大学生で副業を始めるメリットは?大学生におすすめの副業9選

最終更新日:2022年08月24日

大学生でアルバイトではなく、副業を始めようと考えている人も多いでしょう。しかし「副業をどうやって選べば良いの?」「どのようなことに気をつければ良いの?」など、いくつかの悩みもあるでしょう。

そこで本記事では、大学生で副業を始めるメリットやおすすめの副業、働く際の注意点など幅広く解説します。副業をしようと考えている大学生は、今回の内容をぜひ参考にしてください。

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目次

アルバイトと副業の違い

大学生が副業を選ぶ際のポイント

大学生におすすめの副業9選

大学生が副業をする際の注意点

大学生の副業についてまとめ

アルバイトと副業の違い

アルバイトと副業の違い

副業は、厳密に言えばアルバイトとは区別されるものです。ここでは、アルバイトと副業の違いについて、4つのトピックに分けて解説します。

会社やお店に属さず個人で稼げる

まず大きな違いとしてよく挙げられるのは、「会社やお店に属さず個人で稼げる」点です。アルバイトをする場合、目当ての会社やお店に面接を受け、採用されることによって初めて働けます。会社やお店に属することになるため、条件を満たせば社会保険への加入も可能です。

一方の副業は、会社やお店に属するのではなく、「個人で仕事を取ってくる」といった働き方です。会社特有の人間関係に煩わされることもないため、個人の力だけで稼ぎたい人におすすめでしょう。

固定給ではなく成果報酬

固定給ではなく成果報酬になっているのも、副業の大きな特徴です。アルバイトの場合、基本的には固定給(時給)になっており、どれだけの時間働いたかによって給料が決まります。つまりほかの人よりも高い生産性で働いたとしても、給料は変わりません。

しかし副業は、固定給になっているのもありますが、基本的には成果報酬です。つまり働いた時間によって報酬が決まるのではなく、「どれだけの成果物を作ったか(納品したか)」で、稼げるかどうかが変わってきます。

時間・場所・服装が自由

時間や場所、服装に縛られるかどうかも、アルバイトと副業の大きな違いです。アルバイトの場合、特定の店舗に勤める場合であれば、制服を支給される場合が多いでしょう。「シフト」が決められているため、在宅勤務の場合を除けば、時間や場所も固定です。

しかし副業であれば、時間や場所、服装に縛られずに稼げます。先ほども少し触れたように、副業は成果報酬になっている場合がほとんどなので、「納期までに自分のペースで仕事を終わらせる」といった働き方が可能です。

年齢制限が無い

年齢制限があるかどうかも、アルバイトと副業で異なります。たとえばアルバイトの場合は、「30歳以下」や「高校生不可」「学生不可」といった採用条件があるのも珍しくありません。

しかし副業であれば、基本的に年齢制限がなく、高校生でも実力次第では大きく稼げるチャンスがあります。ただし会社という後ろ盾が存在しないため、責任が全て自分に降りかかるのにも注意が必要です。高校生や大学生などの学生の場合は、無理のない範囲から始めるのが重要になります。

大学生が副業を選ぶ際のポイント

この記事を読んでいる人のなかには、「実際にどのようにして副業を選べば良いか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。ここでは、大学生が副業を選ぶ際に意識したいポイントについて、3つに分けて解説します。

就活など将来に役立つか

大学生で副業を始める際は、「就活など将来に役立つかどうか」の視点が重要です。確かに、学生のうちに大きく稼ぐのも良いですが、大学を卒業した後にも長い人生が待っています。基本的には一般企業に就職する人がほとんどでしょう。

「エンターテイメント事業の分野に進みたいから、InstagramやYouTubeなどで発信しつつ、コンテンツの作り方を学ぶ」というのは、副業を将来に役立てる典型的な例です。このように、将来に役立てるための副業を意識してみましょう。

学業と両立ができるか

学業と両立ができるかどうかも重要なポイントです。学生の本分は学問の習得であり、副業はあくまでも二次的な位置付けであるのを忘れないようにしましょう。

ありがちな失敗としては、「副業に力を入れすぎてしまい、勉強をする時間が思うように取れず、大学を留年してしまった」というケースがあります。留年してしまうと、卒業するまでに時間がかかり、学費も大きくかさむでしょう。

副業を選ぶ際は、必ず学業とのバランスを考え、無理のない範囲で始めるのが大切です。

アルバイトより効率的に稼げるか

アルバイトより効率的に稼げるかどうかも意識したいポイントになります。アルバイトではなく副業の道を選ぶ以上、基本的にはアルバイトと同等か、それ以上の収入を得たいと考える人が多いはずです。

気になる副業があれば、「報酬」と「それにかかる作業時間」を明確にし、時給(1時間でどれだけ稼げるか)に換算してみましょう。時給換算で、自分が住んでいる地域の最低賃金を下回れば、アルバイトより効率的に稼ぐのは難しくなります。

もちろん副業を積み重ねていけば、スキルが向上し、より効率的に稼げるようになる可能性もあります。時給換算は、あくまでも参考程度にしましょう。

大学生におすすめの副業9選

大学生におすすめの副業9選

ここでは、大学生におすすめの副業を、9つに分けて解説します。

1.データ入力

データ入力は、表計算などのソフトを使って、データを入力していく作業です。指定されたデータを入力するだけなので、特別なスキルが一切必要なく、手軽に始められるのが最大のメリットと言えるでしょう。

特に大学生であれば、Excelの講義を受ける機会も多いため、ある程度使いこなせる人がほとんどです。そういう意味でも、大学生にとっては参入ハードルの低い副業と言えます。スキマ時間でできる作業なので、講義の休み時間など、比較的作業を進めやすいのもポイントです。

ただし単純作業になっているのもあり、単価が低めに設定されているのがほとんどです。「コツコツと作業をするのが好き」「とにかく手軽に副業を始めてみたい」といった人に向いています。

2.Webライター

Webライターは、ブログ記事やニュース記事など、Web上の記事を執筆する仕事です。媒体やジャンルは多種多様で、どのようなメディアで働くかによって難易度が異なります。一定の文章力を身に付けられる仕事なので、「将来メディア関連の職につきたい」などの人におすすめです。

また文章スキルを高められるだけでなく、働く時間や場所を選ばず、自分のペースで働けるのもWebライターのメリットです。執筆カテゴリーにもよりますが、「恋愛」「エンターテイメント」のようなジャンルであれば、比較的気軽に始められます。

ただし副業でライティングを始める人は多く、単価の高い仕事を獲得しにくいといったデメリットもあります。「文章を書くのが好き」「将来につながるスキルが欲しい」といった方におすすめです。

3.アフィリエイト

アフィリエイトは、自分のブログ記事に広告を設置し、その成果に応じて報酬を得る副業です。まず自分のブログを開設し、さらにアフィリエイトをするために「ASPサイト」へ登録する必要があります。

アフィリエイトで稼ぐ最大のメリットは、継続的かつ大きな収益が期待できることです。集客をする仕組みさえ整えられれば、ユーザーが商品・サービスを購入し続ける限り、継続的な収益が得られます。ブログの規模が大きくなれば、より大きな報酬が期待できるでしょう。

ただし多くのコンテンツをつくる必要があり、さらに収益化まで時間がかかるなど、難易度が高いのがデメリットです。「長期的な目標を立ててそれを達成したい」「継続的かつ大きな資産を形成したい」という方に向いています。

4.プログラミング

プログラミングは、プログラマーやエンジニアとして活動する副業です。情報系の学部など、一定のプログラミングスキルを持っている学生であれば、検討する価値はあるでしょう。

基本的にはクラウドワークスやランサーズ、クラウドテックなどのサービスで案件を探します。実務経験が求められる案件も多いですが、未経験可の仕事もあるため、サービスに登録して案件を探してみるのも良いでしょう。

プログラミングは、スキルを磨けるのが最大のメリットと言えます。ただし詐欺に近いような悪徳業者も存在するため、「案件と報酬が釣り合っているかどうか」を見極める力も重要になるでしょう。「プログラミングスキルの幅を広げたい」「プログラミングを使って稼ぎたい」という方におすすめです。

5.翻訳

翻訳は、ある言語で書かれた文章・コンテンツを、ほかの言語に移しかえる副業です。もちろん「外国語→日本語」の翻訳だけでなく、「日本語→外国語」の仕事もあります。英語など、一定の外国語スキルを持っている人であれば、翻訳の仕事がやりやすいでしょう。

代表的なサイトとしては、クラウドワークスやココナラ、スマートラング翻訳通訳があります。Webライティングのような仕事と同様、時間や場所に縛られずに働けるのが大きなメリットです。また比較的まとまった金額の報酬がもらえるのも魅力でしょう。

ただし翻訳の場合、タスク量が多く、学業に影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。「英語が得意なので英語に関わる仕事をしたい」「将来のために英語(外国語)のスキルを磨いておきたい」といった方におすすめでしょう。

翻訳の副業で稼ぐ方法とは?仕事内容やメリット・デメリットを一挙紹介!

6.写真販売

写真販売は、画像素材サービスに写真を提供する副業です。画像素材として利用できそうな写真を撮影していくつかのサービスに提出、掲載後は利用者の購入額に応じて報酬が支払われます。大学生は写真撮影を趣味としている人も多いため、比較的参入しやすいのが大きなメリットです。

ただし基本的には、一眼レフカメラのような本格的なカメラで撮影する必要があります。もちろんスマホで撮影した写真も売れないことはないですが、一眼レフカメラの方がより幅広く販売できるでしょう。写真を趣味としていない場合は、初期費用がかなりかかってしまうので注意が必要です。

「普段から写真を撮るのが好き」「写真撮影を使ってお金を稼ぎたい」という人におすすめです。

7.動画編集

動画編集は、YouTubeなどに投稿する動画の編集作業を代行する副業です。YouTuber(インフルエンサー)として活動するのではなく、あくまでも裏方の仕事となります。

動画編集は、パソコンと編集ソフトがあれば始められるため、環境が揃っていれば比較的始めやすいのがメリットです。データ入力のような誰でもできる仕事と比べれば、比較的単価も高めに設定されています。アルバイト以上の金額を稼ぐのは難しくないでしょう。

ただし動画を編集するためには、パソコンにそれなりのスペックが求められます。また編集ソフトの使い方を熟知している必要があるため、ほかの仕事と比べて要求されるスキルが高い点にも注意しましょう。「YouTubeに興味がある」「動画編集で稼ぎたい」という方におすすめです。

8.note販売

note販売は、有料の情報商材を販売する副業です。「アルバイトで月収10万円の大学生が月収300万円のインフルエンサーになる方法」など、他人にはない成功体験を持っていれば、その内容を記事としてまとめて販売できます。

またノウハウでなくても、読みものとして面白ければ、売れる可能性はあります。特にTwitterやInstagramでの拡散など、いわゆる「バズる」という現象が起これば、より大きな収益を望めるでしょう。

ただし誰しも最初は無名な存在であり、記事が売れるようになるまで時間がかかる可能性もあります。「コツコツと文章を書き続けたい」「自分の特別な体験・ノウハウを販売したい」という方におすすめです。

9.インフルエンサー(Youtuber・インスタグラマー)

インフルエンサーは、YouTubeやInstagramなどのSNSで、影響力を持った人を指します。YouTubeであれば「チャンネル登録者数」、Instagramであれば「フォロワー」が多ければ多いほど、インフルエンサーとしての影響力が強まります。

インフルエンサーのメリットは、努力次第で大きな金額を稼げることです。YouTubeやInstagramなどの広告収益はもちろん、企業案件をこなせば、より高い収益を得られるようになります。年収数千万円や数億円も夢ではないでしょう。

「動画の編集や写真撮影が好き」「一発逆転で大きな金額を稼ぎたい」「人を楽しませる企画を最初から考えるのが好き」という方におすすめです。

大学生が副業をする際の注意点

大学生が副業をする際の注意点

大学生が副業をする際は、いくつかのポイントに注意する必要があります。ここではその注意点について、3つのトピックに分けて解説します。

詐欺や悪徳業者に気をつける

まずは詐欺や悪徳業者に気をつけましょう。たとえば、稼ぎたい学生をターゲットにした、悪質商法の勧誘などがあります。このような儲け話には必ず裏があり、多大な借金を負うケースも珍しくありません。

甘い言葉での勧誘は、詐欺である可能性が非常に高いため、安易に儲け話に乗らないように気をつけましょう。あくまでもコツコツと無難に稼ぎ続けるマインドが重要です。

また仕事を進めていくうえで、悪徳業者に当たる可能性もあります。仕事量に見合っていない報酬額を提示したり、そもそも報酬を支払わなかったりと、その手口は多種多様です。特にクラウドソーシングサービスに多いため、仕事を受ける際は相手方の情報を精査しましょう。

すぐには稼げないことが多い

副業には、すぐに稼げないものも多いため、事前の心づもりが重要です。たとえばアフィリエイトは、自分のブログを育てていく必要があるため、収益を出すための下積み期間はかなり長くなります。またYouTubeのようなメディアも同様で、チャンネル登録者を増やさなければ収益を得られません。

またプログラミングやWebライターのような仕事も、経験が浅いうちは、基本的に低単価の案件を受けることになります。このように、副業は始めてすぐに稼げるようになるわけではなく、長期間にわたってスキルを積み上げていくのが重要です。

アルバイトの何倍ものお金を稼げるようになるためには、それこそ長い時間がかかるでしょう。副業で安定的な収入を得るためには、たとえ上手くいかなくても、地道に努力を続けるマインドが必要です。

税金について理解しておく

学生として本格的に副業をする場合は、税金について理解しておきましょう。副業で収入があれば、その金額によっては、「親の扶養から外れる」「確定申告の義務が生じる」などのケースがあります。

確定申告とは、個人にかかる所得税を計算し、それを申告する作業です。確定申告をしなければ、自分が納めるべき税額がわからず、結果的に「脱税」につながります。脱税は、不当に納税を免れる犯罪行為であり、罰金刑などが科される可能性があります。

一方で報酬が源泉徴収(あらかじめ一定の割合を報酬額から天引き)されていれば、確定申告で「還付金」を受け取れる可能性もあります。どちらにせよ、税金や確定申告の知識はつけておくようにしましょう。

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大学生の副業についてまとめ

今回の記事では大学生の副業について解説しました。おすすめの副業や選び方のポイントなどの情報を今一度整理し、副業選びに役立ててください。

ただし、学生の本分はあくまでも「勉学」であり、それをこなしたうえで副業をする必要があります。プライベートを犠牲にするのは必ず避け、無理のない範囲で副業をしましょう。

また副業を通じて、悪徳業者や詐欺に巻き込まれてしまうリスクもあります。甘い言葉に乗せられることなく、コツコツと地道に稼いでいくためのマインドセットが重要です。

公開日:2022年08月24日

よくある質問

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