リラクゼーションサロンの開業に必要な準備とは?費用から資格まで解説
最終更新日:2024年09月20日

ストレス社会と言われる現代で、心身の癒しを提供できるリラクゼーションサロンのニーズが高まっています。「疲れた人の役に立ちたい」と、リラクゼーションサロンの開業を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、リラクゼーションサロンの開業に必要な準備や費用、サービス内容や特徴、メリット・デメリットなど、開業前に知っておきたい情報をまとめました。
「未経験者でも開業できる」「儲かる?年収はどのくらい?」など、リラクゼーションサロンの開業でよくある疑問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
リラクゼーションサロンの開業に必要な準備3選
まずはじめに、リラクゼーションサロンの開業に必要な主な準備を3つご紹介します。
リラクゼーションサロンの開業準備 1.店舗
リラクゼーションサロンの開業は店舗なしでも始められますが、物件を借りるなど店舗を構えて開業するケースも多いです。
物件を借りる場合は物件取得費や内装工事費などが必要になりますが、居抜き物件や自宅で開業する場合には費用を抑えることが可能です。
特に自宅で開業する場合は費用を抑えられる反面、お店が認知されにくいなどのデメリットもあるので、十分に理解したうえで最適な方法を選ぶように心がけましょう。
リラクゼーションサロンの開業準備 2.採用・教育
リラクゼーションサロンで従業員を雇用する場合、開業前に採用・教育が発生します。
開業後の人件費にも大きく影響するため、計画的な採用が必要です。また、施術・接客におけるスキルを身につけてもらうため、十分な教育を行う必要があります。
フランチャイズの場合、本部による採用支援や研修を利用できるため、オーナーの負担を抑えて採用・教育を進められます。
リラクゼーションサロンの開業準備 3.資格や免許
リラクゼーションサロンの開業には、特別な資格・免許はいりません。
ただし、提供する施術によっては国家資格が必要な場合があり、持っていることがお店の強みになるケースもあるので、事前にどのような資格があるか確認しておくことをおすすめします。
業種 | 資格 |
---|---|
マッサージ | ・あん摩マッサージ指圧師 |
アロマテラピー | ・アロマテラピー検定 ・アロマテラピーアドバイザー ・アロマテラピーインストラクター ・アロマセラピスト |
リンパマッサージ | ・リンパケアセラピスト ・リンパドレナージュセラピスト ・リンパリファインセラピスト |
リフレクソロジー・足つぼ | ・リフレクソロジー(レギュラー/マスター/インストラクター/トップインストラクター) |
ストレッチ | ・ストレッチングトレーナー |
また、リラクゼーションサロンを開業する際には、税務署に「開業届」を提出する必要があります。
医療行為にあたるマッサージを提供する場合には、別途保健所への「施術所開設届」の提出が必要ですので注意しましょう。
リラクゼーションサロンの開業準備が不安な方は、フランチャイズに加盟する方法もおすすめです。
開業前から本部がサポートしてくれるので、個人でゼロから始めるよりスムーズに準備が進められます。
リラクゼーションサロンのフランチャイズを始めるのに必要な準備
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リラクゼーションサロンの開業に必要な費用
次に、リラクゼーションサロンの開業に必要な費用を初期費用と運営資金、売上、借入の有無に分けて紹介します。
リラクゼーションサロンの初期費用
リラクゼーションサロンの開業に必要な初期費用は、約620万円です。
この費用は、20坪ほどの店舗と仮定した金額で、あくまで目安の一つとして参考にしてください。
<初期費用の目安>
項目 | 金額 |
---|---|
物件取得費 | 200万円 |
内装工事費 | 250万円 |
什器・備品費 | 120万円 |
広告宣伝費 | 50万円 |
合計 | 620万円 |
リラクゼーションサロンの開業に必要な主な費用は、物件取得費や内装工事費、什器・備品費、広告宣伝費などで、店舗の立地や規模などによって変動します。
新規で店舗を取得する場合、壁紙・床の張替えをはじめ、電気・水道・ガスなどの設備工事も必要なため、内装工事費が高くなる傾向にあります。できるだけ内装工事費を抑えたいという方は、居抜き物件の活用を検討してみると良いでしょう。
また、リラクゼーションサロンの開業には施術用のベッドやイス、枕、カーテン、パーテーションなどの什器・備品も必要です。中古と新品のどちらで準備するのかによって費用が変わります。
リラクゼーションサロンをフランチャイズで開業する場合には、上記の費用以外に加盟金や保証金、研修費など本部への支払いが発生します。本部によってさまざまですが、加盟金や保証金が低額で設定された加盟プランを提供するなど、初期費用を抑えた開業が可能なところもあります。
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リラクゼーションサロンの運営資金
リラクゼーションサロンの開業に必要な運営資金は、1ヵ月あたり約272万円です。
売上が月間340万円ほどの店舗と仮定し、各項目を計算しています。
<運営資金の目安>
項目 | 金額 |
---|---|
人件費 | 187万円 |
賃貸料 | 34万円 |
水道光熱費 | 10.2万円 |
消耗品費 | 13.6万円 |
広告宣伝費 | 27.2万円 |
合計 | 272万円 |
主な費用として、人件費や賃貸料、水道光熱費、消耗品費、広告宣伝費などが挙げられ、店舗の規模や仕入れなどによって変動します。
リラクゼーションサロンの運営に必要な人件費の目安は、1ヵ月あたり売上の40~55%です。オーナー1人で働く場合は、人件費を抑えることができます。
賃貸料の目安は1ヵ月あたり10%程度で、店舗の立地や規模によって変動します。また、水道光熱費も1ヵ月あたり売上の2~3%くらい必要です。
タオルやシーツ、スリッパなどの消耗品費は1ヵ月あたり売上の約2~4%かかり、仕入れの内容や頻度によって大きく変わります。また、開業後も継続的な集客を得るためにチラシの配布や広告掲載なども必要で、1ヵ月あたり売上の8%くらいの広告宣伝費がかかると考えておきましょう。
フランチャイズの場合は上記のほかにロイヤリティや予約管理システム利用料など、本部への支払いが発生します。ロイヤリティに関しては売上変動制を採用している本部が多く、1ヵ月あたり売上の5%前後かかります。
リラクゼーションサロンの売上
リラクゼーションサロンの売上は、店舗の規模やベッド数などが大きく影響します。
全国に80店舗以上展開するリラクゼーションサロン『もみかる』のフランチャイズを例に挙げると、32坪でベッド数8床の店舗の1ヵ月あたりの売り上げは約313万円が目安です。
また、リラクゼーションサロンなどの運営実績が豊富なフランチャイズ本部が手掛ける『ドライヘッド専門店nap.』は、専業で店舗経営する場合の売り上げは160万円が目安となっています。
リラクゼーションサロン開業のための資金調達(融資・助成金・補助金など)
リラクゼーションサロンの開業資金は、借入によって調達することが可能です。
主に、銀行や日本政策金融公庫、自治体の補助金・助成金制度を利用する方法があります。
個人で一から開業する場合、過去の実績や返済の見通しなど審査基準が厳しめという点から、銀行からの融資はハードルが高いです。
一方、日本政策金融公庫の場合、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方向けに原則として無担保・無保証人で融資する「新規開業資金(旧:新創業融資制度)」という制度があり、実績がない、自己資金が少ないという方も融資を受けられる可能性があります。ただし、開業資金を全額融資で賄うことは難しく、開業資金の30%程度は自己資金で用意することが望ましいです。
自治体の補助金・助成金制度もハードルが低めですが、受給できるまでに時間がかかるケースもあるので、利用する際には十分な確認が必要となります。
フランチャイズの場合、資金調達からサポートをしてくれる本部もあるので、不安な方はサポートを受けながら準備をする方法を検討してみるのも良いでしょう。
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リラクゼーションサロンの開業知識(サービス内容や種類、メリット・デメリット)
ここからは、リラクゼーションサロンを開業する知識として、リラクゼーションサロンのサービス内容や種類、開業のメリット・デメリットについて解説していきます。
リラクゼーションサロンのサービス内容と種類
リラクゼーションサロンの主なサービス内容は、施術を行うことです。
オーナーとしては
- 予約管理
- 売上管理
- 集客
- 施術メニューの開発
などの業務が発生します。
また、リラクゼーションサロンは以下のような業態に分かれています。どのようなサービスを提供するのかを決めるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
マッサージ
肩や腰、足などの筋肉をもみほぐす施術方法で、筋肉の硬直を和らげることで血行が促進され、リラックス効果を得られます。リラクゼーションサロンのなかでも特に多い業態です。
アロマテラピー
植物から抽出した香り成分「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、心身の健康やリラクゼーション、ストレス解消などを促す自然療法です。
リンパマッサージ
リンパに沿って手でマッサージを行い、不要な水分や老廃物を排出する施術方法です。リンパの流れを良くすることで神経の緊張がほぐれ、リラックス効果を得られます。
リフレクソロジー・足ツボ など
リフレクソロジーは足や手などの反射区を刺激して全身の機能を整える施術、足ツボは足裏にあるツボを刺激して全身を整える施術方法です。足・手だけでなく、顔や頭など全身にマッサージを行う店舗も多いです。
ストレッチ
筋肉を引っ張って伸ばす施術方法です。筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果もあることで人気が高まり、近年専門店の出店も増加しています。
リラクゼーションサロン開業のメリット
リラクゼーションサロンを開業するメリットを3つご紹介します。
- 低リスクで開業できる
- 利益を残しやすい
- 未経験者でも始められる
低リスクで開業できる
リラクゼーションサロンを開業するメリットは、低リスクで開業できることです。
施術用のスペースとベッドなどの什器・備品を準備すれば始められるリラクゼーションサロンは、自宅の一室を使って開業できます。そのため、新規で店舗を準備しなければいけない飲食業などより物件取得費や内装工事費など、店舗にかける費用を抑えることが可能です。
また、出張型のリラクゼーションサロンの場合は店舗自体が不要になるので、さらに費用を抑えられます。
利益を残しやすい
利益を残しやすいことも、リラクゼーションサロンを開業するメリットです。
小売業のように商品の仕入れや在庫を抱える必要がなく、自宅での開業や施術スペース・設備を利用できるレンタルサロンを利用するなどすれば、運営にかかる費用を抑えることができます。
運営資金のなかで特に大きな割合を占めるのが人件費なので、人件費をうまくコントロールできればさらに利益を残すことができるでしょう。
未経験者でも始められる
未経験者でも始められることも、リラクゼーションサロンを開業するメリットです。
リラクゼーションサロンの開業には特別な資格が不要なため、資格を持っていない未経験者でもチャレンジしやすいです。
フランチャイズの場合は開業前に研修を受けることができるので、未経験者にとってのメリットが大きいと言えます。
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リラクゼーションサロン開業のデメリット
次に、リラクゼーションサロンを開業するデメリットを2つご紹介します。
- 競合が多め
- オーナーへの業務負担が大きい
競合が多め
リラクゼーションサロンを開業するデメリットは、競合が多めということです。
低リスクで開業できるリラクゼーションサロンはほかの業種と比較して開業のハードルが低いため、新規参入者も多いです。
そのため、開業したいエリアに競合がいることや、開業場所の付近に競合が出店する可能性もあります。集客や売上に大きく影響するため、競合と差別化を図るなどの工夫が必要だと言えます。
フランチャイズの場合、本部が開業エリアを事前に調査し、安定した経営が見込める立地を紹介してくれるところや本部独自の強みを持っており差別化がしやすいところもあるので、独立が初めての方でも安心です。
オーナーへの業務負担が大きい
オーナーへの業務負担が大きいことも、リラクゼーションサロンを開業するデメリットの一つです。
個人でリラクゼーションサロンを開業する場合、店舗運営に関する業務は全てオーナー自身がこなす必要があります。特にオーナーが施術者として働く場合は、対応する客数によっては手が回らなくなってしまう可能性も。
フランチャイズの場合は開業後も本部によるサポートを受けながら運営できるので、オーナーの負担を軽減することが可能です。
未経験者でもリラクゼーションサロンを開業できる?
リラクゼーションサロンを始めてみたい方のなかには、「未経験者でも開業できるの?」と不安をお持ちの方も多いでしょう。
そこでこちらでは、未経験者でもリラクゼーションサロンを開業できるのか、具体的な開業手順、気をつけたいポイントなどをご紹介します。
リラクゼーションサロンは未経験でも独立開業可能!
結論から言うと、リラクゼーションサロンは未経験でも独立開業が可能です。
リラクゼーションサロンの多くは特別な資格を必要としないので、比較的簡単に始められます。
また、自宅の一室や無店舗(出張型)での開業によって少ない資金で始められるのも、未経験者がリラクゼーションサロンを開業しやすい理由の一つです。
資格は不要だが、施術スキルや経営ノウハウの習得は必須
リラクゼーションサロンを開業するにあたって特別な資格は必要ありませんが、施術スキルや経営ノウハウの習得は必須です。
施術スキルが全くない状態で始めても顧客に高品質なサービスを提供できないので、思うように売り上げにつなげることは難しいでしょう。
また、リラクゼーションサロンの経営を軌道に乗せて安定させるには、マーケティング戦略や顧客管理、財務管理など、経営に関するノウハウも欠かせません。
未経験者でもOKだからと言って安易に開業すると失敗してしまう可能性が高まるので、必要なスキルやノウハウを身につけた上でスタートさせるようにしましょう。
フランチャイズの場合、本部が実施している研修で必要なスキルやノウハウを習得できるので、個人でゼロから始めるより開業までの期間を短縮できます。
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未経験者のサロン開業手順
では、未経験者がリラクゼーションサロンを開業する場合、どのような手順で進めれば良いのかをご紹介します。
未経験者のリラクゼーションサロン開業手順
1.事業・資金計画の作成
2.必要なスキルと知識の習得
3.資金の調達
4.物件や設備、人材など必要なものの準備
5.必要な手続きや届出
6.集客
まずは、市場調査や競合調査などを行い、事業計画と資金計画を立てます。
どのようなサービスが求められているか、競合他社の状況、そして開業予定地の需要を調査し、サービスの業態や営業形態などを決めましょう。
経費や収益予測など、お金に関する資金計画も必須です。
リラクゼーションサロンの業態や営業形態が決まったら、実現するために必要なスキルと知識を身につけます。
具体的には提供する施術のスキルや経営の知識を習得する必要があり、施術スキルは独学や専門学校、通信教育などで身につけることが可能です。
経営の知識に関しては、本を読んで独学で身につける方法やセミナーを受講する方法、経営コンサルタントにアドバイスをもらう方法などがあります。
また、リラクゼーションサロンの開業には資金が必要なので、資金計画をもとに物件や設備、宣伝などの費用を確保しましょう。資金調達の方法としては、自己資金、銀行融資、補助金・助成金などがあります。
資金調達の目処が立ったら、物件や設備、人材などリラクゼーションの開業に必要なものの準備を本格的に進めましょう。
ターゲットとなる顧客層が集まりやすい場所を選び、コンセプトに合った内装に仕上げます。
リラクゼーションの開業準備が整ったら、必要な手続きや届出を完了させましょう。
税務署に開業届を提出するだけで始められますが、業態によって異なる部分もあるので事前に確認しておくことをおすすめします。
最後に、リラクゼーションサロンの開業を認知してもらうためのプロモーション活動を行いましょう。
SNSやWebサイト、チラシなどを活用して、効果的に集客することが大切です。
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未経験者が気をつけたいサロン開業のポイント
リラクゼーションサロンの開業は未経験者でもチャレンジしやすい魅力的なビジネスですが、押さえておきたい注意点もあります。
特に未経験者が気をつけたいサロン開業のポイントは以下の通りです。
- 集客やリピーター獲得のための施策を徹底して行う
- 自宅サロンを開業する場合はリスク対策する
集客やリピーター獲得のための施策を徹底して行う
未経験者がリラクゼーションサロンの開業を成功させるためには、集客やリピーター獲得の施策を徹底することが必要不可欠です。
具体的な施策としては、SNSやWebサイトを使用したプロモーション、チラシなどのポスティング、リピーター向けの制度の導入などがあります。
たとえば、Instagramで定期的に施術風景やお客様の声を投稿することで、新規顧客の興味を引きつけることが可能です。また、リピーター獲得のためには、ポイント制度や会員制度の導入、定期的なイベント開催などが挙げられます。
自宅サロンを開業する場合はリスク対策する
未経験者が自宅サロンを開業する場合、リスク対策をしっかりと行うことが重要です。
自宅サロンは商業施設とは異なりプライバシーや安全面でのリスクが高く、集客が難しいことが理由として挙げられます。
具体的なリスク対策としては、予約者のみに住所を伝える、防犯カメラの設置、同性の顧客のみを対象とするなどがおすすめ。賠償責任保険や火災保険など、万が一のトラブルなどに対応できる保険へ加入しておくとより安心です。
また、自宅サロンは公開されている情報が実店舗より少ない傾向にあり、どのようなリラクゼーションサロンなのかが分かりづらいことから利用を躊躇されてしまうケースも珍しくありません。
未経験者となるとさらに集客の難易度が高くなってしまうので、開業前からしっかり集客について学び、自身のサロンにとって効果的な集客方法を見極めていく必要があるでしょう。
このように、未経験者だからこそ必要な準備や起こり得るリスクがありますが、フランチャイズに加盟して本部のサポートを受けることで、少しでもスムーズかつ安全にリラクゼーションサロンを開業することができます。
リラクゼーションサロン開業の成功・失敗のポイント
リラクゼーションサロン開業の成功・失敗は、以下の3つのポイントが大きく影響します。
- ブレないコンセプトと顧客ターゲット
- 人件費を抑えた店舗運営
- 他店との差別化
それぞれ具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブレないコンセプトと顧客ターゲット
リラクゼーションサロンを成功させるためにまず大事なのは、ブレないコンセプトと顧客ターゲットです。
コンセプトや顧客ターゲットに一貫性がないと、開業直後は利用してもらえたとしても継続して利用したいという魅力を感じにくくなってしまいます。
フランチャイズの場合は本部ごとでコンセプトや顧客ターゲットが決まっているため、躓くことがありません。オーナー自身も魅力に感じる、共感できるコンセプトや顧客ターゲットが設定された本部を選ぶことで、理想的なリラクゼーションサロン経営が実現できるでしょう。
人件費を抑えた店舗運営
人件費を抑えた店舗運営も、リラクゼーションサロンを成功させるためには重要なポイントです。
リラクゼーションサロンの運営で最もコストがかかるのは人件費のため、雇用する従業員数によっては大きな負担になりかねません。
特に初めて開業する場合は経営が安定するまでに時間がかかる可能性があるので、運営資金に余裕がある場合を除いて、最初はオーナー1人で開業するなどできるだけ人件費をかけない工夫が必要だと言えます。
他店との差別化
他店との差別化を図ることも、リラクゼーションサロンを成功させるために欠かせないポイントです。
リラクゼーションサロンの場合、
- 妊活・妊娠中の方に特化したサロン
- 女性・男性特有の体の悩みに特化したサロン
- 短時間で施術が可能なサロン
などで差別化を図り、成功しているケースもあります。
フランチャイズの場合、本部独自の強みを持っていたり、アドバイスをしてくれたりなど差別化が図りやすい環境が整っているので、アイデアに自信のない方でも安心です。
リラクゼーションサロンの開業経験者の話も参考に!
リラクゼーションサロンの開業に失敗したくないなら、経験者の話を参考にするのもおすすめです。
こちらは、現在リラクゼーションサロンを3店舗経営している脱サラさんのインタビュー。
資金もスキルもない、未経験者からリラクゼーションサロンの経営者になった経緯や現在の経営状況などについてお伺いしましたので、ぜひご覧ください。
リラクゼーションサロン開業前から力を入れたい集客方法について
リラクゼーションサロンを開業した人が困りやすいのは「集客方法」です。
リラクゼーションサロンが失敗したり、つまずく原因に多いのは集客がうまくできないことなので、ここで集客方法について学んでおきましょう。
リラクゼーションサロンの集客方法でおすすめなのは
- SNSを活用する
- 開業地でチラシやティッシュを配る
- 開業してすぐはクーポンを配る
- ホットペッパービューティーに掲載してもらう
- フランチャイズで開業してブランド力をもらう
などです。
アナログな方法としてはチラシやティッシュ配りがあり、開業地の近くのお客さんを呼び込むことが良いと思いますが、SNSを活用した場合、遠くのお客さんも来訪してくれる場合があります。
また、フランチャイズでリラクゼーションサロンを開業すれば、元々人気のリラクゼーションサロンの名前を活かした集客が可能です。
これらの集客方法を利用して、上手にお客さんを呼び込みましょう。
リラクゼーションサロン開業に失敗したくないならフランチャイズがおすすめ
リラクゼーションサロン開業に失敗したくない方には、フランチャイズという選択肢をおすすめします。
フランチャイズではすでに成功しているビジネスモデルを利用できるため、開業リスクを大幅に軽減することができます。さらに、経営ノウハウやマーケティングサポートも受けられるため、未経験者でも安心して開業することが可能です。
もみかる
『もみかる』は、全国に100店舗以上展開するリラクゼーションのフランチャイズ本部です。
「全身もみほぐし60分2,890円」の主力メニューをはじめ、ヘッドコースや足つぼコース、ハンドコースなど、多彩なコースで人気を集めています。
『もみかる』の最大の強みは、低資金で開業でき、未経験者でも年収750万円の高収益を実現できる独自のフランチャイズシステム。本部の確かなノウハウにより、事業継続率93%という実績を誇っています。
高い集客力や専門部署による人員確保支援など、本部サポートも万全なので、未経験者でも安心してチャレンジできるフランチャイズ本部です。
ドライヘッド専門店nap.
『ドライヘッド専門店nap.』は、頭に特化したリラクゼーションサロンを手掛けるフランチャイズ本部です。
リラクゼーションサロンなどの運営実績、フランチャイズ本部としての実績も豊富なので、安心して加盟できます。
自己資金100万円から開業でき、未経験や副業からでも始めることが可能。7~10日間の短期間の研修でセラピストとしてデビューできるので、人材確保もスムーズです。
plus10ストレッチ
『plus10ストレッチ』は、ストレッチ専門のリラクゼーションサロンを展開するフランチャイズ本部です。
健康志向の高まりに伴い、幅広い年齢層から人気を得ています。
施術や接客などに関する必要なスキルは、加盟後に習得可能。さらに、資金調達や内装工事、集客などのサポートも受けられるので、未経験者でも安心して開業することが可能です。
リラクゼーションサロンの開業に関する記事
公開日:2022年01月24日