エステサロンを開業するやり方!エステのメリットや費用をわかりやすく解説

最終更新日:2023年09月06日

本業や副業で「起業してみたい」と考える人は増えています。
その際、独立開業する業種として女性を中心に注目度が高くなっているのがエステサロンです。

この記事では、エステサロンの開業を検討している方のために、エステサロンを選ぶメリットや開業までの流れ、費用や成功のポイントなどを解説します。

エステサロンで独立・開業できるフランチャイズを探してみる

目次

エステサロンを開業するメリット

エステサロンを開業するやり方と手順

エステサロンの開業にかかる主な費用

エステサロンの開業で成功・失敗するポイント

エステサロンの開業についてまとめ

エステサロンを開業するメリット

まずは独立開業するにあたって、エステサロン経営を選択することで得られるメリットについて説明します。

特別な資格が要らない

エステサロン開業のメリットの一つは、特別な資格が必要ないことです。美容院や理容院を開業したい場合には、美容師国家試験もしくは理容師国家試験を取得しなければなりません。飲食業であれば、飲食店営業許可の取得が必須です。しかし、エステサロンを開業するための特別な資格や届出は必要ないため、比較的開業しやすいといえるでしょう。

ただし、技術や知識を備えている証明となる民間資格は存在します。例えば、日本エステティック協会であれば、専門的な知識や技術を持ち、顧客ニーズに対応する能力があるエステティシャンに与えられる資格があります。資格を取得してエステティシャンの能力の高さをアピールし、グレードの高いサロン経営を目指すのも良いでしょう。

初期費用を抑えられる

開業に必要な初期費用は業種によって違います。例えば、カフェやレストランなどの飲食店や宿泊業で開業する場合、ある程度の規模の物件が必要なので土地や物件にかかるコストが大きいといえるでしょう。一方、エステサロンは自宅の一部を改装して開業することができます。自宅の一部をサロンにすれば、初期費用の大幅な削減が可能です。

ワークライフバランスを保てやすい

エステティシャンとして企業に就職すると、会社の経営方針や営業時間に従って勤務することになります。しかし、自分で開業すればサロンのコンセプトや営業スタイル、営業時間などを自分で決められるため、ライフスタイルに合わせて働き方を変えることが可能です。ライフワークバランスをキープしながら働きやすいでしょう。

収入アップにつながりやすい

サロンに雇われて働く場合、基本的に固定給であることが一般的です。基本給は変わらないため、基本的に毎月決まった金額の収入となります。サロンによっては歩合制のケースもありますが、大幅な収入アップは見込めないでしょう。一方、自分でサロンを開業すればサロンの売り上げ分だけ収入になるため、工夫や努力次第で収入アップの道が開かれます。

エステサロンを開業するやり方と手順

エステサロンを開業するやり方と手順

ここではエステサロンを開業するためのプロセスについて、順を追って説明します。

1.事業計画書を作成する

まずは事業計画書を作成し、どのようなエステサロンを運営したいのかを明確に設定します。サロンのコンセプトや経営プランを具体的に文章や数字で表しましょう。事業計画書を作成するにあたって特に定められた書き方があるわけではありません。

事業計画書には、コンセプトやビジョン、資金計画、収支計画などを盛り込みます。どのようなサロンで何をビジョンとして事業展開をしたいのかを分かりやすく具体化し、どのくらいの資金で運営し、どの程度の利益を想定しているのかなどを記入して作成します。

2.物件を探す

サロンのコンセプトが決まり、事業計画が定まったら物件探しに移ります。実際に必要となる開業資金はどのような物件を選ぶのかに影響されます。そのため、資金調達をする前に物件探しをしましょう。

エステサロンは選ぶ立地によって集客状況が変わるため収益にも直接影響します。アクセスのしやすさやエリアの環境、周辺の競合などについてもしっかりリサーチすることが大切です。

3.資金を調達する

物件が決まったら資金の確保が必要です。自己資金だけでは足りない場合、融資を受けるという選択肢があります。融資を受ける選択肢の一つとして、日本政策金融公庫を利用する方法があります。日本政策金融公庫は政府出資の金融機関でスタートアップへの融資にも積極的です。新しく事業を始める方向けに新創業融資制度を設けており、要件に該当すれば担保も保証人も免除で融資が受けられます。

また、助成金や補助金・給付金など公的支援金が利用できるケースもあります。補助金や給付金などの申請には条件があるため、対象になるかどうか確認して活用しましょう。

4.営業するための準備をする

営業活動の開始に向けて店舗作りと営業準備をします。主に必要となる準備は、内装工事、営業に必要な器具や設備の設置、インフラ整備などです。器具や設備の購入や搬入は内装工事の進行状況に沿って進めることが重要です。

水道・電気・ガスなどのインフラやインターネットや電話回線の契約は、設置までの期間を確認し、適切なタイミングで行いましょう。特に電話とインターネットの設置には数日から数ヵ月かかる場合もあるため、早めの準備を心がけてください。

エステサロンの開業にかかる主な費用

エステサロンを開業するために必要となる費用の目安について説明します。

初期費用

物件にかかる初期費用には、敷金や礼金、前家賃や仲介手数料、保証金などが挙げられます。仮に物件の家賃が10万円だとすると、物件にかかる初期費用の目安は、45~50万円程度です。なお、自宅でサロンを開業する場合、物件にかかるコストは発生しないため、内装工事費用のみとなります。

内装に必要な費用は工事の内容により差があります。主な内訳は、デザイン設計や設計監理、内装工事や外装工事などです。例えば、20坪程のエステサロンの内装工事費用の目安は100〜300万円程度になります。業者によっても大きく異なるため、実際に依頼する際は、複数の内装業者から見積もりを取って検討しましょう。

備品や機器にかかる費用

エステサロンの開業には施術内容に合わせた備品や機器が必要です。一般的に必要な備品として、施術用のベッドやイス、家具などがあります。グレードや台数、施術内容によっても費用が異なります。高価な機器を使用する場合、数百万円することもあるでしょう。そのほかにも、タオルや消毒用アルコール、コットンやペーパー類などの消耗品の費用が必要です。

広告にかかる費用

サロンを開業したら、顧客獲得のための広告や宣伝活動が必要です。広告費用を抑えられる方法として、SNSや独自のWEBサイトを無料で活用する方法があります。そのほか、数万円~数十万円程度の費用は必要ですが、地域のフリーペーパーの広告欄に掲載依頼をしたり、チラシを作成して周辺エリアに配布したりする方法があります。

エステサロンの開業で成功・失敗するポイント

エステサロンの開業で成功・失敗するポイント

エステサロンの運営を順調に進めるためには、成功につながるポイントを理解しておくことが大切です。成功につながるポイントに加えて、失敗につながるケースも紹介するので参考にしてください。

ターゲット層を明確にする

サロンがターゲットとする顧客層を明確にすることは、個人経営のエステサロンでは特に重要となるポイントです。個人でサロンを開業する場合、店舗の規模が小さいことが一般的です。対応できるお客さんの人数にも限度があるため、ターゲット層を明確に設定する必要があります。

サロンのコンセプトが不明瞭な場合、集客が思うようにできず収益につながりにくいでしょう。ターゲット層は、サロンが立地するエリアの雰囲気や特性に沿わせて設定することがポイントです。

### 競合店との差別化を図る ほかのサロンには負けない強みをアピールすることが競合店との差別化に繋がります。他店よりも突出している得意分野をピックアップし、自店のセールスポイントとしてアピールすることがポイントです。サロンの特徴や魅力を訴求しましょう。 ただし、競合店との差別化を図るために低価格競争に巻き込まれてしまうと失敗の原因になります。たとえ集客ができても収益には結びつかないリスクがあるため注意しましょう。 ### フランチャイズを活用する フランチャイズに加盟すると、物件選びからサロンのメニュー開発や仕入れ先、経営などについてもさまざまなアドバイスを受けられます。未経験でエステサロンを開業する不安やリスクを抑えられるでしょう。フランチャイズで開業する場合、場合によっては個人で開業するよりも融資を調達しやすいことがあります。 ## エステサロンの開業ができるフランチャイズ3選 エステサロンで起業できるフランチャイズ本部を3社ご紹介します。 ### 1.ゴールドラッシュ シミとニキビに注目したエステサロンを展開するフランチャイズ本部です。通常プランが150万円と、一般的なエステサロンより低資金で開業できる点が大きな魅力。空き物件の活用や間借り運営などによりコストも抑えることで、高収益を目指せます。

ゴールドラッシュの資料をもらう

2.フランチャイズ 米ぬか酵素浴サロンBran Room

注目のサービス「酵素浴」で、エステサロンを展開するフランチャイズ本部です。高所得層をターゲットとしたビジネスのため、高単価&高収益が見込めます。また、チケット制ではなく会員制にすることで、毎月収入が安定する仕組みを構築しています。

3.美脚美尻の引締め整体「ラクヤセ」

無人ダイエットサロンを展開するフランチャイズ本部です。ほかの整体やエステ経営の利益率35%以下に対し、『ラクヤセ』は65%と高水準。無人経営が可能なため、人件費を大幅に抑えることができます。

エステサロンの開業についてまとめ

エステサロンの開業は、特別な資格取得の必要がなく、初期費用も比較的低めに抑えられます。自宅でサロンを開業する場合は、さらに資金を抑えての開業が可能です。開業や経営のノウハウのアドバイスを受けたい場合は、フランチャイズでの開業を目指してみるのもおすすめです。

エステサロンで独立・開業できるフランチャイズを探してみる

公開日:2022年11月25日

よくある質問

Q エステサロンの開業をしたいのですが、資格は必要ですか。 回答を見る
Q エステサロン開業で、開業資金を少なくするコツを教えてください。 回答を見る