ライターの副業は初心者でも稼げる?仕事の種類や収入・注意点などを解説

最終更新日:2022年05月26日

コロナウイルスやリモートワークの影響で副業への関心が高まるなか、副業で「ライター」を始める方が増えています。パソコン一つで今すぐにでも始められる手軽な副業のイメージがあるライターですが、具体的にどんな仕事なのか知っていますか?

この記事では、ライターの副業の仕事内容やどのくらい稼げるのかなどを紹介します。
魅力や注意すべきポイントなどにも触れているので、ライターの副業に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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目次

ライターの仕事の種類・内容

ライターの副業は稼げる?

ライターの副業を始めるメリット5つ

ライターを副業にするデメリット

ライターの副業の始め方

ライターの副業の探し方

ライターの副業で注意点すること3選

ライターの副業で稼ぎたいなら継続が大事!売り込みやすい武器を見つけよう

ライターの仕事の種類・内容

ライターの仕事の種類・内容

一口にライターと言っても仕事の内容はさまざまです。

例えばWebライターは、インターネット上の様々なメディアで記事を書く機会があります。ニュース・ゴシップ・グルメなどの記事だけでなく、時には専門的な知識が求められる法律、医学や薬学などの記事も書く仕事です。
特にグルメ記事に特化したライターはグルメライターと呼ばれ、店舗や料理人へのインタビューなども行いながらインターネット上だけでなく雑誌などでも記事を書きます。

  • Webライター
  • シナリオライター
  • コピーライター
  • ルポライター
  • トラベルライター
  • グルメライター
  • ゴーストライター

そのほかにも企業や商品をアピールするキャッチーな文言を考えるコピーライター、ドラマや映画の脚本を書くシナリオライター、時事問題などを扱うルポライターなどライターの仕事は種類が豊富です。

ライターの副業は稼げる?

ライターの副業は稼げる?

それでは実際ライターは副業でも稼ぐことができるのでしょうか。
まずライターの報酬形態としては以下のような種類があります。

  • 文字単価
  • 記事単価
  • 時給単価
  • 固定給または歩合給

ライターの副業で得る収入は、主に文字単価か記事単価のどちらかで、それぞれ「1文字いくら」「1記事いくら」で報酬が支払われます。仮に1,000文字の記事を1記事書く場合、文字単価と記事単価の報酬イメージは次の通りです。

報酬形態
文字単価 1,000文字×1円=1,000円
記事単価 1記事×1,000円=1,000円

文字単価1円で月に1,000文字しか書かなければ1,000円しか稼げませんが、1万字なら1万円、10万字なら10万円の副業収入が期待できます。

文字単価や記事単価など報酬形態問わず金額は一律ではなく、ライターの能力や実績次第です。

1文字1円で書いているライターもいれば10円、20円で書いているライターもいます。始めたばかりの頃は文字単価1円以下の仕事を受ける機会もあるでしょうが、スキルが上がるにつれて文字単価も上昇し、中級者になると3円以上の文字単価も可能です。コピーライターなら文字単価が100円や1,000円になることもあるでしょう。

ちなみに、日本を代表する某有名コピーライターは、たった6文字のコピーライティングで1,000万円も稼いだと言われています。

いずれにせよ、月収100万円を優に超えるライターも珍しくないことを考えると、ライターの副業は十分に稼げる可能性を秘めていると言って良いでしょう。

ライターの副業で稼ぐコツ

ライターの副業で稼ぐためには、次の3つが大切です。

  • 最初は好きなことから始める
  • 良好な人間関係を構築する
  • 適正な報酬相場を把握し価格交渉を怠らない

そのジャンルのライターで副業を始めるのかにもよりますが、いずれにせよ「初心者だから」「まだあまりうまくないから」と謙遜する必要はありません。慣れるまでは真摯に教えを請う姿勢はもちろん必要ですが、いつまで経っても保険をかけるようなスタイルでは単価アップが見込めず、優良なクライアントからも相手にしてもらえません。

まずは自分の好きなことや興味のあることに関連する仕事から始め、ライターの副業に慣れることが大切です。同時にクライアントとのコミュニケーションを密にして信頼関係を築き、継続的に仕事をもらえるようになれば自ずと収入は増えていくでしょう。

社会人としての基本的なマナーなどはよく守りつつも、自分自身のスキルを売り込んで適正な報酬を得ることがライターの副業で稼ぐコツです。

ライターの副業を始めるメリット5つ

ライターの副業を始めるメリット

副業を始めることで収入が増え、生活が安定したり、より豊かな生活が送れるようになったりするのもメリットですが、ライターの副業には次のようなメリットもあります。

①ライターは未経験でも始めやすい

ライターの副業には未経験者歓迎のものも多く、昨日今日始めたばかりのライターでも仕事を受けられる環境が整っています。

例えば「クラウドソーシング」は、コネも経験もない状態からでも今すぐにライターの副業を始められるのが特徴のサービスです。初心者からプロまで幅広く働き手を探しているクライアントが利用していて、どんなライターでも参加できる仕事もたくさんあります。

また、そうしたなかには「初心者を育てたい」と考えて積極的に仕事をくれるクライアントもいて、上手くマッチングできれば長期にわたってライターの副業で安定的に稼ぐことも可能です。

②ライティングスキルが身につく

ライターの副業で得られるメリットのうち、特にに大きなものがライティングスキルが身につくことでしょう。

学生時代に作文を書いたり論文を書いたりした経験は誰しもあると思いますが、この「書く」というスキルは社会人になってからも絶対に無駄になりません。ライターの仕事では書くことに加えて「伝える」ことも求められるため、続けていくうちにこれらのスキルが自然に身につきます。

本業で報告書を書いたり、プレゼンをしたりするときにも役立つでしょう。

③さまざまな知識が深まる

ライターの副業では、さまざまなジャンルの知識に触れられます。自分の好きなことや興味のあることだけに特化するにしても、自分が持っている知識だけで全てをまかなえることは多くありません。

大なり小なり新しい知識に触れる機会が得られ、それをアウトプットすることで知識が身につきやすくなります。単なる「知識」から有効な「知恵」に変えられる機会が多いのは、ライターの副業の大きなメリットです。

④ライターだと柔軟な働き方ができる

ライターの副業は、パソコンさえあれば場所も時間も関係なく働ける仕事が多く、自由なライフスタイルの中で副収入を得られます。本業が忙しいときにはライターの副業をセーブする、逆に収入が必要なときは増やすといった調整も簡単です。

唯一、納期の兼ね合いには注意が必要なので、無理なスケジュールで仕事を受けないように注意しましょう。

⑤ライターは働いた分だけ稼げる

ライターの副業は文字単価や記事単価の報酬が多く、書けば書くほど収入を得られるのがメリット。

1記事あたり1,000円の副収入が見込めるなら10記事書けば1万円になりますし、100記事書けば10万円になります。スキルアップすると1,000文字程度の記事なら30分もかからずに書き上げられることも増えてくるため、時給換算で2,000円以上稼ぐことも可能です。

さらに単価もアップすれば、短期間にしっかり稼げる可能性も十分に期待できます。

ライターを副業にするデメリット

ライターを副業にするデメリット

ライターの副業をする上でのデメリットは、主に全てを自分で管理しなければならないことに起因するものです。モチベーションを保ったりスケジュールを管理したりする必要があるので、はじめのうちは大変に感じるかもしれません。

①報酬が低い会社もある

ライターの副業を始めたばかりの頃は高単価の仕事を受けにくいこともありますが、1記事にかける時間が長くなりやすいので報酬が低くなりがちです。
ライターとしての収入は主に記事をかきあげた時に発生するため、1,000文字の記事を30分で書けば時給換算で2,000円です。しかし、2時間かかった場合は時給500円にしかなりません。

  • テーマに対する知識が足りない
  • 文章を考えるのに時間がかかる
  • タイピングに時間がかかる

など、1記事を書き上げるまでの時間が長くなる理由はいくつか考えられます。全てが足りない方もいれば、知識や文章は考えられるのにタイピングだけが遅くて時間がかかる方もいるでしょう。

ライターの副業を続けるにつれて全て解消できますが、はじめから効率良く稼げる方はそう多くないことを覚えておきましょう。

②ライターは収入が安定しない

ライターの副業で収入を安定させるには、クライアントからの継続的な仕事の受注が欠かせません。そもそもクライアントと契約できるかどうかという話はもちろんですが、仮に契約できたとしても安定して仕事をもらえるだけの信頼を勝ち取れなければ意味がありません。

クラウドソーシングには「タスク」と呼ばれる単発の仕事もたくさんありますが、タスクは誰でも自由に挑戦できる反面、確実に収入を得られる保証がないのがデメリット。また、仕事内容や報酬が良い募集はライバルも多く、勝ち抜くためには相応のアピールポイントが求められます。

さらに、優良クライアントと契約できたとしても、常に仕事をもらえるとは限りません。時期的に仕事があったりなかったりする場合もあるため、安定させるためには複数の優良クライアントの確保が必要です。

③記事の納期に追われる

なかには納期の指定がない仕事もありますが、ライターの副業で契約する仕事は基本的には納期が設定されています。

仮に本業が忙しくなってしまいライターの副業をする時間がなくなってしまったとしても、契約時に決めた納期は守るのがルールです。

あくまでもライターは副業と割り切って余裕のあるスケジュールを組めば稼ぎにくい、かといってタイトなスケジュールでは本業とのバランスを取りづらいというジレンマを抱える可能性があります。

④仕事とプライベートの境界線が曖昧になる

ライターの副業は完全在宅でできるものが多く、誰に見られているわけでもないためついついサボってしまいがち。

パソコンに向かったはいいもののゲームやネットサーフィンをしてしまったり、気分が乗らないとパソコンすら開かずに寝てしまったりとメリハリをつけることが難しいため、自制心が必要です。

ライターの副業の始め方

ライターの副業の始め方

それではライターの副業を始める前にまず仕事を受注できる状態にする準備をしましょう。
今回はライターを副業で簡単に始められる手順を紹介していきます。

副業から始められる代理店を探してみる

ブログやSNSを始める

ブログやSNSは、ライターとしてのスキルを磨いたり知識や情報を得たりする上で有効なツールです。

ブログを書くことでライティングに必要な情報収集力、ライティング力、SEOの知識などをトレーニングできます。ブログはライターとしてのスキルや実績をアピールする際に利用できたり、将来的に収入を得られるようになったりする可能性もあるのでおすすめです。

SNSは、同じようにライターをしている方やクライアントと出会える可能性があります。いずれも仕事につながる可能性があるので、積極的に活用してコミュニティを広げておくと良いでしょう。また、SNSは少ない文字数で伝えたいことを伝えるトレーニングもできます。

なるべく具体的なプランを練る

趣味や特技など、持っている資格や本業を軸に、ライターとしてすぐにでもできそうなジャンルを整理します。

ライターの副業ではさまざまなジャンルの仕事を受けられますが、まずはすぐにでも書けそうなことから始めて慣れることが大切です。

また、最終的に月いくらぐらいの副収入を目指すのかも考えておきましょう。ライターの副業を始めたばかりだと単価が安い仕事が多いので、あまり高い目標額を設定してしまうと挫折する要因になりかねません。

例えば、「初月は5,000円、次の月は1万円」という風に実現できそうな目標を立て、モチベーションを保ちながらステップアップを目指しましょう。

ライターの副業の探し方

ライターの副業の探し方

ライターの副業を探すには、クラウドソーシングやSNSがおすすめです。あらかじめ仕事内容や単価などを考えておくと効率良く探せます。

クラウドソーシングやSNSで探す

全くの未経験からライターの副業を探すのであれば、クラウドソーシングがおすすめです。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」「サグーワークス」など、大手と呼ばれるクラウドソーシングサイトがいくつかあり、それら全てに登録して仕事を探せばすぐにできそうなものが見つかるでしょう。

ほとんどのクラウドソーシングは登録や利用が無料で、そこで得た報酬から手数料が引かれる仕組みです。実際に報酬を得るまでは一切料金がかかりません。

まずは未経験者可の仕事に応募したりして、ライターという仕事に慣れましょう。

SNSでは、初心者に特化したプラットフォームなども存在します。初心者向けの優しい仕事を紹介してもらえたりアドバイスをもらえたり、将来的にも重宝するのでおすすめです。

メディアの求人に応募する

ネット上で見かけるニュースサイトやエンタメサイトなどのなかには、ライターを募集しているところも少なくありません。
「ライター募集」などと大々的に宣伝しているところもあれば一切告知していないところもありますが、もし記事を書いてみたいWebサイトがあれば問い合わせてみるのもおすすめです。

大手メディアでライターの副業をしたい場合は、ライターを養成するスクールを受講するのも選択肢の一つ。受講料などで初期費用がかさみますが、プロのライターや講師について基礎から学べるのが魅力です。
早期スキルアップを目指せる上に、スクール内で得た人脈を通じて仕事を受注できる可能性もあります。

ライターの副業で注意点すること3選

ライターの副業における注意点

ライターの副業をすぐに希望どおりの副収入を得られる方はほとんどいません。最終的に目標に到達できるかどうかを意識するようにして、いかにして継続するかを考えることが大切です。

①ある程度の期間を想定してライティングする

人によって期間は違いますが、ライターの副業を始めて数ヵ月程度は思うように稼げないのが普通です。未経験可の募集に応募してもダメだったり、せっかく契約できても単発で終わってしまったりすることも珍しくありません。本業に加えてライターの副業することが嫌になることもあるでしょう。

しかし、そのような状況がずっと続くわけではありません。もちろんライターとしてのスキルアップを目指したり簡単な依頼でもしっかりと対応するなどの地道な努力が必要ですが、早ければ数ヵ月のうちに月数万円程度の収入を得られるようになります。

②あらかじめ相場を把握して適切な価格を見極める

ライターの副業を始めた頃は、文字単価1円以下の仕事を受けることも多くなります。0.5円程度でブログ記事を書く仕事だったり、1,000円で2,000文字程度の記事を書く仕事だったりさまざまですが、いずれも「初心者だから」という前提で受けましょう。

低単価の仕事は受かる可能性が高い反面、収入にはつながりにくいのがデメリット。報酬1万円で3万字の記事を書くよりも、1,000円でも文字単価1円以上の記事を書き続けた方が後々のメリットは大きくなります。

ネット上の情報やSNSでつながった同じような方たちとのやり取りなどを参考に自分自身の位置を客観的に見極め、適切な単価を訴求しましょう。

③本業に支障がでないように配慮する

ライターの副業をする上でとくに大切なことは、本業との兼ね合いです。

ライターの副業に力を入れるあまり本業が疎かになってしまえば、収入減や昇進が遅くなる恐れもあります。そこで本来得られる収入が減ってしまったのでは本末転倒ですので、適度に折り合いをつけながらライターの副業に取り組みましょう。

また、当然ですが副業を禁止されている場合は止めておいたほうが賢明です。

ライターの副業で稼ぎたいなら継続が大事!売り込みやすい武器を見つけよう

ライターの副業で初心者がいきなり稼ぐのは簡単ではないでしょう。

特殊な資格や特技、経験や能力などがあれば可能性は十分に考えられますが、継続的にライターの副業を続けていくことが大事です。そうすることによって、特殊な資格や特技などがなくとも安定した副収入を得られるようになります。

まずは最初の一歩を上手く踏み出せるよう、どんなジャンルにライターになりたいのか、自分に備わっている武器は何かなどを整理すると良いでしょう。

副業から始められる代理店を探してみる

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公開日:2022年05月26日

よくある質問

Q ライターの副業で収入を得たら確定申告が必要ですか? 回答を見る
Q ライターの副業をするためにはパソコンが必須ですか?そのほか必要なものはありますか? 回答を見る
Q 文章を書くことが苦手だとライターの副業は難しいですか? 回答を見る