【独立前に読む】独立はだれでもできるがだれでも成功できるわけではない

公開日:2015年11月11日

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独立とは、会社を辞めて会社の経営者になることです。

自分の理想の仕事や会社を経営して利益を出し、やりがいを感じながら仕事ができる、という理想を描いて会社を辞める人も少なくありません。しかし、独立したからといって誰もが成功するとは限りません。

独立することのメリットやデメリット、独立して成功するためには何が必要か、どのようなことを大切にしなければならないのか、などについて知っておきましょう。

目次|【独立前に読む】独立はだれでもできるがだれでも成功できるわけではない

1 独立とは

  1-1 独立とは

  1-2 独立のメリット

  1-3 独立のデメリット

2 独立の例

  2-1 成功例①

  2-2 成功例②

  2-3 失敗例

3 独立するために必要なこと

  3-1 何の仕事で独立するか

  3-2 必要な資金の内訳は?

  3-3 独立後を見据えて、気をつけるべきこと

4 まとめ

1 独立とは

会社を辞めて独立をする、とよくいいますが、独立とは具体的にどのようなことをいうのでしょうか?独立するメリットとデメリットについても解説します。

 1-1 独立とは

独立とは自分が会社の代表となり、会社を経営していくことです。ビジネスのもとで決定権を所持し、利益を出すためにさまざまな決断をする権限を持つことです。言葉の意味としても、今まで従事していた立場から離れ、ひとつの主体となって成立すること。つまり、会社から離れ自分が主体となって会社を運営していくことです。

独立することで、自分のやりたい仕事、希望の方法や手段などで自分の考える経営を実行できるため、やりがいはあるでしょう。決定権は自分にありますが、その代わり責任も負わなければならない立場になります。

 1-2 独立のメリット

独立のメリットは、自分の好きなことが好きなだけできるということです。サラリーマンでは会社の方針があり、上司がいるので、自分が違うと思ったことでも意志に反して従わなければならないことも多いです。独立すればそのストレスから開放され、自分の意志をとおすことができます。

働く場所や費用、時間も自分の考えるとおりに調整することができるといった自由も手に入ります。定年もないので、仕事をしたい年齢まで働くことも可能です。

成功すれば利益はそのまま自分の儲けになるというのも、独立の大きなメリットでしょう。

 1-3 独立のデメリット

メリットだけでなく、デメリットもあります。独立のデメリットは、保証がないので失敗すれば収入はゼロになるだけでなく、開業するために資金を使っていた場合は借金だけが残ることになります。近くで見てくれている人もいない場合があり、自分が間違った方向に向かっていたとしても、だれも指摘してくれません。経営の知識や商品・サービスなどの知識は自分で勉強していくため、苦労もあるでしょう。

サラリーマンであれば、会社に通っているだけで給与が出ますが、独立したらそれはなくなりますので、自分で稼げるだけ仕事をしなければなりません。なかには昼も夜も関係なく仕事をしなければならないこともあります。健康管理には注意が必要です。

また、最初は社会的な信用を得られず、苦労を強いられることもあるでしょう。上手く軌道に乗せられないと、そのまま廃業になってしまう場合もあります。

2 独立の例

独立をして成功するためにはどういったことが必要なのか、どうすれば成功するのか、具体例を紹介しましょう。成功例が自分にそのままあてはまるとは限りませんが、参考になるかもしれません。また、失敗例も紹介しますので、参考にしてみてください。

 2-1 成功例①

独立の成功例としては、身の丈にあった経営をすることです。飲食店においては、自分の好きな料理を作って、それを好んで食べてくれるターゲットをしぼり、固定客を増やしていく、というスタイルです。多店舗にすることもなく、目の届く範囲内で、自分の味を提供できる空間を維持していくことにこだわる、という飲食店経営は成功しています。

 2-2 成功例②

インターネットでのショップ経営は最初の資金が必要なく、手軽に始めることができる業種です。しかし、ネットショップといっても通常の店舗経営と同じことなので、売り上げとコストをしっかり見据えた経営をすることが大切です。

サイトを充実させ、見やすく分かりやすい内容にすること、購入手順も簡単で、セキュリティも万全で安心して購入できること、納品はできるだけ早く、クレームには誠意を持って対応するといった姿勢も、成功につながる大事なことでしょう。

 2-3 失敗例

独立後の失敗例として多くあげられるのが、運転資金のショートです。

開業資金は捻出したものの、その後の資金繰りについて楽観的に考えてしまい、資金が底をつき事業を続けていくことができなくなる、という状態です。

具体的には、飲食店を開業したものの、クレジットカードで支払いを済ますお客さんが予想より多く、カード会社からの入金までの間に現金が少なくなり、食材業者への支払いが遅れてしまう、といったケースです。一時的な借金から負債が増えたり、取引先との関係悪化など、多くの点で、事業にとってマイナスとなってしまいます。こうしたことを防ぐためにも、余裕を持った運転資金の確保が大切です。

3 独立するために必要なこと

独立するためには、資金や準備が必要です。また、どんな業種でどのように経営をしていくのか、といったことの計画も立てなくてはなりません。特に開業資金や売り上げ、損益といった資金繰りについては綿密なプランが必要です。また、融資などの知識も必要です。独立をするにあたり、必要なことを確認しておきましょう。

 3-1 何の仕事で独立するか

独立を何の仕事でするか、ということを考えなければなりません。勤務をしている会社で学んだ知識や技術を生かして独立をするのか、それとも会社の仕事とは全く関係のない業種で独立するのか、どちらによりメリットがあるのでしょうか?

知識や技術があれば、開業後にどのように仕事をしていけばいいのか分かっているので、スムーズに進むでしょう。会社員時代に培った人脈やコネクションなどを利用することも可能です。

一方で、会社員のときとは違った仕事がしてみたいという希望がある場合もあります。好きな仕事はやりがいもあるでしょう。ただし、独立する際には趣味や好きなことを仕事にすると、利益になりにくいといわれることもあります。しかしそれは考え方次第ともいえます。好きな仕事であれば、どんな苦労も乗り越えられるということもいえるのです。

好きでないことや得意でないことをビジネスにしても、長く続かないかもしれません。独立は何かと苦労が多いものです。好きなことをしていられるというだけでも、モチベーションにつながるのではないでしょうか。

 3-2 必要な資金の内訳は?

独立には開業資金が必要です。資金は業種や経営スタイル、規模によって大きく異なります。ネットショップなどはパソコンやインターネット環境があれば、開業するための資金はそれほど必要ありません。商品を仕入れることもなければ、ほとんど開業資金が必要ないといってもいいでしょう。

一方で飲食店経営などをする場合は、物件を取得する費用だけでも家賃の6~10か月分の支払いが必要で、さらに設備費や備品などが必要です。スタッフを集めるのであれば、求人の広告費なども考えなければなりません。このように、ある程度まとまった資金が必要になります。
ただし、飲食店でも移動販売などで販売をするのであれば、店舗が必要ないので店舗経営ほどの資金は必要ないでしょう。

このように、業種やスタイル、規模などによって、資金をどれくらい用意するかが変わってきます。

 3-3 独立後を見据えて、気をつけるべきこと

独立をしたい、と考えてすぐに退職届を出す前に、独立後のプランをある程度立てておくことが必要です。独立するには業種によっては半年~1年程度かかってしまう場合もあります。その間に収入がないのは非常に困りますから、独立する前にできるだけの準備をしておきましょう。

独立前にしておきたいのは、独立する際の情報収集です。開業資金はどれくらい必要か、必要な資格や免許はどういったものかあるかなどを確認し、在職中に取得できる資格や免許を取っておくといいでしょう。

資金については融資してもらえそうな金融機関を探したりするほか、助成金や補助金などについても情報を集め、タイミングを逃さないようにすることが大切です。自己資金を集めておくことも忘れないようにしましょう。

独立後のシミュレーションを繰り返し行い、そろえておくもの、準備が必要なもの、必要な開業資金、準備にかかる時間などを確認しておきましょう。できるだけ具体的にシミュレーションをすることが大事です。

また、家族がいる場合、家族の賛同を得られるかは非常に大切なことです。独立して成功するとは限りません。もし収入がなくなってしまったら、生活ができなくなり家族に迷惑をかけることになります。失敗した場合のことも具体的に考え、できるだけ家族を不安にさせないようにしましょう。

4 まとめ

今いる会社を離れ、自分が社長や代表として会社を動かしていくことを独立といいます。

自分で好きな場所や時間に仕事ができ、自分の意識や方針で働けるというメリットがあります。

しかし、責任はすべて自分にあるので失敗が許されないことや、社会からの信頼や実績を積んでいくことに時間がかかり、苦労するというデメリットも独立は持ち合わせています。

自分が得意なものを活かしたり、インターネットを駆使していくことが、独立を成功に繋げていくための秘訣です。

開業してからの資金繰りのことを楽観視すると、運転資金が底をついて失敗をしてしますので注意しましょう。

なんの業種で独立するのか、必要な資金はどのくらいで内訳はどうなのか、きちんとプランが練られているかをしっかり確認しましょう。失敗した場合の対策も考え、万全の準備を整える必要があります。

独立は自分1人だけの問題ではありません。家族や友人・上司などと相談しながら、自分にベストな計画をしていった人が、独立を成功させることができるのです。