育休中に在宅でできる副業6選!給付金はもらえる?副業の注意点も紹介

最終更新日:2024年04月25日

育休中は一時的に収入が下がるため、副業をして「少しでも生活費に充てたい」「お小遣いを稼ぎたい」と考えている方もいるでしょう。ただし、育休中に副業をする際にはいくつか注意すべきことがあります。

今回は、育休中にできる副業や注意点をご紹介します。また、育休中に副業をしても給付金をもらえるのかについても解説しているので、参考にしてください。

空いた時間にできる副業の一覧

目次

育休中に在宅でできる副業6選

育休中の副業で注意すべきこと

育休中に副業をしても育児休業給付金はもらえる?

育休中の副業についてまとめ

育休中に在宅でできる副業6選

ここでは、アンケートモニター・フリマアプリ・内職など、育休中でも在宅でできるおすすめの副業を紹介します。

1.アンケートモニター

アンケートモニターは、企業が実施するアンケートに回答するだけで報酬を得られる副業です。一般的な相場は数円から数十円程度となっています。商品モニターのように、開発中の商品を使用した後にアンケートに回答するといった内容のものであれば、数百円から数千円程度の報酬を得ることも可能です。

アンケートモニターは、市場リサーチ会社やアンケートモニターを募集している副業サイトなどから探せます。

アンケートモニターの副業に関する詳細は、こちらで解説しています。

アンケートモニターの副業とは?初心者にもおすすめな理由や注意点

2.フリマアプリ

フリマアプリを利用して自宅にある不用品やハンドメイド品を売ることで、収入を得られる副業もあります。

フリマアプリへの出品は、専用のアプリをダウンロードし、出品したい商品の画像や詳細のテキストを掲載すれば完了です。ただし、どのような商品でも売れるわけではないため、アプリ内の売れ筋の商品などをチェックしておくと良いでしょう。

空いた時間にできる副業の一覧

3.内職

内職は、自宅を作業場にしてさまざまな商品の組み立てや裁縫、シール貼りなどの軽作業をする副業です。たとえば、ビーズアクセサリーの袋詰めやストラップの紐づけ・封入、段ボールの組み立てなどの作業があります。

報酬は作業内容や完成品の個数によって異なりますが、一つあたり数円から数十円程度が一般的です。内職専門サイトやクラウドソーシングサイトなどで、自分に合った内職を探せます。

内職の副業についての詳細はこちらで解説していますので、内職に興味のある方はぜひチェックしてください。

副業でできるおすすめの内職10選!内職の探し方も解説

4.テープ起こし

テープ起こしは、セミナー・講演会・インタビュー・会議などの音声データをテキストデータに換える副業です。パソコンを持っていて、文字を打つ作業が得意な方に向いています。報酬は文字に起こす内容によって異なり、「〇分で〇円」や「時給〇円」などの形で支払われるのが一般的です。

テープ起こしの副業をしたい場合は、求人情報サイトやクラウドソーシングサイト、求人情報誌などから探せます。

5.ライティング

ライティングは、Webサイトやブログなどの記事を作成する副業です。ライティングのジャンルはさまざまな種類があるため、本業で得たスキルや特技などの知識を活かすことができます。特技やスキルがないという方でも、料理や掃除、収納など身近なものの知識を生かすことが可能です。

報酬は1記事あたりの記事単価か、1文字あたりの文字単価によって支払われるのが一般的です。ライティングの仕事は、クラウドソーシングサイトや求人情報サイトなどで探せます。

6.オンライン秘書

オンライン秘書は、在宅でできる秘書業務です。たとえば、スケジュール管理や資料作成、出張先の宿泊場所の予約、チケット購入、電話・メールの応対などがあります。オンラインで完結するため、在宅で副業が可能です。報酬は、時給制と月給制のどちらかで支払われます。

なかには、秘書検定の資格が必須の場合もあるため、応募する前に確認しておきましょう。オンライン秘書の仕事は、求人情報サイトやクラウドソーシングサイトなどで探せます。

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育休中の副業で注意すべきこと

育休中の副業で注意すべきこと

会社で副業が禁止されている場合は、トラブルに発展する恐れがあるので注意が必要です。最悪の場合、懲戒処分を受けることもあるため、育休中に副業をする場合は事前に会社へ確認しておくことをおすすめします。ここでは、育休中の副業で気を付けるべき注意点を解説します。

副業していることが会社にバレてしまったらどうなるのかについて、詳細はこちらで確認できます。

副業がバレない方法はある?会社にバレる仕組みと対処法を解説

副業OKか会社に確認する

育休中に副業をするなら、まず会社に副業をしてもいいかを確認しておくことが先決です。副業を解禁した企業は多いものの、業界や職種によっては副業を禁止しているところも少なくありません。

副業が禁止されている中で本業以外の仕事をしていることがバレれば、懲戒処分を受けるなどのトラブルを引き起こすリスクが高まります。仮に、懲戒処分を受けなかった場合でも、会社や同僚などからの信頼や信用を失う可能性もあるため、会社で副業が禁止されている場合は避けた方が良いでしょう。

副業に関するルールは就業規則に記載されているので、内容を確認してから副業をするかを決めましょう。

確定申告が必要になる場合がある

育休中に副業をして収入を得ると、確定申告が必要になる場合があります。
1月1日から12月31日までの合計所得金額が48万円から133万円(給与収入:103万円から201.6万円)の範囲であれば、育休中の方の配偶者は配偶者控除・配偶者特別控除を受けられます。ただし、確定申告の基礎控除額は48万円と定められているので、所得が48万円を超える場合は注意が必要です。

育休手当や給付金は所得とみなされないため、それ以外の副業での所得金額が48万円以下であれば、確定申告を行う必要はありません。

確定申告について、詳細はこちらで確認できます。

副業の確定申告はいくらから必要?副業時の確定申告のやり方や基本

副業のスケジュール管理に注意

育休中に副業をする場合は、スケジュール管理にも注意しなければなりません。育休中とはいえ、育児や家事をこなしながら副業をするのは大変なことです。

育児や家事をしながらではスケジュール通りにいかない場合も多いため、時間や体力に余裕のある範囲でできる副業を選ぶことが重要です。また、育休中に副業をする場合は、家族の協力が不可欠なため、事前に同意を得ておくことをおすすめします。

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育休中に副業をしても育児休業給付金はもらえる?

育休中に副業をしても育児休業給付金はもらえる?

育休手当や給付金は所得とみなされないため、育児休業給付金を受け取ることができます。ここでは、育児休業給付金の制度の特徴や、給付期間、給付金額、受給条件などを解説します。

育児休業給付金とは

育児休業給付金とは、育休を取得する社員が受け取れる給付金制度のことです。雇用保険に加入している被保険者を対象に、1歳未満の子どもを育てるために育休を取得した場合に受けられます。一般的に、育休手当と呼ばれており、育児休業給付金が正式名称です。

給付期間

育児休業給付金は、給付される期間が定められています。原則として、子どもが1歳の誕生日を迎える前々日までは給付金を受け取ることができます。ただし、特定の条件を満たしている場合は、子どもが1歳6ヵ月もしくは2歳になるまで、給付期間を延長することも可能です。給付期間が延長になる条件の例は、以下の通りです。

  • 待機児童が多いため、子どもが1歳になっても保育所に入所させられない
  • 6週間以内に出産する予定がある
  • 産後8週間を経過していない など

上記の例のように育休の延長が必要だと認められた場合は、育児休業給付金の給付期間は最大、子どもが2歳の誕生日を迎えるまで延長されます。

給付金額

育児休業給付金の給付金額は、育休が開始された期間によって異なります。給付金額は、ハローワーク(職業安定所)が発行する「雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書」を基に、以下の計算式で算出できます。

休業開始時賃金日額×支給日数×67%(もしくは50%)

休業開始から6ヵ月以内の場合は、67%で計算し、6ヵ月を超えている場合は50%で計算する必要があります。たとえば、月額20万円の給与をもらっている場合の給付金額の目安は、次の通りです。

  • 休業開始から6ヵ月以内の場合:月額13.4万円程度
  • 休業開始から6ヵ月超の場合:月額10万円程度

上述のように、育休中に会社から給与が支払われている期間が長いほど、給付金額は減る傾向にあります。

受給条件

育児休業給付金を受け取るためには、雇用保険への加入や保険料の支払いだけでなく、いくつかの受給条件を満たす必要があります。育休前と育休中のそれぞれの条件を紹介します。

【育休前】

  • 育休後に退職する予定がない
  • 育休前の2年間のうち、11日以上勤務した月が12ヵ月を超えている

【育休中】

  • 育休中の就業日数が1ヵ月のうち、10日以下である
  • 休業開始前の給与の8割を超える金額を受け取っていない

上記の条件を満たしていれば、育児休業給付金が支給されます。

本業で給与をもらう場合

育休中に本業の会社で働き、給与が支払われる場合は、給与額によって育児休業給付金が減額される可能性があります。上述したように、育休中は休業前の給与の8割を超える金額が支払われている場合、育児休業給付金は支給されません。

育児休業給付金は非課税と定められていますが、育休中に本業の会社から支払われた給与は課税対象になります。所得税を差し引いた金額が手取り額となるため、受け取れる収入額は減ってしまいます。育休中に本業の会社で働きすぎると手取り額が減るなど、損をすることもあるので注意しましょう。

副業の場合

育休中に副業をする場合は、受給条件にもある通り、1ヵ月に働く日数を10日以下に収める必要があります。10日を超えてしまう場合は、月間の労働時間が80時間を超えないように調整しましょう。

ただし、副業で得た収入額については規定がないため、月間80時間以内の条件を満たせば、いくら稼いでも育児休業給付金の支給額が減額される心配はありません。

育休中の副業についてまとめ

在宅でできる副業をすれば、育休中でも収入を得ることができます。ただし、本業の会社で副業が禁止されていないか確認しておくことが大切です。また、育児休業給付金を申請する場合は、受給条件を満たす必要があるため、上述した条件を確認しておきましょう。

ただし、月間の労働時間が80時間を超えると育児休業給付金の対象から外されてしまいます。給付金を受け取りながら副業をしたい方は、80時間以内に収まるようにスケジュールを調整することをおすすめします。

空いた時間にできる副業の一覧

公開日:2022年07月28日

よくある質問

Q 育児休業給付金はいつ指定口座に入金されますか? 回答を見る
Q 育児休業給付金を受給している間も社会保険料を納付しなければいけませんか? 回答を見る

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