副業はしない方がいい理由は?おすすめしない副業の特徴を解説

最終更新日:2023年03月10日

副業を始めてみたいけれど、副業しない方がいいという口コミを聞いて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?副業をする前にデメリットや大変なことを確認しておきたい人のために、副業をしない方がいい理由をお伝えします。
副業のメリット・デメリットや、おすすめしない副業の特徴を理解して、すっきりした状態で副業にチャレンジしましょう。

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目次

副業をしない方がいいと言われてる理由6選

おすすめしない副業の特徴4つ

副業のメリットとは?

副業しない方がいい理由も理解して副業にチャレンジしよう

副業をしない方がいいと言われてる理由6選

副業をしない方がいいと言われてる理由6選

2018年に副業が解禁されてから、副業希望者は右肩あがりに増えています。しかし、未だに副業を禁止にしている企業も一定数あり、「副業はしない方がいい」という声も少なくありません。

なぜ副業が禁止されているのか、副業をおすすめしない具体的な理由について6つまとめました。

1.本業がおろそかになる

副業をしない方がいい理由の1つ目は、本業がおろそかになりやすいためです。週5日働く会社員であれば、平日の朝早くか帰宅後の遅い時間帯、または土日祝などの休日を副業に充てることになります。どんな副業案件を行うかによって、副業での稼働数は変わるものの、ご自身が思っている以上に疲労がたまり、結果として本業に支障が出る場合が多いのです。

副業だから手を抜いていい、納期を守らなくて良いというわけではありません。なかには、副業案件の進捗が悪いせいで、本業の休憩時間に副業タスクを終わらせようと必死になる人もいるでしょう。

最悪の場合、本業の労働時間中に副業に従事してしまうケースもゼロではないため、本末転倒となってしまうのです。

2.労働時間の管理が煩雑になる

副業をしない方がいい理由の2つ目は、労働時間の管理に負担がかかることです。副業を業務委託ではなく、正社員や契約社員、パート・アルバイトなどの雇用契約で行っている場合(いわゆるダブルワーク)、本業と副業の労働時間は通算して管理しなくてはなりません。

規定の労働時間を超えた場合は、本業または副業の会社にて時間外手当を支払わなくてはならず、働く時間数によっては副業先でも社会保険が適用されます。基本的に、副業先での労働時間などは自己申告となるので、ご自身で法令や就業規則を理解し、管理していく手間がかかるのはデメリットといえます。

3.体力消耗し疲弊する

副業をすることで、単純に体力や気力を消耗し、疲弊してしまうのもデメリットといえます。本来、休むべき休日に仕事をするわけなので、疲れないわけがありません。

せっかくの休日に副業の予定を詰めすぎて、疲れがとれないまま本業を行うことになれば、1つ目の理由で紹介したとおり、本業でのパフォーマンスも低下してしまうでしょう。

4.トラブルに遭う可能性がある

副業者を狙った詐欺に巻き込まれたり、税金絡みのトラブルにあって無駄な労力がかかってしまったりする点も、副業をしない方がいい理由の1つです。

近年、「誰でも簡単に稼げる」「未経験でも隙間時間で売上〇〇万円」などと謳って副業希望者を騙す詐欺が増加しています。万が一トラブルにあったとき、会社員であれば、会社の上司などに相談可能ですが、副業で起きたトラブルは全て自己責任となります。

また、個人の責任で仕事先を選ぶので、納品したのに支払ってもらえなかったり、極端に安い価格で請け負ってしまったり、何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。

そのほかにも、副業にかかる税金管理や、申告、納税なども全て自己責任で対応が必要です。課税ルールを知らずに税金を払いそびれたり、節税しきれずに損したりするケースもあるため注意が必要です。

副業者を狙った詐欺や、副業の税金にまつわる基礎知識は以下の記事でもお伝えしています。

副業の詐欺に騙されないために|詐欺の見極め方や被害時の対処法とは

副業の税金はいくら?税金の種類や計算方法を解説

5.プライベート時間が減る

副業をしない方がいい理由として、プライベートの時間が減る点も無視できません。「本業で残業がなくて本当に暇なんです!」という方がどのくらいいるでしょうか。本業が全く忙しくなく、プライベートでも趣味や予定がなくてとにかく暇な人でない限り、副業でプライベート時間が削られるのは嬉しいことではないでしょう。

副業を始める際は、どのくらいの稼働時間までなら、自分の余暇が十分に確保できるのか考えなくてはなりません。

6.契約管理や確定申告が面倒

副業をしない方がいい理由の6つ目は、副業案件の契約や進捗管理、確定申告をはじめとする税金管理が面倒という点です。

副業を始めると、自分の希望条件に合った案件を探し、金額を交渉して契約を結び、決められた納期まで進捗管理を行って仕事を進めて請求書を発行するといった一通りの作業を行う手間が増えてしまいます。本業では営業が契約をとり、請求書や税務管理は事務に任せて分業制の環境で働いてる人にとって、一連の作業を全て自分が行うことは面倒に感じるかもしれません。

また、確定申告を行う際は、日々の領収書を保管して経費精算したり、所得税と住民税それぞれのルールを調べたりする必要があります。これらの作業は無給で行わなくてはならないため、デメリットに感じる人もいるでしょう。

おすすめしない副業の特徴4つ

副業をしない方がいい理由を理解した上で、それでも副業にチャレンジしたい!という人に向けて、なるべく避けた方が良い副業の特徴をまとめました。おすすめしない副業の特徴をおさえて、目的意識を持ちながら気持ちよく副業を進めていただければ幸いです。

1.低単価で誰でも可能な副業

副業の仕事を探していると、「未経験でもOK」「簡単に稼げる」「隙間時間で誰でも〇〇万円」という魅力的なキャッチコピーで募集をかけている案件が多いと気付くでしょう。これらの案件は魅力的な一方で、「誰でもできる簡単な仕事=その代わり報酬は安い」という意味にも捉えられます。そもそも、誰でも簡単にできてたくさん稼げる仕事であれば、世の中の多くの人がその仕事を本業にしているのではないでしょうか?

上辺の言葉表現に騙されず、「プライベート時間を削ってまで、安請け合いしていいのかな?」と、自問自答しながら、慎重に仕事選びをするようにしましょう。

2.専門スキルや経験が磨けない副業    

専門スキルが磨きづらい、楽すぎる副業はおすすめできません。初心者向けの副業としてアンケートモニターやポイントサイトが紹介されますが、ご自身のスキルや知識をより高めたいのであれば、わざわざやらなくても良いでしょう。決してアンケートモニターが意味ないというわけではありませんが、副業の目的が「収入アップ」「本業では身に付かないスキルを高める」といった人には、おすすめできないという意味です。

3.運営元や仕事内容が怪しい副業

運営元(仕事発注者)がどのような人か分かりづらく、仕事内容が曖昧な怪しい副業に手を出すことはおすすめできません。少ない時間でなるべく効率的に稼ぎたいという気持ちは分かりますが、先ほどご紹介したように、副業者を狙った詐欺が多発しています。

極端に稼げると謳っているもの、口コミが少なすぎる業者などは避けることが、副業トラブルに巻き込まれないポイントといえます。

副業の詐欺に関して詳しく知りたい方は次の記事も参考にしてください。
副業の詐欺に騙されないために|詐欺の見極め方や被害時の対処法とは

4.本業の競合にあたる副業

本業の競合にあたる副業は、引き受けないことをおすすめします。勤め先の就業規則に記載されていなかったとしても、基本的には競合他社で副業するのを良しとする会社は少ないでしょう。

副業先にうっかり、本業の機密事項を漏らしてしまったり、競合先に事業のヒントを与えてしまったりすると、本業の事業で損失が発生することになるため注意が必要です。そもそも会社が副業を禁止する理由としても、競合先で社員が副業をして、自社の顧客がとられたり情報が漏れたりするのを避けたいというものは多いのです。

副業のメリットとは?

副業のメリットとは?

本記事では、副業をしない方がいい理由や、おすすめしない副業の特徴など、副業の悪い側面を中心に取り上げてきました。しかし、副業そのものは決して悪いことではありませんし、副業をきっかけに多くの恩恵を受けられるのも事実です。

最後に、副業をあえて始める代表的なメリットについて3つ取り上げ、ご紹介します。

1.収入が増える

副業を行う最大のメリットは、ご自身の収入が増えることです。株式会社じげんによる「開業副業調査ラボbyフランチャイズ比較.net」の調査結果によると、副業を始めるきっかけの多くは、現職の収入への不満でした。反対に考えると、副業を行うことで収入が増え、不満や不安を減らすことができるのは大きなメリットといえます。

2.スキルアップにつながる

副業を行うことで、本業では身に付けられないスキルや知識を磨けるのもメリットでしょう。たとえば、本業でなかなか異動が難しく、やりたい業務につけない人でも、副業でその業務に携わることは可能です。もちろん案件探しや、副業案件を受注するまでの交渉は自分自身で行わなくてはなりませんが、自分次第で副業を選び、特定のスキルを高められるのは利点です。

1社にとどまらず、様々な副業先と取り引きすることで、ご自身の視野を広げていくことは副業の醍醐味といえるでしょう。

3.人間関係が広がる

副業を頑張れば、社外に人脈が広がる点もメリットといえます。過去に転職や社内異動の経験がほとんどない方にとっては、より副業での人脈づくりは利点となり得ます。本業と副業で同じようなテーマの仕事を行ったとしても、関わる人間関係が異なれば、仕事の進め方や捉え方も変わってくるものです。

様々な人とつながり、仕事へのヒントを得たり、副業がきっかけで転職先を見つける人も少なくありません。

副業しない方がいい理由も理解して副業にチャレンジしよう

今回は、副業をしない方がいい理由や、おすすめしない副業の特徴をまとめ、副業の注意すべき側面をお伝えしました。副業は基本的に自己責任となるため、本記事で紹介した内容は自分自身でしっかり受け止める必要があるでしょう。

しかし、副業にチャレンジしたからこそ得られるメリットもあるため、決してネガティブになりすぎず、しっかり情報収集しながら副業を進めてくださいね。

公開日:2022年06月22日

よくある質問

Q しない方がいい理由もふまえて副業を始めたい人におすすめの仕事はありますか? 回答を見る
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