フランチャイズの意味を知る!本部と加盟店の役割りの違いとは?

最終更新日:2020年03月31日

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『フランチャイズ』と聞いて、こんなことを思ったことは、ありませんか?

「聞いたことはあるが、何だかよくわからない。」

フランチャイズの意味は、専門的でわかりづらい部分が多くあります。

なるべくわかりやすく、フランチャイズの意味と、具体的なブランドの例、本部と加盟店の役割りについてご紹介します。

フランチャイズビジネスとは、フランチャイズ本部と加盟店の双方にとってメリットのあるビジネス手法なのです。

それでは、参りましょう!

目次

1. フランチャイズの意味を知るためのキーワード       2. フランチャイズ加盟店と本部の仕事内容     3. まとめ

1. フランチャイズの意味を知るためのキーワード

フランチャイズの意味を知るために、知っておきたいキーワードがあります。
まずは下の8つのキーワードと簡単な説明とイメージしやすいように例を挙げます。

①フランチャイズチェーン:FCの正式名称。Franchise Chain のこと。

②フランチャイザー:権利、商標、ノウハウなどを提供する側。フランチャイズ本部のこと。

(例)「ローソン」

③フランチャイジー:権利、商標、ノウハウを受ける側。フランチャイズ加盟店のこと。

(例)脱サラして、「ローソン」を開店したお父さん

④フランチャイズパッケージ:フランチャイズ本部が提供する、商標、権利、ノウハウなど仕組全体のこと。

(例)「ローソン」という名前、ブランドロゴ、流通、からあげクンのキャンペーンなど

⑤ロイヤリティー:加盟店が本部の商標、商品、ノウハウを利用する際に支払うお金のこと。
(例)フランチャイズ加盟店が月間1000万円の売上を上げて、10%の100万円を本部に支払った。

⑥ボランタリー・チェーン:独立した小売店が、同じ目的の仲間と連携・組織化した団体のこと。本部と加盟店の一対一の関係であるフランチャイズに対し、加盟店同士の横のつながりがあるのが特徴。

(例)「ヤマザキショップ」

⑦直営店:チェーン運営をしているが、本部直轄で運営をしている店舗。

(例) 「スターバックス・コーヒー」は全て直営店。「ドミノビザ」は直営店とフランチャイズ店舗が混在してます。

⑧チェーン展開:外観などに統一性を持たせた、複数店舗の集まりのこと。

(例)フランチャイズチェーン展開、直営チェーン展開など)

それでは、ここからもう少し詳細を説明いたします。

1-1. そもそもフランチャイズの意味とは?

フランチャイズとは、役割を分担して、お互いの強みを活かし合うビジネス手法です。

フランチャイズ本部の役割は、売上が上がる土台をつくること。

商品開発、オペレーションマニュアルの作成・改善、認知拡大など、そのブランドの価値を高め、サービスを改善していくことが仕事です。

一方、加盟店の役割は、その土台の上で、店舗の売上を最大化させること。

マニュアルに即した店舗運営、地域に愛される店舗づくり、スタッフの採用・育成などにより、その店舗の売上アップに専念することが仕事です。

フランチャイズ本部と加盟店は、お互いに独立した事業者となります。

独立開業を検討する個人にとっては、未経験からでも事業を始められるチャンスとして。

新規事業、事業の多角化を目指す法人にとっては、会社資産の有効活用、事業領域の拡大の一手段として。

フランチャイズの活用の仕方は、それぞれです。

フランチャイズ本部は、看板となるブランドの使用権・運営ノウハウを加盟店に提供し、加盟店は、その対価として加盟金とロイヤリティを本部へ支払います。

すでに確立された成功例のあるビジネスモデルを活用できるので、成功率は約7割と高くなっています。(ゼロからの独立の場合は、約3割。 ※出展:丸山忠 著「それでもフランチャイズを選びなさい」)

1-2. フランチャイズで代表的な業種

多くの業種で採用されているフランチャイズ展開の代表的な業種として飲食業、小売料、サービス業があります。

■飲食業

居酒屋、カフェ、ファーストフードが代表的です。どこの街に行ってもよく見かける飲食チェーン店の多くは、フランチャイズ方式の店舗拡大を採用しています。

お客に受け入れられる味やサービスは、他のエリアに行っても成功する可能性が高いことが、飲食フランチャイズが流行る理由の一つです。

■小売業

コンビニや買取店が有名です。特にコンビニ業界は、フランチャイズの代名詞とも言える業界で、本部の成熟度が最も高く、確立されたフランチャイズパッケージがあります。

■サービス業

ハウスクリーニング、介護、学習塾などがあります。進む高齢化や、医療保険制度の変化など、外的要因をとらえたビジネスが多くあります。

1-3. 業種別フランチャイズの例

東京都内の駅を出てあたりを見回せば、たくさんのフランチャイズチェーンの看板を目にするでしょう。

国内には1,300以上のフランチャイズチェーン(ブランド)が存在し、店舗数は25万9,000店舗を超えています。※フランチャイズチェーン協会2014年度調査より

「そんなにあるの?」と思った方も、下記のフランチャイズチェーンの例をみれば、普段からよく目にしたり、利用していることに気づくでしょう。

■飲食業のフランチャイズチェーン例

・マクドナルド

・モスバーガー

・らあめん花月嵐

・ほっともっと

・ドトール

・コメダ珈琲

■小売業

・セブン-イレブン

・ローソン

・ファミリーマート

・おたからや(買取)

・大黒屋(買取)

■サービス業

・明光義塾

・トライプラス

・おそうじ本舗

など。

最も有名でイメージしやすいのが、コンビニエンスストア。「ローソン」や「セブン-イレブン」など大手コンビニチェーンは出店を引き続き拡大しています。

飲食業でもっとも有名なのは、「マクドナルド」ですね。また、学習塾では、『やる気スイッチ』でお馴染みの「スクールIE」など、多くのフランチャイズチェーンがあります。

その他にも、有名チェーンはたくさんありますので、「いつも行っているお店が、フランチャイズチェーンだった!」ということも、多くあるでしょう。

2. フランチャイズ加盟店と本部の仕事内容

フランチャイズ加盟店(フランチャイジー)と本部(フランチャイザー)の役割分担について、さらに詳しく解説します。

「それぞれ実際に何をしているの?」という視点で、それぞれの仕事内容を見てみましょう。

2-1. 加盟店(フランチャイジー)の仕事内容

加盟店の役割は、その店舗の売上を最大化させること。

そのための加盟店の一番の仕事は、繁盛店を作るべく、従業員の採用・教育を行い、地域に愛される店舗を作りあげることです。

また、独立した事業者となるため、財務・経理などの経営管理も仕事の一つです。

仕事の仕方にも様々なパターンがあります。

オーナー自身が店頭に立って運営する場合もあれば、店長を育ててお店を任せ、2店舗目、3店舗目とビジネスを拡大させる方もいます。

30店舗以上、あるいは売上額20億円以上の加盟事業者のことを、『メガフランチャイジー』と呼びます。

同一ブランドだけでなく、多業種の複数のブランドに加盟し、成功している事業者も多くあり、全国で100社以上ものメガフランチャイジーがいるといわれています。
※(出展:フランチャイズ研究会資料より

具体的な仕事内容は、各ブランド・業態によって異なりますが、基本的にはフランチャイズ本部が作成したマニュアルに沿って、店舗を運営することになります。

全国で統一したサービス品質を保てるようにノウハウ化されているので、未経験からでも店舗運営ができるのです。

2-2. 本部(フランチャイザー)の仕事内容

フランチャイズ本部の役割は、売上が上がる土台をつくること。

商品開発やサービスの向上を行い、競合他社に負けないブランドを作ることが主な仕事です。

出店計画などのブランド全体に関わる戦略はもちろん、販促のためのキャンペーン企画やブランド認知拡大のための広報活動も行います。

また、スーパーバイザー(店舗巡回指導員)が店舗を定期的に訪問し、店舗づくりや経営に関するアドバイスを行います。

近年では、アルバイトスタッフの採用も一括して行うなど、加盟店支援の役割がますます強まっています。

※加盟店へのサポート内容は、本部・プランにより異なります。

3. まとめ

以上、フランチャイズの意味、それぞれの役割について、ご紹介しました。

サービス業、小売業、飲食業と、私達の身近なお店の多くがフランチャイズ方式を採用しています。

加盟店にとっては、未経験から低リスクで新規参入できるチャンスとなり、フランチャイズ本部にとっては、サービス品質を保ったまま、ブランドの拡大ができる。

役割分担によって、双方にとってメリットのあるビジネスを展開する手法、それが、フランチャイズなのです。

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公開日:2020年03月31日