高齢者向けビジネスを徹底解説!サービス一覧や成功例、起業しやすいフランチャイズを紹介
最終更新日:2024年09月11日
ご存知の通り、日本は超高齢化社会と言われています。
総務省統計局の調査によると、2021年〜2022年の高齢者人口は3,627万人とあり、過去最多の人数だそうです。
今後も高齢者の人口は増え続けると言われており、2065年には約2.6人に1人は高齢者になると予測されています。
その状況のなか、高齢者向けビジネスは社会にとって必要なものであり、需要が安定していることから起業を検討される方も多い人気のビジネスです。
そこで今回は、高齢者向けビジネスの特徴や起業するメリット・デメリット、具体的にどのようなサービスがあるのか、高齢者ビジネスを選ぶポイントなどを詳しく解説していきます。
未経験者でも起業しやすいフランチャイズ情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
高齢者向けビジネスの成功率を上げたいならフランチャイズがおすすめ!
そもそも高齢者(シニア)とは
そもそも高齢者とは何歳のことを指す言葉なのかご存じでしょうか。
国連の世界保健機関(WHO)で定義されているのは、高齢者とは「65歳以上の人」のことです。高齢者のなかでも65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としています。
上記の年齢層はシニアと呼ばれることもありますが、ビジネスにおいては60歳以上を意味していることが多いです。
高齢者向けビジネスの特徴とは
高齢者向けビジネスとは、高齢者の生活を支えるビジネスのことで、高齢化が深刻化する日本において非常にニーズの高いビジネスです。
高齢者を対象としたビジネスは主に4つの分野に分かれており、サービスの内容は介護や健康づくり、マッサージ、趣味関連のものなど多岐にわたります。
では実際に高齢者向けサービスの市場はどのような状況なのかを解説しましょう。
高齢者向けサービスの市場について
高齢者向けサービスの市場は、高齢化が進む現代社会において急速に成長しています。
みずほコーポレート銀行の調査によると、高齢者向けサービスの市場規模は2007年が62.9兆円だったのに対して2025年には101.3兆円と約1.6倍も拡大。この成長は医療や介護、生活支援サービスなどさまざまな分野で見られ、今後も市場規模は拡大し続けると予測されています。
このように、需要が安定していて今後も成長が見込まれる市場であるがゆえに企業の参入や独立開業希望者も多く、すでにレッドオーシャン化(競合が多い)しているとも言われていますが、近年はデジタル技術を活用した遠隔医療サービスやスマートホームサービスなども高齢者向けビジネスとして注目されており、まだまだビジネスチャンスが広がる余地があると言えるでしょう。
参照:みずほ産業調査 | みずほコーポレート銀行 産業調査部
高齢者向けビジネスで起業するメリット・デメリット
次に、高齢者向けビジネスで起業するメリットとデメリットを比較してみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・長期的な需要の安定 ・多種多様なビジネスモデルがある ・異業種からも参入しやすい ・収益化しやすい ・社会貢献ができる(やりがい) |
・競合が多い ・集客の難易度が高め ・保険制度の見直しなどで影響を受ける可能性も |
高齢者向けビジネスで起業するメリット
高齢者向けビジネスを始めるメリットはやはり、長期的に需要が安定していることです。
高齢化が進む日本では高齢者向けサービスの需要は今後も増え続けることが見込まれているので、安定した収益が期待できます。
高齢者向けビジネスは介護サービスから、バリアフリーサービス、代行サービス、配食サービス、カルチャースクールまで多種多様なビジネスモデルが存在し、参入の選択肢が広いです。代行サービスや配食サービスなどのように専門的な資格や知識がなくても始められるビジネスも多く、異業種からの参入もしやすいこともメリットとして挙げられます。
また、高齢者向けサービスの内容によっては国から介護報酬や補助金を受給することができるほか、貯蓄額が多いと言われている60~70代の年齢層を対象にしたビジネスでもあることから、収益化がしやすいこともメリットです。
何より、普段の生活で困っていることや不安などを解消できるサービスを提供するので社会貢献ができ、やりがいを感じやすいビジネスだと言えるでしょう。
高齢者向けビジネスで起業するデメリット
メリットがたくさんある一方で、高齢者向けビジネスの起業にはデメリットがあることも覚えておきましょう。
高齢者向けビジネスは、先述の通り市場の成長に伴い多くの企業や個人が参入しており、競争が激化しています。そのため、経営の知識や経験が全くない状態で始めてしまうとすぐに失敗してしまうというケースも珍しくありません。
競合の少ないブルーオーシャン市場を探すことも一つの手ですが、競合といかに差別化を図るかという点もしっかり考えた上でビジネスを始める必要があるでしょう。
また、高齢者向けのビジネスにおいては集客の難易度が高めであることもデメリットとしてあります。
いくらインターネットが普及したからと言ってWeb広告やSNSを中心にプロモーションを行っても、思うように集客することは難しいでしょう。
テレビやラジオ、チラシなど高齢者にとって親しみのあるツールを組み合わせるなど、シニア層に合った集客施策を考える必要があります。
そのほか、介護報酬の対象となっている高齢者向けビジネスの場合は、保険制度の見直しなどで影響を受ける可能性があることも忘れずに。介護保険制度は3年に1回の頻度で見直しがされているので、変更の内容によっては収益が減ってしまうこともあります。
以上のメリット・デメリットを踏まえて、実際にどのようなサービスの種類があって自分に合っているのはどのビジネスなのかを見極めていきましょう。
デメリットを払拭しやすい高齢者向けビジネスを始めるならこちら
高齢者向けビジネスの分野は4つ!具体的な業種やサービス一覧
高齢者向けビジネスの分野は、主に以下の4つです。
それぞれの分野でよく展開されているサービスも含めて一覧にまとめました。
分野 | 業種やサービスの例 |
---|---|
住宅分野 | ・老人ホーム ・デイサービス(通所介護) ・訪問介護 など |
趣味娯楽分野 | ・園芸/陶芸/書道/俳句などの各種教室 ・カラオケ ・パソコン/スマホ教室 ・シニアフィットネスジム など |
飲食分野 | ・配食サービス ・宅配サービス など |
サービス分野 | ・家事代行サービス ・訪問医療マッサージサービス ・運転代行サービス ・人材派遣サービス など |
それでは、それぞれの分野を解説していきます。
住宅分野
高齢者向けビジネスと聞いて、最初に思い浮かぶのは老人ホームのような介護施設ではないでしょうか。
しかし、一言で介護施設といってもそのサービスの内容はさまざまです。そのサービスを大きく分類すると以下に分かれています。
- 居宅サービス
- 施設サービス
- 地域密着型サービス
こちらも詳しく解説していきます。
居宅サービス
居宅サービスは、介護福祉士やホームヘルパーや看護師などによる居宅への訪問で提供するサービスです。
利用者が自立した生活を送れるようにするのが目的であり、入浴の補助や排泄などの生活援助を主にしています。
施設サービス
施設サービスはいわゆる老人ホームが主なものになっており、利用者はそこで24時間体制での見守り介護を受けることが可能です。
日常生活の介助や、リハビリを通じたサービスが主なものになっています。
地域密着型サービス
地域密着型サービスは、居宅サービスと施設サービスの中間的なものです。
それぞれのサービスを兼ね備えており、定期巡回・随時対応としての居宅訪問や認知症の高齢者に対してもケアを行っていきます。
趣味娯楽分野
高齢者の趣味や娯楽と聞くと、ゲートボールを最初に思い浮かべるかもしれません。
もちろんそれも含みますが、最近では園芸や俳句・料理に関するサービスも需要が増しています。趣味・娯楽の一つとして、なかにはゲームセンターを利用する高齢者も増えているそうです。
いずれにしても、趣味や娯楽に触れることで脳の活性化や交流の場になるといった効果があります。
高齢者が生き生きと生活していくためにも、欠かせない分野のサービスです。
飲食分野
飲食分野は、高齢者向けサービスとして大きな注目を集めています。
最近では、何かと配食サービスが話題になっていますが、そのなかでも高齢者向けにお弁当を宅配するサービスの利用者が増えているそうです。
配食サービスの利用によって栄養バランスを保つことができ、毎日食事を作る負担も省けることが人気の理由。火の消し忘れによる火災リスクも抑えられるので、ご家族も安心です。さらに、高齢者向けにアレンジされたメニューを届けるだけではなく、宅配時に安否確認を行えることもニーズが高まっている要因だと言えます。
サービス分野
食事を作ることをカバーできる飲食分野と同時に、サービス分野ニーズが高まっています。
サービス分野の代表例としては家事代行。
家事代行は収入のある世帯や共働きの家庭が利用するイメージがありますが、高齢者でも利用する方が近年増えています。高齢になると難しくなってくる炊事や洗濯・掃除などをカバーできるビジネスは、これからますます伸びていくでしょう。
さらに、家事代行は幅広いプランによって柔軟な対応ができることも多く、そのあたりも人気の秘密と言えそうです。
また、家事代行サービス以外で注目されているのは訪問医療マッサージ。
これは通院が難しい高齢者をターゲットにしており、居宅に訪問し医療マッサージを施すサービスです。
訪問医療マッサージはあん摩マッサージ指圧師の資格が必要になりますが、開業だけならオーナーに資格は不要なので業界未経験者でも参入しやすいでしょう。
成功する高齢者向けビジネス選定のポイント
いくらニーズの高い高齢者向けビジネスとはいえ全てが成功するわけではなく、どんな高齢者に対してどういったビジネスを提供するかを選ぶことが大切です。
高齢者向けビジネスの選定ポイントとしては、以下の3つが挙げられます。
- ターゲットを明確にする
- 馴染みのある商材を扱う
- 働き手の確保
この3つを理解してビジネスを選んでみてください。
ターゲットを明確にする
これは高齢者ビジネスのみではなくビジネス全体の基本ですが、まずはターゲットを明確化することが必要です。
特に高齢者の場合はさまざまなニーズを持っている方がおり、高齢者によって求めるものは多種多様になっています。
一般的に高齢者は保守的なイメージがありますが、実はそうではなくトレンドに敏感です。積極的に新しいものを取り込もうと考えている方も多く、そのようなニーズを満たす必要があります。
先ほど解説したように健康や介護に加え、日常生活全般や娯楽への需要を持っているのです。
つまり、高齢者全体としてではなく、普段の生活環境や興味・関心に及ぶ部分まで細かくターゲットを落とし込んでいく必要があります。
馴染みのある商材を扱う
上記のようにトレンドへの敏感さを持ち合わせている一方で、馴染みのある商材を好む傾向もあります。
先ほどの解説の中にあった、ゲームセンターに通う方が増えている例はまさにその象徴のようなもの。現代のトレンドとしてはスマホゲームですが、そうではなくゲームセンターを好む方がいるのです。
つまり、高齢者にとってはいわゆる「レトロなもの」の方が馴染みがあるケースもあります。
そこまでではなくても、最先端技術を駆使した新商品より長く生活に密着しているモノやサービスの方が好まれると言えるでしょう。
働き手の確保
ビジネスを行うにあたって、働き手の確保は必要不可欠です。確かに、高齢者ビジネスはニーズが多く選択肢もさまざまです。しかし、一般的には高齢者に関係する仕事は低賃金で重労働と認識されているもの。
その認識を覆すぐらいではないと、働き手の確保は難しいかもしれません。
高齢者向けビジネスの失敗例として、参入のしやすさから開業したものの、働き手の確保ができず廃業してしまうといったケースもあるくらいです。
おすすめの高齢者向けビジネス
では、どのような高齢者向けビジネスがおすすめなのでしょうか。
ここからは、どんどん需要が上がっていて展開しやすいおすすめ高齢者ビジネスを紹介します。
ターゲットが絞れて成功しやすいおすすめの高齢者ビジネスは以下の通りです。
- 運転代行・介護タクシーサービス
- パソコン・スマホ教室
- リハビリサービス
- バリアフリーサービス
高齢者ビジネスでは高齢者の中でもどのような高齢者にターゲットを絞るかにより展開しやすいビジネスが大幅に変わります。
ここではもっと詳しく解説していくのでぜひ参考にしてください。
運転代行・介護タクシーサービス
自動運転機能の需要がとても上がっていて高齢者にも利用できるのではないかと言われていますが、流石に自動運転のサービスを発明し展開していくのは難易度が高いです。
ですが車で移動したい高齢者の方に向けて、運転代行サービスや介護タクシーサービスを始めることは難しくありません。
車を運転したいけど事故が心配な高齢者や、もう自分では運転できないけど遠くまで移動したいと考えている方に向けて展開しやすいビジネスでしょう。
パソコン・スマホ教室
高齢者にパソコンやスマホを教えるビジネスもおすすめです。
パソコンやスマホをすぐに使いこなすことが難しい高齢者も多く、それが原因で必要なサービスが受けられない、人との交流に支障が出るなど高齢者のデジタルデバイド(情報格差)問題が深刻化していることから、パソコン・スマホ教室をビジネスとして始める人も増えています。
仕入れがなく固定費もそこまでかからないので、長く安定して続けやすいビジネスです。
リハビリサービス
怪我をしてしまった高齢者や、普段の健康維持に向けてリハビリのお手伝いをするサービスも人気です。
若者がジムで鍛えるように、高齢者もリハビリで鍛えたいと思う人がいるでしょう。
「リハビリ」と言うと重く感じやすい方も多いと思うので、高齢者向けのフィットネスジムなど気軽に利用できるリハビリサービスがあると良いですね。
バリアフリーサービス
さまざまなところにバリアフリーを実装するビジネスもどんどん需要が上がっています。
バリアフリーをしたいと思うのは高齢者だけでなく高齢に備える年代の方もいるので、幅広い年代をターゲットにすることが可能です。
どのようなバリアフリーが実際に使いやすいのかを研究し、施設や住宅へ提案をして施工まで行うビジネスになります。
施工会社と連携して行うビジネスも良いですね。
高齢者向けビジネスの成功事例
それでは実際に高齢者向けビジネスで成功した例をご紹介します。
ぜひ今後の参考にしてみてください。
イオンの成功例
全国に展開する大手スーパー「イオン」は、高齢者のさまざまなニーズに合わせた事業を展開し、成功を収めています。
- 運動が好きな高齢者向け…イオンモール館内にウォーキングコースを設定し、歩行距離や消費カロリーが分かる目印などを設置
- 介護が必要な高齢者向け…歯茎や舌でつぶして食べれる、かまなくても食べれる食品「トップバリュ やわらか」シリーズを販売
ほかにも、地域ごとにチラシを配布するなど、スマホやアプリを持たない高齢者にも効果的な販売促進を行っています。
株式会社ポケモンの成功例
位置情報を利用したアプリ「ポケモン GO」の普及のため、高齢者に適した訴求ポイントを考案。
アプリの特性を活かし、健康に対する意識が高い高齢者へ「遊びながら運動不足解消できること」を訴求することで、高齢者プレイヤーが激増しました。
高齢者向けに新たに商品やサービスを開発するのではなく、訴求の工夫により既存商品のさらなる普及に成功した事例の一つです。
高齢者向けビジネスで起業した経験者の成功例も参考に!
実際に、高齢者向けビジネスで起業した経験者の話を参考にするのもおすすめです。
こちらでは、フランチャイズ比較ネットが独自にインタビューをした成功例を2つご紹介します。
高齢者向けデイサービスで年商7,000万円を達成した成功例
こちらは、高齢者向けデイサービスで起業した方の成功例です。
もともと特別養護老人ホームで働いた経験を活かして独立し、現在はデイサービスを2店舗経営していらっしゃいます。
どのようなきっかけで独立し、開業から黒字化、2店舗目の開業に至ったのかお話していただきました。
高齢者向け配食サービスで年商8,000万円を達成した成功例
こちらは、高齢者向け配食サービスで起業した方の成功例です。
前職は医療機器の営業と異業種からの独立ですが、現在は2つのフランチャイズ本部と契約し年商8,000万円を達成しているとのこと。
実際にフランチャイズで高齢者向け配食ビジネスを始めて感じたメリット・デメリットや資金、収入などの話をお伺いしました。
高齢者向けビジネスの成功率を上げたいならフランチャイズがおすすめ!
高齢者向けビジネスにおいて成功率を高めるためには、フランチャイズでの開業がおすすめです。
フランチャイズは、すでに確立されたビジネスモデルとブランド力を活用できるので、個人でゼロからビジネスを立ち上げるよりもリスクが低く、成功率が高まります。
また、フランチャイズ本部からのサポートを受けることができるので、業界未経験者でもスムーズにビジネスを始めやすく、軌道にも乗せやすいです。
今回は、特におすすめの高齢者向けフランチャイズビジネスを5つご紹介します。
フランチャイズビジネス名 | 開業資金目安 | 収入目安(年収) |
---|---|---|
デイサービス | 1,000~2,000万円 | 500~1,000万円程度 |
配食・移動販売サービス | 200~500万円 ※配食サービスの場合 |
400~500万円程度 ※配食サービスの場合 |
訪問医療マッサージサービス | 100~300万円 | 450~500万円程度 |
墓石クリーニング | 30~200万円 | 700~1,000万円程度 |
遺品整理サービス | 100~200万円 | 500万円程度 |
デイサービス
デイサービスは利用者の生活をサポートし、同時に家族の介護負担を軽減するビジネス事業です。初期投資も大きく抑えられ、ケアマネージャーに現場を任せればオーナー自身が資格を持つ必要はありません。
国からの介護報酬を受給できることもあり、ほかのビジネスと比べて利益率が高いことも特徴で、初期投資の素早い回収も可能です。フランチャイズでもデイサービスを行なっている本部は多いので、独自の強みや費用などをしっかり確認して慎重にフランチャイズ本部を選ぶことが重要になります。
配食・移動販売サービス
高齢者向けの配食サービスは、調理が困難な高齢者や栄養管理が必要な方々へ毎日の食事を自宅まで届けるビジネスです。栄養バランスを考えた食事を提供するので、利用者の健康維持にも貢献できます。
フランチャイズでは、新規配食先の開拓や営業方法に関してもサポートが万全な本部が多く、営業に自信がない方でも開業しやすいです。基本的に店舗調理が不要なので、業界未経験者でも安心。毎日の食事として利用されるサービスなのでリピート率が高く、事業を継続すればするほど安定した売上につながるでしょう。
また、配食と似ている移動販売サービスも高齢者向けのフランチャイズビジネスとして注目されています。
高齢者向けの移動販売サービスは、食品や日用品を積んだ車両で高齢者が多い地域や施設などを訪問して販売するサービスです。買い物が困難な高齢者にとって非常に便利なサービスで、気軽に必要な物資を購入できる点でも需要が高まっています。
こちらも仕入先や営業先の開拓は本部がサポートしている場合が多く、経営のアドバイスまでしてもらえるので未経験者でもチャレンジしやすいです。
訪問医療マッサージサービス
高齢者向けの訪問医療マッサージサービスは、高齢者の自宅に訪問して医療マッサージを行うビジネスです。
移動が困難な高齢者にとって非常に便利なサービスで、要支援・要介護者の増加や在宅医療の推進を背景に年々需要が高まっています。
訪問医療マッサージは、オーナーが施術するのであれば「あん摩マッサージ指圧師」や「鍼灸師」といった国家資格が必要ですが、経営者として始めるのであれば有資格者を雇用すれば資格がなくでも開業可能です。
ただし、需要の高まりによって競争も激化しているので、差別化が図りやすく本部のノウハウやブランド力を活かした店舗経営ができるフランチャイズでの起業がおすすめだと言えるでしょう。
墓石クリーニングサービス
墓石クリーニングは、比較的新しいサービスのフランチャイズです。
全国の墓石の数は現状かなり多くなっており、洗浄や修復のニーズは高まっています。
それもそのはずで、高齢者の中にはお墓参りに行きたくても時間や体力の関係で行けない方も多く、そういった方に対してはこの上ないサポートとなるビジネスなのです。
加えて墓石クリーニングの技術は、石材を用いたものに広く応用できるので、今後ますます市場は拡大していくでしょう。
遺品整理サービス
最近では、遺品整理サービスに対する注目が集まっています。
遺品整理は作業としても大変ですし、何より精神的な負担が大きいものです。そうなると遺族の方が生活と並行して遺品整理を行うのはなかなか困難だと言えます。
ただ、遺品整理サービスは依頼者の心情に特に寄り添わなくてはいけません。内容としては非常にデリケートなものになるので、提供する側のホスピタリティが求められるビジネスです。
フランチャイズでは遺品整理専門の本部以外にも、遺品整理サービスを提供する便利屋フランチャイズという選択肢もあります。
高齢者向けビジネスはニーズの見極めが大事
高齢者向けビジネスは需要が高く、起業すれば今後も安定した収入が期待できます。業界未経験者でも始めやすいサービスも多く、これからも独立開業希望者が増え続けることが考えられるので、安易に高齢者向けビジネスを始めるのは非常に危険です。
高齢者向けビジネスを成功させるためにも、まずは高齢者のニーズを見極めることから始めてみましょう。高齢者がどのようなサービスや商品を必要としているのかを正確に把握してニーズに合ったサービスや商品を提供することで、成功の可能性を高めることができます。
また、確立されたビジネスモデルや本部のブランド力などを活用できるフランチャイズで起業するのもおすすめ。ゼロから独立開業するよりもリスクが低く、本部からのサポートを受けられるので経営を安定させやすくなります。
下記から高齢者向けビジネスで起業できるフランチャイズ本部の資料をまとめて請求できますので、ぜひご活用ください。
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公開日:2022年11月25日