気になる業界、まるごと理解! 業界別 特化セミナー(コンビニエンスストア) 【3/4】

公開日:2020年04月01日

【セミナー内容】

フランチャイズで起業・独立を考えられている、個人の方の間では長らく「4つの業種」が高い人気を誇ってきました。「学習塾」・「介護」・「美容/健康」、そして今回ご紹介させていただく「コンビニ」業種です。不動のトップ4としてその一翼を担ってきたコンビニ、その魅力を【全4回】に渡ってお送りさせていたただきます。

【バックナンバー】

▶ 1. フランチャイズとしてのコンビニエンスストア

▶ 2. タイム・コンビニエンス、その進化の歴史

目次

3. コンビニエンスストアの市場規模

3. コンビニエンスストアの市場規模

3-1.《 主な産業の市場規模 》

このように常に進化を続けてきたコンビニ業界。その市場規模は今や、9兆7,300億円まで急成長を遂げることとなりました。直近5年間だけを比較しても、2010年の「8兆円」から何と「2兆円」近くも市場が伸びています。ここまで大きな成長を遂げている業界となりますと、日本広しといえどもあまり見当たりません。

市場規模も他の主な産業と比較すると、ビックカメラ等に代表される「家電小売」業界とほぼ同額。これは「出版」・「タクシー」業界の約5倍以上という途方もない規模を誇ります。

・タクシー業界: 1兆7,000億円

・出版市場:   1兆8,750億円

・外食産業:   32兆3,500億円

・国内ゲーム市場:  5,000億円

・家電小売:   9兆5,000億円

・コンビニ市場: 9兆7,300億円

3-2. 5万を超える店舗数

店舗数についても一昔前には30,000店限界説。50,000店限界説などもありましたがその後も伸び続け、昨年には全国で「51,814店舗」を超えるまでになりました。

同じく直近5年間だけを比較しても、2010年の「43,372店舗」から何と「8,000店舗」以上も増加しており、今この瞬間も店舗数は増え続けています。

3-3. 200億を越える来店客数

そして店舗数の増加にともない、客数も大きく伸びています。2010年の「138億人」から2015年には「160億人」と「22億人」、パーセンテージに換算して「約16%」も客数が増えています。しかも、この数値はあくまでも「購買客数」のため、一説では「来店客数」となるとその利用者の数は「200億人」を越えるとも言われています。

3-4. 客単価の増加と新サービス導入

また、店舗数・客数が増え続けているだけではなく、1人当たりの客単価も増加しています。2010年と比較すると「約5%」ほどのアップ。これは先ほどお伝えしたように「セブンゴールド」に代表されるような、飲食店・百貨店に迫る、高品質・高価格の商品ラインナップを取り揃えた点が大きく寄与しています。

また、「一番くじ」のような人気アニメ作品のキャラクターの玩具・タペストリーが当たるといった、アミューズメント系の新サービスの導入も見逃せません。一回くじを引くのに掛かる費用は「数百円」ですが、まとめて購入する方も多く、全体の客単価アップに貢献しています。

この勢いはこのまま続くのでしょうか?

最後にコンビニ業界の未来について少しだけ、お話させていただきます。

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