【2025年冬】ファーストフード・ハンバーガーチェーン店舗数ランキング|個人開業とFC加盟、どちらを選ぶ?

最終更新日:2025年12月18日

飲食店の開業に興味はあるけど、調理は未経験だし経営の知識もない。
ハンバーガーや牛丼チェーンであれば仕込みや技術が要らずに簡単に始められる?

といった思いを抱きながらファーストフード業態での開業を考え始めた方に向けて、

・ハンバーガーチェーンの店舗数ランキング
・外食産業全体の市場規模について
・ファーストフード店の開業比較【個人開業 vs FC加盟】

を紹介しています。

まだ、独立に向けて具体的に考えられていなくても大丈夫です。
この記事は、ファーストフード店の開業に向けた第一歩とするための内容です。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

ハンバーガーチェーンの店舗数ランキングTOP30

ここでは、ハンバーガーの店舗数のランキングを紹介します。

NO チェーン店 国内店舗数 FC募集の有無 創業年 運営法人 公式ページURL
1 マクドナルド 3000店舗 〇FC募集 1971年 日本マクドナルド株式会社 https://www.mcdonalds.co.jp/
2 モスバーガー 1308店舗 〇FC募集 1972年 株式会社モスフードサービス https://www.mos.co.jp/
3 KFC 1300店舗 〇FC募集 1970年 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 https://japan.kfc.co.jp/
4 ミスタードーナツ 1020店舗 △FC募集確認できず 1971年 株式会社ダスキン https://www.misterdonut.jp/
5 バーガーキング 337店舗 〇FC募集 1993年 株式会社ビーケージャパンホールディングス https://www.burgerking.co.jp/
6 ロッテリア 222店舗 △FC募集確認できず 1972年 株式会社ロッテリア(ゼンショーHD傘下) https://www.lotteria.jp/
7 サブウェイ 178店舗 〇FC募集 1992年 WATAMI FAST CASUAL MANAGEMENT株式会社 https://www.subway.co.jp/
8 フレッシュネスバーガー 155店舗 〇FC募集 1992年 株式会社フレッシュネス https://www.freshnessburger.co.jp/
9 ファーストキッチン 100店舗 〇FC募集 1977年 ファーストキッチン株式会社/ウェンディーズ・ジャパン株式会社 https://wendys-firstkitchen.co.jp/
10 ZETTERIA 76店舗 △FC募集確認できず 2023年 株式会社ロッテリア(ゼンショーHD傘下) https://www.lotteria.jp/
11 ウェンディーズ 66店舗 〇FC募集 2011年 ファーストキッチン株式会社 https://wendys-firstkitchen.co.jp/
12 淡路島バーガー 44店舗 〇FC募集 2010年 株式会社なゆた https://awaji-b.com/
13 クアアイナ 35店舗 △FC募集確認できず 1997年 株式会社フォーシーズ https://www.kua-aina.com/
14 ドムドムハンバーガー 27店舗 〇FC募集 1970年 株式会社ドムドムフードサービス https://domdomhamburger.com/
15 A&W 23店舗 △FC募集確認できず 1963年 エイアンドダブリュ沖縄株式会社 https://www.awok.co.jp/
16 BRISK STAND 22店舗 〇FC募集 2023年 株式会社BRISK STAND https://brisk-stand.com/
17 SHOGUN BURGER 20店舗 〇FC募集 2016年 株式会社ガネーシャ https://shogun-burger.com/
18 ラッキーピエロ 17店舗 △FC募集確認できず 1987年 有限会社ラッキーピエログループ https://luckypierrot.jp/
19 SHIMAUMA BURGER 17店舗 〇FC募集 2021年 株式会社リプラス https://www.awajishimaburger.com/
20 シェイクシャック 15店舗 △FC募集確認できず 2015年 株式会社サザビーリーグ https://shakeshack.jp/ja/
21 ヴィレッジVダイナー 12店舗 △FC募集確認できず 2003年 エステールホールディングス株式会社 https://www.vv-diner.jp/
22 タコベル 11店舗 〇FC募集 2015年 株式会社TBJ(旧アスラポート・ダイニング) https://www.tacobell.co.jp/
23 ザ・サードバーガー 11店舗 〇FC募集 2012年 ユナイテッド&コレクティブ株式会社 https://the3rdburger.com/
24 TEDDY'S BIGGER BURGERS 8店舗 〇FC募集 1998年 H1GLOBAL株式会社 https://teddysbiggerburgers.jp/
25 J.S. BURGERS CAFE 6店舗 △FC募集確認できず 2000年 株式会社ベイクルーズ(株式会社フレーバーワークス) https://www.js-burgers-cafe.com/
26 FRIJOLES 6店舗 △FC募集確認できず 2009年 フリホーレス株式会社 https://frijoles.jp/
27 ルークスロブスター 6店舗 △FC募集確認できず 2015年 株式会社ベイクルーズ(株式会社フレーバーワークス) https://www.flavorworks.co.jp/lukes-lobster
28 Guzman y Gomez 5店舗 △FC募集確認できず 2015年 株式会社トランジットメキシカンフードオペレーション https://gyg.jp/
29 UMAMI BURGER 4店舗 △FC募集確認できず 2017年 株式会社UMAMI BURGER JAPAN https://www.umamiburgerjapan.co.jp/
30 Carl's Jr. 4店舗 △FC募集確認できず 2016年 株式会社アレフ(2024年7月より) https://www.carlsjr.jp/

ファーストフードの本部を探す

外食産業全体の市場規模|ファーストフード業態は好調

まずは、外食産業全体の市場規模を見ていきましょう。

株式会社富士経済の外食産業マーケティング便覧 2025 総市場分析編調査によると、2025年に外食産業の国内市場は35兆7,116億円と見込まれています。

また、一般社団法人日本フードサービス協会による外食産業市場動向調査 2024年4月度 結果報告では、 ファーストフード業態の売上は好調で、2019年と比較して115.1%となっています。
2026年以降も市場拡大が継続する見通しです。

【個人開業 vs FC加盟】ファーストフード店を始めるならどっち?

ファーストフード店のフランチャイズ加盟に魅力を感じているけれど、自営業で個人開業をする選択肢も魅力的...とお悩みの方も多いかと思います。

ここでは、ファーストフード店を開業するにあたっての不安や疑問を個人開業した場合FC加盟した場合とで比較していきます。

どちらが自分に合うのか確認をしながら読み進めていただけますと幸いです。

比較①:未経験でも本当にできる?【経験・スキル面】

・FC加盟:◎判定/未経験参入を前提とした研修体制が完備

スキルがない状態の未経験で参入できるのか不安になりますよね。

でも大丈夫。フランチャイズであれば、未経験者でも再現できる仕組みを前提にビジネスモデルが設計されています。

開業前研修から開業後のフォローまで、段階的なサポート体制が整備されています。

例えばマクドナルドの場合、「ハンバーガー大学」という研修システムがあります。

カリキュラム内容は多岐にわたり、店舗運営・財務管理・マーケティング・人材育成といった内容で、数ヶ月の間、店舗およびハンバーガー大学で店舗経営に必要な知識やスキルを身につけていきます。

・個人開業 △判定/全て独学になり失敗リスクが高い

個人開業の場合、 「どこから手をつければいいのか」すら分からない状態からのスタート。

調理技術・接客・経営の全てをゼロから独学で習得する必要があります。
例えば、提供メニューの開発で試作を繰り返すも、失敗してしまう...原価率が高すぎて利益が出ない...といったことも多々起こり得ます。

個人開業は「実務経験がある」「経営を学んだ」という方向けで、未経験の参入なら、研修・サポート体制が整ったFCが安心です。

比較②:開業準備は大変じゃない?【開業までのハードル】

・FC加盟 ◎判定/本部がサポートしてくれる。平均3〜6ヶ月程度で開業可能

フランチャイズがスピーディーに開業できるの訳、それは、物件選定・内装設計・設備導入・仕入先開拓などを本部が代行またはサポートしてくれるからです。

フランチャイズ展開されているファーストフード店は、店舗設計やオペレーションフローが既に最適化されており、開業に必要な全ての準備が「パッケージ化」されています。

厨房機器は本部指定で一括購入、POSシステムも即座に利用可能。
メニュー写真やPOPも全店統一デザインで印刷物を本部が一括発注してくれるため、自力で対応する必要がありません。

・個人開業 △判定/全て自力で進める必要あり。平均半年〜1年程度かかる

物件選定、内装設計、設備選定、仕入先開拓、メニュー開発などを全て自分で調査・交渉する必要があります。

もちろん、外部の業者に依頼をする選択もありますが、何が正解かが分からない中での試行錯誤となるため時間がかかります。

各工程で判断ミスのリスクがあり、やり直しが発生する可能性もゼロではありません。

開業までのスピードとリスク回避を考えると、FCの方が圧倒的に効率的で時間を無駄にしません。個人開業は時間と労力がかかり、失敗リスクも高くなります。

比較③:開業直後から売上は立つ?【集客・ブランド力】

・FC加盟 ◎判定/ブランド力で開業初日から集客可能。黒字化もはやい

フランチャイズの強みは、既存のブランド認知度を活用できる点です。

この記事を読んでいる方も経験があると思うのですが、「〇〇にマクドナルドができるらしいよ」「〇〇にすき家ができたんだって」という情報だけでも話題になりませんか?

本部が実施する全国規模の広告宣伝(テレビCM、SNS広告)の恩恵を受けられるからこそ、開業初日から店舗に客がくる状態を作り出すことが可能になります。

例えば、すき家は全国1,965店舗を構え、ロードサイド立地戦略をとっており、ファミリーやドライバーといった幅広い層から日常的に利用されています。
深夜も営業をしていることから、深夜需要も取り込む集客の強さがあります。

・個人開業 △判定/認知度ゼロからのスタート。売上安定までも長期戦になる

個人開業は、ブランド認知度がゼロの状態からスタートとなります。

チラシ印刷・配布、SNS広告(Instagram・Facebook)等を駆使しながらも、「ここにハンバーガー屋ができた」と知ってもらうまで数ヶ月はかかってしまいます。

そして、そこから食べログ・Googleマップなどに口コミ・レビューがたまるまで更に時間がかかります。

お客さんが来なくて、閑古鳥が鳴いている...なんて状況は避けたいものです。

開業直後の売上を確保したいなら、ブランド力のあるFCが圧倒的に有利。個人店は売上が立つまでの辛抱強さと覚悟が必要です。

比較④:利益はちゃんと出る?【収益性】

・FC加盟 ◯判定/実績あるビジネスモデルで利益をしっかり確保

利益がちゃんとでるのか、外せないポイントですよね。

フランチャイズには、原価率・人件費率・家賃比率などが明確化された収益モデルが存在して、本部が売上データを分析し、継続的に改善提案をしてくれます。

例えば、日乃屋カレーの加盟店の収益モデルを紹介します。

▼小型路面店の実績
(カウンター10席)
売上:400万円
食材仕入れ:164.16万円(税込)
人件費:68万円
家賃:40万円(税込)
光熱費、雑仕入れ、送料:25万円(税込)
ロイヤリティ:3.85万円(税込)
営業利益:98.99万円(営業利益率:約26.8%

▼中型路面店の実績
(カウンター10席、テーブル7席)
売上:900万円
食材仕入れ:360万円(税込)
人件費:180万円
家賃:77万円(税込)
光熱費、雑仕入れ、送料:38万円(税込)
ロイヤリティ:3.85万円(税込)
営業利益:241.15万円(営業利益率:約26.8%

(引用:日乃屋カレー本部詳細ページ

経済産業省の調査 によれば、飲食企業の営業利益率は業界平均8.6%という結果が出ているため、利益率が高いことが伺えます。

・個人開業 △判定/利益確保は自己責任

フランチャイズとは異なり、売上は全て自店舗の収益となります。

とはいえ、この利益確保が個人開業の難しさでもあります。

・食材費、人件費、光熱費のバランス調整を全て自分で試行錯誤し原価率を管理。
・小規模店であればあるほど、大量仕入れができないため食材単価も高くなる。
・在庫管理のノウハウがなければ、廃棄が出て廃棄率が高くなる。

など、上手くいかなければ赤字に転落し、廃業につながってしまいます。

そのため、個人開業は経営ノウハウがないと利益確保は困難を極めます。その点、FCは実績あるモデルで安定した利益率を確保できます。

ここまでの比較で、未経験からリスクを抑えて開業するならFC加盟が有利ということが見えてきました。

筆者としては、FC加盟を全面的におすすめしたいところですが...

この記事を読んでいる方には納得感を持って選択をしていただきたいため、この章の最後に「FC加盟が向いている人」と「個人開業が向いている人」の特徴をまとめておきますね。

FC加盟が向いている人
・飲食業界未経験だが独立したい
・開業準備をスムーズに進めたい
・開業直後から売上を立てたい
・安定した利益を確保したい
・経営ノウハウを学びながら成長したい

個人開業が向いている人
・ 飲食店での実務経験が豊富
・独自のこだわりを追求したい
・ロイヤリティを払いたくない
・時間と労力をかけてじっくり育てる覚悟がある

ここまで読み進めていただきありがとうございます。

やっぱりFCの方が自分に合っているかも」と感じた方に向けて、次の章では、FC加盟候補の選択肢としていれていただきたい本部を紹介していきますね。

【随時更新予定】FC加盟におすすめのファーストフードFC本部

マクドナルド|圧倒的な知名度を誇るハンバーガーショップ

マクドナルドは、100以上の国と地域で約40,000店舗を運営。

知らない人はいないといっても過言ではないハンバーガーショップです。

実は、国内店舗の約7割をFCオーナーが経営しています。

外食業界のトップブランドのノウハウとサポート体制を受けながら開業したい方におすすめです。

マクドナルドの資料をもらう

日乃屋カレー|神田カレーグランプリで優勝した実績あり

日乃屋カレーはセルフサービス型店舗なため、シンプルなオペレーションで人件費が安くすみます

また、一人開業や夫婦で開業、現場にせずオーナーとしてビジネスに携わりたい方など、様々なパターンに対応しています。

ローリスクで開業できるため、未経験でも安心なフランチャイズ本部です。

日乃屋カレーの資料をもらう

まとめ

ファーストフード業態は、外食産業の中でも市場規模が大きく、今後も安定した需要が見込まれます。

ただし、「ファーストフード=簡単に儲かる」というわけではなく、
開業方法や準備の進め方次第で結果は大きく変わってしまいます。

この記事で紹介した通り、
・未経験からスムーズに開業したい
・開業直後から一定の売上を確保したい
・経営ノウハウを学びながら安定運営を目指したい
という方には、実績あるビジネスモデルとサポート体制が整ったフランチャイズ加盟が現実的な選択肢となります。

一方で、
・飲食店での実務経験がある
・独自メニューや世界観にこだわりたい
・時間と労力をかけて自分の店を育てる覚悟がある
という方であれば、個人開業という道も検討する価値はあると思います。

大切なのは、「どちらが正解か」ではなく、
自分の経験・目的・リスク許容度に合った選択をすることです。

この記事が、ファーストフード店開業を検討するうえでの判断材料のひとつになれば幸いです。

公開日:2025年12月18日

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