気になる業界、まるごと理解! 業界別 特化セミナー(コンビニエンスストア) 【2/4】

公開日:2020年04月01日

【セミナー内容】

フランチャイズで起業・独立を考えられている、個人の方の間では長らく「4つの業種」が高い人気を誇ってきました。「学習塾」・「介護」・「美容/健康」、そして今回ご紹介させていただく「コンビニ」業種です。不動のトップ4としてその一翼を担ってきたコンビニ、その魅力を【全4回】に渡ってお送りさせていたただきます。

【バックナンバー】

▶ 1. フランチャイズとしてのコンビニエンスストア

目次

2. タイム・コンビエンス、その進化の歴史

2. タイム・コンビエンス、その進化の歴史

タイム・コンビニエンスとは何なのでしょうか?
各コンビニのキャッチコピーの中に、その答えはあります。

2-1. 利用者の「時間」と「手間」を省くサービス

セブン-イレブン    「近くて便利」

ローソン        「マチの健康ステーション」

ファミリーマート    「あなたと、コンビに」

ミニストップ      「街角のあなたの憩いの場」

「マチ」、「街角」、「ステーション」、「便利」、「コンビに(便利)」

この部分にご注目下さい。
コンビニは利用者の直ぐ近く、生活空間の街角にお店を構えることで、
利用者の「時間」・「手間」を省くサービスを提供しているのです。

利用者の「時間」・「手間」を省くサービス。
これこそがコンビニが掲げる、タイム・コンビニエンスなのです。

2-1.コンビニエンスストアの進化の歴史

具体的にコンビニがどのようにして「タイム・コンビニエンス」を行ってきたのか。
その進化の歴史をご紹介させていただきます。

コンビニの歴史は1970年代、「365日・24時間オープン」によるタイム・コンビニエンスから始まります。当時、スーパーや酒屋といったお店は当たり前のように、朝になったらお店を空け、夕方頃に閉めるといったサイクルでした。

そんな中「365日・24時間オープン」というコンセプトは打ち出したコンビニは、当初想定していた主婦ではなく、若者に爆発的に受け入れられます。コンビニの歴史は当時の若者の熱狂的な支持によって始まったのです。

その後、コンビニは「365日・24時間オープン」のコンセプトを中核に据えつつ「スーパー」・「酒屋」の周辺事業にも進出を開始します。80年代に「家庭の冷蔵庫」として「駄菓子屋」・「八百屋」。90年代には「家庭の冷蔵庫」として「駄菓子屋」・「八百屋」。90年代には「家庭の台所」として小売業界からついに中食である「弁当屋」・「惣菜屋」の領域まで進化を遂げることとなりました。

この頃には顧客層は若者だけでなく、主婦層まで完全に取り込むことに成功をしました。そしてその勢いは衰えることなく2000年代は「国民のサイフ」として「ATM」。直近では「おいしい食卓」を掲げて、飲食店・百貨店に迫るクオリティの商品ラインナップを取り揃えるまでになりました。

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