副業の始め方は？始める手順とおすすめの副業一覧を紹介
最終更新日：2023年03月10日
副業は、本業と別に収入源を得ることです。本業で培ったスキルや経験を活かしたり、新しいことに挑戦したりするのも良いでしょう。今回は、副業の始め方や始める際の具体的な手順、おすすめの副業の種類などについて解説します。副業にチャレンジしたいものの、どのように始めればいいのか分からないという方はぜひご覧ください。
目次
副業の始め方とは？
副業を始める際はまず自社の就業規則を確認した上で、なぜ副業をするのか目的や目標を明確にします。副業にどのくらいの時間を割くことができるのかを決めてから、自分に合う副業を探すようにしましょう。
会社の就業規則を確認する
副業の可否は会社の就業規則で確認できます。副業は社会的に認知されてきたこともあり、社員の副業を許可する企業も増えていますが、必ずしも全ての企業が副業を解禁しているわけではありません。
自社の就業規則で副業を禁止しているにもかかわらず、副業をしていることが会社にバレれば、ペナルティを与えられる可能性もあります。就業規則を見ても、副業の可否が分からない場合は上司や人事担当者に相談しましょう。会社が副業を禁止できる理由やペナルティについてはこちらの記事をご覧ください。
なぜ副業を禁止する会社があるの？ 副業を禁止できる根拠や違反処分を解説
副業の目的・目標を決める
副業をする目的や目標を定めることで、副業に取り組みやすくなり、続けるモチベーションを保つのに役立ちます。
副業を始める際には以下のように、目的や目標を具体的に定めてみましょう。
- 目標とする収入額を定める
- 自分のスキルの棚卸しをしてできる案件を絞りこむ
- 仕事内容や単価を決める
- 目標の収入額を達成するために必要な時間を計算する
目標の収入額は実現可能なものから始め、達成できたら次の目標金額を増やしていくと、副業を挫折せずに継続しやすくなります。
副業に充てる時間をつくる
次に、目標とする収入額を稼ぐために、どのくらいの時間が必要なのかを考えます。休日にまとまった時間をつくって副業をする場合は何時間必要なのかを見極める、通勤時間などの隙間時間を活用して副業をする場合はいくら得たいのかから逆算して稼働時間を明確にするなど、目標に合わせて必要な時間を確保しましょう。
アルバイトなどの時給で働く副業を選ぶ場合は、8～13時までなどのまとまった時間が必要です。一方、成果報酬型のライターなどは副業に充てられる時間の範囲内で働けますが、納期に間に合うようにスケジュールを自分で管理する必要があります。
副業を探す
副業に充てられる時間を基に、自分に合った仕事を探し始めます。副業は、目標の収入額を達成できる仕事を選びましょう。
たとえば、手軽にお小遣い稼ぎをしたい場合は空き時間にスマホでできる副業を選び、休日などのまとまった時間を確保できる場合はクラウドソーシングサイトを利用したりするなど、副業の特徴を把握した上で目的や目標に合った副業を探すことが大切です。
目的別おすすめの副業一覧
以下では、隙間時間にサクッと稼げる副業、未経験から挑戦できる副業、スキルや経験を生かして稼げる副業、大きく稼げる可能性がある副業といった目的別のおすすめの仕事を解説します。
隙間時間にサクッと稼げる副業
隙間時間を活用してお小遣い稼ぎをしたい場合は、ポイントサイトやレシート買取アプリを利用した副業がおすすめです。
ポイントサイト
いわゆるポイ活と呼ばれているのがポイントサイトを利用した副業のことです。ポイントサイト経由でサービスを利用したりネットショッピングをしたりすることで、ポイントを貯められます。貯めたポイントは現金やギフト券などに交換できます。ただし、1ヵ月に稼げる金額は1万円を下回るケースが多く、副業で大きな金額を稼ぎたい方は不向きの副業です。
レシート買取アプリ
レシート買取アプリは、スマホアプリのカメラ機能を使ってレシートを撮影し、画像データを送信すると報酬がもらえる副業です。日常の買い物で受け取るレシートを送信するだけなので、家事・育児などの隙間時間を利用して副業ができます。ただし、レシートを送信する手間が発生する割に報酬額はレシート1枚あたり数円〜数十円程度と少なめです。
未経験から挑戦できる副業
データ入力やオンライン秘書、フードデリバリーは、スキルがない未経験者でもチャレンジできる副業です。
データ入力
データ入力はExcelなどの指定のフォーマットに、企業の売り上げデータなどをまとめる副業です。基本的なパソコン操作ができれば誰でも始められます。募集している案件が多く、安定的に仕事を見つけられます。ただし、パソコンが必須のため、スマホで手軽に副業をしたい方には向いていません。データ入力の時給の目安は、950～1,200円程度です。
データ入力の副業の詳細はこちらの記事を参考にしてください。
データ入力の副業は稼げる？仕事内容と収入やメリット・デメリットを解説
オンライン秘書
オンライン秘書は、自宅などで企業の秘書業務の一部を担う副業です。業務範囲は契約内容によって異なりますが、スケジュール調整や取引先などからのメール対応、航空券・宿泊先の手配などがあげられます。秘書の経験がなくても始められますが、メール対応やアポ取りなどのスキルが求められます。オンライン秘書の時給の目安は、1,000～1,200円程度です。
フードデリバリー
フードデリバリーは飲食店の注文品を指定場所まで配達する副業です。専用のスマホアプリに登録すれば、好きな時間に働くことができます。ただし、自転車によるデリバリーを選んだ場合は体力が必要です。フードデリバリーの報酬の目安は1件あたり300～750円前後です。
フードデリバリーで効率良く稼ぎたい場合は、デリバリーを専門とするフランチャイズ開業に挑戦してみるのも一つの方法です。
スキルや経験を生かして稼げる副業
スキルや経験を生かせる副業として、ライティングやオンライン講師、動画編集などがあります。
ライティング
専門分野のスキルや経験がある方は、ライターとして副業を始める方法もあります。ライティングは企業やWebメディアの運営者から依頼を受けて記事を書く副業です。記事の執筆はライティングスキルだけでなく、検索結果ページで上位表示させるために必要なSEOの知識も必要です。ライティングの報酬の目安は1文字あたり0.2～3円程度です。
ライターの仕事の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
ライターの副業は初心者でも稼げる？仕事の種類や収入・注意点などを解説
オンライン講師
オンライン講師はオンライン授業を行えるシステムを利用して手軽に始められる副業です。ヨガや語学、スイーツ作りなどの趣味・特技を生かしたものからWebデザイン・プログラミングなどの専門的なものまで対応できます。オンライン講師の報酬は1回あたり3,000～5,000円程度が目安です。
恋愛・結婚のアドバイスをする講師になる方法もあり、将来的にフランチャイズオーナーとして独立を視野に入れるのも良いでしょう。
動画編集
動画編集は、YouTubeなどの動画配信サイトに公開する動画を編集する副業です。仕事の範囲は不要な部分のカットやテロップの作成などが基本です。動画編集ツールの基本的な操作スキルや編集スキルは不可欠ですが、実践していくなかで習得できるので未経験者でも始められます。動画編集の報酬の目安は、1本あたり3,000～5,000円程度です。
大きく稼げる可能性がある副業
副業で大きな収入を得たい場合は、株式投資や不動産投資を選ぶのも一つの方法です。投資を成功させるためには、情報収集に惜しみなく労力を注ぐ必要があります。ただし、高額の収入を得られる可能性がある一方で、損失が発生するリスクもあるので注意が必要です。
株式投資
証券会社が運営するスマホアプリを利用した株式投資を副業にすることも可能です。一般的な株式投資に比べて、スマホアプリを使った株式投資は1株単位などの少額から投資を始められます。ただし、株価の変動によって多額の借金を抱えるリスクもあるので、投資の専門家に運用を任せられる投資信託などから始めると良いでしょう。
不動産投資
不動産投資は所有する土地・建物の売買もしくは賃貸によって、家賃収入や手数料などを得て稼ぐ副業です。管理会社に物件の管理を任せれば、本業の片手間で収入を得られます。投資額を下回るリスクは少ないものの、不動産は景気の影響を受けやすく、入居者が集まらないと安定した収入を得られません。
不動産投資とは別に、フランチャイズで不動産会社を開業し、大きな収入を得る方法もあります。
副業を始めるメリットとは
副業を始めると、生活にゆとりができ、獲得したスキルや経験を本業に生かせるなどのメリットが得られます。
収入が増えて生活にゆとりができる
副業を始めればお小遣い程度の収入から独立できるようになるまでの大きな収入を得られる可能性があり、経済的なゆとりをつくれます。副業で得た収入は、生活レベルを上げたり旅行費用などに使ったりと、さまざまな用途に利用できます。また自分の好きな仕事にチャレンジできる上に収入も得られるので、充実した生活をおくれる可能性も高いでしょう。
スキルや経験を得られる
副業を始めることで、さまざまなスキルや経験が得られます。たとえば、副業で磨いたライティングスキルやSEO対策の知識を自社のWebメディアのコンテンツ作成に生かすなど、副業で得たスキル・経験を本業で活用することも可能です。
また、未経験から始めた副業でも実践しながらスキルを身につけて、将来的にキャリアチェンジを目指すのも一つの方法です。このように、副業で得たスキルや経験はキャリアの幅を広げる力になります。
時間を有効に活用できる
副業は無駄にしていた時間を有効に活用できます。スキルアップ・経験の獲得につなげられる副業を選ぶことで、何気なく過ごしていた休日や隙間時間を収入アップのための時間に使えます。
本業が忙しく、休日はもっぱら自宅でゴロゴロと過ごすだけで終わってしまうという方や、趣味がなく休日を持て余しているという方は、手軽に始められる副業にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
副業を始める際の注意点やデメリットとは
副業を始める際は、ペナルティを受けないために所属する会社が副業を許可しているのかを確認しておくことが大切です。副業をOKとする場合でも、知らずに詐欺に加担してしまうリスクや、簡単に稼げると知って始めたものの全く稼げないケースもあるので注意しましょう。
体力・健康面に配慮が必要
本業に加えて副業をすれば働く時間が増えるため、これまで以上に体力・健康面の管理が重要になります。副業に時間をかけて体を休める時間や睡眠時間が減ると、本業に支障が出てしまうかもしれません。
副業は土日などの休日や隙間時間でできる仕事を探すなど、本業に支障が出ない範囲で行うようにしましょう。たとえば無在庫ネットショップといった、空き時間や土日を利用して副業ができるフランチャイズのオーナーになることも、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
確定申告が必要になる場合がある
副業で20万円以上の所得がある場合は、確定申告が必要です。確定申告の対象期間は毎年1月1日～12月31日までの1年間で、本業の給与所得を除き、20万円を超える所得がある場合は所得税の申告手続きをしなければなりません。確定申告の手続きを行わない場合は、追徴税などが科せられる可能性があるので注意が必要です。
確定申告に関する詳細はこちらの記事が参考になります。
副業の確定申告はいくらから必要？副業時の確定申告のやり方や基本
悪質業者・詐欺に注意
「未経験者でも簡単な作業だけで数十万円を稼げる」「たったの数時間で稼げる」などの魅力的なフレーズで人を集め、多額の教材費を支払わせるといった詐欺が横行しています。
また、クラウドソーシングサイトで仕事を探す際は、相場よりも極端に低い単価の案件を選ばないことをおすすめします。また仕事はしたものの、いつまで待っても報酬が支払われず、連絡が取れなくなるというケースも少なくありません。信頼できる副業かどうかを確認した上で仕事を選ぶようにしましょう。
副業の始め方についてまとめ
副業を始める際は、自分が所属する会社が社員の副業を許可しているかどうかを確認することが大切です。会社が副業を許可していない場合、副業をしていることがバレればペナルティを受ける恐れがあります。手軽に稼げる副業のなかには詐欺のリスクもあるので注意しましょう。
上記のような副業のデメリットや注意点への理解を深めつつ、自分に適した仕事を見つけて副業を始めてみてくださいね。
公開日：2022年09月26日
