なので、開業前にしっかり取り組むようにしましょう。

開業準備や開業後の経営に不安をお持ちの方は、サポートが受けられるフランチャイズでの開業も検討してみてください。未経験者の方でも安心して駄菓子屋の開業を実現できるでしょう。

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駄菓子屋の開業に関する記事

公開日:2023年05月23日

よくある質問

Q 駄菓子屋はどのような場所に開業するのが良いでしょうか? 回答を見る
Q 駄菓子屋を開業する場合、商品はどのように仕入れるのでしょうか? 回答を見る
Q 駄菓子屋の開業に必要な資金はいくらですか? 回答を見る
Q 駄菓子屋の開業に資格は必要ですか? 回答を見る
Q 未経験者が駄菓子屋を開業する場合、どのような開業方法が合っていますか? 回答を見る