ステーキ屋のフランチャイズ5選!開業資金や売り上げの目安などを紹介

最終更新日:2023年01月23日

ステーキ屋のフランチャイズに興味はあるものの、開業して実際に儲けがあるのかが気になるという方もいるのではないでしょうか。また開業する場合、どの程度の開業資金が必要なのかを確認することが大切です。

この記事では、ステーキ屋の開業を検討している方向けに開業資金や年収の目安、開業の流れや失敗しないためのコツなどを解説します。ステーキ屋のフランチャイズでおすすめの本部も紹介するので、ステーキ屋開業にチャレンジしたい方はぜひ参考にしてください。

飲食業で独立・開業できるフランチャイズを探してみる

目次

フランチャイズのステーキ屋は儲かるのか

フランチャイズでステーキ屋を開業するメリット

フランチャイズの募集をしているステーキ屋5選

フランチャイズでステーキ屋を開業する手順

フランチャイズのステーキ屋で失敗しにくくするコツ

フランチャイズのステーキ屋についてまとめ

フランチャイズのステーキ屋は儲かるのか

フランチャイズのステーキ屋は儲かるのか

そもそもフランチャイズでステーキ屋を開業した場合、どの程度の利益が得られるのでしょうか。利益を上げるうえで必要となる開業資金や年収(売り上げ)の目安を解説します。

開業資金の目安

開業資金はフランチャイズ加盟店によって異なります。ここでは、一般的な初期費用の目安を紹介します。

費用項目 費用の目安
加盟費用 350万円程度
保証金 150万円程度
設計管理料 50万円程度
消耗品や備品 600万円程度
POSレジ 100万円程度
開業費 300万円程度
研修費 30万円程度(2名の場合)
ロイヤリティ 売り上げの3~5%程度

その他、設備内装工事や厨房工事費用、店舗物件取得費用などが必要です。ただし、費用の目安は物件や地域、店舗規模などによっても異なります。

年収(売り上げ)の目安

ステーキ屋の推定年収は一般的に400~500万円程度といわれています。しかし、店舗によって売れ行きは大きく異なるため、一概に上記の金額が当てはまるわけではありません。

繁盛店の場合は500万円以上を達成することも可能です。さらに、複数店舗の運営が上手く行けば1,000万円程度の収入も夢ではありません。

フランチャイズでステーキ屋を開業するメリット

フランチャイズでステーキ屋を開業することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。 4つのポイントに分けて解説します。

集客しやすい

フランチャイズの場合、すでに確立されたブランドイメージを利用して集客できます。

高額なテレビCMや新聞広告は本部側が担い、地域で配布するチラシなどの集客ツールや集客のノウハウを本部から提供を受けられるのもフランチャイズ開業の強みです。

フランチャイズ展開している店舗は、屋号やメニューの知名度が高いケースが多いため、無名の状態で開業するよりも多くの来店者が期待できます。

材料を仕入れやすい

1人でステーキ屋を開業する場合、材料となる肉の選定から仕入れ先の開拓、材料の確保などをすべて自力で行わなければなりません。

フランチャイズで開業する場合、すでに本部によって確立された仕入れルートから加盟店向けに材料が供給されます。調達の手間がかからず、より低コストで材料を入手できるのは大きなメリットです。

未経験でも開業しやすい

未経験からの飲食店開業は、ノウハウががゼロの状態では至難の技です。実績がないため、金融機関からの融資を通じた資金調達も困難でしょう。

フランチャイズでの開業なら、本部から開業に向けたノウハウやサポートの提供が受けられるだけでなく、金融機関の信用も得やすいため資金調達にも有利に働きます。そのため、未経験でも参入できる可能性が高まります。

売れるためのシステムが整備されている

多くのフランチャイズではスマホアプリなどを利用した割引やポイント・クーポン配布などのシステムがすでに整備されています。

それらのシステムを一から自力で立ち上げると莫大なコストと労力がかかります。既存の仕組みを丸ごと利用できるのは大きなメリットです。

キッチン業務や接客業務などのオペレーションも確立されているため、誰が参入してもシンプルでわかりやすいのもフランチャイズの強みです。

フランチャイズのメリットデメリットについて詳しくは以下の記事も参考にしてください

意外と知らない、フランチャイズ加盟のメリット・デメリットとは?

フランチャイズの募集をしているステーキ屋5選

フランチャイズの募集をしているステーキ屋を5つご紹介します。なお、記載している初期費用のほか、店舗工事費や内装費、調理器具、消耗品費なども別途必要である点にご注意ください。

ステーキのくいしんぼ

株式会社サン・チャレンジが運営するステーキ店のフランチャイズです。オリジナルの味をベースにボリューム感満点のステーキ・ハンバーグをリーズナブルな値段で提供しています。

独立の投資として、加盟金250万円・保証金100万円の計350万円が必要です。開店後のロイヤリティは売上金の3%という低い設定です。フランチャイズに関する売上推定は不明です。

開店まで信頼のサポート体制と本部研修と店舗研修の2段階の研修で、初めての開業でも安心してチャレンジできます。

ステーキのあさくま

株式会社あさくまが運営するフランチャイズです。メインの牛肉を使ったステーキのバリエーションに加え、ポークやチキンなどのメニューを良質の素材かつリーズナブルな値段で提供しています。キッズメニューのほか、ビジネスシーンやファミリー向けのシチェーションにも対応しています。

初期投資額は、加盟金350万円に加え保証金150万円、研修費30万円のほか、内装工事費用も含めて1,790万円という試算で別途物件取得費も必要です。ロイヤリティは売り上げの5%に設定されています。投資回収期間の目安は約1年3ヵ月です。

開業前後で手厚いサポートが受けられ、安定経営に向けたバックアップ体制が整備されています。

伝説のステーキ屋

「伝説のすた丼」や「デンパープレミアム」を展開する株式会社アントワークスが運営するステーキ屋フランチャイズです。肉増量無制限など、おいしいステーキをリーズナブルな価格で好きなだけ食べられるのがセールスポイントです。

初期費用として加盟金350万円のほか、保証金150万円、開発費220万円がかかります。ロイヤリティは売り上げの4%です。30坪・40席程度の店舗の推定売り上げは800万円程度です。契約期間は5年で、その後は3年ごとに契約更新があります。

ペッパーランチ

株式会社ホットパレットが運営するステーキ屋のフランチャイズです。アメリカのカンザス州にある牛肉加工会社から良質な牛肉を仕入れ、高まる肉需要に応えています。

初期費用は加盟金300万円、保証金120万円、研修費25万円で、このほかライスロボット・食券販売機導入費、店舗物件取得費などが別途発生します。ロイヤリティは売り上げの3%です。売り上げに関する確実なデータは公開されていません。

モンスタービーフ

株式会社MONSTERSが展開するステーキ屋チェーンです。看板メニューのモンスタープレートをはじめ、高品質な熟成肉を使用したSNS映えするヘルシーなメニューを提供しています。

初期費用として、パッケージプランでは加盟金30万円、保証金10万円、研修費5万円の合計45万円(税別)がかかります。ロイヤリティは月3万円の固定で、追加オプションやパックもあります。売り上げ推定として、1ヵ月目は82〜174万円程度とされていますが、地域によっても異なります。

フランチャイズでステーキ屋を開業する手順

フランチャイズでステーキ屋を開業する手順

フランチャイズでステーキ屋を開業する際の手順をステップ別に解説していきます。

1.本部に問い合わせる

まずは各フランチャイズについて情報収取を行い、興味があるフランチャイズの本部に問い合わせます。説明会が開催されている場合は出席し、店舗数や事業方針、加盟方法などの情報を把握しましょう。

2.物件調査

開業希望者が出店を検討している物件を本部が調査します。希望者が所有している物件、あるいは賃貸物件など、店舗の候補物件そのものや物件がある地域を調査し、需要が見込まれるかなど事業の可能性を診断します。

立地や物件の選び方については下記の記事も参考にしてください。

成功を決める!開業地域・立地・物件の選び方

3.面談

フランチャイズ本部担当者との面談を行います。今後どのような流れでステーキ店の開業に向けて進めていくかなど、細部に至るまで確認していきます。

4.申し込み・審査

フランチャイズ本部に開業の申し込みを行います。申し込み方法や必要な提出書類など、フランチャイズ本部が定める手順に沿って申し込みを進めます。

フランチャイズ本部の審査を通過したら、加盟金やロイヤリティの金額などの内容をしっかり確認しながら契約を締結します。

5.本部との打ち合わせ

契約締結後は本部と打ち合わせを行いながら開業準備をスタートします。店舗物件の確保や外装・内装、発生する費用の見積もり、必要な従業員の手配や研修の段取りなど、細かい話を詰めていきます。

6.従業員の手配・研修

次に必要なのが従業員の手配と研修です。フランチャイズ本部のサポートを利用しつつ、インターネットの求人サービスやフリーペーパーなどを利用して求人広告を出し、従業員を採用します。従業員が確保できたら本部から担当者が派遣されてスタッフ研修が実施されます。

7.内装外装工事・設備準備

物件を取得したら本部との間で詰めた内容に基づき、業者を選定して内装・外装工事を進めます。さらに、調理機器や空調設備、業務用冷蔵庫や備品など店内の設備を準備します。また、保健所への飲食店営業許可の提出や食品衛生責任者の設置、30人以上を収容する店舗の場合は消防署への防火管理者専任届など各種手続きも漏れなく行います。

8.宣伝・開店

本部のウェブサイトや店舗独自のホームページ・SNS・フリーペーパー・グルメサイトなどを利用して宣伝活動を行います。近辺にある企業や商店などを訪問し、開店のお知らせをして回るのもよいでしょう。

フランチャイズ契約の手順について詳しくは以下の記事も参考にしてください。

フランチャイズ契約の手順とは?契約年数や本部との契約時に注意するべきポイント

フランチャイズのステーキ屋で失敗しにくくするコツ

フランチャイズのステーキ屋の開業で失敗しないためのコツを紹介します。

フランチャイズ本部からのサポートを活用する

飲食店経営が未経験の場合、本部から提供される店舗経営のノウハウは心強いサポートです。地域で店舗の知名度を上げていくための集客や経営効率を高めるための在庫管理など、貴重なノウハウを吸収しながら本部の経営理念に沿って自店舗を運営できます。

コスト管理を徹底する

店舗経営では原材料費や人件費、光熱費などさまざまなコストがかかります。赤字経営にならないよう、フランチャイズ本部が定めるコストの目安に沿ってコスト管理を徹底させましょう。ただし、切り詰めすぎて顧客満足度が低下しないよう、バランスを保つことも大切です。

経営のモチベーションを高める

経営のモチベーションを高めるための努力も必要です。調理師やフードコーディネーターなどの資格取得、その他店舗経営に役立つスキル取得など学べることはいろいろあります。また、本部のノウハウを活かせるような意識の高い経営者を目指すことが大切です。

フランチャイズのステーキ屋についてまとめ

ステーキ屋を開業したい場合、フランチャイズに加盟すればブランドを利用してより手軽に集客できる、材料を仕入れやすい、未経験からでもチャレンジできるなどさまざまなメリットが受けられます。また、店舗経営に必要なノウハウの提供やスタッフ研修、広告宣伝などサポート体制も整っているため安心です。

ステーキ屋のフランチャイズ開業に興味のある方は、今回ご紹介した開業費用や売り上げの目安、開業の手順、失敗しないコツなどを参考にぜひチャレンジしてみてください。

公開日:2023年01月24日

よくある質問

Q ステーキ屋のフランチャイズで失敗しないコツはありますか? 回答を見る
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